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第1話 俺、親友と会う
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草薙学園に行くことは決まっていたのだが、この学園は、クラムを倒すためのカルム育成学校となっている。しかし、この学園は学歴も必要らしく、当然能力検査はあるが、それとは別に学力試験もある。その学力試験で合格しなければ、学園に入学できないのだ。
正直俺は、能力で世界を救うとかそんな目標などないから、学力試験で落ちようと考えていたのだが、日向が…
「れい兄、叔父様が勝手に決めた受験先だからと言って、真面目に取り組まないなんてことはしないよね?」
「なぜ?!お前は分かるんだ?!」こいつ超能力者か?
「はぁ、そんなことだろうと思った。ちゃんと勉強して!草薙学園はまあまあ偏差値高いから、れい兄勉強しないと入れないよ」
「うう…現実を突きつけるなよーていうか、叔父さんが勝手に決めたことじゃんー俺行くなんて行ってないよー」
「叔父様にボコられるよ?」
ビクッ
「待った、それは…まずい…」
「なら、ちゃんとやって!」「へい…」
叔父さんは怒るとマジで怖い、背筋が凍るほど…怒らせないのが1番の方法だ。
ということで、もう勉強し、試験を乗り切った。
結果は、俺も日向も合格!父さんと母さんはめっちゃ喜んでた。
そして、楽しい楽しい春休みを満喫し(ゲームしまくりの日々)、地獄の朝を迎えたというわけだ。
日向と並んで歩いているのだが、そろそろ、あいつの家が近いな、外で待ってるかね?すると…ビシッ、「いったーーーー!!」
後ろから頭を何かで叩かれた。痛くて、思わずしゃがみ込んで、頭をさすっていたが、後ろを振り返ると、俺と同じ草薙学園の制服を着た見覚えのある人物が立っていた。
「よ!れいちゃん、夏休み元気にしてたか?」
「いってーよ、いきなり頭叩くなや!びっくりするだろうが!」
「ええーまたまたー痛くなかったくせにー」「てめーあとで覚えとけよー」
ガハハと笑いながらそう話すやつは、北條 龍牙(ほうじょう りゅうが)、俺の親友の1人で幼馴染だ。
身長が174cmとまあまあ高めで、茶髪のオールバックで、カチューシャみたいなやつを頭につけている。また、お気に入りの緑のヘッドホンを首から下げている。龍牙とは幼稚園の頃からご近所友達で、よく、イタズラやちょっかいをかけるような陽キャである。あと、こいつは俺のことを「れいちゃん」と呼ぶ。
(女子みたいな呼び方をするから最初の頃はやめろって言ってたんだが、何度もやめろと言ってもやめないので諦めた)
「まあまあ、それで、れいちゃん!ひなたっち!兄妹揃って登校かーい?お似合いだね?」
「はぁ?!お似合いじゃないし!」
日向が焦ったようにそう答えた。
え、俺嫌われてんの?泣くよ?(本日2度目)
「あはは!まあまあ、ひなたっちドウドウ」
龍牙が日向を落ち着かせていた。
そこで、俺はあることを思い出したので、龍牙に聞いてみることにした。
「なあ、龍牙、可憐(かれん)さんは?一緒じゃあないのか?」
「ああーあの人は後から行くって言ってたぞ」
「そうなのか、了解」
可憐さんはというのは、龍牙の2つ年上の姉で、俺たちが通う草薙学園の高校3年生だ。
龍牙と同じ茶髪でボブカットのふわりとした女子で、中学の時は男子生徒に人気だった。
高校でも男子に人気なのかどうかは分からないが、多分人気なんだろうと思う。
今日は俺たちと龍牙たちの4人で登校する予定だったが、可憐さんが遅れるらしい。
「なら、先に行くか」
「そうだなー姉さん待ってても俺らが遅れるだけだし」
ということで、俺たち3人で登校することになった。
※あとがき
ここまで読んでいただきありがとうございます。
登場人物が増えました!北條 龍牙くんはちょっとやんちゃそうですね?
さてさて、零くん、龍牙くん、日向ちゃんの3人にどんな学園生活が待ってるのやら…
この小説が面白いと思いましたら、是非是非、読んでいってください
正直俺は、能力で世界を救うとかそんな目標などないから、学力試験で落ちようと考えていたのだが、日向が…
「れい兄、叔父様が勝手に決めた受験先だからと言って、真面目に取り組まないなんてことはしないよね?」
「なぜ?!お前は分かるんだ?!」こいつ超能力者か?
「はぁ、そんなことだろうと思った。ちゃんと勉強して!草薙学園はまあまあ偏差値高いから、れい兄勉強しないと入れないよ」
「うう…現実を突きつけるなよーていうか、叔父さんが勝手に決めたことじゃんー俺行くなんて行ってないよー」
「叔父様にボコられるよ?」
ビクッ
「待った、それは…まずい…」
「なら、ちゃんとやって!」「へい…」
叔父さんは怒るとマジで怖い、背筋が凍るほど…怒らせないのが1番の方法だ。
ということで、もう勉強し、試験を乗り切った。
結果は、俺も日向も合格!父さんと母さんはめっちゃ喜んでた。
そして、楽しい楽しい春休みを満喫し(ゲームしまくりの日々)、地獄の朝を迎えたというわけだ。
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後ろから頭を何かで叩かれた。痛くて、思わずしゃがみ込んで、頭をさすっていたが、後ろを振り返ると、俺と同じ草薙学園の制服を着た見覚えのある人物が立っていた。
「よ!れいちゃん、夏休み元気にしてたか?」
「いってーよ、いきなり頭叩くなや!びっくりするだろうが!」
「ええーまたまたー痛くなかったくせにー」「てめーあとで覚えとけよー」
ガハハと笑いながらそう話すやつは、北條 龍牙(ほうじょう りゅうが)、俺の親友の1人で幼馴染だ。
身長が174cmとまあまあ高めで、茶髪のオールバックで、カチューシャみたいなやつを頭につけている。また、お気に入りの緑のヘッドホンを首から下げている。龍牙とは幼稚園の頃からご近所友達で、よく、イタズラやちょっかいをかけるような陽キャである。あと、こいつは俺のことを「れいちゃん」と呼ぶ。
(女子みたいな呼び方をするから最初の頃はやめろって言ってたんだが、何度もやめろと言ってもやめないので諦めた)
「まあまあ、それで、れいちゃん!ひなたっち!兄妹揃って登校かーい?お似合いだね?」
「はぁ?!お似合いじゃないし!」
日向が焦ったようにそう答えた。
え、俺嫌われてんの?泣くよ?(本日2度目)
「あはは!まあまあ、ひなたっちドウドウ」
龍牙が日向を落ち着かせていた。
そこで、俺はあることを思い出したので、龍牙に聞いてみることにした。
「なあ、龍牙、可憐(かれん)さんは?一緒じゃあないのか?」
「ああーあの人は後から行くって言ってたぞ」
「そうなのか、了解」
可憐さんはというのは、龍牙の2つ年上の姉で、俺たちが通う草薙学園の高校3年生だ。
龍牙と同じ茶髪でボブカットのふわりとした女子で、中学の時は男子生徒に人気だった。
高校でも男子に人気なのかどうかは分からないが、多分人気なんだろうと思う。
今日は俺たちと龍牙たちの4人で登校する予定だったが、可憐さんが遅れるらしい。
「なら、先に行くか」
「そうだなー姉さん待ってても俺らが遅れるだけだし」
ということで、俺たち3人で登校することになった。
※あとがき
ここまで読んでいただきありがとうございます。
登場人物が増えました!北條 龍牙くんはちょっとやんちゃそうですね?
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