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ダンジョン探検
第78話
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本日の装備
シャムス:かぼちゃパンツ&帽子、オレンジの洋服には背中にちんまい羽付き。
アー君:ドラキュラ衣装、漆黒のマントがツボを撃ち抜いたみたい。
騎士様:アー君とお揃いのドラキュラ衣装、格好良過ぎて最初に見た時腰が抜けた。
もふもふズとキーちゃん、動きの邪魔にならないよう、カボチャやおばけ、骸骨の柄が入った首輪を装着。
僕はお化けのイラストが入ったオレンジのポンチョ。
…………あれ?
何しに行くんだっけ?
そうそう、神薙さんにおやつの補給だ。
目的を見失い掛けていたよ。
アップルパイ、アップルピザ、ワッフル、ザッハトルテ、デニッシュ、レモン国から輸入されたレモンが奉納されたので、それから作った各種レモンデザート。
和風は餅菓子、中身はアカーシャが詰めたので謎。ロシアンルーレットみたいなものだね。
もちろんかぼちゃを使ったデザートもあるよ。
本日の僕のアイテムボックスはおやつしか入ってないと言っても過言ではない、主食はシャムスとアー君に預けると、つまみ食いされそうだったから騎士様に持ってもらった。
これぐらいあれば大丈夫だろう。
二人も何か持ちたがったので、シャムスには木の器とカトラリーを、アー君には敷布を預けた。これならつまみ食い不可!
「よーししゅっぱーつ」
と騎士様が声を掛けたと同時に目的地でした。
やっぱり楽。
「ははか……助かった」
いつもの全てを叩き割る元気さはどこへやら、タイガがぐったりと土の壁に背を預け座っていた。
「タイガ!」
「食糧が尽きて、われの食べる、ものが」
「騎士様、スタミナスープ出して!!」
「はいよー」
『かあしゃま』
『タイガ、スプーンは持てるか?』
「握力残ってる? 大丈夫?」
「ああ」
シャムスから受け取った器にスープを盛り、そっと手に持たせる。
「……いき、かえる」
ごめん、本当にごめん、僕が抱き潰されなきゃもう一日早く来れてた!
「神薙さんがいつ戻ってもいいように、食事スペース整えよう」
アー君から敷布を受け取り、地面に広げる。
騎士様はその間シャムスとアー君、もふもふズに指示しながらテントを張っていた。
匂いに釣られて魔物来るかなーと思いながら食事を並べていたら、いつの間にか神薙さんがいて目を輝かせながら正座をしていた。
勝手に食べ始めないだけ進歩したと喜ぶべきだろうか。
「イツキ、イツキ」
「どれから食べますか?」
「肉ばっかり食べてるから……スープ!」
「はい」
神薙さんの器は特大サイズ、でもこれはドリちゃん製だから僕が持っても重くない!
なみなみと注いで渡すとにこにこしながらスープを一気飲みした。寸動鍋ごと渡した方がいいかなぁ?
「帝牙、神薙は俺らに任せてしばらく休みなさい」
「御意に」
『添い寝するの』
『癒してやろう』
「それはありがたい」
テントはタイガの為だったようだ。
ありがたい、でも性的サービスはしません、期待に満ちた目で見ないで下さい。
周辺の警戒はもふもふズがしてくれているので安心、匂いに釣られて近寄ってきた魔物はいたみたいだけど、豪華メンバーの気配に怯えてすぐどこかへ行ったらしい。
おかげで神薙さんもリラックスして食事を楽しんでいる。
良かった良かった。
間に合って良かったぁぁぁ。
シャムス:かぼちゃパンツ&帽子、オレンジの洋服には背中にちんまい羽付き。
アー君:ドラキュラ衣装、漆黒のマントがツボを撃ち抜いたみたい。
騎士様:アー君とお揃いのドラキュラ衣装、格好良過ぎて最初に見た時腰が抜けた。
もふもふズとキーちゃん、動きの邪魔にならないよう、カボチャやおばけ、骸骨の柄が入った首輪を装着。
僕はお化けのイラストが入ったオレンジのポンチョ。
…………あれ?
何しに行くんだっけ?
そうそう、神薙さんにおやつの補給だ。
目的を見失い掛けていたよ。
アップルパイ、アップルピザ、ワッフル、ザッハトルテ、デニッシュ、レモン国から輸入されたレモンが奉納されたので、それから作った各種レモンデザート。
和風は餅菓子、中身はアカーシャが詰めたので謎。ロシアンルーレットみたいなものだね。
もちろんかぼちゃを使ったデザートもあるよ。
本日の僕のアイテムボックスはおやつしか入ってないと言っても過言ではない、主食はシャムスとアー君に預けると、つまみ食いされそうだったから騎士様に持ってもらった。
これぐらいあれば大丈夫だろう。
二人も何か持ちたがったので、シャムスには木の器とカトラリーを、アー君には敷布を預けた。これならつまみ食い不可!
「よーししゅっぱーつ」
と騎士様が声を掛けたと同時に目的地でした。
やっぱり楽。
「ははか……助かった」
いつもの全てを叩き割る元気さはどこへやら、タイガがぐったりと土の壁に背を預け座っていた。
「タイガ!」
「食糧が尽きて、われの食べる、ものが」
「騎士様、スタミナスープ出して!!」
「はいよー」
『かあしゃま』
『タイガ、スプーンは持てるか?』
「握力残ってる? 大丈夫?」
「ああ」
シャムスから受け取った器にスープを盛り、そっと手に持たせる。
「……いき、かえる」
ごめん、本当にごめん、僕が抱き潰されなきゃもう一日早く来れてた!
「神薙さんがいつ戻ってもいいように、食事スペース整えよう」
アー君から敷布を受け取り、地面に広げる。
騎士様はその間シャムスとアー君、もふもふズに指示しながらテントを張っていた。
匂いに釣られて魔物来るかなーと思いながら食事を並べていたら、いつの間にか神薙さんがいて目を輝かせながら正座をしていた。
勝手に食べ始めないだけ進歩したと喜ぶべきだろうか。
「イツキ、イツキ」
「どれから食べますか?」
「肉ばっかり食べてるから……スープ!」
「はい」
神薙さんの器は特大サイズ、でもこれはドリちゃん製だから僕が持っても重くない!
なみなみと注いで渡すとにこにこしながらスープを一気飲みした。寸動鍋ごと渡した方がいいかなぁ?
「帝牙、神薙は俺らに任せてしばらく休みなさい」
「御意に」
『添い寝するの』
『癒してやろう』
「それはありがたい」
テントはタイガの為だったようだ。
ありがたい、でも性的サービスはしません、期待に満ちた目で見ないで下さい。
周辺の警戒はもふもふズがしてくれているので安心、匂いに釣られて近寄ってきた魔物はいたみたいだけど、豪華メンバーの気配に怯えてすぐどこかへ行ったらしい。
おかげで神薙さんもリラックスして食事を楽しんでいる。
良かった良かった。
間に合って良かったぁぁぁ。
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