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1話

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俺は中山亨(23歳)黒髪ショートヘアーの目鼻立ちの整った、イケメンだ。
ある日の会社の帰り道に良く寄って行く居酒屋「キサラギ」にアルコールを求めて店内へと入って行った。
カウンターの席に座ると店長の成田高大が「お疲れ様今日は何にする?」と聞いてきた。
俺は「ビールの中ジョッキ中生で!」と注文していた。
店長の成田はニコニコしながら店員に「中生一丁~!」と頼んでいた。
俺はビールをゴクゴクと飲み干していた。
そこへ俺の隣の席に女みたいな顔をした美青年、髪は金髪に染めていて大きなブラウンの瞳をしたワンレングスボブの髪を、かきあげていた。
俺は(何なんだ、この色気はヤバいなー)と思っていた。
店長の成田は「いらっしゃいませ~お客さん初めてだよな?何にする?」と、その男に聞いていた。
青年は「あっ、僕も生ビールで」と俺と同じ中生を頼んでいた。
青年は俺の顔をジッと見つめて「夏はビールが美味しいよね?」と聞いてきた。
俺はビックリして「ああ、そうだな、あんた名前は?」と聞いていた。
青年は照れながら「僕は前田美月って言います」と名乗っていた。
俺は(名前まで女みたいだな~!)とビックリしていた。
美月は「で、貴方の名前は?」と聞いてきた。
俺は「中山亨だよ、この店には良く来るんだよ」と話していた。
美月は「へぇ~、常連さんなんだー僕も通おうかなー、だけど昨日会社を辞めちゃって今、無職なんだよねー困っちゃったなー」と話し始めていた。
俺は「で、前田くんキミはいくつなの?」と年齢を聞いていた。
美月は「内緒だけど、まだ19歳なんだよね」と答えていた。
俺は「まだ、お酒はダメだろ、ビールはヤバいぞ!」と焦っていた。
そこへ店員がビールを美月に渡していた。
美月はビールをゴクリと飲んでいた。
俺は(何でコイツこんなに色っぽいんだよー)と変な気分になっていた。
そこで美月は「中山さんは、いくつなんですか?」と聞いてきた。
俺は「23歳だよ!一応会社員だけどな」と答えていた。
俺的には(何で女じゃなくて男と自己紹介してるんだよー)とモヤモヤしていた。
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