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ダンジョン探検
第77話
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アー君がダンジョンを楽しみにしていたのは知っていた。
知っていたけど、ここまでとは思わなかったな。
「パーティープレイをしてみたい」
宣言したその手には『RPG初心者入門』の冊子が。
女神様、人の子に変な知識与えるのおやめになって?
「後衛も前衛も俺に任せろ」
キリッと言い切った騎士様だけど、アー君に「父上は黙って」と言われ、落ち込むどころか「父上だって~」とデレンデレンに目元を溶かしていた。
駄目だ、アカーシャを膝に乗せている刀雲以上に役に立たない。
「前衛は私がやる」
ふんすと言い切ったアー君、まぁポンチョ装備させるからいいけどね。
この前カーシャさんが差し入れてくれたハロウィンポンチョでいいかな、あれならシャムスの分もあるし。
イネスの子達が亡者や骸骨、地獄の番犬と撮った写真を見て春日さんが思いついたんだよね、いや確かにそれっぽかったけど。
「ふ、ふぐぐ」
「あれ? どうしたの?」
気付いたらアー君が悔し気にぷるぷる震えていた。
「前衛タイプしか居なくて、後衛が居ない事に気付いたみたい」
ふむふむ。
情報を整理すると……。
僕とシャムス、卵、キーちゃんは戦力外。キーちゃんは僕の為だけに力を揮うので、戦力として組み込めないんだって、じゃあ当日はシャムスを乗せておこう。
スラちゃんは謎。
もふもふズとアー君は攻撃特化。
本当は連れて行かない予定だったけど、盛大に駄々を捏ねられ騎士様が陥落したのであみだくじで当選した3匹だけ連れて行く事にしました。
騎士様はある意味万能型、防御力なにそれな攻撃力、魔法?は使えるけど無詠唱だろうな、でも下手に使わせるとダンジョン崩壊しそう、回復も出来るだろうけどそこまで危険な魔物がまだ残っているか微妙だし。
非戦闘員と攻撃特化しかいないねー。
騎士様が加わっている時点で無敵状態、レイアさんが敵として出現しない限り苦戦はない。
僕は……ピクニック気分でいてもいいだろうか。
「んーじゃあ僕が後衛やるよ」
後ろに陣取って延々と洗浄魔法をかけてあげよう! 意味ない上に魔力枯渇起こしそうだな。
「(樹の)治療は任せろ」
「やっぱり冗談で、うーん、タイガからの救援要請の件もあるし、サクサクっと進みたいなぁ。騎士様いつもみたいに飛べません?」
「あれ、ダンジョンで冒険はいいの?」
「それは帰り道でゆっくりやればいいかなって、まずは神薙さんの満足度を満たしてタイガの生還率を上げたいです」
口直しがなかったからと言う理由で息子が喰われるのはちょっと。
「それに上層の魔物は弱いのが定番でしょう? 深い階層の方が手ごたえあるんじゃないかなぁって思うんです」
『さすが女神! 確かに敵は強い方がよい!』
『卵ちゃん、僕から離れちゃだめよ?』
「それでいいみたいね、いつ出発しようか」
「明日にでも。オムツ選びもあるので」
『いらないの! オムツもういらないの!』
『わ、わたしもいらないぞ!』
「神薙さんが本気で食事してるとなると、多少の邪気も漏れているでしょうし、あと春日さんからもらったコスプレセット使いたい」
女神様に自慢したらなんか拝まれたので、不思議に思って聞いてみたら『五帝の加護』って言うのがついていた。
五帝ってなにさとか、そう言った追究しない。
僕には関係ないからね。
騎士様がすっごい聞いて欲しそうにしてるけど、絶対に聞かない。
知っていたけど、ここまでとは思わなかったな。
「パーティープレイをしてみたい」
宣言したその手には『RPG初心者入門』の冊子が。
女神様、人の子に変な知識与えるのおやめになって?
「後衛も前衛も俺に任せろ」
キリッと言い切った騎士様だけど、アー君に「父上は黙って」と言われ、落ち込むどころか「父上だって~」とデレンデレンに目元を溶かしていた。
駄目だ、アカーシャを膝に乗せている刀雲以上に役に立たない。
「前衛は私がやる」
ふんすと言い切ったアー君、まぁポンチョ装備させるからいいけどね。
この前カーシャさんが差し入れてくれたハロウィンポンチョでいいかな、あれならシャムスの分もあるし。
イネスの子達が亡者や骸骨、地獄の番犬と撮った写真を見て春日さんが思いついたんだよね、いや確かにそれっぽかったけど。
「ふ、ふぐぐ」
「あれ? どうしたの?」
気付いたらアー君が悔し気にぷるぷる震えていた。
「前衛タイプしか居なくて、後衛が居ない事に気付いたみたい」
ふむふむ。
情報を整理すると……。
僕とシャムス、卵、キーちゃんは戦力外。キーちゃんは僕の為だけに力を揮うので、戦力として組み込めないんだって、じゃあ当日はシャムスを乗せておこう。
スラちゃんは謎。
もふもふズとアー君は攻撃特化。
本当は連れて行かない予定だったけど、盛大に駄々を捏ねられ騎士様が陥落したのであみだくじで当選した3匹だけ連れて行く事にしました。
騎士様はある意味万能型、防御力なにそれな攻撃力、魔法?は使えるけど無詠唱だろうな、でも下手に使わせるとダンジョン崩壊しそう、回復も出来るだろうけどそこまで危険な魔物がまだ残っているか微妙だし。
非戦闘員と攻撃特化しかいないねー。
騎士様が加わっている時点で無敵状態、レイアさんが敵として出現しない限り苦戦はない。
僕は……ピクニック気分でいてもいいだろうか。
「んーじゃあ僕が後衛やるよ」
後ろに陣取って延々と洗浄魔法をかけてあげよう! 意味ない上に魔力枯渇起こしそうだな。
「(樹の)治療は任せろ」
「やっぱり冗談で、うーん、タイガからの救援要請の件もあるし、サクサクっと進みたいなぁ。騎士様いつもみたいに飛べません?」
「あれ、ダンジョンで冒険はいいの?」
「それは帰り道でゆっくりやればいいかなって、まずは神薙さんの満足度を満たしてタイガの生還率を上げたいです」
口直しがなかったからと言う理由で息子が喰われるのはちょっと。
「それに上層の魔物は弱いのが定番でしょう? 深い階層の方が手ごたえあるんじゃないかなぁって思うんです」
『さすが女神! 確かに敵は強い方がよい!』
『卵ちゃん、僕から離れちゃだめよ?』
「それでいいみたいね、いつ出発しようか」
「明日にでも。オムツ選びもあるので」
『いらないの! オムツもういらないの!』
『わ、わたしもいらないぞ!』
「神薙さんが本気で食事してるとなると、多少の邪気も漏れているでしょうし、あと春日さんからもらったコスプレセット使いたい」
女神様に自慢したらなんか拝まれたので、不思議に思って聞いてみたら『五帝の加護』って言うのがついていた。
五帝ってなにさとか、そう言った追究しない。
僕には関係ないからね。
騎士様がすっごい聞いて欲しそうにしてるけど、絶対に聞かない。
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