ユミとマオ

ゆう

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愛してる。

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二人マンションに戻り、緊張してる私とマオ。

私は夕飯の準備、マオはお勉強。

マオはちゃんと勉強できるかな?

あとでカフェ・オ・レ作って持っていってあげよう。

ユミ「マオ、ちゃんとできてる?」

カフェ・オ・レを渡す。

マオ「ありがとう、今日は頭回んないからやめにしていい?」

ユミ「しょうがないなぁ。今日は特別だよ」

当然だ、私も夕飯の支度全然進まない。

特別な日になるかもしれないから思い出に残る夕飯を作るつもりなのに、集中できない。

ユミ「マオゴメン、私もなんか集中できないの。今日の夕飯簡単なチャーハンでいい?」

マオ「しょうがないなぁ、今日だけだよ」

そう言って、マオは私に抱きついてきた。

二人で仲良く夕飯の支度をする。

二人の時はあまりTVも見ないけど、今日は二人とも会話が弾まないからBGMがわりにつけてる。

夕飯食べ終えて沈黙が続く。なぜか緊張が大きくなっていく。

マオが口を開く。

マオ「ユミちゃん、今日はマオが先に一人でお風呂入ってもいいかな?」

私はマオが何か思うとこがあるのだろうと
ユミ「いいよ、そのあいだに洗い物しとくね」

マオ「ありがとう、じゃあお風呂行くね」

私は洗い物を済ませてから夜のシュミレーション。緊張MAX状態。

かなりの時間が立つ。

マオなかなかお風呂から出てこない。

私は心配になる。

コッソリ脱衣所を覗く、シャワーの音。

ユミ「マオ大丈夫?」

マオ「大丈夫だよ、もう上がるから」

マオは私と肌を合わせるかもしれないと一生懸命身体をを丁寧に洗ってたんだろう。

私はそんなマオを愛しく感じる涙が出るほどに。

マオがお風呂から上がった。

可愛い、新しいパジャマ着てる。

マオ「新しく買ったんだ、このパジャマ。ここに置いていていい?下着も?」

ユミ「いいわよ、マオのタンスがいるね」

マオ「さぁ、ユミちゃんもお風呂入ってきて。」

マオに促されてお風呂に入る。

私も綺麗に丁寧に身体を洗おう。

マオのために。




時間をかけて丁寧に隅々まで綺麗に洗った。

お風呂から上がるとリビングにはマオはいない。
もう寝室?私は寝室に向かう。

部屋に入ると真っ暗だ、マオはいつも怖いからと言って灯りをつけて寝ている。

私は電気をつける、

マオ「ユミちゃん灯りつけないで」

ユミ「マオはつけてないと寝れないじゃない?」

マオ「まだ寝ないもん」

私はマオがこれから始まる事が恥ずかしいのだろう。と思ったが
ユミ「ダメ、明るくないとマオの可愛い顔が見れないよ」

マオは渋々ベットの横にある電気スタンドを点けさせてくれた。

マオはもうシーツにくるまって顔を隠している、恥ずかしいのだろう。可愛い。

私はマオの横に入ろうとしたとき、マオは顔を隠したまま、

マオ「ユミちゃん、全部脱いで」

私は「エッ?」と思ったがさっきまで着てたマオのパジャマと下着がソファに置いてあるのを見た。

マオは裸だ、覚悟を決めている。

私も覚悟を決めよう。

素早く裸になった私は滑り込むようにマオの横に入る。

肌が触れる。触れたとこが熱く感じてしまう

マオの顔を隠しているシーツを取る。

マオは目を閉じていた、

ユミ「マオ目を開けて」

マオはゆっくり目を開ける。怖いのかな、涙目になってる。

ユミ「怖い?」

マオ「大丈夫、怖くないよ」

ユミ「マオ愛してるわ、私は今日という日を忘れない」

マオの顔を両手で包む、くちびるをゆっくり近づけて行く。何度もしたキスだが私の想いが伝わったらいいなぁと思いながらくちびるを合わせた。

愛してる。
愛してる、
愛してる、
愛してる、

何度言ってもいい足りない。
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