勇者召喚されたけどエリートニートで引きこもり気質(両方自称)な俺~チート使って自由気ままに過ごします~

絵樹瑠

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なんでニートな俺が勇者召喚?

よし逃げよう!

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 「おーい、廻李都くん、ステータスどうだった?」

 あれ?なんで勇者(オタ)が俺の名前しってんの?俺引きこもりでニートだよ?知り合えないよ?

「いやそんななんで名前しってんの?的な反応しないでくれよ。クラスメイトだろ?」

 いや、俺のクラス(自室)は俺一人だからね。引きこもってるからね。クラスメイト(同棲者)何ていないからね。

「高校のクラスメイトの「レアスキルだー!」だよ覚えていてくれよな。」

 ああ高校のね。なるほどなるほど。てか名前がレアスキルだーて誰かが叫んだから聞こえなかったよ。ごめんね?

「ここにいるみんなクラスメイトだよ。わからないのか?あと覚えて欲しいからもう一度名前言うね。僕は「っしゃー!俺もだ!」だからね。ちゃんとフルネームで覚えてね?」

 ……また?なんか君のクラスメイトから悪意を感じるんだけど?いや、気のせいだな。うん。そう思っておこう。名前覚える気ないし。大丈夫だな。あとこれ全員クラスメイト?知らないやつらばっかだなー。

「では皆さま、ステータスの確認が終わったみたいなのでお部屋に案内いたします」

 え?ここに住むの?

「え?ここに住むんですか?」

 ナイス質問勇者(オタ)!

「はい。ここには部屋が沢山ありますし、近くにダンジョンもあるのでここに住んでもらったほうが何かと便利なんです」

  いや、絶対監視目的でしょ?俺嫌だよ?人に監視されながらじゃだらだらできないじゃん!

「どのみちお金がないのでありがたいです。わかりました。みんな王女様についていこう!」

 おい、勇者(オタ)。お前今さっきから勝手に進みすぎ!質問はありがたいけど他だめすぎ!これは本格的に抜け出しの手段を考えねば…!てか考えるまでもないか。とりあえず部屋まで行くか。







「これで部屋のご案内は終わりです。食事になったら呼びますので、食堂におこしください。」

 うん。多分その頃にはいないよ?逃げるから。

「いろいろありがとうございます。では食事まで部屋で発動しても大丈夫なスキルを試しております」

 さすがオタ(勇者)。スキルに興味津々だね?

「ごゆっくりしてくれても構いませんよ?それでは食事のときに……」


 さて、部屋に入ったから作戦を始めるか。まず分身身代わりを発動して~

ドカバタゴキャッ!

 ………………。
 発動座標間違えた……。なんかタンスの角に当たって回転しながら落ちて首の骨も折れちゃってる…。まあいいか?やる手間が省けたし。これで死体完成!あとは窓を開ける。そして~

ジャーンプ!!

 そしてドゴーン!!

 うわ~ビックリした。少し強くジャンプしただけなのに5キロぐらい飛んじゃったよ。山じゃなかったら死人がでてたね?クレーターできちゃったよ。まあこれで晴れて自由だ。とりあえず身分証明のために冒険者登録して見ようかな~?







その頃王宮では~

コンコン

「おーい、廻李都くーんみんなで食事にいこうよ。」
「しゃべったことないけど一応クラスメイト出しな」
「クラスの雰囲気は大事だしね!」
「入るよ~?」

ガチャリ

「いるなら返事してくれても……!?」
「く、く、首が折れて死んでる‼」
「キャァーー!!」
「王女様を呼んでこい!」



 ニートはあとのことを考えないのである……
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