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第四章 新たな使命は特にない
第1022話
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イネスフィギュアは幾つか種類がある。
一つは会員制のお店にいけばファン特権で購入できるタイプ。
お値段は素材次第、下は木彫りから上はオリハルコンまであるらしい。
我が家では刀雲が一度入手しようとしたところ、イネス本人からプレゼントされていました。
今は僕の部屋に飾られているし、気のせいかたまにポーズが変わっている。
素材は教えてもらえなかった。
二つ目は、今回のように非売品で作られるフィギュア。
素材は黄金林檎。
家宝にしても良いし、本当に困ったり追い詰められた時に教会に持っていけば、それを対価に助けてもらえるかもしれないという、お守り的な扱いです。
お金に困った場合はオークション、人生に困った場合は教会かなぁ。
そして三つ目。非売品の中でも特殊すぎるのが、クリスタル林檎で作られたイネスフィギュアである。
これはショタ守護神によってショタを保護する魔法が付与されており、ショタを虐げようとした人間が謎の失踪を遂げたり、消滅したりするという、物騒なお話が絶えない曰くつきの逸品です。
子供に優しくしていれば無害だから……。
そんな特殊フィギュアを手に入れるため、綺麗な領主が魔法で山小屋を作りました。
どうやら彼は土属性らしく、そのせいで人からバカにされて性格が捻くれてどうのこうのあって、イネスに人生というか人格を変えられて今に至るらしい。
あるある。よくある。
山小屋と言っても、外観は三角屋根に窓ガラス、白を基調とした二階建て。
床は綺麗に磨かれたフローリング、暖炉に魔法オーブン、書斎スペースに音楽室まで完備。
……イネスフィギュアを手に入れるために本気だした感が凄い。
使用目的は孤児に文字を教えるため、イメージは屋根があればいい程度の寺小屋ぐらいだったんだけどなー。
貴族の本気を舐めていた。
いや、この場合は貴族関係ないな、イネス信者の本気か。
「領主すげー」
「廃墟がばーんで、新しい小屋がどーんしてましたねー」
『土属性が覚醒したのよ』
選ばれたのは廃寺跡。
人を使って数日かけて整備するかと思ったら、領主さんが一気にやっちゃいました。
人間の執念って凄いなぁ。
「アカーシャ、教師はどうするんだ?」
「領主の伝手を使います」
「喜んで!!」
だからフィギュア下さいと顔に書いてあります。
こうして孤児の拒否も何のその、一つの領地に小さな?学校が誕生した。
さすがに本は魔法ではどうにもならないので、その辺は商業ギルドがどうにかするのかと思ったら、すでに書斎にはシヴァさんがいて、児童向けの本を詰め込んでいる最中だった。
仕事早いですね。
「子供に鞭をふるうような教師は却下ですよ」
「承知しました!!」
シヴァさんを見てハッとしたイネスが、慌てて領主に教師について注文を追加している。
うん、鞭を使ってもおかしくない世界観だけど、本当に使ったらせっかく作った学校が消滅しちゃうね。
「涼ちゃん、この床ツルツルです」
「ツルツルに見えるだけで、ひよこ豆素材のフローリングだから大丈夫」
『ひよこ豆の進化が留まることを知らないのよ』
フローリングはまさかの涼玉仕様だった。
ひよこ豆は進化するよどこまでも。
さっそく滑ろうとして走り出した少年が、本当に滑らなくて、ちょっとがっかりしているのを僕は見た。
一つは会員制のお店にいけばファン特権で購入できるタイプ。
お値段は素材次第、下は木彫りから上はオリハルコンまであるらしい。
我が家では刀雲が一度入手しようとしたところ、イネス本人からプレゼントされていました。
今は僕の部屋に飾られているし、気のせいかたまにポーズが変わっている。
素材は教えてもらえなかった。
二つ目は、今回のように非売品で作られるフィギュア。
素材は黄金林檎。
家宝にしても良いし、本当に困ったり追い詰められた時に教会に持っていけば、それを対価に助けてもらえるかもしれないという、お守り的な扱いです。
お金に困った場合はオークション、人生に困った場合は教会かなぁ。
そして三つ目。非売品の中でも特殊すぎるのが、クリスタル林檎で作られたイネスフィギュアである。
これはショタ守護神によってショタを保護する魔法が付与されており、ショタを虐げようとした人間が謎の失踪を遂げたり、消滅したりするという、物騒なお話が絶えない曰くつきの逸品です。
子供に優しくしていれば無害だから……。
そんな特殊フィギュアを手に入れるため、綺麗な領主が魔法で山小屋を作りました。
どうやら彼は土属性らしく、そのせいで人からバカにされて性格が捻くれてどうのこうのあって、イネスに人生というか人格を変えられて今に至るらしい。
あるある。よくある。
山小屋と言っても、外観は三角屋根に窓ガラス、白を基調とした二階建て。
床は綺麗に磨かれたフローリング、暖炉に魔法オーブン、書斎スペースに音楽室まで完備。
……イネスフィギュアを手に入れるために本気だした感が凄い。
使用目的は孤児に文字を教えるため、イメージは屋根があればいい程度の寺小屋ぐらいだったんだけどなー。
貴族の本気を舐めていた。
いや、この場合は貴族関係ないな、イネス信者の本気か。
「領主すげー」
「廃墟がばーんで、新しい小屋がどーんしてましたねー」
『土属性が覚醒したのよ』
選ばれたのは廃寺跡。
人を使って数日かけて整備するかと思ったら、領主さんが一気にやっちゃいました。
人間の執念って凄いなぁ。
「アカーシャ、教師はどうするんだ?」
「領主の伝手を使います」
「喜んで!!」
だからフィギュア下さいと顔に書いてあります。
こうして孤児の拒否も何のその、一つの領地に小さな?学校が誕生した。
さすがに本は魔法ではどうにもならないので、その辺は商業ギルドがどうにかするのかと思ったら、すでに書斎にはシヴァさんがいて、児童向けの本を詰め込んでいる最中だった。
仕事早いですね。
「子供に鞭をふるうような教師は却下ですよ」
「承知しました!!」
シヴァさんを見てハッとしたイネスが、慌てて領主に教師について注文を追加している。
うん、鞭を使ってもおかしくない世界観だけど、本当に使ったらせっかく作った学校が消滅しちゃうね。
「涼ちゃん、この床ツルツルです」
「ツルツルに見えるだけで、ひよこ豆素材のフローリングだから大丈夫」
『ひよこ豆の進化が留まることを知らないのよ』
フローリングはまさかの涼玉仕様だった。
ひよこ豆は進化するよどこまでも。
さっそく滑ろうとして走り出した少年が、本当に滑らなくて、ちょっとがっかりしているのを僕は見た。
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