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初恋
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四歳の春。
いつの頃からだろう、気がつけば僕たち兄妹には『しいちゃん』とう女の子の友達がいた。
どのように出会ったかは覚えていない。
しいちゃんはボク達兄妹より少し年上で幼稚園に通っていた。
アッコとままごとをするのが好きで、ボクは二人に仲間外れにされてよく一人でお山遊びをしていたような気がする。
不思議な事にしいちゃんはボク達のアザについて触れる事なく接してくれた。
子供が集まって遊んでいれば、自然とメイクと崩れる事もあったはずなのに....年上の子供とゆう事もあって、彼女は僕たち兄妹の現状をよく理解していたのかもしれない。
ある日、しいちゃんはおかしな行動をした。
アッコに「少し真悟ちゃんとお話しするから向こう行ってて」と恥ずかしそうにゆうのだ。
ボクとアッコはいつもと違うこの行動にポカンとした。
アッコから離れた所に移動した、ボクの耳元にしいちゃんはコソコソ話をした。
「真悟ちゃん、女の子と女の子って
結婚できないんだって。」
「私、アッコちゃんと結婚したかったけど、できないみたいだから、真悟ちゃんと結婚する。」
「真悟ちゃん大人になったら結婚してくれる?」
照れ臭いが嬉しかったボクは「うん」と一言だけ答えた事を覚えてる。
幼少時代の淡い初恋の思い出だ。
このしいちゃんの気まぐれのプロポーズが、しばらくこの先のボクに少し自信をくれていた事に気づくのはもっともっと大人になってからの話だ。
いつの頃からだろう、気がつけば僕たち兄妹には『しいちゃん』とう女の子の友達がいた。
どのように出会ったかは覚えていない。
しいちゃんはボク達兄妹より少し年上で幼稚園に通っていた。
アッコとままごとをするのが好きで、ボクは二人に仲間外れにされてよく一人でお山遊びをしていたような気がする。
不思議な事にしいちゃんはボク達のアザについて触れる事なく接してくれた。
子供が集まって遊んでいれば、自然とメイクと崩れる事もあったはずなのに....年上の子供とゆう事もあって、彼女は僕たち兄妹の現状をよく理解していたのかもしれない。
ある日、しいちゃんはおかしな行動をした。
アッコに「少し真悟ちゃんとお話しするから向こう行ってて」と恥ずかしそうにゆうのだ。
ボクとアッコはいつもと違うこの行動にポカンとした。
アッコから離れた所に移動した、ボクの耳元にしいちゃんはコソコソ話をした。
「真悟ちゃん、女の子と女の子って
結婚できないんだって。」
「私、アッコちゃんと結婚したかったけど、できないみたいだから、真悟ちゃんと結婚する。」
「真悟ちゃん大人になったら結婚してくれる?」
照れ臭いが嬉しかったボクは「うん」と一言だけ答えた事を覚えてる。
幼少時代の淡い初恋の思い出だ。
このしいちゃんの気まぐれのプロポーズが、しばらくこの先のボクに少し自信をくれていた事に気づくのはもっともっと大人になってからの話だ。
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