10 / 26
私、恋愛してる。
しおりを挟む
心が軽くなってるのがわかる。
想い悩んだ自分がうそみたい。
自分の家で、一人でいる。彼女を想う。
穏やかに気持ちが流れる。私は彼女が好きなんだ。そう思える時間だ。
明日、会社で会えるかな?
付き合ってる事は当然秘密。
同性愛、この言葉を聞くだけでモロ嫌な顔をする人もいる。私もそうだったのかもしれない。
受け入れる事ができない人の方が多いんだろう、
だから未だに同性婚が認めてもらえないでいる。
彼女を好きな気持ちに気づくと同時に覚悟を決めた。偏見の目に晒されて、傷つく事もたくさんあると思う。それでも私は彼女を選んだ。
あけみさんと出会った日から
私はきっとわかってたはずだ、彼女を好きな事を、ただ、覚悟を決める事ができずにいただけだと思う。
覚悟を決めた以上、もう何も恐れない。
全力で彼女を愛して行く。そう決めた。
同じ会社に勤務してる。でも私は事務、彼女は営業。
顔を合わす事はほぼない。
朝、どうしても顔を見て、仕事をスタートさせたくてビルの入り口で彼女の出勤を待った。
遠くに彼女が見えた。心臓がドクンとなる。
格好いい、颯爽と歩いて来る。
私を見つけて、小走りになる。嬉しい。
愛「おはようございます。」
あけみ「おはよう、待っててくれたんだね。嬉しい。」
愛「顔が見たかったの。元気が出るから。」
あけみ「私もだよ、お昼のランチ一緒にどう?」
愛「今日は出かけないんですか?」
あけみ「午前中は予定ないの。午後は出るけど。」
愛「はい。ご一緒します。」
あけみ「ウフっ。あとでLINEするわね。」
愛の力って凄いよね、入社して、こんなにやる気のある私ってなかったと思う。
早く昼休みにするには仕事に没頭する。休憩も取らずやった。回りはビックリしてたけど、あえて無視。
ヨシっ。お昼だ。
あけみさんからLINEが来た。
あけみ「下で待ってるよ」
すぐ返信
愛「今行きます」
一緒にご飯食べるだけで幸せな気分になれる。
彼女との会話も楽しい。お店を出る時も、私が誘ったからって支払いもしてくれた。
前の彼氏、いつも割り勘だったのに。
いつも払ってもらってばかりも悪いって言ったら
私、お給料、たくさんもらってるのって小声で言ってウインクした。
私、今度いっぱい食材買って、あけみさんのためにお料理してあげる事に決めた。
愛「あけみさん、今週末、金曜日は遅くなる?」
あけみ「えっと、接待が入ってるから遅いかな。」
愛「会えないよね?」
あけみ「会いたい。私のマンションに来て待っててくれてもいいけど。」
愛「いいんですか?嬉しい。」
あけみ「明日、合鍵作って来るから。」
愛「嬉しい。」
私、彼氏に振られてまだそんなにたってないのにラブラブ恋愛モードになってる。
今考えても彼との恋愛は恋愛じゃなかったって思う。恋愛ぽい事をしてただけ。
月に二、三回、会ってご飯食べて、エッチして終わり。
ご飯代もホテル代も割り勘だったし。
旅行なんて計画すらなかった。デートらしいデートってしたかな?
最初の頃は何回か遊びに行った記憶はある。あんまり覚えてないけど。
私もあんまり一生懸命に恋愛してなかったんだね。
お互いさまだったんだね、きっと。
別れるのは必然だ。
想い悩んだ自分がうそみたい。
自分の家で、一人でいる。彼女を想う。
穏やかに気持ちが流れる。私は彼女が好きなんだ。そう思える時間だ。
明日、会社で会えるかな?
付き合ってる事は当然秘密。
同性愛、この言葉を聞くだけでモロ嫌な顔をする人もいる。私もそうだったのかもしれない。
受け入れる事ができない人の方が多いんだろう、
だから未だに同性婚が認めてもらえないでいる。
彼女を好きな気持ちに気づくと同時に覚悟を決めた。偏見の目に晒されて、傷つく事もたくさんあると思う。それでも私は彼女を選んだ。
あけみさんと出会った日から
私はきっとわかってたはずだ、彼女を好きな事を、ただ、覚悟を決める事ができずにいただけだと思う。
覚悟を決めた以上、もう何も恐れない。
全力で彼女を愛して行く。そう決めた。
同じ会社に勤務してる。でも私は事務、彼女は営業。
顔を合わす事はほぼない。
朝、どうしても顔を見て、仕事をスタートさせたくてビルの入り口で彼女の出勤を待った。
遠くに彼女が見えた。心臓がドクンとなる。
格好いい、颯爽と歩いて来る。
私を見つけて、小走りになる。嬉しい。
愛「おはようございます。」
あけみ「おはよう、待っててくれたんだね。嬉しい。」
愛「顔が見たかったの。元気が出るから。」
あけみ「私もだよ、お昼のランチ一緒にどう?」
愛「今日は出かけないんですか?」
あけみ「午前中は予定ないの。午後は出るけど。」
愛「はい。ご一緒します。」
あけみ「ウフっ。あとでLINEするわね。」
愛の力って凄いよね、入社して、こんなにやる気のある私ってなかったと思う。
早く昼休みにするには仕事に没頭する。休憩も取らずやった。回りはビックリしてたけど、あえて無視。
ヨシっ。お昼だ。
あけみさんからLINEが来た。
あけみ「下で待ってるよ」
すぐ返信
愛「今行きます」
一緒にご飯食べるだけで幸せな気分になれる。
彼女との会話も楽しい。お店を出る時も、私が誘ったからって支払いもしてくれた。
前の彼氏、いつも割り勘だったのに。
いつも払ってもらってばかりも悪いって言ったら
私、お給料、たくさんもらってるのって小声で言ってウインクした。
私、今度いっぱい食材買って、あけみさんのためにお料理してあげる事に決めた。
愛「あけみさん、今週末、金曜日は遅くなる?」
あけみ「えっと、接待が入ってるから遅いかな。」
愛「会えないよね?」
あけみ「会いたい。私のマンションに来て待っててくれてもいいけど。」
愛「いいんですか?嬉しい。」
あけみ「明日、合鍵作って来るから。」
愛「嬉しい。」
私、彼氏に振られてまだそんなにたってないのにラブラブ恋愛モードになってる。
今考えても彼との恋愛は恋愛じゃなかったって思う。恋愛ぽい事をしてただけ。
月に二、三回、会ってご飯食べて、エッチして終わり。
ご飯代もホテル代も割り勘だったし。
旅行なんて計画すらなかった。デートらしいデートってしたかな?
最初の頃は何回か遊びに行った記憶はある。あんまり覚えてないけど。
私もあんまり一生懸命に恋愛してなかったんだね。
お互いさまだったんだね、きっと。
別れるのは必然だ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
春に狂(くる)う
転生新語
恋愛
先輩と後輩、というだけの関係。後輩の少女の体を、私はホテルで時間を掛けて味わう。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
小説家になろう→https://ncode.syosetu.com/n5251id/
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330654752443761
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる