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第6話 夢のようなしょぼい夢が叶ったら夢だった件
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「……く、苦しい。さっきまで気持ちのいい柔らかさだったのに、この絞め具合は確実に俺をあの世に送りにきてるだろ……」
「オネさん。ひとしがそろそろあの世に逝きそうだから、解放して」
……駄目だ、早く何とかされないと神を前にして逝ってしまう。
「おっと、あたしとしたことが悪い悪い! ……って、あ――」
ウォーターベッドのような感触に思えた姐さんの脇によって絞め技を決められた俺は、抵抗する間もなく夢の中へと旅立った。
「だから言ったのに……」
「へぇ~、感情を出さないみこが珍しい。そんなにひとしが愛しいのか? ただの手違いで招き入れただけの人間だろ? どうしてそんなに肩入れをするんだか」
「オネさんこそ、どうしてひとしを夢に誘うの?」
「ぜうすじいさんに頼まれたからな。今まで苦労してきたいい子に夢を見せろって」
絞め技で落とされた俺に神々の会話が聞こえるはずもなく、体がふわふわとした状態で空に浮いていく気がしたまま、さらに深い眠りについた。
「う~ん……ふわぁぁ~」
どれくらい眠っていたのか。
ちょっと体を動かしたら全身バキバキ状態で、ベッドから出たくない病が発動しそう。
それでも今日も仕事に行かなければ――というか、サービス業にまともな休みなんてない。そんな代わり映えのしない日を送る俺がこうして頑張れるのは俺を支えてくれる美人姉妹が毎日のように世話をしてくれているからだ。
そのうちのひとりが献身的かつ、小柄ながら細かいところまで気配りしてくれるみことさん。声を聞いたことがないくらい大人しい子だが、静かに微笑む彼女がいるからこそ俺は腐ることなく仕事に行けるし頑張れる。
そしてもう一人は。
「ひとし様、今日もマッサージをしてからお仕事に行かれますか?」
「そ、そうだね、お願いできるかな? 帰ってからでもいいんだけど、仕事前にされた方が体が軽くなって凄く身軽に動けるんだ。だから今日も頼むよ、オネさん」
「かしまりました。では、今日は念入りにマッサージさせていただきますね」
ニコッと笑うオネさんは、俺に毎朝毎晩マッサージをしてくれるお姉さん。マッサージといっても下心を抱くようなものではなく、本格的な施術と呼ばれるものだ。
リラクゼーションアパートを契約した時から部屋にいるのだが、それ専用での契約だったみたいでマッサージ以外に動いてくれることはない。
だが、俺を確実に癒してくれるので俺の生活は常に前向き、買ってはいないが宝くじが当たるような幸運さを身近に感じる日々だ。
何せ美人姉妹が専属で世話をしてくれるアパートに住んでいる。現実にはあり得ない、まるでハーレムと呼べるような夢に近い。
「じゃあ、仕事に行ってくるね」
「――ぁ」
「……え?」
一度も声を出したことがないみことさんが、玄関から外へ出ようとする俺を引き留めようとしている。
「うん?」
「……ないで」
「え?」
「行っちゃ駄目!! ひとし!」
「え、ひとしって、え……!?」
初めて可愛らしい声を聞いたと同時に小柄なみことさんに手を握られ、そしてそのまま彼女の元へと恐ろしい力で引っ張られた。
うわあああ!?
「ううう~ん……」
「ひとし、起きた?」
「……その声は、みことさん?」
「――! ……ゆ、夢は楽しかった?」
は?
……夢?
まさかの夢オチかよ!
せっかく気持ちよく仕事に行けるところだったのに。本当に夢だったとか笑えねー。
俺を真上から見下ろしているのはみこ様だが、珍しく心配そうに俺を覗き込んでいる。つまり、完全なる夢だったということを表している。
それにしたってご褒美的な夢の時間が短すぎないか?
「はははっ! どうだった? ひとしの夢は叶えられたか?」
「オネさん……?」
夢の中にいたマッサージのお姉さんがなぜここに?
「おっ! 名乗ってもいないのにあたしの名前を言うとは、みこの言う通りただの人間じゃないっていうのかい?」
おっと、いい加減みこ様から離れないと、別の意味でやばい。
……それに、なんか毎回膝枕されてる気がするが気のせいだよな?
オネさんという豪快そうな姐さんはひとまず後回しにするとして。
「ひとし。ひとしが見ていた夢はささやかな夢。それ以上を求めるなら――」
どういうわけかみこ様の表情が暗い。普段から感情を出さずに無表情なことが多い神様ではあるが、俺を見る表情がいつものそれじゃない。
神様少女とはいえ何となくバツが悪くなる。
そう思って失礼ながらみこ様の頭に軽く手をやりながら、
「ん~いや? しょぼい夢だった気もするが、久しぶりに気持ちいい目にあったし別にいい。実際は俺に兄妹なんていなかったからな。姉妹に世話されたってだけでも嬉しくなった。だから、みこ様が落ち込む必要はないぞ」
ぽんぽんと撫でてあげた。
「ほぅ……神を神とも思わない奴か。そういう奴、あたしは嫌いじゃないぜ! そうじゃなけりゃあこのアパートに越してこれないだろうがな!」
みこ様と絶対合わなそうな姐さんがさっきから俺と話したそうにしているが、あまりよろしくない神のような気がするな。
「オネさん……真の名は何です?」
「あたしか? あたしはオネイロス。夢を司る神さ! あんた、ひとしを夢の中に閉じ込めようとしたが、みこに止められちまった。あのまま夢の中にいれば、あたしとあんなことやこんなことまで出来ただろうがな! あはははっ!」
……夢の神かよ。
まさに間一髪だったとは。どうりでみこ様に笑顔がなかったわけだ。
ぜうすのじいさんも姿を見せない中で俺の部屋に居座って夢の中へ誘うとは、危ない神もいるってことか。
これならまだダンジョンの中に落とされた方がマシだった気がする。
しかしこの姐さんはともかく、俺ってみこ様と何か縁があるのか?
「オネさん。ひとしがそろそろあの世に逝きそうだから、解放して」
……駄目だ、早く何とかされないと神を前にして逝ってしまう。
「おっと、あたしとしたことが悪い悪い! ……って、あ――」
ウォーターベッドのような感触に思えた姐さんの脇によって絞め技を決められた俺は、抵抗する間もなく夢の中へと旅立った。
「だから言ったのに……」
「へぇ~、感情を出さないみこが珍しい。そんなにひとしが愛しいのか? ただの手違いで招き入れただけの人間だろ? どうしてそんなに肩入れをするんだか」
「オネさんこそ、どうしてひとしを夢に誘うの?」
「ぜうすじいさんに頼まれたからな。今まで苦労してきたいい子に夢を見せろって」
絞め技で落とされた俺に神々の会話が聞こえるはずもなく、体がふわふわとした状態で空に浮いていく気がしたまま、さらに深い眠りについた。
「う~ん……ふわぁぁ~」
どれくらい眠っていたのか。
ちょっと体を動かしたら全身バキバキ状態で、ベッドから出たくない病が発動しそう。
それでも今日も仕事に行かなければ――というか、サービス業にまともな休みなんてない。そんな代わり映えのしない日を送る俺がこうして頑張れるのは俺を支えてくれる美人姉妹が毎日のように世話をしてくれているからだ。
そのうちのひとりが献身的かつ、小柄ながら細かいところまで気配りしてくれるみことさん。声を聞いたことがないくらい大人しい子だが、静かに微笑む彼女がいるからこそ俺は腐ることなく仕事に行けるし頑張れる。
そしてもう一人は。
「ひとし様、今日もマッサージをしてからお仕事に行かれますか?」
「そ、そうだね、お願いできるかな? 帰ってからでもいいんだけど、仕事前にされた方が体が軽くなって凄く身軽に動けるんだ。だから今日も頼むよ、オネさん」
「かしまりました。では、今日は念入りにマッサージさせていただきますね」
ニコッと笑うオネさんは、俺に毎朝毎晩マッサージをしてくれるお姉さん。マッサージといっても下心を抱くようなものではなく、本格的な施術と呼ばれるものだ。
リラクゼーションアパートを契約した時から部屋にいるのだが、それ専用での契約だったみたいでマッサージ以外に動いてくれることはない。
だが、俺を確実に癒してくれるので俺の生活は常に前向き、買ってはいないが宝くじが当たるような幸運さを身近に感じる日々だ。
何せ美人姉妹が専属で世話をしてくれるアパートに住んでいる。現実にはあり得ない、まるでハーレムと呼べるような夢に近い。
「じゃあ、仕事に行ってくるね」
「――ぁ」
「……え?」
一度も声を出したことがないみことさんが、玄関から外へ出ようとする俺を引き留めようとしている。
「うん?」
「……ないで」
「え?」
「行っちゃ駄目!! ひとし!」
「え、ひとしって、え……!?」
初めて可愛らしい声を聞いたと同時に小柄なみことさんに手を握られ、そしてそのまま彼女の元へと恐ろしい力で引っ張られた。
うわあああ!?
「ううう~ん……」
「ひとし、起きた?」
「……その声は、みことさん?」
「――! ……ゆ、夢は楽しかった?」
は?
……夢?
まさかの夢オチかよ!
せっかく気持ちよく仕事に行けるところだったのに。本当に夢だったとか笑えねー。
俺を真上から見下ろしているのはみこ様だが、珍しく心配そうに俺を覗き込んでいる。つまり、完全なる夢だったということを表している。
それにしたってご褒美的な夢の時間が短すぎないか?
「はははっ! どうだった? ひとしの夢は叶えられたか?」
「オネさん……?」
夢の中にいたマッサージのお姉さんがなぜここに?
「おっ! 名乗ってもいないのにあたしの名前を言うとは、みこの言う通りただの人間じゃないっていうのかい?」
おっと、いい加減みこ様から離れないと、別の意味でやばい。
……それに、なんか毎回膝枕されてる気がするが気のせいだよな?
オネさんという豪快そうな姐さんはひとまず後回しにするとして。
「ひとし。ひとしが見ていた夢はささやかな夢。それ以上を求めるなら――」
どういうわけかみこ様の表情が暗い。普段から感情を出さずに無表情なことが多い神様ではあるが、俺を見る表情がいつものそれじゃない。
神様少女とはいえ何となくバツが悪くなる。
そう思って失礼ながらみこ様の頭に軽く手をやりながら、
「ん~いや? しょぼい夢だった気もするが、久しぶりに気持ちいい目にあったし別にいい。実際は俺に兄妹なんていなかったからな。姉妹に世話されたってだけでも嬉しくなった。だから、みこ様が落ち込む必要はないぞ」
ぽんぽんと撫でてあげた。
「ほぅ……神を神とも思わない奴か。そういう奴、あたしは嫌いじゃないぜ! そうじゃなけりゃあこのアパートに越してこれないだろうがな!」
みこ様と絶対合わなそうな姐さんがさっきから俺と話したそうにしているが、あまりよろしくない神のような気がするな。
「オネさん……真の名は何です?」
「あたしか? あたしはオネイロス。夢を司る神さ! あんた、ひとしを夢の中に閉じ込めようとしたが、みこに止められちまった。あのまま夢の中にいれば、あたしとあんなことやこんなことまで出来ただろうがな! あはははっ!」
……夢の神かよ。
まさに間一髪だったとは。どうりでみこ様に笑顔がなかったわけだ。
ぜうすのじいさんも姿を見せない中で俺の部屋に居座って夢の中へ誘うとは、危ない神もいるってことか。
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