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8章
8章81話 沙月の調教2 ♡レイプ
しおりを挟む「――――ハッ!?」
沙月が目を覚ますと、そこは地下牢だった。
サキュバスクラブの地下に存在する施設の一つ。
そこにまるでキリストのように十字架に張り付けにされた沙月。
既にこの地下牢に監禁されて一週間が経過していた。
「はあ……はあ……」
上気した頬に、荒く息づく呼吸。
普段のクールな表情は苦痛と疲労に歪み……だが彼女の瞳からまだ反抗の意思は消えずに燃え続けていた。
「まだまだ元気そうだね。最初の一日で結構ヘバっちゃう人多いのに。やっぱタフだね~」
同じ牢の中で沙月の調教を担当しているサキュバス。
真っ赤なロングヘア―の女性……確かユメノという名前だったはずだ。
「やっとあなたにかけられた対魔力を無効化できたよ。さすがエリート調査員ともなれば備えも万全だったわけだね~」
「くっ……」
こういう事態に備えてサキュバスの扱う魔法への対抗策は講じてきた。
普通ならたった一週間で無効化されるようなものではないが、シャリアーデの前には悪あがきに過ぎなかったようだ。
「上の人達にも話はついたみたいだし、ようやくあなたの調教を開始できるよ。私が担当するからよろしくね~」
他者に催眠や幻覚を見せる能力に長け、本来はイメクラ施設の管理人だが、今回は沙月の調教のためにその能力を使っている。
「……こんな施設がなぜ認可されている」
「所詮はお役所仕事だからね。こういうコンセプトでSMプレイを楽しむ施設です、って申請すれば通っちゃうんだよ」
「……管理局に戻ったら必ず潰してやる」
「まだ帰れるつもりでいるんだ?」
睨みつける沙月をむしろ憐れむように、ユメノは嘆息した。
一糸まとわぬ姿の沙月に近づき、大きな胸を無造作に揉む。
「ん……」
小さく呻く沙月。だがその目は変わらずユメノに敵意を向けていた。
「あなたもう終わりだよ。馬鹿だね、シャリアーデさんを怒らせるなんて。日本で絶対に怒らせちゃいけない人物ベスト10に入ってるような人なのに」
「終わりなのは貴様らだ。管理局の調査員にこんな真似をして、管理局に捕らえられる程度で済むと思うなよ」
「はは……」
失笑で答えるユメノ。
まるで物分かりが悪い子供に呆れるようなその態度に、沙月は怒りよりもかすかに焦燥感を抱いた。
「普通のクラブだったらね、まああなたの言ってることも分かるんだけど……ここはシャリアーデさんのクラブだよ? ……ま、いいや。救助が来るのを期待して待ってれば? 私は私の仕事をするだけ」
じっ……と沙月の目を覗き込むユメノ。
催眠をかけようとしているのだと気づき咄嗟に視線を逸らす沙月。
それがささやかな抵抗だと知っていながら、その反抗の意思だけは示した。
「まずは自分が何者なのか思い知るといいよ。私が手伝ってあげる。あなたが厚い鎧を被せて取り繕っているその本性……私にはぜーんぶ筒抜けなんだから」
「――うぉおおッ!♡」
気持ちよさそうな唸り声をあげて、男は射精に達した。
人気のない路地裏で、ズボンを膝まで下して丸出しになった尻が小刻みに揺れる。
でっぷりと太った腹を震わせ、射精の快感を味わう。
その精液は全て、力任せに組み伏せている少女の膣内にぶちまけられていた。
「うっ!♡ ぐぅッ!♡ う、ぉおおおッ……♡」
至上の快感に打ち震える男。
二回りも歳が離れていそうな幼い少女を路地裏で乱暴しているレイプ魔……傍目にはそうとしか見えなかっただろう。
そんな現場に居合わせた私は、落ち着き払った声で二人に声をかけた。
「違反行為により貴様を逮捕する」
そうして取り押さえられたのは男ではなく……男に乱暴されていた少女だった。
「お、俺は……?」
てっきり自分が婦女暴行で逮捕されると思っていた男の困惑した様子。
私は無表情のまま事情を説明する。
「あなたはこの少女に誘惑され、理性を奪われただけです。規約違反を犯したのはこの少女ですので、あなたは罪に問われません」
「け、警察に逮捕されるんじゃ……」
「いいえ。悪いのはあなたを誘惑したこの少女です。あなたに罪は……」
そう言い終わる前に、男は私を押しのけて再び少女に圧し掛かった。
「――ハ。ハハハハッ! わ、わけわかんねえけど、だったら遠慮はいらねえ! もう一発…………うぅッ!?♡」
私に手錠をかけられ身動きの取れない少女の膣に再びいきり立ったペニスを挿入し腰を振る男。
乱暴されているはずの少女は全く抵抗する素振りを見せない。
それもそのはず、そんな気があるのなら少女にはいくらでもやりようがあった。
一般男性がサキュバスに欲情することは避けられない。
それは花粉症の人がスギの木に近づくとくしゃみをしてしまうのと同じ。
生物的に避けられない反応なのだ。
故に、対応はサキュバス側に求められる。
襲われた場合に適切に対応しなかった場合、サキュバス側が罰せられるのだ。
「で、出るぅ……!♡」
至福の表情で中出しする男と、それ以上に満足そうな少女。
「…………」
こんな光景を、私は今まで何度も見たことがあった。
サキュバスに魅了された男は皆こうなるのだ。
あの優しく聡明だった父ですら、あれほどの醜態を晒すことになった。
悪いのはサキュバスで、この男性は被害者なのだ。
「ほんとにそう思う?」
不意に私の背後からユメノが声をかけた。
「この男の人は、サキュバスさえいなかったらこの先もずっと婦女暴行なんてしない善良な市民だったと思う? 私にはそうは思えないなあ」
「どうであれ貴様らが正当化されるわけじゃない」
「でもこの男の人の行為も止めるべきだよね? でもあなたはこの時、しばらく止めずにただ傍観してた。どうして?」
「…………」
男はサキュバスのことなど知らない。自分が誘惑されたことも知らず、少女をレイプしてしまったと認識しているはずだ。
だが唯一の目撃者である私が男を容認したことで、彼は今明らかに自分の意思で少女を襲っている。
誘惑されたがゆえの衝動ではない。明確に、レイプしても罰せられないならレイプしたいという欲望によって行動しているのだ。
そんな行為は調査員云々ではなく、一人の人間として止めるべき行為のはず。
「…………まだ錯乱状態にある男性を落ち着かせるため、一度射精して興奮を、」
「ねえ沙月ちゃん、私の能力分かってるよね? そんな言い訳しても無駄なの。私にはあなたの深層心理までぜ~んぶお見通しなの」
夢の中で体を支配された私は身動きできないまま、目の前で繰り広げられる淫靡な交尾を凝視させられていた。
そんな私にそっと背後から近寄ったユメノは、耳元で妖しく囁いた。
「興奮してたんでしょ? もしレイプされてるのが自分ならって妄想して……こんな太った汚いおっさんに路地裏で犯されたら悔しくて惨めで……でもそういうのが興奮するんだよね?」
もにゅ♡ と私の胸を後ろから揉むユメノ。
隠しようもなく勃起していた乳首がコリコリと弄られ、私は小さく呻き声を漏らした。
「被虐願望。破滅願望。あなたは周囲から羨望の眼差しを向けられるより、お父さんみたいに蔑みの目で見られることが何より興奮するド変態なんだよ」
「……………………黙れ」
「まずはこの夢の中で教えてあげる。あなたがどれだけ変態で、マゾで、どうしようもなくスケベな女なのか」
ユメノは楽しそうに私の耳元で、処刑内容を告げた。
「そうしてあなたのマゾヒズムが剥き出しになったところで、シャリアーデさんの責めを受けてもらう。――それで、あなたの人生はもう終わりだよ」
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