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後日談
海辺の街に旅行に行こう⑧
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「はーっ、ああ。大満足です。次はシルキィ君の興味のある所に行きましょうか。どうします?」
「んーと、そうですね。海辺の街のお店には何が売っているのか見てみたいですね」
レイモンドさんと二人で旅行に行ったということを見るたびに思い出せる何かが欲しいし、一緒に働いてる子たちやマノンさんにもお土産を買って帰りたい。そういうとレイモンドさんも「それはとてもいい考えです!」とにっこり笑ってくれた。
広場からすこし歩くと観光客向けの露店がたくさん並んでいる所があって、端っこから二人で覗きながらその道を歩いた。地面のタイルや壁に埋め込んであるだけあって貝殻がたくさん採れるみたいで、それを加工したアクセサリーがすごくたくさん売っている。真っ赤な珊瑚も人気みたいだったけど、七色に光る磨いた貝殻のほうが優しい色をしていてわたしの好みに合っている。
「首飾りを買いましょうよ。シルキィ君の細い首や肩にきっと似合います」
「え、また首飾りですか? もういっぱいもらってますよ」
「いくつあっても困らないでしょ?」
エルフの男性は婚姻の時に親から譲られた首飾りを妻に渡す風習があるらしいのだけど、レイモンドさんは一人目の奥さんの時にそれを渡してしまって返してもらっていないのだという。だからか、わたしに首飾りを贈るという行為にちょっと執着している所がある。しょうがないなと思うんだけど、その首飾りの代わりになるものが見つかるまでたぶん、彼はそれを繰り返すのだろう。
「エルフの兄さん、恋人に首飾りの贈り物かい? ならこの釣り針と人魚のモチーフがいいよ。「あの娘を逃がさない」っていう意味があるお守りでね。大昔に人魚を吊り上げて妻にした男の言い伝えから作られるようになったものなんだけど、この辺ではこれを男から女に送る愛の告白が定番なんだ」
「へえ! 面白いですね! これにしましょうシルキィ君!」
「わあ、かわいい……けど、それちょっと怖い話じゃないですよねえ? ねえ?」
露店のおじさんが話しかけてきて、教えてくれた話を聞いてレイモンドさんは気に入ったっぽいけど、お話の断片だけでもなんかちょっと重くて怖いタイプの愛の話の匂いがするんだけど……。
そんなふうにお買い物を楽しんでいると、向こうのほうがちょっと騒がしくなった。耳のいいレイモンドさんはわたしよりも早くその異変を感じ取ったようで、下向きの耳をぴんと上に立てて騒ぎのほうを見る。わたしもそっちを見てみると、女の子を抱きかかえて走る男の子がこっちに向かってくる。
「どいて! どいてくれ!!!」
「待ちやがれ! 盗人が!!!」
男の子が通り過ぎた少し後から、ガラの悪そうな男の人が二人走ってくる。わたしたちと同じくお買い物をしていた人たちは驚いて棒立ちになっている。
「どっちが悪いと思います? シルキィ君」
「ちょっと今のだけじゃわかんないですね……」
「両方捕まえて話を聞きましょう、私は男たち、シルキィ君は少年少女でお願いします」
「わかりましたっ!」
首飾りのことは一旦置いておいて、レイモンドさんがタイルを蹴って駆け出すのに続いてわたしも駆け出す。見えない翼を広げて走ってる振りしながら飛ぶと不自然でない程度に早く追いかけられる。とりあえず足止めするために、わたしは女の子を抱きかかえたままの男の子が曲がり角を曲がる前に、そこを塞ぐように虚像のレイモンドさんを呼び出す。
「わっ!!! うわああっ!!!」
突然進行方向に巨大なエルフが現れて通せんぼしてきたのに驚いた男の子は、女の子を抱えたまま尻もちをつく。
「落ち着いて、もう大丈夫だから。追手はほら」
慌てる彼をなだめながらわたしが後ろを振り向くと、レイモンドさんが二人の男の人の首を両方ともわきの下に挟んでぶら下げて動けなくしている所だった。そのタイミングでちょうどこの街の治安維持をしているらしい制服の人たちが駆けつけて来てくれたのでその人たちを挟んで話を聞くと、女の子は追いかけてきた人たちの扱う商品で、男の子がそれを盗んだということらしかった。
「ふうむ。この街では人身売買は合法ですか?」
「冗談じゃない。違法に決まっている」
「おれはただこの娘を助けただけだ!」
女の子にも話を聞こうとしたが、女の子はずっと黙っていて口を利かなかった。もしかしたら喋れないのかもしれない。少し困ったけど、最終的には男の子が盗みを働いたというのは事実とはいえそもそもその商売が犯罪なので彼の行動は救助ということになった。制服さんたちの言うことには本来なら男の子もなんらかの裁判を受けてから処分が決まるはずだが、彼はこの街で昔から名が知られている漁師の元締めの息子なのでそうすると漁師たちの怒りを買ってややこしいことになってしまう。なのでただわたしたちが奴隷商人に追われていた女の子を事前に救ったということにしてしまう、とのことだった。
「我々はただこの街に観光に来ただけなのでそれでいいです。あなたたちが捕まえたことにすればいい。この子供たちは私たちがお家に送ります。君、それでいいね?」
「……わかった」
レイモンドさんが男の子と話している間、わたしは女の子が怪我をしていないかどうかあちこち確認していた。女の子が喋れてない理由が舌を切られてるとかだったら大変だから口を開けさせようとした。でも、彼女は首を振ってなんだか苦しそうにしている……。
「はやく、はやくその娘を海に入れてやってくれ!」
それを見て男の子が慌ててこっちに駆けてくる。何か事情がありそうだった。
「よし、大丈夫なところまで行きましょう。私が運びます。君、案内して」
「わかった!」
すれ違う街の人がみんな男の子に声をかけるので、彼の名前がリューグだということと、名が知られているというのは本当なんだなと思った。リューグ君はわたしたちを人気のない岩場のほうに案内する。
「その娘をそっと水につけてやってくれ……」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。いいから頼む」
「よ……と」
海のほうに浸けて流されると危ないので、レイモンドさんは女の子を岩場にできてる潮だまりにそっと降ろしてやる。ぐったりとして苦しそうな女の子は身を海水に浸すと初めて「っぱぁ……!」と不思議な声を出した。
「あっ……レイモンドさん、この娘……」
「おお……これは……」
レイモンドさんに抱きかかえられている間はちゃんとそろっていたはずの彼女の白くて細い両足が、みるみるうちに長く伸びて一つになり、大きなひれが生えてぱしゃっと水を跳ねさせる。
「人魚だったのですね。そしてリューグ君はそれを知っていた」
「人魚……! わたし、初めて見ました……」
「私もです、シルキィ君」
「りゅ……ぐ。りゅぐ」
「ネレイス! 大丈夫か、苦しい思いさせてごめんな!」
ネレイス、と呼ばれた人魚の女の子を、リューグくんはひしと抱きしめる。ああなるほど、二人は小さな恋人同士なのだ……。
「助けてくれてありがとう。悔しいけどおれ一人じゃ逃げきれなかったから、助かった」
「いえいえ。間に合ってよかったです。制服の人たちも案外話が早かったしね。しかし一体何があったのです? あんな街中に人魚がいいるとは思いませんでした」
「それは……」
リューグ君が、ネレイスちゃんの顔を見ると、ネレイスちゃんは彼の耳元で何かこしょこしょと囁いた。
「そうなのか? そうか……。えっと、ネレイス、おれに会いに来たんだけど、ちょうどおれがいつもいる場所にいなかったから、待ちくたびれて足生やして探しに街まで来ちまったらしい……。それであいつらに捕まったって。そうだよな?」
リューグ君にそう確認されて、ネレイスちゃんは恥ずかしそうにこくりと頷いた。
「んーと、そうですね。海辺の街のお店には何が売っているのか見てみたいですね」
レイモンドさんと二人で旅行に行ったということを見るたびに思い出せる何かが欲しいし、一緒に働いてる子たちやマノンさんにもお土産を買って帰りたい。そういうとレイモンドさんも「それはとてもいい考えです!」とにっこり笑ってくれた。
広場からすこし歩くと観光客向けの露店がたくさん並んでいる所があって、端っこから二人で覗きながらその道を歩いた。地面のタイルや壁に埋め込んであるだけあって貝殻がたくさん採れるみたいで、それを加工したアクセサリーがすごくたくさん売っている。真っ赤な珊瑚も人気みたいだったけど、七色に光る磨いた貝殻のほうが優しい色をしていてわたしの好みに合っている。
「首飾りを買いましょうよ。シルキィ君の細い首や肩にきっと似合います」
「え、また首飾りですか? もういっぱいもらってますよ」
「いくつあっても困らないでしょ?」
エルフの男性は婚姻の時に親から譲られた首飾りを妻に渡す風習があるらしいのだけど、レイモンドさんは一人目の奥さんの時にそれを渡してしまって返してもらっていないのだという。だからか、わたしに首飾りを贈るという行為にちょっと執着している所がある。しょうがないなと思うんだけど、その首飾りの代わりになるものが見つかるまでたぶん、彼はそれを繰り返すのだろう。
「エルフの兄さん、恋人に首飾りの贈り物かい? ならこの釣り針と人魚のモチーフがいいよ。「あの娘を逃がさない」っていう意味があるお守りでね。大昔に人魚を吊り上げて妻にした男の言い伝えから作られるようになったものなんだけど、この辺ではこれを男から女に送る愛の告白が定番なんだ」
「へえ! 面白いですね! これにしましょうシルキィ君!」
「わあ、かわいい……けど、それちょっと怖い話じゃないですよねえ? ねえ?」
露店のおじさんが話しかけてきて、教えてくれた話を聞いてレイモンドさんは気に入ったっぽいけど、お話の断片だけでもなんかちょっと重くて怖いタイプの愛の話の匂いがするんだけど……。
そんなふうにお買い物を楽しんでいると、向こうのほうがちょっと騒がしくなった。耳のいいレイモンドさんはわたしよりも早くその異変を感じ取ったようで、下向きの耳をぴんと上に立てて騒ぎのほうを見る。わたしもそっちを見てみると、女の子を抱きかかえて走る男の子がこっちに向かってくる。
「どいて! どいてくれ!!!」
「待ちやがれ! 盗人が!!!」
男の子が通り過ぎた少し後から、ガラの悪そうな男の人が二人走ってくる。わたしたちと同じくお買い物をしていた人たちは驚いて棒立ちになっている。
「どっちが悪いと思います? シルキィ君」
「ちょっと今のだけじゃわかんないですね……」
「両方捕まえて話を聞きましょう、私は男たち、シルキィ君は少年少女でお願いします」
「わかりましたっ!」
首飾りのことは一旦置いておいて、レイモンドさんがタイルを蹴って駆け出すのに続いてわたしも駆け出す。見えない翼を広げて走ってる振りしながら飛ぶと不自然でない程度に早く追いかけられる。とりあえず足止めするために、わたしは女の子を抱きかかえたままの男の子が曲がり角を曲がる前に、そこを塞ぐように虚像のレイモンドさんを呼び出す。
「わっ!!! うわああっ!!!」
突然進行方向に巨大なエルフが現れて通せんぼしてきたのに驚いた男の子は、女の子を抱えたまま尻もちをつく。
「落ち着いて、もう大丈夫だから。追手はほら」
慌てる彼をなだめながらわたしが後ろを振り向くと、レイモンドさんが二人の男の人の首を両方ともわきの下に挟んでぶら下げて動けなくしている所だった。そのタイミングでちょうどこの街の治安維持をしているらしい制服の人たちが駆けつけて来てくれたのでその人たちを挟んで話を聞くと、女の子は追いかけてきた人たちの扱う商品で、男の子がそれを盗んだということらしかった。
「ふうむ。この街では人身売買は合法ですか?」
「冗談じゃない。違法に決まっている」
「おれはただこの娘を助けただけだ!」
女の子にも話を聞こうとしたが、女の子はずっと黙っていて口を利かなかった。もしかしたら喋れないのかもしれない。少し困ったけど、最終的には男の子が盗みを働いたというのは事実とはいえそもそもその商売が犯罪なので彼の行動は救助ということになった。制服さんたちの言うことには本来なら男の子もなんらかの裁判を受けてから処分が決まるはずだが、彼はこの街で昔から名が知られている漁師の元締めの息子なのでそうすると漁師たちの怒りを買ってややこしいことになってしまう。なのでただわたしたちが奴隷商人に追われていた女の子を事前に救ったということにしてしまう、とのことだった。
「我々はただこの街に観光に来ただけなのでそれでいいです。あなたたちが捕まえたことにすればいい。この子供たちは私たちがお家に送ります。君、それでいいね?」
「……わかった」
レイモンドさんが男の子と話している間、わたしは女の子が怪我をしていないかどうかあちこち確認していた。女の子が喋れてない理由が舌を切られてるとかだったら大変だから口を開けさせようとした。でも、彼女は首を振ってなんだか苦しそうにしている……。
「はやく、はやくその娘を海に入れてやってくれ!」
それを見て男の子が慌ててこっちに駆けてくる。何か事情がありそうだった。
「よし、大丈夫なところまで行きましょう。私が運びます。君、案内して」
「わかった!」
すれ違う街の人がみんな男の子に声をかけるので、彼の名前がリューグだということと、名が知られているというのは本当なんだなと思った。リューグ君はわたしたちを人気のない岩場のほうに案内する。
「その娘をそっと水につけてやってくれ……」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。いいから頼む」
「よ……と」
海のほうに浸けて流されると危ないので、レイモンドさんは女の子を岩場にできてる潮だまりにそっと降ろしてやる。ぐったりとして苦しそうな女の子は身を海水に浸すと初めて「っぱぁ……!」と不思議な声を出した。
「あっ……レイモンドさん、この娘……」
「おお……これは……」
レイモンドさんに抱きかかえられている間はちゃんとそろっていたはずの彼女の白くて細い両足が、みるみるうちに長く伸びて一つになり、大きなひれが生えてぱしゃっと水を跳ねさせる。
「人魚だったのですね。そしてリューグ君はそれを知っていた」
「人魚……! わたし、初めて見ました……」
「私もです、シルキィ君」
「りゅ……ぐ。りゅぐ」
「ネレイス! 大丈夫か、苦しい思いさせてごめんな!」
ネレイス、と呼ばれた人魚の女の子を、リューグくんはひしと抱きしめる。ああなるほど、二人は小さな恋人同士なのだ……。
「助けてくれてありがとう。悔しいけどおれ一人じゃ逃げきれなかったから、助かった」
「いえいえ。間に合ってよかったです。制服の人たちも案外話が早かったしね。しかし一体何があったのです? あんな街中に人魚がいいるとは思いませんでした」
「それは……」
リューグ君が、ネレイスちゃんの顔を見ると、ネレイスちゃんは彼の耳元で何かこしょこしょと囁いた。
「そうなのか? そうか……。えっと、ネレイス、おれに会いに来たんだけど、ちょうどおれがいつもいる場所にいなかったから、待ちくたびれて足生やして探しに街まで来ちまったらしい……。それであいつらに捕まったって。そうだよな?」
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