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皇帝陛下と犠牲
【シエル視点】
バタン、と乱暴に扉が閉まる音が響き、アルファスの激しい気配が遠ざかっていく。
嵐が過ぎ去った後のような静寂が残された寝室で、シエルは乱れた衣を整えながら、大きく息を吐き出した。
(……助かった……。いや、助かったなんて言ったらアルファス様に怒られるけれど)
心臓の鼓動がまだ耳の奥でうるさい。覚悟を決めた瞬間に横槍が入った気恥ずかしさと、解放された安堵感で、顔の火照りが一向に引かない。
「あ、ルークさん……。あの、陛下のお呼び出しって、そんなに大変なことなんですか?」
「いえ。……単に、陛下が新しい茶葉を手に入れられたので、自慢したくなっただけでしょう。アルファス様がシエル様を連れ去ってから、アルファス様が陛下とお話しする回数も激減して、陛下も寂しがっておいででしたから。私も本来の業務で忙しかったので、最近はお断りする回数が多かったので」
「えっ……お茶……?お断りする回数???」
「シエル様は驚かれるかもしれませんが、我々三人は腐れ縁というか、幼馴染のような関係なのです。私は昔から常にアルファス様の後ろについておりましたから、必然的に皇帝陛下とも長い付き合いになりまして」
「えっ……つまり、ルークさんも、陛下に呼び出されることがあるんですか!?」
「ええ、しょっちゅうですよ。公務の相談かと思えば、『新しい菓子を作らせたから試食しろ』だの、『昨日王妃が夢に出てきた呪いだ!』だの……。アルファス様がいない時は、私がその標的になるのです」
ルークさんは遠い目をして溜息をついた。帝国の頂点に立つ二人が、意外にも子供のような理由でルークを振り回している光景を想像して、シエルは思わず小さく噴き出してしまった。
「アルファス様はシエル様のこととなると、驚くほど余裕がなくなります。……今のうちに、泥のように眠っておくことをお勧めしますよ。あの様子では、陛下を執務机に縛り付けてでも、早々に帰ってくるでしょうしね」
ルークさんの言葉に、シエルはまた顔を赤くして枕に顔を埋めた。
アルファスがいない寂しさが、ほんの少し。けれど、それ以上に張り詰めていた緊張が解け、猛烈な眠気が襲ってきた。
(……アルファス様、怒ってないかな。……ルークさんも、大変なんだな……)
シエルはアルファスの広いベッドの真ん中で、ルークが守ってくれている安心感に包まれながら、いつの間にか深い眠りに落ちていた。
【アルファス視点】
「……それで、話とはそれだけか?」
ヴァルハライト皇国の心臓部。最高級の茶の香りが漂う皇帝の私室で、アルファス・フォン・グランツは不機嫌を絵に描いたような顔で、目の前の男——皇帝ゼノス・レオン・ヴァルハライトを睨みつけていた。
「いやあ、アルファス。そう怖い顔をするなよ。君が伯爵令息を囲い込んでからというもの、ちっとも遊びに来てくれないから、私は退屈していたのだよ。ルークもなかなか遊んでくれないし」
「ルークは私の側近だ。貴様の遊び相手ではない。……これほど無粋な呼び出しは、反逆罪に値すると思え」
「ははは!皇帝に反逆罪だと??では、君の発言は不敬罪か?いやはや、恋路を邪魔された公爵の怒りは恐ろしいな。だが、あまり詰め込みすぎるのも良くないぞ? 相手は繊細な令息だろう?」
皇帝の能天気な、それでいて全てを見透かしたような笑い声が、苛立ったアルファスの神経を逆撫でする。
ゼノスの言葉は時に真実を突く。それがさらにアルファスを焦らせた。
(……今頃、あいつは泣いているか? それとも、私がいないことを幸いに逃げ出そうとしていないか? ……あるいは、誰か他の男…ルークに、あの無防備な顔を晒してはいないだろうな)
「仕事をしろ、愚図が……」
「あ! 不敬罪! 君ねえ、一応私はこの国の頂点に立つ皇帝だよ?」
「黙れ……。口ではなく手を動かせ。何故これほど仕事が終わらないのだ。計画を立て、私事と政務の区別をつけろと言ったはずだ。貴様の無能を補うために、私の『聖域』との時間を削られる身にもなれ。二度と、私を呼び出すな」
「えぇ、だって! 君が最近ちっとも構ってくれないから……」
「『だって』ではない!!だから、王妃に浮気されて離婚騒動に発展するのだ! 貴様のその、優先順位もつけられない計画性のなさが愛想を尽かされた原因だと、いい加減自覚しろ! 王妃の実家である隣国とは、今も関係が冷え切ったままだぞ。何故、政略結婚で隣国との関係を悪化させるのか、私の理解の範疇を超えている!」
「……っ。痛いところ、ついてくるじゃん……」
ゼノスは執務机に突っ伏し、目に見えて落ち込み始めた。皇国の頂点に立つ男が、離婚という私生活の傷口を抉られ、幼馴染の公爵に説教される姿は、側近が見れば卒倒しかねない惨状だ。
「痛いだけでは済まさんぞ。そもそも、ルークは私の側近であり、公爵家に忠誠を誓う誇り高き騎士だ! 貴様の退屈しのぎに呼び出していい男ではない! 寂しいというのなら、今すぐそこらの娼婦でも呼んでいろ。それか、一刻も早く次の政略結婚を決め、この国に新たな皇妃でも迎え入れるんだな!」
「……厳しすぎない!? 私のメンタルはもうボロボロなのだが!」
「知ったことか! 次に無用な呼び出しをすれば、隣国との和平交渉の全権を貴様一人に丸投げし、私はシエルを連れて長期休暇に入る。……いいな、二度目はない。……失礼する!」
アルファスはそれだけ吐き捨てると、跪くことさえせず、嵐のような足取りで部屋を飛び出した。背後でゼノスが「待ってよ、アルファス! まだ愚痴の半分も……!せめて、ルークを呼んできてよ!!」と情けない声を上げているが、そんなものは知ったことではない。
アルファスは深夜の廊下を、獲物を狙う野獣の速度で駆け抜けていった。
【帰宅後】
アルファスが荒い息を吐きながら廊下を突き進むと、そこには主人の帰宅を待っていたかのように、すでに騎士の正装を整えたルークが立っていた。
「……アルファス様、お帰りなさいませ」
「ルークか……なぜそんな格好をしている。まさかゼノスからの呼び出しか?」
アルファスが忌々しげに目を細めると、ルークはこれ以上ないほど深い溜息をついて、小さく頷いた。
「ええ。アルファス様が陛下に散々毒を吐いてご帰宅されたせいで、陛下のメンタルが限界だそうです。今度は『ルーク、すぐに来い。アルファスに言われた傷口を癒やしてくれ』と、泣きつかれまして……。私はこれから王宮へ向かいます」
「……ふん、あんな愚図、打ち捨てておけばいいものを」
「そうもいきませんよ。では、どうぞごゆっくり」
有能な側近はそれだけ言い残すと、疲労を滲ませながらも夜の闇へと消えていった。
肩で息をしながら、アルファスは自分の寝室の扉を静かに、しかし勢いよく開けた。
もはや我慢は限界だ。アルファスの姿を見て震えるなり、喜ぶなり、どんな反応でもいい。今すぐその熱を喰らおうとベッドへ歩み寄った。
しかし。
「……すぅ……、……んっ……ぁ」
カーテンが開いた月明かりに照らされたベッドの上。
そこには、アルファスの執着などつゆ知らず、幸せそうに眠るシエルの姿があった。
昼間の疲れか、はたまた緊張からの解放か。あどけない寝息を立て、枕を抱きしめて丸まっている。
「……はぁぁああ……」
怒鳴って起こそうか、強引に抱き上げ、眠りを覚ましてやろうと思った。
だが、その穏やかな寝顔を見ていると、抱き上げようとした腕の行き場がなくなってしまった。
「……ふん、命拾いしたな。シエル」
アルファスは毒づきながらも、音を立てないよう慎重に上着を脱ぎ捨てた。
そして、彼を起こさないようにそっとベッドに潜り込み、その小さな身体を背後から包み込む。
腕の中のシエルは、夢うつつにアルファスの体温を感じ取ったのか、「……アルファス、さま……」と小さく呟き、自らアルファスの胸に頭を預けてきた。
「……っはぁ、私をどうにかできるのは貴様だけだな…シエル……」
ギラついた独占欲が、急速に穏やかな愛しさに溶けていく。
結局、今夜は一睡もさせないと誓ったはずが、アルファスはその甘い寝息に誘われるように、『聖域』とともに、深く、健全な眠りへと落ちていくのだった。
バタン、と乱暴に扉が閉まる音が響き、アルファスの激しい気配が遠ざかっていく。
嵐が過ぎ去った後のような静寂が残された寝室で、シエルは乱れた衣を整えながら、大きく息を吐き出した。
(……助かった……。いや、助かったなんて言ったらアルファス様に怒られるけれど)
心臓の鼓動がまだ耳の奥でうるさい。覚悟を決めた瞬間に横槍が入った気恥ずかしさと、解放された安堵感で、顔の火照りが一向に引かない。
「あ、ルークさん……。あの、陛下のお呼び出しって、そんなに大変なことなんですか?」
「いえ。……単に、陛下が新しい茶葉を手に入れられたので、自慢したくなっただけでしょう。アルファス様がシエル様を連れ去ってから、アルファス様が陛下とお話しする回数も激減して、陛下も寂しがっておいででしたから。私も本来の業務で忙しかったので、最近はお断りする回数が多かったので」
「えっ……お茶……?お断りする回数???」
「シエル様は驚かれるかもしれませんが、我々三人は腐れ縁というか、幼馴染のような関係なのです。私は昔から常にアルファス様の後ろについておりましたから、必然的に皇帝陛下とも長い付き合いになりまして」
「えっ……つまり、ルークさんも、陛下に呼び出されることがあるんですか!?」
「ええ、しょっちゅうですよ。公務の相談かと思えば、『新しい菓子を作らせたから試食しろ』だの、『昨日王妃が夢に出てきた呪いだ!』だの……。アルファス様がいない時は、私がその標的になるのです」
ルークさんは遠い目をして溜息をついた。帝国の頂点に立つ二人が、意外にも子供のような理由でルークを振り回している光景を想像して、シエルは思わず小さく噴き出してしまった。
「アルファス様はシエル様のこととなると、驚くほど余裕がなくなります。……今のうちに、泥のように眠っておくことをお勧めしますよ。あの様子では、陛下を執務机に縛り付けてでも、早々に帰ってくるでしょうしね」
ルークさんの言葉に、シエルはまた顔を赤くして枕に顔を埋めた。
アルファスがいない寂しさが、ほんの少し。けれど、それ以上に張り詰めていた緊張が解け、猛烈な眠気が襲ってきた。
(……アルファス様、怒ってないかな。……ルークさんも、大変なんだな……)
シエルはアルファスの広いベッドの真ん中で、ルークが守ってくれている安心感に包まれながら、いつの間にか深い眠りに落ちていた。
【アルファス視点】
「……それで、話とはそれだけか?」
ヴァルハライト皇国の心臓部。最高級の茶の香りが漂う皇帝の私室で、アルファス・フォン・グランツは不機嫌を絵に描いたような顔で、目の前の男——皇帝ゼノス・レオン・ヴァルハライトを睨みつけていた。
「いやあ、アルファス。そう怖い顔をするなよ。君が伯爵令息を囲い込んでからというもの、ちっとも遊びに来てくれないから、私は退屈していたのだよ。ルークもなかなか遊んでくれないし」
「ルークは私の側近だ。貴様の遊び相手ではない。……これほど無粋な呼び出しは、反逆罪に値すると思え」
「ははは!皇帝に反逆罪だと??では、君の発言は不敬罪か?いやはや、恋路を邪魔された公爵の怒りは恐ろしいな。だが、あまり詰め込みすぎるのも良くないぞ? 相手は繊細な令息だろう?」
皇帝の能天気な、それでいて全てを見透かしたような笑い声が、苛立ったアルファスの神経を逆撫でする。
ゼノスの言葉は時に真実を突く。それがさらにアルファスを焦らせた。
(……今頃、あいつは泣いているか? それとも、私がいないことを幸いに逃げ出そうとしていないか? ……あるいは、誰か他の男…ルークに、あの無防備な顔を晒してはいないだろうな)
「仕事をしろ、愚図が……」
「あ! 不敬罪! 君ねえ、一応私はこの国の頂点に立つ皇帝だよ?」
「黙れ……。口ではなく手を動かせ。何故これほど仕事が終わらないのだ。計画を立て、私事と政務の区別をつけろと言ったはずだ。貴様の無能を補うために、私の『聖域』との時間を削られる身にもなれ。二度と、私を呼び出すな」
「えぇ、だって! 君が最近ちっとも構ってくれないから……」
「『だって』ではない!!だから、王妃に浮気されて離婚騒動に発展するのだ! 貴様のその、優先順位もつけられない計画性のなさが愛想を尽かされた原因だと、いい加減自覚しろ! 王妃の実家である隣国とは、今も関係が冷え切ったままだぞ。何故、政略結婚で隣国との関係を悪化させるのか、私の理解の範疇を超えている!」
「……っ。痛いところ、ついてくるじゃん……」
ゼノスは執務机に突っ伏し、目に見えて落ち込み始めた。皇国の頂点に立つ男が、離婚という私生活の傷口を抉られ、幼馴染の公爵に説教される姿は、側近が見れば卒倒しかねない惨状だ。
「痛いだけでは済まさんぞ。そもそも、ルークは私の側近であり、公爵家に忠誠を誓う誇り高き騎士だ! 貴様の退屈しのぎに呼び出していい男ではない! 寂しいというのなら、今すぐそこらの娼婦でも呼んでいろ。それか、一刻も早く次の政略結婚を決め、この国に新たな皇妃でも迎え入れるんだな!」
「……厳しすぎない!? 私のメンタルはもうボロボロなのだが!」
「知ったことか! 次に無用な呼び出しをすれば、隣国との和平交渉の全権を貴様一人に丸投げし、私はシエルを連れて長期休暇に入る。……いいな、二度目はない。……失礼する!」
アルファスはそれだけ吐き捨てると、跪くことさえせず、嵐のような足取りで部屋を飛び出した。背後でゼノスが「待ってよ、アルファス! まだ愚痴の半分も……!せめて、ルークを呼んできてよ!!」と情けない声を上げているが、そんなものは知ったことではない。
アルファスは深夜の廊下を、獲物を狙う野獣の速度で駆け抜けていった。
【帰宅後】
アルファスが荒い息を吐きながら廊下を突き進むと、そこには主人の帰宅を待っていたかのように、すでに騎士の正装を整えたルークが立っていた。
「……アルファス様、お帰りなさいませ」
「ルークか……なぜそんな格好をしている。まさかゼノスからの呼び出しか?」
アルファスが忌々しげに目を細めると、ルークはこれ以上ないほど深い溜息をついて、小さく頷いた。
「ええ。アルファス様が陛下に散々毒を吐いてご帰宅されたせいで、陛下のメンタルが限界だそうです。今度は『ルーク、すぐに来い。アルファスに言われた傷口を癒やしてくれ』と、泣きつかれまして……。私はこれから王宮へ向かいます」
「……ふん、あんな愚図、打ち捨てておけばいいものを」
「そうもいきませんよ。では、どうぞごゆっくり」
有能な側近はそれだけ言い残すと、疲労を滲ませながらも夜の闇へと消えていった。
肩で息をしながら、アルファスは自分の寝室の扉を静かに、しかし勢いよく開けた。
もはや我慢は限界だ。アルファスの姿を見て震えるなり、喜ぶなり、どんな反応でもいい。今すぐその熱を喰らおうとベッドへ歩み寄った。
しかし。
「……すぅ……、……んっ……ぁ」
カーテンが開いた月明かりに照らされたベッドの上。
そこには、アルファスの執着などつゆ知らず、幸せそうに眠るシエルの姿があった。
昼間の疲れか、はたまた緊張からの解放か。あどけない寝息を立て、枕を抱きしめて丸まっている。
「……はぁぁああ……」
怒鳴って起こそうか、強引に抱き上げ、眠りを覚ましてやろうと思った。
だが、その穏やかな寝顔を見ていると、抱き上げようとした腕の行き場がなくなってしまった。
「……ふん、命拾いしたな。シエル」
アルファスは毒づきながらも、音を立てないよう慎重に上着を脱ぎ捨てた。
そして、彼を起こさないようにそっとベッドに潜り込み、その小さな身体を背後から包み込む。
腕の中のシエルは、夢うつつにアルファスの体温を感じ取ったのか、「……アルファス、さま……」と小さく呟き、自らアルファスの胸に頭を預けてきた。
「……っはぁ、私をどうにかできるのは貴様だけだな…シエル……」
ギラついた独占欲が、急速に穏やかな愛しさに溶けていく。
結局、今夜は一睡もさせないと誓ったはずが、アルファスはその甘い寝息に誘われるように、『聖域』とともに、深く、健全な眠りへと落ちていくのだった。
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