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第1章 悪役令嬢は目立ちたくない
第15話 やっぱりイベント?
私は女生徒達に近づき、下から覗きこむように目線を合わせた。
「状況再現魔術ってご存知ですかぁ?物に染み付いた記憶を映像化する魔法なのです。それを使えばこの鋏が何に使われたか、直ぐに分かるんですよねぇ。今なら記憶も新しいでしょうし、簡単にできると思いますけど?」
女生徒達は顔を引きつらせている。
「あっ、それに強制自白魔術もありましたねぇ。あなた達程度の魔力の持ち主だと、抵抗できずに簡単に自白させられるかも?ふふ・・・かけられた側はちょっと苦しいらしいですけど、直ぐ終わると思いますわ。ああ、そう言えば!」
私は元祖悪役令嬢的な笑みを浮かべながら、クリフの方に顔を向けた。
「クリフ様、確かお得意でしたよね?」
「ああ、一度人に試してみたいと思っていたんだ。失敗するとまずい事になるみたいだけど・・・大丈夫、俺は多分上手いよ」
超美形の顔に私と同じく黒い笑みを浮かべながら、クリフは優しいとも言える声でそう言った。手のひらを上に向け、そこからバチバチと火花のようなものが青白く散っている。
(はは・・・クリフもよくやるわ。怖っ・・・)
女生徒達はもう顔面蒼白で震えている。いや私までちょっとゾクッと背中が寒くなってくる。
(・・・バッドエンドのクリフを思い出すじゃないの。顔が奇麗過ぎると怖さが増すんだなぁ・・・)
そんな事を考えていると、突然私とクリフの後ろから重々しい声が聞こえた。
「話は聞かせてもらったよ。クリフ君、後はこちらに任せなさい」
いつの間にか後ろに引率のマーシュ先生が立っていた。マーシュ先生は女生徒達の方に向き直ると眉をひそめた。
「どうやら事故の原因は君たちのようだね?君たちにはもう少し聞きたい事があるからこちらへ来なさい。クリフ君とアリアナさんも、後で話を聞かせてくれるかね?」
「は、はい、先生」
突然の先生登場に私は驚いて背筋を伸ばした。クリフはどうやら気付いていたらしく、涼しい顔をしてる。
女生徒達は私達の脅しが効いたのか、すっかり大人しくなって先生についていった。
マーシュ先生の担当は体育と礼儀作法で特に正義感の強い方だ。多分きっちり調べてお仕置きしてくれるだろう。
もしかしたら今までのリリーへの嫌がらせに関しても対処してくれるかもしれない。
先生に連れていかれる女生徒達を見ながら胸を撫で下ろしていると、クリフが私の横に並んで小声でつぶやいた。
「で、状況再現魔術とか強制自白魔術って何なんだい?」
「あら、クリフ様もお話に乗って下さったじゃありませんか?」
「僕が得意だって?」
「ええ、試してみたかったんですよね?」
そう言うとクリフは「ぶっ」と吹出した。笑いが止まらないのか目に涙まで浮かべている。
(そんなにおかしかったかな?クリフって案外笑い上戸だったんだ・・・)
さっき女生徒達に言ったのは全部はったりだ。
察しの良いクリフのおかげで、彼女達はすっかり上手く騙されてくれた。
(それにしてもアリアナが悪役令嬢をしなくても、しっかりその役目を果たしてくれる人がいるんだなぁ)
しかもやる事が悪い方にレベルアップしている気がした。・・・ゲーム設定って侮れないな。恐ろしい・・・
(でも今の暴れ馬イベントじゃ、リリーと攻略対象者との距離は縮まんないんじゃあ・・・?)
そう思って、私達のピクニックシートの方を見ると・・・、
(げっ!?)
無事に起き上がった馬と倒れたままの馬車越しに、ディーンと第二皇子のパーシヴァルが居るのが見えた。彼らはリリーの傍に居て何か話しかけている。事故に気付いて心配でやってきたのだろう。
「アリアナ嬢、シートに戻るかい?」
皆の方を見ている私に、クリフにはそう言ったが、
「わ、私デザートを取ってまいりますわ!クリフ様はどうぞお戻りになって」
「えっ?」
「で、ではではでは・・・。」
(あいつらに関わってたまるかい!)
私はクリフを置いて、さっさと料理が並べてあるテーブルの方へ向かった。
デザートを取ってもディーンとパーシヴァルが何処かに行かない限り、戻るわけにはいかない。
私はテーブルの傍で人の陰に隠れながら、立ったままデザートを頬張った。
ちらちら様子を伺っていたのだが、彼らは本格的にピクニックシートに座り込んでいて移動しそうにない。
(何やってんのよっ!?いくらリリーのそばに居たいからって他の組の場所に居座るなんて図々しい。おかげで私が戻れないじゃないか!)
リリーはと言うと彼らの相手をしながらも、時々キョロキョロと辺りを見回している。もしかして私を探しているんだろうか?
(そうだよね・・・リリーは私と話がしたくて来たんだもん。せっかく友達になって一緒にお昼を食べてたのにさ・・・。あの4人組女生徒、まじ許せぬ)
そう思いながらどんどんデザートを口に入れる。うん、さすが学園お抱えシェフが作っただけある。どのお菓子もめっちゃ美味!
「さっきも言ったけど、よくそんな小さい体にそんなに詰め込めるな・・・」
突然後ろから声をかけられてびっくりし、頬張ったタルトを一気に飲み込んでしまった。振り向くとクリフの美しい顔が呆れたようにこちらを見下ろしてる。
「んぐっ!・・・ク、ク、クリフ様、どうしてここに!?皆の所に戻られたのじゃ?」
「さっきからずっと居るけど?あっちは人が増えてて面倒くさそうだから」
「だ、だからって付いて来なくても・・・」
(あなたが一緒だと目立つじゃないの!)
長身で超絶美形のクリフだ。目印が立っているようなものなのだ。
はたっと嫌な予感がしてリリーの方を見ると、どうやら彼女は私達に気が付いたらしい。ディーン達に何か言うとこちらに向かって走ってきた。
(いやいや、絶対奴らも付いて来るって!)
「ク、クリフ様!私、ボートの方へ行って参りますわ!」
「お、おいアリアナ嬢!?いったい・・・」
私は急いでクッキーを一つとって口の中に放り込んだ。そして悪いと思ったけどクリフを無視して、ボート乗り場へと一気に走った。
「状況再現魔術ってご存知ですかぁ?物に染み付いた記憶を映像化する魔法なのです。それを使えばこの鋏が何に使われたか、直ぐに分かるんですよねぇ。今なら記憶も新しいでしょうし、簡単にできると思いますけど?」
女生徒達は顔を引きつらせている。
「あっ、それに強制自白魔術もありましたねぇ。あなた達程度の魔力の持ち主だと、抵抗できずに簡単に自白させられるかも?ふふ・・・かけられた側はちょっと苦しいらしいですけど、直ぐ終わると思いますわ。ああ、そう言えば!」
私は元祖悪役令嬢的な笑みを浮かべながら、クリフの方に顔を向けた。
「クリフ様、確かお得意でしたよね?」
「ああ、一度人に試してみたいと思っていたんだ。失敗するとまずい事になるみたいだけど・・・大丈夫、俺は多分上手いよ」
超美形の顔に私と同じく黒い笑みを浮かべながら、クリフは優しいとも言える声でそう言った。手のひらを上に向け、そこからバチバチと火花のようなものが青白く散っている。
(はは・・・クリフもよくやるわ。怖っ・・・)
女生徒達はもう顔面蒼白で震えている。いや私までちょっとゾクッと背中が寒くなってくる。
(・・・バッドエンドのクリフを思い出すじゃないの。顔が奇麗過ぎると怖さが増すんだなぁ・・・)
そんな事を考えていると、突然私とクリフの後ろから重々しい声が聞こえた。
「話は聞かせてもらったよ。クリフ君、後はこちらに任せなさい」
いつの間にか後ろに引率のマーシュ先生が立っていた。マーシュ先生は女生徒達の方に向き直ると眉をひそめた。
「どうやら事故の原因は君たちのようだね?君たちにはもう少し聞きたい事があるからこちらへ来なさい。クリフ君とアリアナさんも、後で話を聞かせてくれるかね?」
「は、はい、先生」
突然の先生登場に私は驚いて背筋を伸ばした。クリフはどうやら気付いていたらしく、涼しい顔をしてる。
女生徒達は私達の脅しが効いたのか、すっかり大人しくなって先生についていった。
マーシュ先生の担当は体育と礼儀作法で特に正義感の強い方だ。多分きっちり調べてお仕置きしてくれるだろう。
もしかしたら今までのリリーへの嫌がらせに関しても対処してくれるかもしれない。
先生に連れていかれる女生徒達を見ながら胸を撫で下ろしていると、クリフが私の横に並んで小声でつぶやいた。
「で、状況再現魔術とか強制自白魔術って何なんだい?」
「あら、クリフ様もお話に乗って下さったじゃありませんか?」
「僕が得意だって?」
「ええ、試してみたかったんですよね?」
そう言うとクリフは「ぶっ」と吹出した。笑いが止まらないのか目に涙まで浮かべている。
(そんなにおかしかったかな?クリフって案外笑い上戸だったんだ・・・)
さっき女生徒達に言ったのは全部はったりだ。
察しの良いクリフのおかげで、彼女達はすっかり上手く騙されてくれた。
(それにしてもアリアナが悪役令嬢をしなくても、しっかりその役目を果たしてくれる人がいるんだなぁ)
しかもやる事が悪い方にレベルアップしている気がした。・・・ゲーム設定って侮れないな。恐ろしい・・・
(でも今の暴れ馬イベントじゃ、リリーと攻略対象者との距離は縮まんないんじゃあ・・・?)
そう思って、私達のピクニックシートの方を見ると・・・、
(げっ!?)
無事に起き上がった馬と倒れたままの馬車越しに、ディーンと第二皇子のパーシヴァルが居るのが見えた。彼らはリリーの傍に居て何か話しかけている。事故に気付いて心配でやってきたのだろう。
「アリアナ嬢、シートに戻るかい?」
皆の方を見ている私に、クリフにはそう言ったが、
「わ、私デザートを取ってまいりますわ!クリフ様はどうぞお戻りになって」
「えっ?」
「で、ではではでは・・・。」
(あいつらに関わってたまるかい!)
私はクリフを置いて、さっさと料理が並べてあるテーブルの方へ向かった。
デザートを取ってもディーンとパーシヴァルが何処かに行かない限り、戻るわけにはいかない。
私はテーブルの傍で人の陰に隠れながら、立ったままデザートを頬張った。
ちらちら様子を伺っていたのだが、彼らは本格的にピクニックシートに座り込んでいて移動しそうにない。
(何やってんのよっ!?いくらリリーのそばに居たいからって他の組の場所に居座るなんて図々しい。おかげで私が戻れないじゃないか!)
リリーはと言うと彼らの相手をしながらも、時々キョロキョロと辺りを見回している。もしかして私を探しているんだろうか?
(そうだよね・・・リリーは私と話がしたくて来たんだもん。せっかく友達になって一緒にお昼を食べてたのにさ・・・。あの4人組女生徒、まじ許せぬ)
そう思いながらどんどんデザートを口に入れる。うん、さすが学園お抱えシェフが作っただけある。どのお菓子もめっちゃ美味!
「さっきも言ったけど、よくそんな小さい体にそんなに詰め込めるな・・・」
突然後ろから声をかけられてびっくりし、頬張ったタルトを一気に飲み込んでしまった。振り向くとクリフの美しい顔が呆れたようにこちらを見下ろしてる。
「んぐっ!・・・ク、ク、クリフ様、どうしてここに!?皆の所に戻られたのじゃ?」
「さっきからずっと居るけど?あっちは人が増えてて面倒くさそうだから」
「だ、だからって付いて来なくても・・・」
(あなたが一緒だと目立つじゃないの!)
長身で超絶美形のクリフだ。目印が立っているようなものなのだ。
はたっと嫌な予感がしてリリーの方を見ると、どうやら彼女は私達に気が付いたらしい。ディーン達に何か言うとこちらに向かって走ってきた。
(いやいや、絶対奴らも付いて来るって!)
「ク、クリフ様!私、ボートの方へ行って参りますわ!」
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