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プロローグ3 驚き
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新しい服を買った俺は、次にゲームセンターへ行ってみた。色んなゲームがあってどれも面白そうだった。最初に和太鼓の名人というゲームをすることにした。和太鼓をスティックでリズムよく叩くと言うゲームなのだが、何回もミスしていて上手に叩くことが出来なかった。
(このゲーム結構難しいんだな。それじゃあ、次にこれするか)
そんなこんなで2時間程ゲームセンターにいたんだが、クレーンゲームというものをやって、何個か景品を手に入れることができた。
(ゲームセンターって面白いなーまた、今度来ようか)
そして、服屋でもゲームセンターでも楽しんだ俺は腹が減ったためご飯を食べることにした。(フードコートは結構混んでいるだろうしなー、かと言ってショッピングモールを出るのもなー)
悩みに悩んだ末、俺はラーメン屋に行くことにした。そこのラーメン屋は塩ラーメンと豚骨ラーメンが人気らしく、俺は豚骨ラーメンを頼んだ。
そのラーメンが届くと、すぐに食べたのだが、これまた美味くて、スープが濃厚な味わいだが、濃すぎず、薄すぎず、また、麺の細さがスープによく絡むようにしてあって、チャーシューがとても美味かった。すぐにラーメンを食べ切ってしまった。
(ラーメン食ったし、服も買ったし、ゲームセンターにも行ったし、帰るかー)
そう思い、店を出た。
もう夜だったため、周りは薄暗くなっていた。すると、前方の方から可愛らしい声が聞こえてきた。
「お母さん、アイス食べたい~」
5、6歳ぐらいの女の子がお母さんの手を引っ張っていた。
「はいはい、買いに行きますからー」
母親の方も嬉しそうにしていて、仲良さそうに歩いていた。
(俺の親も昔はあんな感じに接してくれていたのかな?俺、あんまり昔の記憶ないからなーいいなー)
そんな風に思っていたその時だった。
親子の後ろから黒いフードをかぶった黒ずくめの男?が走ってきているのが見えた。
(このままあの男が走ってきたらぶつかるくね?大丈夫かな?)
そう思って避けさせようとした、だが、俺がもう1度男の方を見た時、男は刃物のような物を持って走っていた。
(やばい⁈このままじゃああの親子刺される!!)
そう思った俺はすぐに走り出した。間に合え、間に合えと思いながら。
男が来る前に俺は、親子の手を掴むと自分の後ろに引っ張った。そして、すぐに男の方を見た。自分も避けようと…しかし、遅かった。
俺の目の前にはすでに男がいて、俺の腹に包丁が刺さっていた。
俺はすぐに倒れた。倒れる瞬間、男の顔が見えた。ニタニタと笑っていた。
(こいつ気持ち悪い!なんだあの顔、てか俺刺されてんじゃん!)
地面に体を打ちつけた俺は意識が朦朧としてきた。
(はぁ、俺はバカなことしたなー、親子庇って死ぬとか…くだらない人生だったから、最期は…誰かを庇って死にたかったのかね?そうだ、あの親子は…どうなったんだ?)
首か目を動かして辺りを見ようとした俺は、声が聞こえた。
「お兄ちゃん!だいじょうぶ?!しっかりしてー!」
女の子の泣き声と
「大丈夫ですか?!すぐに救急車!」
慌てて電話をかけている声が聞こえた。
(ああ、2人とも…無事だったんだ…良かった。俺の庇った行動…は無駄じゃなかったのか。俺のために…泣いている…げほげほ…俺、頑張ったよな?なら、いいか)
俺は咳き込みながら、自分は死ぬのだと悟った。
(やりたいことやったし…い…いか、あ、でも…叔父さん悲しむかな?俺、かんしゃも…なにも、つたえれてないや…ごめんっていえてねーなー、親不孝者って…いわれてそう笑)
俺はもう意識を保つことができなくなっていた。
(さいごに…なかまとかともだち…とか、いろいろな…お…もいで…つくり…たかった…な)
これを最期に俺は完全に意識を失った。
※あとがき
いつも読んでいただきありがとうございます。
石神くん最期に守りましたねーどれだけ酷い人生だったとしても、お人好しなところは変わらないようですねー。
さて、次のお話から石神くんがどうなったのか、みなさんお楽しみにー
(石神くんの不幸な生活…あれは…神様のいたずら?なんて…)
(このゲーム結構難しいんだな。それじゃあ、次にこれするか)
そんなこんなで2時間程ゲームセンターにいたんだが、クレーンゲームというものをやって、何個か景品を手に入れることができた。
(ゲームセンターって面白いなーまた、今度来ようか)
そして、服屋でもゲームセンターでも楽しんだ俺は腹が減ったためご飯を食べることにした。(フードコートは結構混んでいるだろうしなー、かと言ってショッピングモールを出るのもなー)
悩みに悩んだ末、俺はラーメン屋に行くことにした。そこのラーメン屋は塩ラーメンと豚骨ラーメンが人気らしく、俺は豚骨ラーメンを頼んだ。
そのラーメンが届くと、すぐに食べたのだが、これまた美味くて、スープが濃厚な味わいだが、濃すぎず、薄すぎず、また、麺の細さがスープによく絡むようにしてあって、チャーシューがとても美味かった。すぐにラーメンを食べ切ってしまった。
(ラーメン食ったし、服も買ったし、ゲームセンターにも行ったし、帰るかー)
そう思い、店を出た。
もう夜だったため、周りは薄暗くなっていた。すると、前方の方から可愛らしい声が聞こえてきた。
「お母さん、アイス食べたい~」
5、6歳ぐらいの女の子がお母さんの手を引っ張っていた。
「はいはい、買いに行きますからー」
母親の方も嬉しそうにしていて、仲良さそうに歩いていた。
(俺の親も昔はあんな感じに接してくれていたのかな?俺、あんまり昔の記憶ないからなーいいなー)
そんな風に思っていたその時だった。
親子の後ろから黒いフードをかぶった黒ずくめの男?が走ってきているのが見えた。
(このままあの男が走ってきたらぶつかるくね?大丈夫かな?)
そう思って避けさせようとした、だが、俺がもう1度男の方を見た時、男は刃物のような物を持って走っていた。
(やばい⁈このままじゃああの親子刺される!!)
そう思った俺はすぐに走り出した。間に合え、間に合えと思いながら。
男が来る前に俺は、親子の手を掴むと自分の後ろに引っ張った。そして、すぐに男の方を見た。自分も避けようと…しかし、遅かった。
俺の目の前にはすでに男がいて、俺の腹に包丁が刺さっていた。
俺はすぐに倒れた。倒れる瞬間、男の顔が見えた。ニタニタと笑っていた。
(こいつ気持ち悪い!なんだあの顔、てか俺刺されてんじゃん!)
地面に体を打ちつけた俺は意識が朦朧としてきた。
(はぁ、俺はバカなことしたなー、親子庇って死ぬとか…くだらない人生だったから、最期は…誰かを庇って死にたかったのかね?そうだ、あの親子は…どうなったんだ?)
首か目を動かして辺りを見ようとした俺は、声が聞こえた。
「お兄ちゃん!だいじょうぶ?!しっかりしてー!」
女の子の泣き声と
「大丈夫ですか?!すぐに救急車!」
慌てて電話をかけている声が聞こえた。
(ああ、2人とも…無事だったんだ…良かった。俺の庇った行動…は無駄じゃなかったのか。俺のために…泣いている…げほげほ…俺、頑張ったよな?なら、いいか)
俺は咳き込みながら、自分は死ぬのだと悟った。
(やりたいことやったし…い…いか、あ、でも…叔父さん悲しむかな?俺、かんしゃも…なにも、つたえれてないや…ごめんっていえてねーなー、親不孝者って…いわれてそう笑)
俺はもう意識を保つことができなくなっていた。
(さいごに…なかまとかともだち…とか、いろいろな…お…もいで…つくり…たかった…な)
これを最期に俺は完全に意識を失った。
※あとがき
いつも読んでいただきありがとうございます。
石神くん最期に守りましたねーどれだけ酷い人生だったとしても、お人好しなところは変わらないようですねー。
さて、次のお話から石神くんがどうなったのか、みなさんお楽しみにー
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