88 / 174
87
しおりを挟む
有名なファーストフード店で食事をする。
学園の食堂は健康的な食事が多かったので、久しぶりのハンバーガーにテンションが上がる。
「なんか久しぶりだよね!いっただっきまーす!」
葵も同じことを思っていたみたいだ。
心做しかわくわくしている。
「俺も早く食べよ!いただきます!」
「「んー!!」」
思わずハモってしまい、2人で目を見合せて笑った。
「久々だとより一層の美味しいねー!」
「ほんとだね!最高!」
噛み締めながらあっという間に食べ終わる。
セットのポテトをつまみながらこれからの事を話す。
「せっかく行くんだし、新しい服も見に行こーよー!」
「うん、いいね。」
「あーあんまり乗り気じゃないでしょ?
僕がまた選んであげるから!ね?」
「ふふっごめん。うん、お願い。」
いつも服は母さんと葵に任せているので今回もぜひお願いしたい。
自分ではなにが似合うかよく分からないのでとってもありがたいのだ。
食べ終わると葵に連れられあれやこれやと買い物をした。
途中着せ替え人形ように試着室にこもった事もあり、相当疲れた。
「疲れたね、、」
「そう?僕とっても楽しかった!
きょうちゃんなんでも似合っちゃうんだもん!」
「葵もでしょ。」
すごく疲れたが、葵がすごく楽しそうだったので良かった。
2人で電車に揺られていると、実は結構疲れていたのだろう、俺の肩に葵の頭が乗る。
俺の為にはりきってくれていたもんな、と微笑ましく思いながらそっと俺も目を閉じた。
「きょうちゃん!もう着くよ!」
目を閉じただけのつもりが寝ていたみたいだ。
葵に起こされて気づく。
「もう?、、ありがと。」
眠い目をこすりながら電車の電子版を見ると、もう次の駅だ。
無事に電車を降り家までのんびり歩く。
「もう着いちゃったね。」
「また明日ね。」
「うん!、、、ねえ!」
「ん?」
葵の家を通り過ぎて、自分の家へと向かおうとしたが葵の呼び止める声が聞こえたので振り向く。
たたっ
ぎゅっ!
「わっ!どうしたんだよ!」
「んーなんかお別れが寂しくなっちゃって、、」
勢いよく走ってきたかと思えばそのままの勢いで抱きついてきた。
安心させるように頭を撫でながら、
「明日も会えるだろ?
どうしたんだよ、急に。」
と伝えると、
「そうだよね、、
明日も独り占めさせてね!」
「なにそれ。」
可愛い言葉に思わず微笑みながらそう言う。
最後にぎゅーっと抱きついて離れた葵。
「じゃあまた明日。」
「うん!また明日!」
葵の家で別れて今度こそ俺の家の玄関へ向かう。
顔を見合せて一緒にドアを開けて中に入った。
学園の食堂は健康的な食事が多かったので、久しぶりのハンバーガーにテンションが上がる。
「なんか久しぶりだよね!いっただっきまーす!」
葵も同じことを思っていたみたいだ。
心做しかわくわくしている。
「俺も早く食べよ!いただきます!」
「「んー!!」」
思わずハモってしまい、2人で目を見合せて笑った。
「久々だとより一層の美味しいねー!」
「ほんとだね!最高!」
噛み締めながらあっという間に食べ終わる。
セットのポテトをつまみながらこれからの事を話す。
「せっかく行くんだし、新しい服も見に行こーよー!」
「うん、いいね。」
「あーあんまり乗り気じゃないでしょ?
僕がまた選んであげるから!ね?」
「ふふっごめん。うん、お願い。」
いつも服は母さんと葵に任せているので今回もぜひお願いしたい。
自分ではなにが似合うかよく分からないのでとってもありがたいのだ。
食べ終わると葵に連れられあれやこれやと買い物をした。
途中着せ替え人形ように試着室にこもった事もあり、相当疲れた。
「疲れたね、、」
「そう?僕とっても楽しかった!
きょうちゃんなんでも似合っちゃうんだもん!」
「葵もでしょ。」
すごく疲れたが、葵がすごく楽しそうだったので良かった。
2人で電車に揺られていると、実は結構疲れていたのだろう、俺の肩に葵の頭が乗る。
俺の為にはりきってくれていたもんな、と微笑ましく思いながらそっと俺も目を閉じた。
「きょうちゃん!もう着くよ!」
目を閉じただけのつもりが寝ていたみたいだ。
葵に起こされて気づく。
「もう?、、ありがと。」
眠い目をこすりながら電車の電子版を見ると、もう次の駅だ。
無事に電車を降り家までのんびり歩く。
「もう着いちゃったね。」
「また明日ね。」
「うん!、、、ねえ!」
「ん?」
葵の家を通り過ぎて、自分の家へと向かおうとしたが葵の呼び止める声が聞こえたので振り向く。
たたっ
ぎゅっ!
「わっ!どうしたんだよ!」
「んーなんかお別れが寂しくなっちゃって、、」
勢いよく走ってきたかと思えばそのままの勢いで抱きついてきた。
安心させるように頭を撫でながら、
「明日も会えるだろ?
どうしたんだよ、急に。」
と伝えると、
「そうだよね、、
明日も独り占めさせてね!」
「なにそれ。」
可愛い言葉に思わず微笑みながらそう言う。
最後にぎゅーっと抱きついて離れた葵。
「じゃあまた明日。」
「うん!また明日!」
葵の家で別れて今度こそ俺の家の玄関へ向かう。
顔を見合せて一緒にドアを開けて中に入った。
130
あなたにおすすめの小説
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する幼少中高大院までの一貫校だ。しかし学校の規模に見合わず生徒数は一学年300人程の少人数の学院で、他とは少し違う校風の学院でもある。
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)は、見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良ワーウルフの悪友(同級生)まで……なぜかイケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、異世界学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
ビッチです!誤解しないでください!
モカ
BL
男好きのビッチと噂される主人公 西宮晃
「ほら、あいつだろ?あの例のやつ」
「あれな、頼めば誰とでも寝るってやつだろ?あんな平凡なやつによく勃つよな笑」
「大丈夫か?あんな噂気にするな」
「晃ほど清純な男はいないというのに」
「お前に嫉妬してあんな下らない噂を流すなんてな」
噂じゃなくて事実ですけど!!!??
俺がくそビッチという噂(真実)に怒るイケメン達、なぜか噂を流して俺を貶めてると勘違いされてる転校生……
魔性の男で申し訳ない笑
めちゃくちゃスロー更新になりますが、完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる