6 / 42
第5話 俺、ヒロイン達と遭遇?!
しおりを挟む
「誰?あんたら」
何でか知らないけれど、見知らぬ女子から今絶賛睨まれ中です。龍牙は、何だこいつ?みたいな顔してて、魁斗は話の邪魔をされてちょっと不機嫌気味、蓮斗は怖そうな女子が来て、俺の後ろに下がって、ちゃっかり俺を盾にしている。
って盾にするな、蓮斗!
「あんたら誰?って聞いてるんだけれど?」
そう言ってくる女子は、金髪のロングで、草薙学園の制服を着崩していて、如何にもギャルでーすって言ってる様な見た目をしていた。めっちゃ睨んでいるため、怖いという感情しか来ない。
「いや、こっちが聞きたいんだけれど、君たちこそ誰だ?」
魁斗が静かに彼女に答えた。
「はぁ?こっちが先に聞いてんだけれど、何?あんたら、あたしらの話聞いてたの?マジでキモいんだけれど?消えてくれない?目障りだから」
あらーめっちゃバカにされてるんだが、あと、口が悪い…顔は綺麗なのに…
「俺達の方こそ君達に聞きたいんだけれど、俺らは何もしてないし、聞いてないし、消えるのはそっちじゃない?目障りなのもさ」
「はぁ?」
なんか、険悪な感じするんだけれど…
「まあまあ、2人とも落ち着けよー」
声がした方を見ると、龍牙だった。
「こんな屋上のとこで言い合っても意味ないじゃん、それに、君たちも1年生でしょ?俺らも1年生なんよ?だから、仲良くしてくれない?争いとかしたくないんだよー」
龍牙が頼み込む様に手を合わせてそう言った。
魁斗は気まずそうな顔をした後、分かったって言っていた。案外、魁斗は龍牙に弱いのかもしれない。
女子も龍牙に頼まれて渋々と言った感じで、怒りを収めてくれた。
女子達は俺たちから離れた場所でまた、話し始めていた。俺たちは俺たちで話し出す。
「魁斗ー怒っちゃダメでしょ、向こうもびっくりしたから、ああ言っちゃっただけだろうし」
俺は魁斗に一応叱った。
「はぁ、別に怒りたかったわけじゃないさ、でも、あんなにも怒りをぶつけられたら、誰だって嫌な気持ちになるだろ?それに、俺たち何もしてないし、話してただけだし」
「そうだけれど…まあ、いいや、この話はここまでにして、で、あの日からどうしてたかって話だったか?」
俺は、みんなの気持ちが切り替わる様に話題を変えた。
「そうだな、俺はずっと家にいたぞ、たまに手伝えって言われて、現場に行っていたが…ずっとゲームしてた。」
俺は淡々と今まで何をしていたか、話した。
「俺はそうだなー中学の時の友達と遊んでー姉ちゃんと買い物行ったり、母さんの手伝いしたらしてたかな?戦闘はしてねーぞー」
龍牙は家族の手伝いをしていたらしい。
「僕は、そうだな、機械の開発や小説の連載、あとはそうだなー推しのアイドルのライブや握手会に行ったよ、可愛かった」
蓮斗はまあ、十分楽しんでいたみたいだ。
「そういうお前はどうだったんだよ?」
俺は魁人にどんなふうに過ごしていたのか聞いてみた。
「俺は…いい感じに過ごせてなんかいないさ、あれ以来、カルムを見ると思い出す、どうにかすることが出来たんじゃないか?って、苦しみも怒りも与えずに助けてやれたんじゃないか?って…そう考えちまって…」
魁人はそこまで言うと黙ってしまった。まだ、立ち直れていないらしい。
「別にお前のせいであいつらが苦しんだわけじゃないだろ?お前のせいではなくて、あいつらを苦しめたクソ野郎のせいだろ…」
竜牙が何とか元気づけようとしていた。
「そうだが…」
まだ、立ち直れない様子だった。
「まあまあ、この話はさ、また今度にしようぜ、つまんねえ話してもテンション下がるだけだぜー」
竜牙の一言でこの話は切り上げた。
「それにしても、まさか4人とも同じ学園にいるなんてなーびっくりしたわ!」
俺は大袈裟に驚いてみた。
「まあ、カルムになった人は大体この学園に入学するよねーあとは、東の方にある瑞龍学園(ずいりゅうがくえん)、西にある白嶺学園(はくれいがくえん)、南の方にある朱炎学園(しゅえんがくえん)、北の方にある泰山学園(たいざんがくえん)の4つの学園があるらしいし。」
それぞれの学園はここ草薙学園を中心に東西南北にある。どこの学園も高い実績があり、多くのカルムはこの5つの学園に入学する。
蓮斗の説明を聞きながら、俺はこれからのことを考えていた。
(飯にするかー?それとも、飯にするかー?)
「なあ、れいちゃん、今、飯のことしか考えてなかっただろ?」
「え、何で分かった?超能力者か?」
「いや、顔見たら分かるし、何年一緒にいるんだよ?」
龍牙にめっちゃ呆れられた。こいつに呆れられるなんて…今日は雨が降るのかな?それとも、雪?雷?早く帰ったほうがいいかな?
「今絶対失礼なこと考えていただろ?」
「う、ううん、キノセイキノセイ…」
「何でカタコト?余計に怪しいんだが?れいちゃん?」
「怖いってー」
龍牙とのじゃれ合いを魁斗達は呆れ顔で見ていた。すると、ガチャッ、ドアが開く音がした。
全員でその音の方を見ると……
「あ!」
「「「「あ」」」」
そこにいたのは、日向だった。
「教室を龍牙さんと一緒に出て行ったと思ったら、こんなとこで…何してんの?」
「いやー、4人揃うの久々だから、集まろーってなったんだよー」
「はぁ、やっぱり忘れてる…」
「え?」
忘れてる?俺、何か忘れてたっけ?
考えてみる…………………………………………
何も思い浮かばん……
(え、マジで何かあったっけ?覚えてないーー、こ、これは殺されるか?俺…)
マジで覚えて無さすぎて、日向に怒られそうなんだが、いや、もう怒ってるな、これ…
「明日買い出しに行くから、付き合ってね?って昨日に伝えたはずなんだけれど……忘れてたんだね?ん?れい兄?」
「あ…」
思い出しました。昨日の夜に
[明日買い出しに行くから、荷物持ちよろしくー]
って一方的に決めてきた約束だったわ。俺行くって言ってないけれど……てか、何で荷物持ちだよ、めんどくせぇー
「今、めんどくさいって思った?」
「え…」
何でバレてんの?こわ、こいつもこわ…超能力者増えた…いや、元々超能力者だったか。
「いや、れい兄が分かりやすすぎるんだよ?とにかく、行くよ!買い物」
「ええー嫌だーー俺はゲームをするっていう仕事がーーーー」
「い・く・よ?」
「はい………」
俺は、言われた通り素直に言うことを聞くことにした。日向のところへ行く時、俺は、龍牙達の方を見た、助けてという意味を込めて、
だが…
「「「どうぞどうぞ、行ってきてください」」」
全くもって助けてはくれなかった。
裏切り者だ、こいつらはーーーーー!!
※あとがき
いつも読んでいただきありがとうございます。
ベルメールです!
次回からこの場で予告だけさせていただきます。
あと、日向ちゃんがお兄ちゃんのことを
「れい兄(れいにぃ)」と呼ぶことに変更したことをお伝えします。
次回は、買い物で、はちゃめちゃなこと起こるぞ!てか、クラム登場!
お楽しみに!
何でか知らないけれど、見知らぬ女子から今絶賛睨まれ中です。龍牙は、何だこいつ?みたいな顔してて、魁斗は話の邪魔をされてちょっと不機嫌気味、蓮斗は怖そうな女子が来て、俺の後ろに下がって、ちゃっかり俺を盾にしている。
って盾にするな、蓮斗!
「あんたら誰?って聞いてるんだけれど?」
そう言ってくる女子は、金髪のロングで、草薙学園の制服を着崩していて、如何にもギャルでーすって言ってる様な見た目をしていた。めっちゃ睨んでいるため、怖いという感情しか来ない。
「いや、こっちが聞きたいんだけれど、君たちこそ誰だ?」
魁斗が静かに彼女に答えた。
「はぁ?こっちが先に聞いてんだけれど、何?あんたら、あたしらの話聞いてたの?マジでキモいんだけれど?消えてくれない?目障りだから」
あらーめっちゃバカにされてるんだが、あと、口が悪い…顔は綺麗なのに…
「俺達の方こそ君達に聞きたいんだけれど、俺らは何もしてないし、聞いてないし、消えるのはそっちじゃない?目障りなのもさ」
「はぁ?」
なんか、険悪な感じするんだけれど…
「まあまあ、2人とも落ち着けよー」
声がした方を見ると、龍牙だった。
「こんな屋上のとこで言い合っても意味ないじゃん、それに、君たちも1年生でしょ?俺らも1年生なんよ?だから、仲良くしてくれない?争いとかしたくないんだよー」
龍牙が頼み込む様に手を合わせてそう言った。
魁斗は気まずそうな顔をした後、分かったって言っていた。案外、魁斗は龍牙に弱いのかもしれない。
女子も龍牙に頼まれて渋々と言った感じで、怒りを収めてくれた。
女子達は俺たちから離れた場所でまた、話し始めていた。俺たちは俺たちで話し出す。
「魁斗ー怒っちゃダメでしょ、向こうもびっくりしたから、ああ言っちゃっただけだろうし」
俺は魁斗に一応叱った。
「はぁ、別に怒りたかったわけじゃないさ、でも、あんなにも怒りをぶつけられたら、誰だって嫌な気持ちになるだろ?それに、俺たち何もしてないし、話してただけだし」
「そうだけれど…まあ、いいや、この話はここまでにして、で、あの日からどうしてたかって話だったか?」
俺は、みんなの気持ちが切り替わる様に話題を変えた。
「そうだな、俺はずっと家にいたぞ、たまに手伝えって言われて、現場に行っていたが…ずっとゲームしてた。」
俺は淡々と今まで何をしていたか、話した。
「俺はそうだなー中学の時の友達と遊んでー姉ちゃんと買い物行ったり、母さんの手伝いしたらしてたかな?戦闘はしてねーぞー」
龍牙は家族の手伝いをしていたらしい。
「僕は、そうだな、機械の開発や小説の連載、あとはそうだなー推しのアイドルのライブや握手会に行ったよ、可愛かった」
蓮斗はまあ、十分楽しんでいたみたいだ。
「そういうお前はどうだったんだよ?」
俺は魁人にどんなふうに過ごしていたのか聞いてみた。
「俺は…いい感じに過ごせてなんかいないさ、あれ以来、カルムを見ると思い出す、どうにかすることが出来たんじゃないか?って、苦しみも怒りも与えずに助けてやれたんじゃないか?って…そう考えちまって…」
魁人はそこまで言うと黙ってしまった。まだ、立ち直れていないらしい。
「別にお前のせいであいつらが苦しんだわけじゃないだろ?お前のせいではなくて、あいつらを苦しめたクソ野郎のせいだろ…」
竜牙が何とか元気づけようとしていた。
「そうだが…」
まだ、立ち直れない様子だった。
「まあまあ、この話はさ、また今度にしようぜ、つまんねえ話してもテンション下がるだけだぜー」
竜牙の一言でこの話は切り上げた。
「それにしても、まさか4人とも同じ学園にいるなんてなーびっくりしたわ!」
俺は大袈裟に驚いてみた。
「まあ、カルムになった人は大体この学園に入学するよねーあとは、東の方にある瑞龍学園(ずいりゅうがくえん)、西にある白嶺学園(はくれいがくえん)、南の方にある朱炎学園(しゅえんがくえん)、北の方にある泰山学園(たいざんがくえん)の4つの学園があるらしいし。」
それぞれの学園はここ草薙学園を中心に東西南北にある。どこの学園も高い実績があり、多くのカルムはこの5つの学園に入学する。
蓮斗の説明を聞きながら、俺はこれからのことを考えていた。
(飯にするかー?それとも、飯にするかー?)
「なあ、れいちゃん、今、飯のことしか考えてなかっただろ?」
「え、何で分かった?超能力者か?」
「いや、顔見たら分かるし、何年一緒にいるんだよ?」
龍牙にめっちゃ呆れられた。こいつに呆れられるなんて…今日は雨が降るのかな?それとも、雪?雷?早く帰ったほうがいいかな?
「今絶対失礼なこと考えていただろ?」
「う、ううん、キノセイキノセイ…」
「何でカタコト?余計に怪しいんだが?れいちゃん?」
「怖いってー」
龍牙とのじゃれ合いを魁斗達は呆れ顔で見ていた。すると、ガチャッ、ドアが開く音がした。
全員でその音の方を見ると……
「あ!」
「「「「あ」」」」
そこにいたのは、日向だった。
「教室を龍牙さんと一緒に出て行ったと思ったら、こんなとこで…何してんの?」
「いやー、4人揃うの久々だから、集まろーってなったんだよー」
「はぁ、やっぱり忘れてる…」
「え?」
忘れてる?俺、何か忘れてたっけ?
考えてみる…………………………………………
何も思い浮かばん……
(え、マジで何かあったっけ?覚えてないーー、こ、これは殺されるか?俺…)
マジで覚えて無さすぎて、日向に怒られそうなんだが、いや、もう怒ってるな、これ…
「明日買い出しに行くから、付き合ってね?って昨日に伝えたはずなんだけれど……忘れてたんだね?ん?れい兄?」
「あ…」
思い出しました。昨日の夜に
[明日買い出しに行くから、荷物持ちよろしくー]
って一方的に決めてきた約束だったわ。俺行くって言ってないけれど……てか、何で荷物持ちだよ、めんどくせぇー
「今、めんどくさいって思った?」
「え…」
何でバレてんの?こわ、こいつもこわ…超能力者増えた…いや、元々超能力者だったか。
「いや、れい兄が分かりやすすぎるんだよ?とにかく、行くよ!買い物」
「ええー嫌だーー俺はゲームをするっていう仕事がーーーー」
「い・く・よ?」
「はい………」
俺は、言われた通り素直に言うことを聞くことにした。日向のところへ行く時、俺は、龍牙達の方を見た、助けてという意味を込めて、
だが…
「「「どうぞどうぞ、行ってきてください」」」
全くもって助けてはくれなかった。
裏切り者だ、こいつらはーーーーー!!
※あとがき
いつも読んでいただきありがとうございます。
ベルメールです!
次回からこの場で予告だけさせていただきます。
あと、日向ちゃんがお兄ちゃんのことを
「れい兄(れいにぃ)」と呼ぶことに変更したことをお伝えします。
次回は、買い物で、はちゃめちゃなこと起こるぞ!てか、クラム登場!
お楽しみに!
0
あなたにおすすめの小説
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
リメイク先:「視線が合っただけで美少女が俺に溺れる。異世界で最強のハーレムを作って楽に暮らす」
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~
スサノワ
ファンタジー
「ここわぁ、地獄かぁ――!?」
悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、気がつきゃ金糸のような髪の小娘に!?
「えっ、ファンタジーかと思ったぁ? 残っ念っ、ハイ坊主ハラペコSFファンタジーでしたぁ――ウケケケッケッ♪」
やかましぃやぁ。
※小説家になろうさんにも投稿しています。投稿時は初稿そのまま。順次整えます。よろしくお願いします。
【アイテム分解】しかできないと追放された僕、実は物質の概念を書き換える最強スキルホルダーだった
黒崎隼人
ファンタジー
貴族の次男アッシュは、ゴミを素材に戻すだけのハズレスキル【アイテム分解】を授かり、家と国から追放される。しかし、そのスキルの本質は、物質や魔法、果ては世界の理すら書き換える神の力【概念再構築】だった!
辺境で出会った、心優しき元女騎士エルフや、好奇心旺盛な天才獣人少女。過去に傷を持つ彼女たちと共に、アッシュは忘れられた土地を理想の楽園へと創り変えていく。
一方、アッシュを追放した王国は謎の厄災に蝕まれ、滅亡の危機に瀕していた。彼を見捨てた幼馴染の聖女が助けを求めてきた時、アッシュが下す決断とは――。
追放から始まる、爽快な逆転建国ファンタジー、ここに開幕!
万物争覇のコンバート 〜回帰後の人生をシステムでやり直す〜
黒城白爵
ファンタジー
異次元から現れたモンスターが地球に侵攻してくるようになって早数十年。
魔力に目覚めた人類である覚醒者とモンスターの戦いによって、人類の生息圏は年々減少していた。
そんな中、瀕死の重体を負い、今にもモンスターに殺されようとしていた外神クロヤは、これまでの人生を悔いていた。
自らが持つ異能の真価を知るのが遅かったこと、異能を積極的に使おうとしなかったこと……そして、一部の高位覚醒者達の横暴を野放しにしてしまったことを。
後悔を胸に秘めたまま、モンスターの攻撃によってクロヤは死んだ。
そのはずだったが、目を覚ますとクロヤは自分が覚醒者となった日に戻ってきていた。
自らの異能が構築した新たな力〈システム〉と共に……。
俺だけ“使えないスキル”を大量に入手できる世界
小林一咲
ファンタジー
戦う気なし。出世欲なし。
あるのは「まぁいっか」とゴミスキルだけ。
過労死した社畜ゲーマー・晴日 條(はるひ しょう)は、異世界でとんでもないユニークスキルを授かる。
――使えないスキルしか出ないガチャ。
誰も欲しがらない。
単体では意味不明。
説明文を読んだだけで溜め息が出る。
だが、條は集める。
強くなりたいからじゃない。
ゴミを眺めるのが、ちょっと楽しいから。
逃げ回るうちに勘違いされ、過剰に評価され、なぜか世界は救われていく。
これは――
「役に立たなかった人生」を否定しない物語。
ゴミスキル万歳。
俺は今日も、何もしない。
ゲームコインをザクザク現金化。還暦オジ、田舎で世界を攻略中
あ、まん。@田中子樹
ファンタジー
仕事一筋40年。
結婚もせずに会社に尽くしてきた二瓶豆丸。
定年を迎え、静かな余生を求めて山奥へ移住する。
だが、突如世界が“数値化”され、現実がゲームのように変貌。
唯一の趣味だった15年続けた積みゲー「モリモリ」が、 なぜか現実世界とリンクし始める。
化け物が徘徊する世界で出会ったひとりの少女、滝川歩茶。
彼女を守るため、豆丸は“積みゲー”スキルを駆使して立ち上がる。
現金化されるコイン、召喚されるゲームキャラたち、 そして迫りくる謎の敵――。
これは、還暦オジが挑む、〝人生最後の積みゲー〟であり〝世界最後の攻略戦〟である。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる