【完結】謀られた令嬢は、真実の愛を知る

白雨 音

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11 /ナゼール

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グエンならば、わたしにどんな事があっても、見捨てたりはしないだろう。

グエンの言葉から、そう強く感じた。
グエンの考え方が好きだ。
わたしも、グエンに何かあった時には、支えになりたいと思う___

わたしは前向きに、グエンとの結婚を考え始めた。
そうすると、グエンがこれまでとは違って見えた。

こんなに、背が高かったかしら?こんなに、恰好良かった?
勿論、グエンは変わっていないのだが、何故か、見惚れてしまうのだ。
大きな手に触れられる度に、ドキドキとするし、
灰色の瞳が素晴らしく綺麗だという事にも気付いた。
「ミシェル」と呼ばれるだけで、心が躍った。

これまで感じた事の無い、甘い空気が、二人の間に流れている気がした。

これならば、結婚して《夫婦》になれるのではないか?
そんな風に思えてきた。

だが、ふとした瞬間に、現実に戻される。
わたしを引き止めるのは、彼女の存在だ___

グエンが愛した女性。

グエンがわたしに好意を持ってくれているのは確かだ。
だけど、それは妹への《家族愛》で、真実確かな《愛》ではない。

結婚には、必ずしも《愛》が必要という訳ではない。
『結婚した後で愛が生まれた』という話は、良く耳にした。

だが、グエンは彼女を想い続けるだろう。
他の者を愛せないからこそ、《妹》を生涯の伴侶に選んだのだ___

そう考えると、急に虚しくなった。
心に冷たい風が吹き抜ける。

グエンが、彼女の事を忘れ、わたしと向き合ってくれるなら…

そう思いながらも、わたしはグエンに話せないでいた。
グエンの返事が怖かったからだ。

もし、彼女への愛を聞かされたら…
彼女しか愛せないと言われたら…

わたしはきっと、打ちのめされるだろう。
だが、この事を話合わずに結婚したら、きっと、虚しい結婚生活になってしまう___

わたしはグエンに切り出す事が出来ないまま、ただ、時間だけが流れていった。


◇◇


「ミシェルに会いたいのですが」

ある日、わたしを訪ねて館にやって来た者がいた。
わたしの嘗ての婚約者で、わたしの親友エリーゼと結婚した、
ヴァンサン伯爵子息、ナゼールだ___

「ヴァンサン伯爵子息、ナゼール様が、
ミシェル様にお会いしたいといらしておりますが、いかがなさいますか?」

ナゼールが!?
執事のマチューからその名を聞いた瞬間、わたしの胸に期待が膨らんだ。
だが、一瞬後、そんな自分を窘めた。

ナゼールはもう、エリーゼと結婚したのよ!

わたしを迎えに来た訳じゃない。
ナゼールに期待するなんて、どうかしているわ…

それなら、一体、何をしに来たのだろうか?

ナゼールが会いに来る理由は、全く思いつかなかったが、
会わなければ気になる事が分かっていたので、早く終わらせる為にも、会う事にした。

「分かりました、お待たせしたくありませんので、車椅子をお願い出来ますか?」

わたしはメイドに車椅子を押して貰い、ナゼールが待つパーラーへ向かった。
わたしが入って行くと、ナゼールが立ち上がったのが分かった。
引き摺って歩く姿は見られたくなかったので、そのままソファ椅子まで行った。
メイドの手を借りて車椅子を降り、ソファ椅子に座る。
そこで、漸く、ナゼールを見る事が出来た。
久しぶりに見るナゼールの顔は、少し窶れて見えた。

「お待たせしました、ナゼール様、足を悪くしていますので、座ったままで失礼します」

わたしは丁寧に、余所余所しく挨拶をした。
ナゼールはショックを受けた顔をしていたが、「ああ、勿論、いいよ」と頷いた。

ナゼールには既にお茶と菓子が出されていて、メイドがわたしの分の紅茶を淹れてくれた。
メイドがパーラーを出て行き、わたしはナゼールに訊いた。

「今日は、どういったご用件でしょうか?」

「ああ、ミシェル、僕の事、怒っているんだね?
だけど、君が怒るのも無理はないよ、君は僕に捨てられたと思っているよね?」

思っている所か、その通りではないか。
わたしは胸の内で皮肉に言っていた。

「でも、本当は違うんだよ!僕たちは、罠に嵌められたんだ!」

「僕たち?」

「僕と君、いや、全員、エリーゼに嵌められたんだ!」

「エリーゼに?」

思わぬ名が飛び出し、わたしはポカンとしていた。
一体どういう事なのか?
頭を捻るわたしに、ナゼールは滔々と話し出した。



◆◆ ナゼール ◆◆

ナゼールとエリーゼの結婚生活は、最初こそ上手くいっていたが、
一月も経たない内に綻びを見せ始めた。
それというのも、エリーゼの独占欲、嫉妬の所為だ。
エリーゼは、「ナゼールが不貞を働くのではないか」と疑っており、ナゼールを管理したがった。

「今日は何をするのぉ?」
「いつもと同じだよ、伯爵の手伝いさ」
「館から出る時は、必ずあたしに言ってねぇ」

だが、急に用事を言い付けられる事もある、
それに、ナゼール自身は『大した事無い』と思っているので、
つい、エリーゼに伝える事を忘れてしまう。
すると、夜、寝室に引き上げ二人きりになった途端、エリーゼが厳しく追及してきた。

「どうして、言ってくれないのぉ?一人で出掛けるなんてぇ、酷いわぁ!
あたしはあなたの妻なのよぉ!」

「忘れていただけじゃないか、それに、一々君に話す程の事じゃないし…」

「そんな事言ってぇ、女と会ってるんでしょう!」

「僕は遊びに出てる訳じゃないんだよ?そんな風に勘ぐるなんてどうかしてるよ!」

「だったら、どうして黙って出掛けるのよぉ?やましい事をしている証拠でしょぉ!
誰と会ってたのぉ!何処の女なの!ちゃんと話てよぉ!
こんなに愛しているのに、裏切るなんて酷いわぁ!!」

エリーゼはナゼールの話を聞かず、大騒ぎをし、ナゼールを責め立てる。
そして、不安を払拭する為か、険悪な状況であっても、エリーゼはナゼールを求めてきた。

「あたしを愛しているってぇ、証明してくれるでしょう?
あたし、早く子供が欲しいのぉ…」

こんな状況で、子供を作ればどうなるか…
ナゼールには大いに不安があり、「疲れている」「頭痛がするんだよ」と
考え付く限りの言い訳をして避けた。


ナゼールは毎日の様にエリーゼに責め立てられ、迫られ、うんざりとしていた。
次第に嘘を吐く様になり、夜は酒場に入り浸る事が増えていた。

そうしたある日、晩餐の支度をしていた所、エリーゼに一通の手紙が届いた。
エリーゼが顔を顰めたので、良い知らせでは無いのだろうとナゼールは察した。

「誰からなの?悪い知らせかい?」

声を掛けると、エリーゼはビクリとし、手紙を背に隠した。

「いいえ!その、実家からなのよぉ、でも、気にする程の事でもないからぁ」

エリーゼは明らかに動揺していた。
言い訳もその場凌ぎに思えた。

手紙に何かあるのか?

ナゼールはもしかしたら、エリーゼの弱味を握れるかもしれないと思い、
「君の家の事なら、夫の僕にも読む権利はあるよね?」と見せる様に促した。
だが、エリーズは「こんな事で、あなたの手を煩わせたくないわ」と、
手紙をさっさと燃やしたのだった。

いよいよ変に思ったナゼールは、それからエリーゼを注意深く見る様になった。
日中は使用人にも見張らせた。
そして、数日後、ナゼールはその現場を目撃する事になった。

エリーゼが「友達と会うの」と、馬に乗り館を出て行ったのだ。
怪しんだナゼールは、使用人を連れて、エリーゼの馬の後を追った。

エリーゼはとある酒場の裏で、一人の男と会っていた。
薄汚れた服を着ていて、髪も口髭もだらしなく伸びきっていた。
とてもエリーゼの知り合いだとは思えず、ナゼールたちは隠れて二人の様子を伺った。
そして、聞こえてきた会話は…

「ああ、そうさ、あの場に居たよ、隠れて見てたのさ。
驚いたねー、あんた、わざと馬の足を滑らせたんだろう?
可哀想に、あの娘の乗った馬は酷く暴れて、あの娘は馬から振り落とされちまった!」

「態となんかじゃないわ!事故よ!」

「いいや、あんたは余裕だったじゃないか、それに、その後の事を忘れたのかい?
その後、あんたは、あの娘の足に石をぶつけただろう?
酷い怪我だったらしいじゃないか、いや、恐ろしいねー」

「そんなのデタラメよ!」

「馬鹿言うなよ、俺はこの目で見たんだぜ!
あんた、あの娘の婚約者を奪って結婚したそうじゃないか?
この事を、伯爵と旦那が知ったら、どうなるかねー?」

「フン、あなたみたいな薄汚い男の言う事なんて、誰も信じやしないわよ!」

「それならいいぜ、酒場でも何処でも行って、話してきてやるよ。
そうしたら、あんた、何もかも失うぜ!」

エリーゼは暫く黙り込むと、「分かったわよ」と、ポケットから金の束を取り出し、男に渡した。

「へ、へ、へ、ありがとうよ、また頼むぜ!」

男がそれを仕舞ったのを見て、ナゼールは使用人と共にその場に踏み込んだ。
使用人は易々と男を捕まえた。

「エリーゼ!今の話は本当なのかい?」

エリーゼは真っ青な顔をし、引き攣った笑みを見せた。

「嘘に決まってるでしょう!あたしがどうして、親友を怪我させるのぉ?あり得ないわぁ!」

「でも、今、金を払ったじゃないか!」

「だってぇ、嘘でも悪評を流されたらぁ、大変な事になるでしょう?
あなたはきっと、あたしを信じてくれないものぉ…」

「ああ、君の言う事なんて信じないよ!もし、嘘なら、手紙に動揺したりしないよね?
それに、得体の知れない男と二人で会ったりしないよ!
君は驚いても怯えてもいなかったじゃないか!
この事は、僕から父さんに話させて貰うよ!この男にも証言して貰う___」

「待って!それだけは止めてぇ!あなたを愛してるのよぉ!
あたしたち、夫婦なのよぉ?あたしを捨てたりしないでしょう?」

「僕が結婚したかったのは、ミシェルだよ!
ミシェルを愛していたんだ!君じゃない!
それを君が奪ったんじゃないか!僕は君を絶対に許さないからな!!」

その後、ナゼールは館に戻り、早速伯爵に会い、見聞きした事を話した。
男も話していた通りの事を証言した。
伯爵は酷く驚いていた。

「何と恐ろしい事を…それが本当であれば、このままにはしておけん…」

「あなた!直ぐに二人を離縁させましょう!知りながら、離縁しなかったとなれば、
それこそ、悪評になりますよ!」

伯爵夫人が、離縁を強く勧めた。

伯爵夫人は、最初こそ、エリーゼを可愛がっていたが、
エリーゼは伯爵夫人の言う事を聞かず、《伯爵夫人》になるべく教育をしても、
エリーゼは小馬鹿にし、真面目に取り組もうとしなかった。
『あたしぃ、難しい事は苦手でぇ』『跡継ぎを産むからぁ、それでいいでしょう?』と、こんな調子だ。
それで伯爵夫人が叱ると、「体調が悪い」と一週間は部屋に閉じ籠ってしまう。
ほとほと手を焼いていた事もあり、この際、追い出したかったのだ。

「それに、そんな噂のある者を、伯爵夫人には出来ませんわ!
離縁するか、ナゼールには爵位を諦めて貰うより他無いでしょう」

「確かにその通りだ___」

話が纏まった所で、エリーゼが呼ばれた。
エリーゼは「身に覚えがない!酷い嘘ですわぁ!」と言い張ったが、
誰も彼女に味方する者はいなかった。


ナゼールは馬を走らせ、ミシェルの家に向かった。
だが、ロベール男爵の館に、彼女は居なかった。
ミシェルの母がそれを教えてくれた。

「ミシェルは今、私の弟の館で療養をしているのよ。
足も少し良くなったのよ、引き摺りながらではあるけど、歩ける様になったの。
ナゼール様、心配してくれてありがとう、でも、もう会わない方がいいわ。
あなたは結婚したんだから、ミシェルもあなたを忘れたいのよ…」

ナゼールは「どうしても話さなければならない事があるんです!」と言い、
居場所を教えて貰うと、直ぐに向かったのだった。

◆◆◆
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