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第三章 世界に降りかかる受難
第946話
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犬も歩けば棒に当たるというけれど、僕が出歩けばイベントがやってくる。
今日も女神様の呪いが絶好調です。
「増援を呼ぶにしても、あの町じゃ戦力不足だな」
リザママが真面目に戦おうとしている。
そ、そんなっ、僕がいるのに真正面から戦おうっていうの?
「あーい、あーーい!」
「ちび、心配するな、俺が守ってやるからな」
おっとリザママが過保護モードに入って、僕の真の能力が頭から抜け落ちているようだ。
僕に任せればどーんのばーんで終わるよー。
尻尾で運搬されているこの姿じゃ説得力ないかもしれないけど!
「ひどいっ!」
「俺らを見殺しにするつもりですか!」
「優先順位あるのはわかるけど、助けてください!」
見栄もプライドもかなぐり捨てて泣きつく冒険者、木の上を移動したリザママに追いつくとはやるな!
「ちびの安全が第一に決まってるだろう」
「うぅ」
「否定しきれない」
「俺らにもっと力が――あってもあれは無理」
遺跡っぽいものを見つけて近付いたら見晴台もついていたのでそこまで移動、とりあえず脅威から距離をとったことで尻尾からは解放されました。
ふぅ、スリリングだった。
「あのサイズで突っ込まれたら森ごと潰されるな。あーもぅ! 詰め込まれすぎて名前と簡単な能力しか思い出せないっ!」
リザママはリザママだった。
詰め込み教育の結果、詳細が脳に残ってないようです。
「お前ら、あれとどういう経緯で遭遇したんだ?」
「俺らは財宝の眠る場所を発見したかもしれないから調査して欲しい、という貴族からの依頼をギルド経由で正式に依頼を受けたんです」
「依頼書もここにあります!」
「直筆のサインと血の契約、あと立ち会った両ギルドのサイン」
貴族からの依頼だからギルドがとても警戒してますね、トラブルが起こったら知らぬ存ぜぬ、何も知らない、契約した覚えがない、口止めなどなど、徹底的に潰している気配。
きっと写しも両ギルドで厳重に保管されているんだろうなぁ。
「これだけのトラブルが発生したから、あの貴族、両ギルドから慰謝料請求されるだろうなぁ」
「俺らの赤字、補填してもらえるかな」
「生きて帰れたら統括に泣きつこう」
ギルドとアー君への信頼が厚い。
僕も口添えするからね、安心してほしい。
「貴族の狙っていた宝はあったのか?」
「なかったな」
「そもそも貴族が見つけたのが財宝の隠し場所じゃなくて、あれの封印場所だった可能性があるよな」
「封印だと知っていたのか、知らなかったのか、話を聞くのは統括に丸投げ」
アー君……ただでさえ忙しいのに、このままだと次の休日に一緒に遊べない?
それはやだなー、一緒にダンジョンに遊びに行きたい。
大人が真面目に対策を練る中、こそ~っと離れます。
次にえっちゃんに認識阻害を発動してもらいます。
両手を大きく上げてー。
大きく息を吸ってなるべく大きな声で唱えましょう。
「出でよ大地に恵みをもたらす世界一キュートなドラゴン!」
実は僕も呪文を使ってみたかったんです。
今日も女神様の呪いが絶好調です。
「増援を呼ぶにしても、あの町じゃ戦力不足だな」
リザママが真面目に戦おうとしている。
そ、そんなっ、僕がいるのに真正面から戦おうっていうの?
「あーい、あーーい!」
「ちび、心配するな、俺が守ってやるからな」
おっとリザママが過保護モードに入って、僕の真の能力が頭から抜け落ちているようだ。
僕に任せればどーんのばーんで終わるよー。
尻尾で運搬されているこの姿じゃ説得力ないかもしれないけど!
「ひどいっ!」
「俺らを見殺しにするつもりですか!」
「優先順位あるのはわかるけど、助けてください!」
見栄もプライドもかなぐり捨てて泣きつく冒険者、木の上を移動したリザママに追いつくとはやるな!
「ちびの安全が第一に決まってるだろう」
「うぅ」
「否定しきれない」
「俺らにもっと力が――あってもあれは無理」
遺跡っぽいものを見つけて近付いたら見晴台もついていたのでそこまで移動、とりあえず脅威から距離をとったことで尻尾からは解放されました。
ふぅ、スリリングだった。
「あのサイズで突っ込まれたら森ごと潰されるな。あーもぅ! 詰め込まれすぎて名前と簡単な能力しか思い出せないっ!」
リザママはリザママだった。
詰め込み教育の結果、詳細が脳に残ってないようです。
「お前ら、あれとどういう経緯で遭遇したんだ?」
「俺らは財宝の眠る場所を発見したかもしれないから調査して欲しい、という貴族からの依頼をギルド経由で正式に依頼を受けたんです」
「依頼書もここにあります!」
「直筆のサインと血の契約、あと立ち会った両ギルドのサイン」
貴族からの依頼だからギルドがとても警戒してますね、トラブルが起こったら知らぬ存ぜぬ、何も知らない、契約した覚えがない、口止めなどなど、徹底的に潰している気配。
きっと写しも両ギルドで厳重に保管されているんだろうなぁ。
「これだけのトラブルが発生したから、あの貴族、両ギルドから慰謝料請求されるだろうなぁ」
「俺らの赤字、補填してもらえるかな」
「生きて帰れたら統括に泣きつこう」
ギルドとアー君への信頼が厚い。
僕も口添えするからね、安心してほしい。
「貴族の狙っていた宝はあったのか?」
「なかったな」
「そもそも貴族が見つけたのが財宝の隠し場所じゃなくて、あれの封印場所だった可能性があるよな」
「封印だと知っていたのか、知らなかったのか、話を聞くのは統括に丸投げ」
アー君……ただでさえ忙しいのに、このままだと次の休日に一緒に遊べない?
それはやだなー、一緒にダンジョンに遊びに行きたい。
大人が真面目に対策を練る中、こそ~っと離れます。
次にえっちゃんに認識阻害を発動してもらいます。
両手を大きく上げてー。
大きく息を吸ってなるべく大きな声で唱えましょう。
「出でよ大地に恵みをもたらす世界一キュートなドラゴン!」
実は僕も呪文を使ってみたかったんです。
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