勇者召喚されたけどエリートニートで引きこもり気質(両方自称)な俺~チート使って自由気ままに過ごします~

絵樹瑠

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エリートニートなのに冒険者

危険地帯?

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「すごいですご主人様!」

 わっ、いきなりどうしたの?びっくりして大事な食材(魔物)、吹き飛ばすところだったよ?オーバーキルになっちゃうよ?

「すすすいません。ご主人様があまりにも簡単に狩っていくものですから……。それに比べて私は三回も攻撃しないといけないなんて……足手まといですよね?」

 いやいや充分やくにたってるよ?ここ、ゴールドのギルドカード持ってる人でも危ないんだよ?危険地帯だよ?なんで三発で倒せちゃうの?エリィ(ト)だから?

「え、三発もあれば普通倒せますよね?まずは突進してくる魔物の脚を蹴って……」

 ドゴォォォン!

「浮いたら眉間を狙いって殴り……」

 ゴスゥゥ!

「最後に胸を蹴り抜いて心臓の動きを止める!」

 ボクゥァ!

「普通はこれで倒すのですが、ご主人様は向かってくる魔物の心臓を的確に殴り、それだけで倒してしまうのでさすがですね!」

 いやおかしいから。普通、14歳の華奢な少女が、3メートル位の魔物が突進してきてるのに蹴り飛ばすなんて。エリィ(ト)だから?エリートってすごいね?それなら両親もびびっちゃうよ?あ、倒せるから行くのに反対しなかったの?

「一番奥は無理ですけど、これくらいなら大丈夫です」

 チートだね。まあいいや。強すぎて困ることは何もないし?よし、食料はこのくらいでいいかな?香辛料はもう買ったし、あとはもういいかな?あ、皿とか鍋買ってなかった。どうしよう?

「皿ですか?それなら魔物の体の一部を使用できますよ?」

 え?あ、ほんとだ。鱗が皿に代用できる。ホントここ便利だね?人いなくて、食材があって、食器まである。決めたわ。ここに住むわ。隣には猫耳っ娘もいるし最高だ!

「え?住むんですか?夜は隠密性が高いのに力も強い魔物がうじゃうじゃ出ますよ?」

 あ、部屋召喚と引きこもり持っているので大丈夫です。エリートニートですから(笑)。

「……私のご主人様は一体何者?(ボソッ)」

 引きこもり気質のエリートニート(自称)です。以上。さて、料理始めますか!まずは火をつけないとね!えーとどうしよう?

「あ、火なら私が。【ファイア】」

 あれ?おかしいな?生活魔法は誰でも使えるけど、確か詠唱が必要じゃなかった?魔法名だけでなんでなるの?俺詠唱知らないから使うことすら出来ないんですけど?

「詠唱?生活魔法にそんなもの入りませんよ?ご主人様も多分できますよ!」

 あ、いい笑顔。そんなに期待されちゃ~やらないとね?……あれ?出来なかったらどうしよう?いや、大丈夫なはずだ。何てったって俺はエリートだから!(自称)
 よし、まずは火をイメージして……

 ボォアァァァ!

 ぎゃあああなんかでたああぁぁ!

「魔法名を言わずに上位魔法を!?さすがご主人様です!」

 なんで生活魔法使おうとして火の上位魔法が出るの!?しかもイメージしただけだし!俺、火魔法持ってないよ!【ステータス】!



ステータス

 廻李都 新徒(えりいと にいと)

Level 120(前56)

HP211110
MP211110
魔力21110

種族:人間?
 
特殊職業:ニート
特殊職業:奴隷主人(スキルの効果を奴隷にも使える)

スキル

RS(レアスキル)

炎魔法(New!):火魔法の進化スキル。下級魔法が火魔法の上位魔法と同じ威力。

NS(ニートスキル)

引きこもり:部屋で使用可能。部屋と自分が(メンタルも)無敵状態になる。だから誰も部屋からでろと言わないで。

部屋召喚:ニート、または引きこもり専用のスキル。部屋を何処にでも召喚できる。少しもろい。あるスキルを使うと…?

不眠不食:寝らなくても食べなくてもMP消費で大丈夫。なお、任意発動。これで部屋からでなくても大丈夫!

分身身代わり:強制的に部屋から出されそうなときのためのスキル。動けない分身体を作り、そいつを連れていかせる。しかし動けないのですぐにばれる。出してる間はMPを消費する。

ネット:感知できない魔力の糸を広げれる。五感を糸にのせることも可能。魔法も放てる。範囲はMP次第。なお、これを使っている間は動けない。

固有空間収納:自分が作った空間に物を収納できる。重さの上限はない。買い物が楽になる!

ES(エリートスキル)

最効率化:処理能力が上昇。経験値倍増。エリートですから。

完全記憶:一度見たり聞いたり感じたものを忘れない。エリートですから。

分析鑑定(New!):相手や物などのステータスが視れる。相手が隠蔽や偽装してても、分析するので効かない。エリートの眼は誤魔化せない。



 なんか新しく手に入ってるし!しかも炎魔法ってなに?火魔法はどこにいったの?せっかくのNSでもESでもないスキルがてにはいったのになんでRSから?エリートだから?特殊職業の奴隷主人は奴隷買ったからこうなったのかな?あれ?ESにも新しいのあるし。分析鑑定?めっちゃ便利じゃん。流石ES。

「ご主人様、どうしたんですか?」

 あ、エリィに使ってみよう。【分析鑑定】



ステータス

 エリィ・トーデス

Level 50

HP3488
MP3488
魔力3488

種族:銀猫人族

特殊職業:エリート(周りからは拳闘士に見える)
特殊職業:奴隷(主人のスキルの影響を受けれる)


スキル
RS(レアスキル)

家事全般:掃除も洗濯も料理もよく出来る。

SRS(スーパーレアスキル)

剛拳剛脚:殴ったり蹴る時に大幅に威力、耐久性が上がる。

敏速:動きを高加速化する。

ES(エリートスキル)

全察知:気配や危機、敵を見つける、気づくことが出来る。エリートですから。

超学習:学習能力が大幅に上がる。エリートですから。






 お前もか!いや職業はなんか俺よりいいけど!ESって俺の固有スキルじゃないの!?スキルも何故かSRS持ってるし。俺ないよ?しかもHPとか高いね?けどどんな意味が……あ、スマホのキーボード式でエリイって打つと3488になるね?なるほど。

「そ、そんなに見つめられると恥ずかしいです……」

 グハァ!?なんだこの可愛い生き物は!俺の奴隷だぁい!嬉しい!あとで撫でよう。愛でまくろう、絶対。

「に、肉を焼いておきますね」

 あ、逃げた。可愛い。じゃあ俺はサラダとスープとパンを作ろうかな?美味しく作ってやる!ニートでもエリートだから出来るもんね!






そのころ王宮で~


「明日危険地帯に行ってほしい?」
「なんでそんな物騒なところにいかなきゃ行けねえんだ?」
「危険地帯ってヤバイところなんじゃないの?」


「どうやら危険地帯のほうから地響きみたいな音が聞こえるそうです。推測ですが、ダンジョンの揺れと関係しているかもしれません。それに黒髪の男性もそこにいるみたいで……」

「「「え?」」」




人騒がせなニートとエリートであった……

 
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