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第38話 冬休み編 クリスマスパーティー1

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雪が降り始めたこの頃、冬休みを満喫していた俺は、とある一つの連絡がきっかけで大騒ぎになってしまった。
というのも…その連絡っていうのは……

「おう!玲!冬休み暇だろ?だから、クリスマスパーティーをしようと思っているんだけれど…お前どうする?」
翔からの連絡で、クリスマスパーティーの招待という内容だった。
「行こうかな…どこでやるんだ?」
「光輝が別荘持っててよ、その別荘でやろうってことになったー」
「なるほどね、了解、メンバーは?」
「俺と玲、京、光輝が男子メンバー、梓、風香、花宮さんが女子メンバー」
「合計7人か」
「そうそう!」
「分かった…何か用意するものあるか?」
「えっとな……あ、ゲームは持って来てくれ、なんでもいいからみんなができるやつ!」
「了解…出来るだけ多めに持ってくるよ」
「頼んだー!」
元気よくそういうと、翔はどこかへ走っていってしまった。
(クリスマスパーティーか……昔にやった時以来か)
父さんと母さんがいた時に、何回かクリスマスパーティーを我が家でやったことがある。と言っても、静かにご飯を食べて、解散しただけだけれど……
わいわい騒いだことがないから、ちょっと楽しみだった。
それに、クリスマスパーティーも数回だけで、有名になってからは、そんな行事をやる暇がなかったからというのもある。
「どんな風になるのか…楽しみだな」
そう、楽しみにしていたんだ……
あの人が来なければ……

当日、綺麗な青空が広がっていた。
集合場所は学校で、みんな揃ったら、電車に乗って向かうらしい。集合時間よりも30分程度早く着いた俺は、みんなを待つことにした。
最初に来たのは、新崎と国光だった。
「おはよう!玲!」
「…おはよう」
「おはよう、新崎、国光」
新崎と国光とハイタッチをかわすと、新崎が話し始めた。
「とりあえず、今いるのが俺たち3人だな」
「なんか、前にもこんな感じじゃなかったか?ほら、夏祭りの時」
「確かにーみんな来るの遅かったからな」
「いやいや、今回もそうだけれど、玲が来るの早いんだよ」
「そうなのか?集合ってなったら、大体30分前には着いておくんじゃねーの?」
「それはそうだけれど、本当に30分前から待ってるやつ見たことねぇから、びっくりしたわー」
「……そんなになのか…」
集合時間の30分前って当たり前だと思っていたから驚いた。
「まあ、翔とかは遅れるの当たり前だし、いいんだけれどさ」
「そうだな」
俺たちは雑談をしながら、他のメンバーを待った。

それから10分後に、翔達が走って来た。
「はぁ…はぁ…はぁ…ごめん!お、遅れた!」
「遅くなってごめんなさい!」
「ごめん!」
「ごめんなさい!」
翔と若葉さんと神楽坂さんと花宮さんの4人が同時に謝罪して来た。
「いや、大丈夫」
「全然!集合時間まであと10分あったから」
「…大丈夫」
俺たち3人が大丈夫だというと、4人とも安心したような表情になった。
「そうか、10分前だったのか、時間やばいって思って走ってたんだが……」
「翔がまた寝坊して、集合時間きりきりに来てさ……はぁ……しっかりしてよね!翔!」
「ごめん!梓」
「まーた、寝坊したのかよー翔は、寝坊助だなー」
「なっ…!そ、そんなに寝坊してないだろー?!」
「「いやいや」」
「そんなー……」
俺と新崎の否定に翔は嘆いていた。
「それで、全員揃ったし、今から行くか?光輝の別荘に」
「だな」
「よし!いこー!」
みんなで光輝の別荘に向かった。

「てか、国光って別荘持ってたんだな」
「ああ……父さんの別荘だけれど…許可もらったから」
「なるほどね」
「光輝の別荘は結構デカくてよ、高原が近くにあるんだ」
「そうなのか?」
「ああ…昔はよく、その高原で公園で遊ぶみたいに遊んでいたけれどね」
「へぇー」
国光の別荘話を聞きながら、俺はワクワクしていた。
その頃女子の方では……

◾️風香 視点
「楽しみだねークリスマスパーティー」
「ええ、そうね」
「どんな感じになるのかな?」
女子3人でクリスマスパーティーの内容を考えていた。
「男子達は何するか決めてなさそうだったし、女子の方だけで考えよっか」
「そうね」
「だね」
「クリスマスといえばさ、プレゼント交換会とかしたいよねー」
「いいねー」
「あとは、美味しいご飯食べて、ゲームしたり、まったりしたり、ゴロゴロしたりー……」
「半分、くつろぐことになってない?」
「あれ?」
「ふふふ…面白いね?2人とも」
桜ちゃんが嬉しそうに笑っていた。
「そういう桜はどうするのよ?」
梓ちゃんが桜ちゃんに過ごし方を聞いていた。
「うーん、国光くんが高原が近くにあるって言ってたから、そういうところで日向ぼっことかしたいかなー?」
「待って待って、日向ぼっこって、冬だよ?寒くない?」
「えー、あの冷たさが日向ぼっこに最適なんだよー?」
「……本当に?」
「うん!天気がいい日なら、太陽が暖かくてさ、地面や風の冷たさと太陽の暖かさが合わさっていい感じの温度になるんだー」
「そうなんだ!……じゃあ、私もやろうかな?」
桜ちゃんの日向ぼっこがちょっと気になった。
「まあ、長時間は無理だけれどねー」
「そりゃ、そうでしょうよ」
梓ちゃんが呆れ顔でそう言った。
「でも、楽しそうじゃん!時間があればやろっか!」
「いいね!梓ちゃんもやろーよー?」
「私はやらないわよ?」
「何でーーー?!」
「日向ぼっこをするぐらいなら、家の中でゴロゴロする方がいいわ」
「ぶーーーーー!!」
反抗の目を向けたけれど、梓ちゃんは澄まし顔だった。

「そういえば、桜ちゃんはどうするの?」
「え?」
「ほら、白鳥くんとのこと」
「!!!」
白鳥くんの名前を出すだけで、桜ちゃんの顔が真っ赤になった。
「どうするの?」
「~~~~~っ!!!」
恥ずかしそうにしながら、桜ちゃんは……
「が、頑張るよ?」
そう言った。
「好きになってもらいたいから……」
最後は小さい声でそう言った。
私と梓ちゃんで顔を見合わせると、にんまり笑ってしまった。
「じゃあ、頑張ろー!」
「……う、うん!」
(いいなー、桜ちゃんは恋してて……私は…)
新しい恋を探そうと思っていた。翔くんのことはもう何とも思っていなかった。あんなにも桜ちゃんを思っている翔くんを見ていたら、私に勝ち目なんかない!って分かったから。多分、
梓ちゃんも同じだと思うんだ。お母さんみたいな顔で桜ちゃんを見ていたから。見守ろうとしているんだって分かったから。
「ふ、2人は?」
桜ちゃんが聞いて来た。
「私たちは新しい恋を探すの!」
「そうよ」
「そっか……」
ちょっと悲しそうな顔をする桜ちゃん。
(ほんと、人思いの優しい子だ!)
「ふふふ…そんなに悲しそうな顔をしないで?桜ちゃんが幸せになれるように協力するからさ」
「ありがとう…」
私たちはまた、何するのかを決めていった。

(桜ちゃんの恋を応援しないとね……私、絶対邪魔しないようにしないと!)
そう決意をしていたはずだったんだけれど……
どうして…あーなっちゃったんだろう……
私って……ほんと

最低だ

◾️玲 視点
しばらく電車に揺られながら過ごして、ついに
「着いたー!!」
「おっきいなー!」
国光の別荘に到着した。
「よし、先に荷物置いてこよー、それから、リビングに集合で!」
「「了解!」」
「光輝、開けてくれ」
「ああ」
国光が扉の鍵で開けてくれた。
「おおおー!!!ひっろ!」
中もすごく広くて、くつろぎやすい空間になっていた。
「テレビでかー!!」
「キッチン広ーい!」
「家具がいっぱいね」
「遊べるものもいっぱいあるー」
みんなそれぞれで部屋を探索していた。
「いいのか?国光、勝手に部屋を探索して」
俺は心配になって聞いてみた。
「ん?……ああ、大丈夫…この別荘ほとんど使ってなくて、数ヶ月に一度、お手伝いさんが掃除に来るぐらいだから、見られてやばいものはないと思う」
「そ、そうか」
数ヶ月に一度来るだけって言っているが、数ヶ月に一度でここまで綺麗さを保つのは難しいと思った。だから、そんなに使っていないから、掃除をする箇所もないのだと分かった。
「じゃあ、置いてくるわ」
「ああ」
俺は言われていた自分の部屋に向かった。

中に入ると、ベットと椅子と机があって、寝巻きかな?そんな服が2着置かれていた。
「すごいな……本当に」
荷物を置いた俺は、好奇心に勝てず、ベットにダイブしてみた。
「めっちゃふっかふかだー……やばい、これはすぐ寝てしまう」
俺はベットの寝心地を確認し、満足したので、リビングに降りていった。
他のメンバーも集まって来て、これからどうするのか話し合った。
「とりあえず、高原に出てみるか」
「だな」
「うんうん!見てみたいしね!」
「分かった……参座、荷物お願い」
「かしこまりました」
今回のお手伝いさんだろうか、参座と呼ばれた人が、荷物管理を任されていた。
「それじゃあ、行くかー!」
「おーーー!!」

「すーーーはぁーーー……すーーーはぁーーー……」
みんなで深呼吸したり、高原に寝転がったりした。
高台にあり、周りが山で囲まれているような場所にあるため、空気がすごく美味しかった。
高原も綺麗な緑が広がっていた。
「本当に広いなー」
「だなー」
俺と新崎はこの広さに驚きつつも、この高原を気に入っていた。
「そういえば、冬なのに雪が積もってないんだな」
「ああ…一応雪かきみたいなのをして、高原の雪をなくしたから」
「そんなことできるのか?!結構広いけれど」
「まあ、重機使ったら早く終わったらしい」
「へぇー」
国光の家の凄さを知った。
「さっき、参座に聞いたんだけれど、バーベキューが出来るって」
「「マジで!!」」
俺と新崎の声が揃った。
「あ、ああ……だから、昼ごはんはバーベキューになる予定だ」
「よっしゃーーー!!!」
新崎がめっちゃ喜んでいた。
「なになに?どうかしたの?」
新崎の声に気づいた若葉さんがこっちに来た。
「昼ごはんは、バーベキューらしい」
「!!!本当?!やったー!!」
すごく嬉しそうな若葉さん。やっぱりみんな、バーベキューは好きみたいだ。
「なあ、光輝!この近くに川とかねぇ?」
「??あるが?」
「なら、その川で釣りしようぜ!バーベキューには魚も必須だろ?」
「あー……分かった、釣竿用意させる」
「おう!頼んだ!」
翔がめっちゃ嬉しそうにそういうと、ダッと走り出した。
「あ、待て!翔!先に行くなー!」
「待ってよー」
みんなが無邪気にはしゃいでいた。俺もみんなと一緒に遊んだ。

「おおー、バーベキューだーー!!」
別荘に戻ると、もうバーベキューの準備ができていた。炭に火がついていた。
「あとは、お肉とか野菜とかを焼くだけらしい」
「了解!なら、じゃんじゃん焼いていこー!!」
翔が率先して焼き始めた。焼けるまでの間、皿やコップなどの準備を行った。
「焼けたぞー」
翔の言葉でみんなが焼けたものを食べ始めた。
「ん~~!!美味しい!」
「うまっ!」
お肉の旨みが口の中で溢れて来た。野菜もタレにつけて食べると、とても美味しかった。

「ふぅ……お腹いっぱい」
「食べ過ぎたかも」
満足するまで食べた俺たちは、家の中にある椅子に座ってくつろいだ。
「次何する?」
「実は、この高原の奥にスキー場があるんだけれど、みんなで行く?」
「「スキーだと?!!」」
みんながその言葉に反応した。
「やるやる!」
「やりたーーい!!」
「よし!じゃあ、スキーに行きますか!」
俺たちの次の遊びが決まった。

※あとがき
クリスマスパーティーが始まったようですねー
冬にバーベキューってちょっと新鮮ですねー……
さてさて、今度はスキーをするようですね、みんな楽しそうで……とても羨ましい……

次回、クリスマスパーティー2  行方不明
お楽しみに
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