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ダンジョン
第371話
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ギレンの部下さん、なんでうちの子を魔王と呼んでいるんだろうか。
あの人たちのセリフ冗談に聞こえなかったし、なんか刀雲の部下さん達と同じ気配を感じるんだよね、知らない間に孫増えそうだなぁ。
タイガはタイガでハーレム作って子孫繁栄するのは、女神様も推奨する行為だと捉えているから特に疑問も思わない。
「お前ら、騒いでないで手伝え」
「えー俺ら疲れてるのにぃ」
「そうですよー、一日森で冒険して疲れてまーす」
「休みを利用して魔物狩り行ってきただけだろ、手伝え」
「うわー横暴、上司が鬼だわぁ」
「あれ、魔王様どこ行った?」
本当だタイガがいない、ついでにタイガに抱いてと叫んだあの人もいない。
……手が早いね!
ちなみにポーションの列はまだ途切れない。
様子を見るついでに見学に行ったら、孤児院の子供達が次々追加する上、うちの子の特典が良い仕事してぼろ儲けしていた。
しかも他で稼いできた年長組子が手伝いに入って生産速度が向上、品質と値段が上がってまた悲鳴が上がっていた。
「かあしゃまー」
「たすけて、たすけて」
「遊び半分で口出して悪かった、もう勘弁してくれ」
「まだいけますよ、仕事帰りの冒険者がそろそろピークですので気合を入れてください」
『やぁぁん』
「あれ、マシューって鬼畜だったっけ?」
「我ら幼児だよな?」
幼児が半泣きだけど解放されないようだ、マシュー君意外と容赦ない。
「えっと」
「大丈夫です、売り上げは山分け予定です」
「あとどのくらいかかりそう?」
「1時間も掛からないかと、夕食が始まるまでには在庫が尽きます」
「分かった。また迎えに来るね」
「はい」
『かあしゃまぁぁぁ』
「そんなー」
「もうプリンを一日二回食べたいと言わぬから!!」
「ごめんねー」
言いだした仕事は最後までやり切ってね、きっとご飯が美味しいよ。
「イツキ様」
「ドリアン、夕食持ってきてくれたんだねありがとー」
5体のドリアンが現れると屋台が一斉に店を閉め、ドリアンと共に現れたコック集団と場所を交換した。
双子の情報によると彼らはお城の食堂で働いている人達で、今日非番の人達が有志で夕食を振舞ってくれるらしい。
メニューはお城の食堂で出される人気メニュートップ3。
激辛カレーは採用されず、刀雲が悔しがっていた。
いや、あれはイベント向きの料理じゃないからね?
「ほら、お前らも解散、助かった」
「外道だー」
「ボスにとって俺らなんて所詮ただの家畜でしかないのか」
どうやらギレンの部下さんは店の手伝いを強制的にやらされていたようだ、冒険帰りで疲れてお腹も空いている所に調理の手伝いか、ギレンひどいねぇ。
「皆さんお疲れ様でした、こちらをどうぞ」
「女神様やー」
「アカーシャ様最高ー!」
「最高だった」
作りたてのハンバーガーをアカーシャが配ると、ギレンに苦情を訴えていた部下さんがコロッと態度を変えた。
ん?
一人ニュアンスの違う人がいたような。
「母様ちょうど良かった、完売したよ」
「ありがと」
本当は子供達の軽食にって思ったんだけどなぁ、そっかぁ完売かぁ。
「うおおおお!!!」
「すげーーーー!」
ダンジョンの方から歓声が上がったけどどうしたんだろう?
あの人たちのセリフ冗談に聞こえなかったし、なんか刀雲の部下さん達と同じ気配を感じるんだよね、知らない間に孫増えそうだなぁ。
タイガはタイガでハーレム作って子孫繁栄するのは、女神様も推奨する行為だと捉えているから特に疑問も思わない。
「お前ら、騒いでないで手伝え」
「えー俺ら疲れてるのにぃ」
「そうですよー、一日森で冒険して疲れてまーす」
「休みを利用して魔物狩り行ってきただけだろ、手伝え」
「うわー横暴、上司が鬼だわぁ」
「あれ、魔王様どこ行った?」
本当だタイガがいない、ついでにタイガに抱いてと叫んだあの人もいない。
……手が早いね!
ちなみにポーションの列はまだ途切れない。
様子を見るついでに見学に行ったら、孤児院の子供達が次々追加する上、うちの子の特典が良い仕事してぼろ儲けしていた。
しかも他で稼いできた年長組子が手伝いに入って生産速度が向上、品質と値段が上がってまた悲鳴が上がっていた。
「かあしゃまー」
「たすけて、たすけて」
「遊び半分で口出して悪かった、もう勘弁してくれ」
「まだいけますよ、仕事帰りの冒険者がそろそろピークですので気合を入れてください」
『やぁぁん』
「あれ、マシューって鬼畜だったっけ?」
「我ら幼児だよな?」
幼児が半泣きだけど解放されないようだ、マシュー君意外と容赦ない。
「えっと」
「大丈夫です、売り上げは山分け予定です」
「あとどのくらいかかりそう?」
「1時間も掛からないかと、夕食が始まるまでには在庫が尽きます」
「分かった。また迎えに来るね」
「はい」
『かあしゃまぁぁぁ』
「そんなー」
「もうプリンを一日二回食べたいと言わぬから!!」
「ごめんねー」
言いだした仕事は最後までやり切ってね、きっとご飯が美味しいよ。
「イツキ様」
「ドリアン、夕食持ってきてくれたんだねありがとー」
5体のドリアンが現れると屋台が一斉に店を閉め、ドリアンと共に現れたコック集団と場所を交換した。
双子の情報によると彼らはお城の食堂で働いている人達で、今日非番の人達が有志で夕食を振舞ってくれるらしい。
メニューはお城の食堂で出される人気メニュートップ3。
激辛カレーは採用されず、刀雲が悔しがっていた。
いや、あれはイベント向きの料理じゃないからね?
「ほら、お前らも解散、助かった」
「外道だー」
「ボスにとって俺らなんて所詮ただの家畜でしかないのか」
どうやらギレンの部下さんは店の手伝いを強制的にやらされていたようだ、冒険帰りで疲れてお腹も空いている所に調理の手伝いか、ギレンひどいねぇ。
「皆さんお疲れ様でした、こちらをどうぞ」
「女神様やー」
「アカーシャ様最高ー!」
「最高だった」
作りたてのハンバーガーをアカーシャが配ると、ギレンに苦情を訴えていた部下さんがコロッと態度を変えた。
ん?
一人ニュアンスの違う人がいたような。
「母様ちょうど良かった、完売したよ」
「ありがと」
本当は子供達の軽食にって思ったんだけどなぁ、そっかぁ完売かぁ。
「うおおおお!!!」
「すげーーーー!」
ダンジョンの方から歓声が上がったけどどうしたんだろう?
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