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エリートニートなのに冒険者
奴隷にしてください!?
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「ご主人様、香辛料売ってあった店が襲われています!」
なんだとう!?一体なんの魔物だ!
「じゃが御主人様、どうやら心配要らん見たいじゃぞ?」
なんでそう思う……あ、ホントだ。香辛料売ってくれたおばちゃんが魔物達を次々倒していってる。私に調理できないものはないよ!ってさけびながら両手の指の間に香辛料の瓶もって攻撃、いや調理してる。あれ一応弱いっていっても危険地帯の魔物だよ?おばさん強ぇ。
「じゃあどこ行きますか?」
う~んもういいかな?やることをやったし帰ろうか。
「まだ魔物が溢れとるけどいいじゃな?」
だってこれくらい防がないと生きていけないよ?大丈夫。勇者(オタ)達もいるから安心して。
「そういえば勇者が召喚されたとか街の人が言ってましたね」
「そうなのか?なんか一昨日ぐらいに強い力を感じたのはそれじゃったのか」
勇者召喚を感じれるって凄いね。もしかして俺の部屋を見つけたのって見つけたのってそれが気になって散歩してたら見つけた的な感じかな?
「おい兄ちゃん!いちゃついてないで手伝ってくれよ!」
「人数が足りないんだ!そんなことしてないで来てくれ!」
なんか魔物倒している冒険者達から手伝えって言ってきた。いちゃついてる?あ、抱っこおんぶしてるんだった。
「くそっ、こんな忙しいときに見せつけやがって……!」
それが本音ですよね?嫌味なら手を貸さないでおこう。まあどのみち貸さないけど。
「あ、ちょっと待てや!」
「こんな中楽しむってかあのガキ!」
いやさすがにやらないから。なに勝手に妄想してんの?
「ご、ご主人様、それでしたらせめて家の中で……」
「さ、さすがに外では恥ずかしいのじゃ……」
君たちも期待してるんじゃない。嫌がられるよりはいいけど。
なんか言われるの嫌だしもう帰るか。
「おいあの兄ちゃん危険地帯の方に行ってるぞ!」
「根源をやりにいくなんて……すまねえ見下していた!あんた漢だよ!」
なんか勘違いされてるけどまあいいか。その方が都合がいいし。
「ちょっと待ったぁ!」
ん?なんか聞き覚えのある声が……
「新くんでしょ!なんでまだ生きてるの!?」
ヤバ!勇者だったのか!あれ?けどこれ誰?
「隣に住んでる深華だよ!?一応幼馴染だよね!?」
ああ、そういえばいたね。そんなフラグ見てないから俺のこと知ってるの勇者(オタ)だけだと思ったてた。
「いやずっと私はでてたよ!接点が無かっただけで!」
う~ん?あれ、ホントだなんか最後に出てたね。(みんなと)友達になる可能性だってあったのに……とかいってたね。
「いやなんでしってんの!?」
え?それはスキルでこう、ねえ?
「便利過ぎるよそのスキル!まさか抜け出したのそれか!」
おうここに名探偵現れる。ちょっとドヤッてる。
「ご主人様は勇者だったのですか?」
ああ、そういえば言ってなかったっけ?一応勇者だよ、俺。
「まあ薄々そうじゃないかなと思っていましたけど」
「そうじゃな。じゃないとあの強さは説明できん」
さすがぶっ壊れステータス達。勘も鋭い。隠し事できないね?
「てゆうかその娘達はなに!……うぅぅ私の新くんにそんなにくっついて……!」
いや深華のじゃないからね?強いて言うならエリィとロアのだから。
「「ご主人様の奴隷です(じゃ)」」
「な!?」
わお息ぴったり。ホント仲良いね。ご主人として嬉いよ。あとロア、仲間って奴隷ってことだったんだね。御主人様って言うからもしかしてとは思っていたけど。
「じゃあ私も新くんの奴隷になる!」
元日本人の爆弾発言。君、日本人だよね?
「いいでしょ?私料理とか色々得意だよ!だからお願い!ずっと好きだったの!だから奴隷にして一緒にいさせてください!」
まさかあなたの奴隷にしてくださいとお告白されるとはエリートの俺ですら思わなかったよ?まあ料理ができるのはありがたい。家事とか全部自分でしないといけなかったから困ってたんだよね。
家事してくれるのも嬉しいし深華は可愛いからいいよ。
「やったー!新くんと一緒にいれるなら奴隷でもいいって思ってたけどホントになれるなんて……!」
奴隷にして喜ぶ人初めて見た。しかも地球にいたときからそう思っていたなんて。よく周りに馴染めたね。
けど奴隷になって喜ぶ女子高校生。なんかエロい。
「ご主人様、新しい奴隷が増えましたね。私はエリィです。深華さん、よろしくお願いします」
「わしはロアじゃ。仲良くして貰えると嬉しいのじゃ」
「よ、よろしく!猫耳っ娘とロリバア属性……。見事に新くん好み……」
ちょっと待って。なんで俺の好みを知ってるの?
「え?窓から新くん何してるかな~って覗くといつも猫耳っ娘等の裸のポスターが貼ってあったから好きなのかな~って」
見られていたのか!同級生の女子にあの部屋を!思わぬ大ダメージ!けどカーテン閉めていたのになんで!?
「いやいつも数センチ微妙に違うところ空いてるから。あと耳がいいから猫耳っ娘可愛い~とか言いながらなにか擦る音とかも聞こえてたよ」
ぎゃああああああああああ!プライバシーが少しも守られてねえぇぇぇ!しかもなんで赤くなってんだ!俺がそれしてるときナニやってたんだ!やってたのか!?
もうお部屋帰る!周りの目線が痛い!聞こえてないみたいだけど雰囲気で何となく察せられてる!
「ご主人様、帰るのですか?」
「この様子じゃと帰りたいみたいじゃの」
「え、部屋とかあるの!?早くいきたい!」
ひきこもってやるぅぅぅぅぅ~!
その頃街中で~
「あれ、深華はどこ行った!?」
「さっきまで一緒にいたのに消えたぞ!」
「先程新くんと叫びながら走って行かれました」
「「え?」」
一人連れ去ったニートであった……
なんだとう!?一体なんの魔物だ!
「じゃが御主人様、どうやら心配要らん見たいじゃぞ?」
なんでそう思う……あ、ホントだ。香辛料売ってくれたおばちゃんが魔物達を次々倒していってる。私に調理できないものはないよ!ってさけびながら両手の指の間に香辛料の瓶もって攻撃、いや調理してる。あれ一応弱いっていっても危険地帯の魔物だよ?おばさん強ぇ。
「じゃあどこ行きますか?」
う~んもういいかな?やることをやったし帰ろうか。
「まだ魔物が溢れとるけどいいじゃな?」
だってこれくらい防がないと生きていけないよ?大丈夫。勇者(オタ)達もいるから安心して。
「そういえば勇者が召喚されたとか街の人が言ってましたね」
「そうなのか?なんか一昨日ぐらいに強い力を感じたのはそれじゃったのか」
勇者召喚を感じれるって凄いね。もしかして俺の部屋を見つけたのって見つけたのってそれが気になって散歩してたら見つけた的な感じかな?
「おい兄ちゃん!いちゃついてないで手伝ってくれよ!」
「人数が足りないんだ!そんなことしてないで来てくれ!」
なんか魔物倒している冒険者達から手伝えって言ってきた。いちゃついてる?あ、抱っこおんぶしてるんだった。
「くそっ、こんな忙しいときに見せつけやがって……!」
それが本音ですよね?嫌味なら手を貸さないでおこう。まあどのみち貸さないけど。
「あ、ちょっと待てや!」
「こんな中楽しむってかあのガキ!」
いやさすがにやらないから。なに勝手に妄想してんの?
「ご、ご主人様、それでしたらせめて家の中で……」
「さ、さすがに外では恥ずかしいのじゃ……」
君たちも期待してるんじゃない。嫌がられるよりはいいけど。
なんか言われるの嫌だしもう帰るか。
「おいあの兄ちゃん危険地帯の方に行ってるぞ!」
「根源をやりにいくなんて……すまねえ見下していた!あんた漢だよ!」
なんか勘違いされてるけどまあいいか。その方が都合がいいし。
「ちょっと待ったぁ!」
ん?なんか聞き覚えのある声が……
「新くんでしょ!なんでまだ生きてるの!?」
ヤバ!勇者だったのか!あれ?けどこれ誰?
「隣に住んでる深華だよ!?一応幼馴染だよね!?」
ああ、そういえばいたね。そんなフラグ見てないから俺のこと知ってるの勇者(オタ)だけだと思ったてた。
「いやずっと私はでてたよ!接点が無かっただけで!」
う~ん?あれ、ホントだなんか最後に出てたね。(みんなと)友達になる可能性だってあったのに……とかいってたね。
「いやなんでしってんの!?」
え?それはスキルでこう、ねえ?
「便利過ぎるよそのスキル!まさか抜け出したのそれか!」
おうここに名探偵現れる。ちょっとドヤッてる。
「ご主人様は勇者だったのですか?」
ああ、そういえば言ってなかったっけ?一応勇者だよ、俺。
「まあ薄々そうじゃないかなと思っていましたけど」
「そうじゃな。じゃないとあの強さは説明できん」
さすがぶっ壊れステータス達。勘も鋭い。隠し事できないね?
「てゆうかその娘達はなに!……うぅぅ私の新くんにそんなにくっついて……!」
いや深華のじゃないからね?強いて言うならエリィとロアのだから。
「「ご主人様の奴隷です(じゃ)」」
「な!?」
わお息ぴったり。ホント仲良いね。ご主人として嬉いよ。あとロア、仲間って奴隷ってことだったんだね。御主人様って言うからもしかしてとは思っていたけど。
「じゃあ私も新くんの奴隷になる!」
元日本人の爆弾発言。君、日本人だよね?
「いいでしょ?私料理とか色々得意だよ!だからお願い!ずっと好きだったの!だから奴隷にして一緒にいさせてください!」
まさかあなたの奴隷にしてくださいとお告白されるとはエリートの俺ですら思わなかったよ?まあ料理ができるのはありがたい。家事とか全部自分でしないといけなかったから困ってたんだよね。
家事してくれるのも嬉しいし深華は可愛いからいいよ。
「やったー!新くんと一緒にいれるなら奴隷でもいいって思ってたけどホントになれるなんて……!」
奴隷にして喜ぶ人初めて見た。しかも地球にいたときからそう思っていたなんて。よく周りに馴染めたね。
けど奴隷になって喜ぶ女子高校生。なんかエロい。
「ご主人様、新しい奴隷が増えましたね。私はエリィです。深華さん、よろしくお願いします」
「わしはロアじゃ。仲良くして貰えると嬉しいのじゃ」
「よ、よろしく!猫耳っ娘とロリバア属性……。見事に新くん好み……」
ちょっと待って。なんで俺の好みを知ってるの?
「え?窓から新くん何してるかな~って覗くといつも猫耳っ娘等の裸のポスターが貼ってあったから好きなのかな~って」
見られていたのか!同級生の女子にあの部屋を!思わぬ大ダメージ!けどカーテン閉めていたのになんで!?
「いやいつも数センチ微妙に違うところ空いてるから。あと耳がいいから猫耳っ娘可愛い~とか言いながらなにか擦る音とかも聞こえてたよ」
ぎゃああああああああああ!プライバシーが少しも守られてねえぇぇぇ!しかもなんで赤くなってんだ!俺がそれしてるときナニやってたんだ!やってたのか!?
もうお部屋帰る!周りの目線が痛い!聞こえてないみたいだけど雰囲気で何となく察せられてる!
「ご主人様、帰るのですか?」
「この様子じゃと帰りたいみたいじゃの」
「え、部屋とかあるの!?早くいきたい!」
ひきこもってやるぅぅぅぅぅ~!
その頃街中で~
「あれ、深華はどこ行った!?」
「さっきまで一緒にいたのに消えたぞ!」
「先程新くんと叫びながら走って行かれました」
「「え?」」
一人連れ去ったニートであった……
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