優子

ゆう

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ユウの想い、優子の想い

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あれから、変な女は私とユウの前には現れなかった。まぁ、もう大丈夫かな。

あの一件以来、ユウは誰からもバカにされたり意地悪されたりする事はなくなった。

梅雨も明けた。夏本番。夏休みが待っている。

ユウの夏休みの予定はどうなのかな?会えるといいな。

ユウからLINEが来た。

ユウ「優子の夏休みの予定教えてくれる?」

即返信する。

優子「私の予定はユウの予定だよ」

ユウ「???」

優子「ユウが暇してる時に会いに行くよ。そういう意味」

私はとにかくユウと一緒にいたい。

こんな想いする友達は初めてかも、ユウは親友なんだな、私の中ではきっと。

ユウ「私は優子に毎日でも会いに行けるよ。」

優子「ホント?、嬉しい。」

ユウ「優子も毎日会いたい?」

優子「会いたい。」

ユウ「しょうがないなぁ、会いに行ってあげるね。ウフフ。」

私、昼はユウと会って、遊んだり、勉強したり、買い物したり、夏祭り行ったり、ユウとはほぼほぼ毎日会ってた。

夜は手話の特訓。かなりわかるようになった。

早くユウの驚く顔が見たい。

ユウの家にも何回も行って、行くたびに私は女王様扱いされて困った。

ユウは小、中といじめに合ってた。私が殴った奴が一番の元凶らしく、私が見事退治したのをユウが家族に話したらしい。

もう私の待遇が凄い。

だからユウが私のとこに来る事の方が多いかな。

私とユウが夏祭りに出かけた時、ユウとソフトクリーム食べたの、ユウが私の腕の肘あたりを触る、私、ユウを見る。ユウは、鼻の上のところにシワを作るのクシャって、美味しいって表現してるんだけど、それがすごく可愛いの。

その顔を見たくてユウに美味しいものたくさん食べさせる事にしたんだけど、なかなかあの顔はしてくれない。

夏休み終わって学校が始まってもいつも一緒にいた。

一度、ユウが。

ユウ「毎日私と会ってくれるね。喋れないのに面白くないんじゃない?」

優子「楽しいよ、ユウ可愛いしさ。ユウといると私癒されるの。」

ユウ、顔真っ赤になってる。超可愛い。

でもコレってもう告白だよね。

私も自分でも不思議だもん。ユウに会えない時が合って、私一日中、ユウの事考えてた。胸の奥がキュンってなるの。ただ友達として好きなだけだよね。

体育祭、ユウは運動苦手だね、ビリだった。

私はぶっちぎりの一位。

楽しい、ユウも笑顔。すごく可愛い。

文化祭、ユウと一緒にお化け屋敷に入った。高校生が作るものだから大した事ないと思ってたのになかなかのクオリティ。ユウは怖がりで私に抱きついてくる、手を繋いでくる。私はユウにドキドキさせられてる。

クリスマス、お互いプレゼント交換した。

ユウに似合いそうなブレスレットあげた。私はネックレスをもらった。嬉しい。宝物ができた。

冬休み、ユウは真面目だから勉強もちゃんとやる、私も一緒にさせられる。おかげで成績があがった。ユウに感謝しないとね。

お正月、二人で初詣、おみくじを引く。

ユウが久しぶりにクシャって笑ってくれた、大吉だったみたい、超可愛い、癒される。

バレンタイン、ユウが手作りチョコを作るっておてんば妹から聞いた。好きな男がいるんだ。ショックだった、涙が出て。えっ、泣くほどショック?なんで?
私、ユウが好きなのかも。

ユウは親友なのに、女の子なのに・・・

私、おかしいのかな?
変になりそう。でも気持ちは変えられない。


誰に渡すとかはどうでもよかった、ただ落ち込んだ。
当日、学校では渡す素振りはなかった。うちの高校じゃないんだ、他校の男?

ユウとの別れ道でユウがLINEして来た。

ユウ「今から優子の家に行ってもいい?」

優子「いいけど、どうかした?」

ユウ「別になんでもないけど、いいかな?」

優子「いいよ」

嫌だ。チョコ渡す相手の事を相談したいのかな?かなり凹む。


家に着いて、私の部屋。

なんかソワソワするユウ。

私超不機嫌。

ユウ「なんか怒ってる?」

優子「怒ってないよ」

ユウがいきなり私にチョコを渡し、手話を始めた。

優子「何?なに?ユウ?わかんないよ」

ユウの手話、全部理解できるけど、ユウはそれを知らない。

ユウの手話の内容はこうだった。

ユウ「今日はバレンタインデーです、女の子が好きな人にチョコを渡し告白してもいい日。私は生まれて初めて手作りチョコを作りました。このチョコは生まれて初めて好きになった人に心を込めて作ったチョコです。私はあなたが大好きです。心から愛してます。あなたがこのチョコを気持ち悪く思ったら捨ててください。手話を使った事ごめんなさい。最後に私をキライならLINEをブロックしてください。迷惑はかけないのでこれからもあなたを想う事だけは許して欲しいです」

こんな感じだった。

手話を終えてユウは泣いていた。

ユウは私を見て驚いている。

だって私も泣いてるから。

私は、号泣した、泣きながら

優子「ユウ、私もユウの事大好きだよー。」

優子「嬉しいすごく嬉しいよ」

ユウはなにがなんだかわからない様子。

私は泣きながらユウを抱きしめる。

優子「愛してる。大好き。私と付き合って。」

ユウ手話で「解るの?」

優子「うん、ユウともっと仲良くなりたくて覚えたの。」
私は手話の教材をユウに見せた。

ユウはあのクシャって笑う笑顔で私に抱きついてくる。

もう可愛い過ぎる。大好き。

私とユウの恋のスタートだ。












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