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第三章 世界に降りかかる受難
第804話
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白で統一された外観を持つ商業ギルド、冒険者ギルド横支店。
中は広く、簡単な打ち合わせが出来る席が窓際に二つ、冒険者ギルドと同じ掲示板が一つ、お客を出迎えるカウンターが正面にあった。
カウンターに立ち、ニコニコ笑顔の年齢不詳の青年。
たぶん青年だと思う、声が若いし。
「この一見ただの成金に見える職員、実は魔物です」
「俺のきらめき見るか? オリハルコンと水晶の黄金比でござるよ」
「なんだろう、この既視感」
「あからさまに怪しいです、でも警戒心を抱けないこの感じ」
『ママ?』
「うん、喋り方がイツキなんよ」
「私の主人、神薙様、友はおチビちゃんただ一人なのである」
「やっぱアカーシャ、考え直さないか?」
「まぁまぁ」
もっと近くで見ようと近寄ろうとする僕をアー君が妨害するのです、ちょっとで良いから、少しだけ。
「神薙様の下僕だと言うのもあるけれど、気になる事を言っていたから会わせたかったんだ」
すらりとした腕が伸びてきて、ふわりと僕を抱き上げた。
アカーシャ、とても良い匂いがする。
「ねぇ君、その友人の話をもう一度聞かせてくれる?」
「おチビちゃんはね、エプロンを着たリザードマンをリザママと呼んで慕っていたね」
リザママを知っているこの商人、全体的に怪しいけど誰だろう?
「おチビちゃんは売るの下手くそだったからね、代わりに私が売りさばいてウハウハよ」
怪しい商人の正体が分かった気がする。
あと誰が売るの下手くそだゴラァ。
「冒険者に触るな危険と恐れられて……ん?」
怪しげな青年がこちらを見ている。
じーーっと見て、首を傾げております。
「似ているね、生き写しでござる」
「ミミック君!!」
「そうそう私、ミミック君。このちび賢いね」
「ぐぎーー!!」
やっぱりミミック君だったーー!
こんにゃろう、やっぱり僕を小ばかにしてたな!
「僕の母様です、過去の世界から帰還したんだよ」
「…………おチビちゃん?」
「そうよ、ミミック君の隣で魔導書とか売りさばいてたのは僕ですぅ!」
「会いたかったネ! 心の友ヨ!」
「ミミックが何で人化してるんだ? かあちゃの影響強いなー」
「水晶ってもしかしてクリスタル林檎ですか? だから気配に覚えがあったんですね」
『よく見たら瞳が魔石よ』
「皮膚かと思ったら硬質な木材? 魔物なんよ、本当にこれミミックだ!」
「あーおチビちゃんがたくさんネ、助けてぇ」
媚びを売ろうとしてきたミミック君に群がるうちの子とネヴォラ。
やれやれー、もっと振り回してやれー!
「希少な鉱物たくさん、このミミック解体して売りさばくんよ」
「ヤメテー!」
「この金銀ジャラジャラでよく今まで無事だったな」
「瞳の魔石に魔力注いじゃいましょう」
『これが本当の魔眼』
絶対に勝てない戦いがそこにあった。
僕も参戦しよう。
アカーシャから降りてミミック君によじ登る。
「あひゃひゃ、くすぐったいねー!!」
「アカーシャ、あれの管理頼むな」
「分かった」
商売相手はダンジョンの魔物や訪れる冒険者、どんな危険なダンジョンにも表れるけど、必ずしもいつもいるとは限らない幻の商人として密かに有名だったらしい。
これからは定期的に商業ギルドにいるみたいなので、皆さん遊びに来てね。
中は広く、簡単な打ち合わせが出来る席が窓際に二つ、冒険者ギルドと同じ掲示板が一つ、お客を出迎えるカウンターが正面にあった。
カウンターに立ち、ニコニコ笑顔の年齢不詳の青年。
たぶん青年だと思う、声が若いし。
「この一見ただの成金に見える職員、実は魔物です」
「俺のきらめき見るか? オリハルコンと水晶の黄金比でござるよ」
「なんだろう、この既視感」
「あからさまに怪しいです、でも警戒心を抱けないこの感じ」
『ママ?』
「うん、喋り方がイツキなんよ」
「私の主人、神薙様、友はおチビちゃんただ一人なのである」
「やっぱアカーシャ、考え直さないか?」
「まぁまぁ」
もっと近くで見ようと近寄ろうとする僕をアー君が妨害するのです、ちょっとで良いから、少しだけ。
「神薙様の下僕だと言うのもあるけれど、気になる事を言っていたから会わせたかったんだ」
すらりとした腕が伸びてきて、ふわりと僕を抱き上げた。
アカーシャ、とても良い匂いがする。
「ねぇ君、その友人の話をもう一度聞かせてくれる?」
「おチビちゃんはね、エプロンを着たリザードマンをリザママと呼んで慕っていたね」
リザママを知っているこの商人、全体的に怪しいけど誰だろう?
「おチビちゃんは売るの下手くそだったからね、代わりに私が売りさばいてウハウハよ」
怪しい商人の正体が分かった気がする。
あと誰が売るの下手くそだゴラァ。
「冒険者に触るな危険と恐れられて……ん?」
怪しげな青年がこちらを見ている。
じーーっと見て、首を傾げております。
「似ているね、生き写しでござる」
「ミミック君!!」
「そうそう私、ミミック君。このちび賢いね」
「ぐぎーー!!」
やっぱりミミック君だったーー!
こんにゃろう、やっぱり僕を小ばかにしてたな!
「僕の母様です、過去の世界から帰還したんだよ」
「…………おチビちゃん?」
「そうよ、ミミック君の隣で魔導書とか売りさばいてたのは僕ですぅ!」
「会いたかったネ! 心の友ヨ!」
「ミミックが何で人化してるんだ? かあちゃの影響強いなー」
「水晶ってもしかしてクリスタル林檎ですか? だから気配に覚えがあったんですね」
『よく見たら瞳が魔石よ』
「皮膚かと思ったら硬質な木材? 魔物なんよ、本当にこれミミックだ!」
「あーおチビちゃんがたくさんネ、助けてぇ」
媚びを売ろうとしてきたミミック君に群がるうちの子とネヴォラ。
やれやれー、もっと振り回してやれー!
「希少な鉱物たくさん、このミミック解体して売りさばくんよ」
「ヤメテー!」
「この金銀ジャラジャラでよく今まで無事だったな」
「瞳の魔石に魔力注いじゃいましょう」
『これが本当の魔眼』
絶対に勝てない戦いがそこにあった。
僕も参戦しよう。
アカーシャから降りてミミック君によじ登る。
「あひゃひゃ、くすぐったいねー!!」
「アカーシャ、あれの管理頼むな」
「分かった」
商売相手はダンジョンの魔物や訪れる冒険者、どんな危険なダンジョンにも表れるけど、必ずしもいつもいるとは限らない幻の商人として密かに有名だったらしい。
これからは定期的に商業ギルドにいるみたいなので、皆さん遊びに来てね。
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