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お皿にいくつかのお肉や野菜を乗せて席を立ち、ずっと焼いてくれていた夕先輩の元へ行く。
「先輩、ありがとうございます。
お肉いくつか持ってきました!どれがいいですか?」
「ありがと。じゃあその1番右のやつ。」
「これですね?
はい、どーぞ!」
夕先輩が選んだお肉を口元へ持っていく。
ぱくりっ
「うん、、うまい。
ありがとな。」
「あ、先輩、タレが付いてますよ!」
夕先輩の口元にタレが付いている事を伝えると、トングを持つ手とは逆の手で何度も拭うが全然タレが取れていない。
「そこじゃなくて、、、ふふっ全然取れてません。」
「笑うなよ、じゃあ取って。」
俺に合わせて少し屈む夕先輩。
拭くものを持っていなかったが屈んでくれた手前断れず、しょうがないので指で取ってあげた。
ぺろっ
タレのついた指を舐めながら、葵がしてくれた時の事を思い出し、あの時俺は言ってくれればいいのにと恥ずかしくて悪態をついてしまったが相手の為にとしてくれた事だったのかと少し反省した。
「取れましたよ。」
「あ、あぁ、、ありがと、、」
頬を染めながらお礼を言ってくれた夕先輩。
火の近くにずっといたから暑いのかな?
「顔赤いですけど、大丈夫ですか?
暑いですよね、、なにか冷えるもの持ってきますね!」
「え、あぁ。助かる。」
クーラーボックスから冷えた飲み物を取り夕先輩に渡した。
ついでに隣で俺に代わって焼いてくれている要の分の飲み物も持ってきたので、要にも渡す。
「はい、要。
要も食べる?」
「ありがと。
おう、その1番でかいやつ。」
「これね?
はい、どーぞ。」
ぱくっ
「んー、んま。
次は野菜どれか食わせて。」
「じゃあ、玉ねぎでいい?」
「おう。」
「はい、どーぞ。」
結局要からの要求は止まらず、たまにお前も食べろ。と促され、持ってきた皿が空になってしまった。
「無くなっちゃった。
まだ食べる?」
「余ってんなら。」
「わかった、取ってくるね!」
「恭、向こう行くならこれ持ってって。」
夕先輩に呼ばれて行くとお肉が乗った皿を渡された。
「置いたらまたいくつか持ってきますね!」
夕先輩の分も持ってこよう。と決めてテーブルへお皿を運ぶ。
「きょうちゃんお疲れ!」
「何もしてないけどね、はいこれ。」
「わぁ!ありがとー!
そんながんばったきょうちゃんにはいどーぞ!」
葵がお肉を口元に持ってきてくれた。
ぱくっ
「ん!、、んま!
ありがと。」
空いたお皿に先程のようにいくつかのお肉と野菜を乗せる。
「えーまた行くの?
ちょっとは座ったら?」
「大丈夫だよ、2人が待ってるし。
行ってくる!」
後ろからぶーぶー葵の声が聞こえるが無視して2人の元へ向かった。
「先輩、ありがとうございます。
お肉いくつか持ってきました!どれがいいですか?」
「ありがと。じゃあその1番右のやつ。」
「これですね?
はい、どーぞ!」
夕先輩が選んだお肉を口元へ持っていく。
ぱくりっ
「うん、、うまい。
ありがとな。」
「あ、先輩、タレが付いてますよ!」
夕先輩の口元にタレが付いている事を伝えると、トングを持つ手とは逆の手で何度も拭うが全然タレが取れていない。
「そこじゃなくて、、、ふふっ全然取れてません。」
「笑うなよ、じゃあ取って。」
俺に合わせて少し屈む夕先輩。
拭くものを持っていなかったが屈んでくれた手前断れず、しょうがないので指で取ってあげた。
ぺろっ
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「取れましたよ。」
「あ、あぁ、、ありがと、、」
頬を染めながらお礼を言ってくれた夕先輩。
火の近くにずっといたから暑いのかな?
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暑いですよね、、なにか冷えるもの持ってきますね!」
「え、あぁ。助かる。」
クーラーボックスから冷えた飲み物を取り夕先輩に渡した。
ついでに隣で俺に代わって焼いてくれている要の分の飲み物も持ってきたので、要にも渡す。
「はい、要。
要も食べる?」
「ありがと。
おう、その1番でかいやつ。」
「これね?
はい、どーぞ。」
ぱくっ
「んー、んま。
次は野菜どれか食わせて。」
「じゃあ、玉ねぎでいい?」
「おう。」
「はい、どーぞ。」
結局要からの要求は止まらず、たまにお前も食べろ。と促され、持ってきた皿が空になってしまった。
「無くなっちゃった。
まだ食べる?」
「余ってんなら。」
「わかった、取ってくるね!」
「恭、向こう行くならこれ持ってって。」
夕先輩に呼ばれて行くとお肉が乗った皿を渡された。
「置いたらまたいくつか持ってきますね!」
夕先輩の分も持ってこよう。と決めてテーブルへお皿を運ぶ。
「きょうちゃんお疲れ!」
「何もしてないけどね、はいこれ。」
「わぁ!ありがとー!
そんながんばったきょうちゃんにはいどーぞ!」
葵がお肉を口元に持ってきてくれた。
ぱくっ
「ん!、、んま!
ありがと。」
空いたお皿に先程のようにいくつかのお肉と野菜を乗せる。
「えーまた行くの?
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「大丈夫だよ、2人が待ってるし。
行ってくる!」
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