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ベッドルーム
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修一は優子に背を向け、寝息を立て始めていた。
優子は悶々としていた。
点いてしまった炎を鎮火させるほうが難しいと思った。
優子はドレッサーの引き出しの奥にしまってある外国の新聞紙でこしらえた小さな小袋を取り出した。中身を確認する。親指ほどの小さなロータだ。夫には内緒で通信販売で購入したものだが、使うのは少し躊躇っていた。
手のひらに握り締めてそれのスイッチを入れてみる。スイッチは無線式だ。
プーン……。
「きゃっ……」
蜜蜂の羽音に似た小さな音。優子の手のひらで小さなそれが暴れる。それは、その大きさに似つかわしくない強い振動。優子は慌ててそのスイッチを切った。
優子はドレッサーの椅子に腰を下ろした。ドレッサーの鏡には、何もまとっていない優子の身体が写っている。自分の部屋で、全裸姿をまじまじと見ることなど初めてのことだった。
――エッチな身体だわ。
膝を左右に開く。粉砂糖細工の和菓子のようにしっとりとした肌。丸い胸の膨らみ。メリハリのあるウエスト。そして、贅肉のほとんどない下腹。その茂みの下に透明な蜜がふつふつと湧き出す場所が見える。
心臓が高鳴っていた。それは、悪戯心を抑える子供のような気持ちに似ている。全身に鳥肌が立ったような気がした。
優子は悶々としていた。
点いてしまった炎を鎮火させるほうが難しいと思った。
優子はドレッサーの引き出しの奥にしまってある外国の新聞紙でこしらえた小さな小袋を取り出した。中身を確認する。親指ほどの小さなロータだ。夫には内緒で通信販売で購入したものだが、使うのは少し躊躇っていた。
手のひらに握り締めてそれのスイッチを入れてみる。スイッチは無線式だ。
プーン……。
「きゃっ……」
蜜蜂の羽音に似た小さな音。優子の手のひらで小さなそれが暴れる。それは、その大きさに似つかわしくない強い振動。優子は慌ててそのスイッチを切った。
優子はドレッサーの椅子に腰を下ろした。ドレッサーの鏡には、何もまとっていない優子の身体が写っている。自分の部屋で、全裸姿をまじまじと見ることなど初めてのことだった。
――エッチな身体だわ。
膝を左右に開く。粉砂糖細工の和菓子のようにしっとりとした肌。丸い胸の膨らみ。メリハリのあるウエスト。そして、贅肉のほとんどない下腹。その茂みの下に透明な蜜がふつふつと湧き出す場所が見える。
心臓が高鳴っていた。それは、悪戯心を抑える子供のような気持ちに似ている。全身に鳥肌が立ったような気がした。
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