サキュバスクラブ~最高ランクの精気を持つボクは無数の淫魔に狙われ貪られる~

ウケのショウタ

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2章

2章21話 宴の終わり ♡アンヌのお掃除パイズリ

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 ……それから、更にいくらかの時間が経過した後……。

「――はぁい、お疲れさまぁ♡」

 ゴウン、とベッドが駆動する音。
 ベッドが移動し、僕の下半身がバームホールからゆっくりと吐き出されていく。

「凄いわねぇ、もうシルバーランクが買えるくらいポイントが溜まっちゃったわぁ。さすがプラチナランクのお客様ねぇ。――ほらほら皆ぁ、そんなに名残惜しそうにしてもだめよぉ。今日はここまで」

 アンヌさんの楽しそうな声。
 やがてベッドが止まると、僕の下半身が数時間ぶりにバームホールの外気に触れた。

「……うふふ。それにこの様子だと、どの道今日はもう無理ねぇ♡」
「……っ♡ ……ぉ♡ ……ん、ォ♡」

 ベロンと突き出た舌。目玉はぐりんと上を向き、涙と涎で顔中ぐちゃぐちゃだった。
 苦悶と快楽に歪む僕の表情。瞳孔が危険な速度で揺れ、全身の筋肉が勝手にビクンビクンと震えていた。

「それにしても……うふふ、凄いことになってるわねぇ。ここまでベチョベチョなのは見たことないわぁ」

 アンヌさんが僕の下半身に触れる。
 すると、ぐっちょりとした粘液がいやらしい音を立てた。

 ……僕の下半身は、まるでローション風呂に浸かったように粘液まみれになっていた。
 数十人の女性の唾液と愛液が、まるでバケツをひっくり返したように僕の下半身にこびりついていた。

「……うっ♡ ……ぉ“♡」

 ぴゅるっ♡
 もう誰も触れていないのに、僕は小さく射精した。
 さっきまで雪崩れ込んできていた快楽の、その余韻だけで射精できるほどの猛烈な情事。

 ……最初にアンヌさんが言ったことは間違いじゃなかった。
 童貞とか、初体験とか……そんなの、もうどうでもよくなっていた。

 そんなことを気にするのがバカバカしくなるくらい……今日一日で、あり得ない人数の女性とセックスしてしまった。

 女性の膣は人それぞれ、柔らかさも、狭さも、中の構造も腰の振り方も。
 全然違うんだって思い知らされるほど……数えきれないおまんこが僕のおちんちんを好き放題にシゴきまくった。

 僕が情けなく精液を膣内にひり出すと、それをじっくり味わうように腰の動きを止めて、ぎゅ♡ ぎゅ♡ と膣を締める人もいれば……。
 腰をぐりんぐりんと動かして挑発する人。
 もっと出せと更に激しく腰を振りたくる人。

 顔も名前も知らない女性達が、夢中で僕の身体を貪る快感。
 それを脳に刻み付けられてしまった。

「……ひ♡ ……ん、ぐ……♡ お、おわ……り?」
「ええ、もう終わったわよぉ」

 永遠に終わらないんじゃないかと思った、天国と地獄が混じり合ったような時間がようやく終わったらしい。
 ともかく今はその安堵感でいっぱいだった。

 ……でも不思議なもので、僕のおちんちんがまだガチガチにそそり立っていた。

「……こんなの」

 あり得ない。
 もうこの数時間で何十回連続で射精したかわからないのに、体はまだ射精したがってる。

「やっぱり……」

 こうなると僕も、いよいよ現実を受け入れざるを得なくなってくる。
 ……このクラブの女性たちは、やっぱり普通の人間じゃ……。


「――美味しそう」


 アンヌさんのつぶやき。
 彼女の表情を窺うと、アンヌさんはゾッとするような妖艶な笑みを浮かべながら、うっとりと僕のおちんちんを見つめていた。

「……あ」

 そうだ。バームホールの人たちだけじゃない。

 ……アンヌさんだって、僕のことを……。

「――お客様。こちら、綺麗にお拭きいたしますねぇ?♡」

 アンヌさんは机の引き出しからお手拭きを取り出すと、そっと僕の目元に被せた。
 美容院で髪を洗われるときのように優しく視界を奪われる。

「……ぅ♡」

 ……ヤられ、る……♡
 今からアンヌさんにも……食べられちゃう……♡

 抵抗できない。
 この数時間の搾精で体力は使い果たしたのもあるけど……そもそも僕は、もうアンヌさんを拒む意思すら持てなくなっていた。

「アンヌ、さん……♡」
「うふふ……じっとしていてくださいねぇ? 今綺麗にして差し上げますからねぇ♡」

 もう弁明の余地なく、僕は期待してしまっていた。
 視界を覆われているせいか、アンヌさんがするすると服を脱ぐ音が余計敏感に聞こえる。

 やがて……。

 ――たぱんっ♡

「ううぅぅうぅううッ!♡」

 ずっしりとした重みがおちんちんを包み込む。
 おまんこみたいに全方位をみっちり包まれる感触じゃない。
 左右から、ずにゅう♡ と挟み込まれるこの圧力は……。

「アンヌさ……ッ♡ これ……おっぱ……♡」
「拭いていきますねぇ♡」

 ずりゅっ♡ ずりゅっ♡ ずりゅっ♡ ずりゅっ♡ 

「ううぅううッ♡」

 優しく上下するおっぱい。
 アンヌさんの、あのとてつもない爆乳に包まれていると思うだけで……もうこれ以上出せる訳ないと何度も思った精液が、またいとも簡単にせりあがってくる。

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あうぅ……ッ♡」

 バームホールの中みたいに、貪られるような快感じゃない。
 優しく、温かく……ねっとりと僕を癒すように与えられる快楽。

「うっ……♡ うっ……♡ あ、うぅ……ッ♡」

 気持ちいい……気持ちいい……♡
 もっとして……おちんちん……出したい……もっと、精液出したいぃ……♡

「いいよ。出してぇ♡」

 ほんの少し強められる乳圧。
 たったそれだけで、僕の射精感がぎゅんぎゅんとこみ上げてくる。
 射精に至る境界……そのギリギリのラインを、まるで僕よりも熟知しているかのようなテクニックで、最小限の刺激で僕を優しく射精に導いた。

 どびゅっ♡ びゅるっ♡ ぴゅりゅるぅ……♡

「あぁ……♡ うっ……イイ……きも、ち……い……ッ♡」

 さっきまでのムチャクチャに絞られるような射精とは全然違う。
 僕の疲れを癒すような……労を労うような……ただただ僕に幸せな快感を与えるためだけのパイズリ。

 猛烈な刺激で強張っていた全身の筋肉が脱力し、表情筋がだらんと垂れていく。

「好、き……♡ アンヌさん……きもちい……すきぃ……♡」
「うふふ、私もボクくんのこと大好きよぉ♡」

 よしよし、と頭を撫でられる。それだけで安心感に満たされる。
 どんどんアンヌさんのことが好きになるのが分かる。
 もっと甘えたくなる。
 抱き着きたい……おっぱいしゃぶりたい……♡

「えっち……したい……♡」
「私もよぉ♡ 今、ここ百年で一番ってくらいムラムラしてる♡ このままこっそり、君のことおまんこでぐちゃぐちゃに搾りまくりたいけど……今日はだめね」

 そっと顔を覆っていたお手拭きが外される。
 さっきまでの疲労感が嘘のように軽くなった身体を起こすと、アンヌさんは何事もなかったかのようにベッドの傍の椅子に座っていた。

 服もしっかりと着なおして、乳首も露出していなかった。
 つい数秒前まで僕のおちんちんをパイズリしていたはずだけど、そんな痕跡すらうかがえない。

 見ると、僕の下半身の粘液はほとんどがしっかりとぬぐい取られていた。
 パイズリしながら、本当に下半身の掃除はしてくれていたらしい。
 何から何まで、底の知れない女性だった。


「それじゃあ行きましょうか。誰かキャストを買うんでしょ? 応接室で、シャリアーデが待ってるわぁ」


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2章までお読みくださりありがとうございました!
少しでも楽しんでいただけましたらぜひいいねとコメントよろしくお願いいたします!
とても励みになります!

3章ではサリナの正体、そしてサキュバスとクラブの謎が明らかになりますのでこうご期待ください!
3章は来月初めから開始する予定です!
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