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第11話 女子会
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◾️日向 視点
れい兄達と一緒にショッピングモールへやって来た。
れい兄達結構楽しそうに話している。男子はゲームセンターに行くらしい。
(前は、服を少し見ただけだからなークラムのせいでー)
「私たちはどうしますか?」
千結ちゃんが、私たちに聞いて来た。
「あたしは、服見たいかなー2人は?」
「私も服見たい!前の時、長く見れなかったから」
「えっと、私も行きたいです。」
「オッケー!じゃあ、男子はほっといて、行こっかー!」
なんか、春香が男子を目の敵にしている…大丈夫かな?
「ねえねえ!千結!日向!めっちゃ可愛い服見つけたー!」
とってもはしゃいでいる春香。
「確かに、これとっても可愛いね!あ、こっちも可愛い!」
「2人とも待ってくださーい」
千結ちゃんがヘロヘロになりながら走って来た。
「あはは!ごめん、千結、楽しすぎて…」
「だ…大丈夫…はあはあ、ちょっと…疲れた……ふうー」
千結ちゃんは体力があまりないみたい。
「2人とも…すごい体力…あるんだねー……はあはあ、私…体力ないから…追いつくので精一杯…」
「そうなんだ…ごめん!」
「ううん、大丈夫…」
「ちょっと休憩にしようー」
近くにあったベンチで私たちは休憩した。
「ふうーはしゃぎすぎたー、えへへ、服を見るとついつい突っ走っちゃう」
「分かる!めっちゃテンション上がるよねー」
「私も、楽しいですけれど、ついていくので必死です。私も体力欲しいなー」
「ごめんね?千結」
「いえいえ、楽しそうな2人見てるの好きですし、体力がない私が悪いので…」
「千結…」
私は千結に対して、申し訳なく思った。
「私ね?実は昔から体が弱くて、ずっとベットの上にいたの」
「そうなの?!え、ごめん走らせちゃって」
「ううん、今は大丈夫だから、それに走ることができるのが嬉しいの!」
「そっか…」
千結はしんどい思いをして来たから、今が幸せなんだと、そう感じた。
「私、今がとっても楽しいの!春香ちゃんと日向ちゃんに会えて、友達になってくれて、お買い物ができて、凄く嬉しいんだー」
「そっかー…私なんて、これが当たり前って思って生きて来たから、ベットにずっといるってきついことだよね?」
「うん、お友達や両親が来てくれたりしたけれど、帰ってしまったらとても寂しいし、悲しいの…だから、今が幸せなの!」
千結はとても嬉しそうにそう言った。
「あたしはさ、遊ぶことがめっちゃ好きでさ、友達も多いけれど、こうやって外でショッピングできるのが、何よりも幸せなんだー、たまに、クラムに邪魔されるけれどねー」
「確かに!めっちゃ邪魔してくる!特にさ、ケーキとか食べようとした時現れない?狙ってる?って思うんだけれど…」
「あははは!確かにタイミングバッチリの時あるわ」
私と春香は共感する事が多いみたい。
そんな様子を千結は嬉しそうに見ていた。
「そういえば、2人はクラムと戦ったことあるの?現実で」
私は気になったことを聞いてみた。
「あーあたしは何回か遭遇してるよーまあ、まだレベル1ぐらいのやつしか倒してないけれど…」
「私も何回かは会ったことあります!でも、戦闘能力系じゃないから、戦えなくて…」
「そうなんだ…千結は白色だっけ?回復系の」
「うん!回復は得意なんだー日向ちゃんも回復系?」
「あー私は時と場合によって変わるんだー
回復もいけるし、戦闘もいける」
「え!両方いけるんだ!凄いね?」
「えへへ、そりゃどうもー」
「あはは、照れてるー私も戦闘系!戦うのが好きだからねー」
「そうなんだ!じゃあ、私と一緒だね!」
「そう!だから、めっちゃ嬉しい!」
私にこんなにも優しくて楽しい友達ができて、嬉しくなった。
「そういえば、日向はあの男子達と仲良いよね?」
唐突に春香が聞いて来た。
「ああー、あの人たちは、幼馴染なんだーと言っても、れい兄のだけれど…」
「れい兄?それってお兄ちゃんってこと?」
「うん!私、双子なんだー」
「え!そうなの?!」
「びっくりしました…あの中にお兄さんがいたんですか?」
「うん、如月 零、私と顔が瓜二つだから、分かりやすいと思う」
「そうなんだ!だから、あの男子達と仲良かったんだー」
「うん、まあ、騒がしい人たちだけれど、みんな優しいから」
「ふーん…」
「そういえば、魁斗さんたちと喧嘩してたよね?あれは、何が原因だったの?」
「ああ、あれね?私と千結が屋上に行った時に、先にあの男子達が話しててさ、私、男子苦手だから、私らの話聞いてたんじゃ?って勘違いしちゃって、それで…酷いことを…言っちゃって…」
春香の声がどんどん小さくなっていった。
「春香はたまに早とちりしちゃうことがあって、それで、喧嘩を…」
「あーなるほど、そりゃあ、魁斗さん怒るねー、まあ、本気で怒ってないと思うよーあの人本気で怒ったら、怖いとかじゃないもん!多分ねトラウマになる、絶対!」
「そんなに?!うわー敵に回したくないかも…」
「あははは!まあ、よっぽどのことがない限りは大丈夫だよ」
「そっかー、なら、いいか」
「日向さんは、皆とすぐ仲良くなれるよね?」
「え?そうかな?」
「うん!私、人見知りだから、羨ましい。いいなー」
「それを言ったら、私だって、千結も春香も羨ましいよー」
「え?どうして?」
「だってーめっちゃ可愛いじゃん!髪の毛とか可愛いし、顔もちっちゃいし…私癖っ毛で、よく、髪の毛が跳ねまくってるから…」
「そんなに褒められると…その…照れるんだけれど…」
「あはは!!千結が照れた!可愛いなー!ま、あたしは言われ慣れてるけれどねー笑」
「そりゃあ、春香は男子に人気だもん、女子の友達も多いから、言われ慣れてるでしょう!」
千結と春香のじゃれあいを見ていると、ほっこりする。
(いいなーこんなにもさらけ出せる友達がいて、私は、やっぱり一線引いてしまう…)
私は少し落ち込んだ。
私たちは3人でカフェに行くことになった。だが、その行く途中で…
「ねえねえ!お姉さん達ー俺たちと遊ばないー?」
「ギャハハハハハ!!女子高生誘ってやがる!!」
下品極まりない男達が声をかけて来た。
「あ?話しかけてくんな」
春香が男達を払いのけるみたいにしっしっと手で追い払おうとした。でも…
「いやいや、俺たち君たちと遊びたいのよーね?いいだろー?」
千結や春香の肩に手を置いた。
千結は怖がっていて、春香は鬱陶しそうに手を払っていた。
「行こう!2人とも!」
私は2人を男から引き剥がそうと、引っ張ってその場を離れて行こうとした。すると、
「おいおい、逃げんじゃねーよ!」
男の1人が私の手首を掴んで捻り上げて来た。
「い、痛い!離してよ!離せ!」
「おまえさんが逃げようとするからだろー、安心しろよー酷いことしねーって、ちょっと俺らと遊んでくれるだけでいいからさー」
このままだと、私たち3人とも巻き込まれる…、しかもこの人たち、カルムじゃないから能力を解放できない…!
(どうすれば…いいの?れい兄ー!助けて!)
私がそう願ったその時…
「呼ばれてないけど、
ジャジャジャジャーン!!!どりゃあぁぁぁあああああ!!!!」
「ぶへっ!!」
1人の男の顔面が吹き飛んでいった、
「な、なんだよおまえ!!」
その人はこう言った。
「おいクソども、俺の妹にそして、妹の友達に、何してくれとんじゃ?ああ??」
そこにいたのは、
れい兄だった。
※あとがき
妹、日向大ピーンチ!!!
颯爽と現れた、兄、零!!
やっぱり、このコンビはいいですねー
さて、次回、お兄ちゃん、自意識過剰先輩に遭う
お楽しみにー
れい兄達と一緒にショッピングモールへやって来た。
れい兄達結構楽しそうに話している。男子はゲームセンターに行くらしい。
(前は、服を少し見ただけだからなークラムのせいでー)
「私たちはどうしますか?」
千結ちゃんが、私たちに聞いて来た。
「あたしは、服見たいかなー2人は?」
「私も服見たい!前の時、長く見れなかったから」
「えっと、私も行きたいです。」
「オッケー!じゃあ、男子はほっといて、行こっかー!」
なんか、春香が男子を目の敵にしている…大丈夫かな?
「ねえねえ!千結!日向!めっちゃ可愛い服見つけたー!」
とってもはしゃいでいる春香。
「確かに、これとっても可愛いね!あ、こっちも可愛い!」
「2人とも待ってくださーい」
千結ちゃんがヘロヘロになりながら走って来た。
「あはは!ごめん、千結、楽しすぎて…」
「だ…大丈夫…はあはあ、ちょっと…疲れた……ふうー」
千結ちゃんは体力があまりないみたい。
「2人とも…すごい体力…あるんだねー……はあはあ、私…体力ないから…追いつくので精一杯…」
「そうなんだ…ごめん!」
「ううん、大丈夫…」
「ちょっと休憩にしようー」
近くにあったベンチで私たちは休憩した。
「ふうーはしゃぎすぎたー、えへへ、服を見るとついつい突っ走っちゃう」
「分かる!めっちゃテンション上がるよねー」
「私も、楽しいですけれど、ついていくので必死です。私も体力欲しいなー」
「ごめんね?千結」
「いえいえ、楽しそうな2人見てるの好きですし、体力がない私が悪いので…」
「千結…」
私は千結に対して、申し訳なく思った。
「私ね?実は昔から体が弱くて、ずっとベットの上にいたの」
「そうなの?!え、ごめん走らせちゃって」
「ううん、今は大丈夫だから、それに走ることができるのが嬉しいの!」
「そっか…」
千結はしんどい思いをして来たから、今が幸せなんだと、そう感じた。
「私、今がとっても楽しいの!春香ちゃんと日向ちゃんに会えて、友達になってくれて、お買い物ができて、凄く嬉しいんだー」
「そっかー…私なんて、これが当たり前って思って生きて来たから、ベットにずっといるってきついことだよね?」
「うん、お友達や両親が来てくれたりしたけれど、帰ってしまったらとても寂しいし、悲しいの…だから、今が幸せなの!」
千結はとても嬉しそうにそう言った。
「あたしはさ、遊ぶことがめっちゃ好きでさ、友達も多いけれど、こうやって外でショッピングできるのが、何よりも幸せなんだー、たまに、クラムに邪魔されるけれどねー」
「確かに!めっちゃ邪魔してくる!特にさ、ケーキとか食べようとした時現れない?狙ってる?って思うんだけれど…」
「あははは!確かにタイミングバッチリの時あるわ」
私と春香は共感する事が多いみたい。
そんな様子を千結は嬉しそうに見ていた。
「そういえば、2人はクラムと戦ったことあるの?現実で」
私は気になったことを聞いてみた。
「あーあたしは何回か遭遇してるよーまあ、まだレベル1ぐらいのやつしか倒してないけれど…」
「私も何回かは会ったことあります!でも、戦闘能力系じゃないから、戦えなくて…」
「そうなんだ…千結は白色だっけ?回復系の」
「うん!回復は得意なんだー日向ちゃんも回復系?」
「あー私は時と場合によって変わるんだー
回復もいけるし、戦闘もいける」
「え!両方いけるんだ!凄いね?」
「えへへ、そりゃどうもー」
「あはは、照れてるー私も戦闘系!戦うのが好きだからねー」
「そうなんだ!じゃあ、私と一緒だね!」
「そう!だから、めっちゃ嬉しい!」
私にこんなにも優しくて楽しい友達ができて、嬉しくなった。
「そういえば、日向はあの男子達と仲良いよね?」
唐突に春香が聞いて来た。
「ああー、あの人たちは、幼馴染なんだーと言っても、れい兄のだけれど…」
「れい兄?それってお兄ちゃんってこと?」
「うん!私、双子なんだー」
「え!そうなの?!」
「びっくりしました…あの中にお兄さんがいたんですか?」
「うん、如月 零、私と顔が瓜二つだから、分かりやすいと思う」
「そうなんだ!だから、あの男子達と仲良かったんだー」
「うん、まあ、騒がしい人たちだけれど、みんな優しいから」
「ふーん…」
「そういえば、魁斗さんたちと喧嘩してたよね?あれは、何が原因だったの?」
「ああ、あれね?私と千結が屋上に行った時に、先にあの男子達が話しててさ、私、男子苦手だから、私らの話聞いてたんじゃ?って勘違いしちゃって、それで…酷いことを…言っちゃって…」
春香の声がどんどん小さくなっていった。
「春香はたまに早とちりしちゃうことがあって、それで、喧嘩を…」
「あーなるほど、そりゃあ、魁斗さん怒るねー、まあ、本気で怒ってないと思うよーあの人本気で怒ったら、怖いとかじゃないもん!多分ねトラウマになる、絶対!」
「そんなに?!うわー敵に回したくないかも…」
「あははは!まあ、よっぽどのことがない限りは大丈夫だよ」
「そっかー、なら、いいか」
「日向さんは、皆とすぐ仲良くなれるよね?」
「え?そうかな?」
「うん!私、人見知りだから、羨ましい。いいなー」
「それを言ったら、私だって、千結も春香も羨ましいよー」
「え?どうして?」
「だってーめっちゃ可愛いじゃん!髪の毛とか可愛いし、顔もちっちゃいし…私癖っ毛で、よく、髪の毛が跳ねまくってるから…」
「そんなに褒められると…その…照れるんだけれど…」
「あはは!!千結が照れた!可愛いなー!ま、あたしは言われ慣れてるけれどねー笑」
「そりゃあ、春香は男子に人気だもん、女子の友達も多いから、言われ慣れてるでしょう!」
千結と春香のじゃれあいを見ていると、ほっこりする。
(いいなーこんなにもさらけ出せる友達がいて、私は、やっぱり一線引いてしまう…)
私は少し落ち込んだ。
私たちは3人でカフェに行くことになった。だが、その行く途中で…
「ねえねえ!お姉さん達ー俺たちと遊ばないー?」
「ギャハハハハハ!!女子高生誘ってやがる!!」
下品極まりない男達が声をかけて来た。
「あ?話しかけてくんな」
春香が男達を払いのけるみたいにしっしっと手で追い払おうとした。でも…
「いやいや、俺たち君たちと遊びたいのよーね?いいだろー?」
千結や春香の肩に手を置いた。
千結は怖がっていて、春香は鬱陶しそうに手を払っていた。
「行こう!2人とも!」
私は2人を男から引き剥がそうと、引っ張ってその場を離れて行こうとした。すると、
「おいおい、逃げんじゃねーよ!」
男の1人が私の手首を掴んで捻り上げて来た。
「い、痛い!離してよ!離せ!」
「おまえさんが逃げようとするからだろー、安心しろよー酷いことしねーって、ちょっと俺らと遊んでくれるだけでいいからさー」
このままだと、私たち3人とも巻き込まれる…、しかもこの人たち、カルムじゃないから能力を解放できない…!
(どうすれば…いいの?れい兄ー!助けて!)
私がそう願ったその時…
「呼ばれてないけど、
ジャジャジャジャーン!!!どりゃあぁぁぁあああああ!!!!」
「ぶへっ!!」
1人の男の顔面が吹き飛んでいった、
「な、なんだよおまえ!!」
その人はこう言った。
「おいクソども、俺の妹にそして、妹の友達に、何してくれとんじゃ?ああ??」
そこにいたのは、
れい兄だった。
※あとがき
妹、日向大ピーンチ!!!
颯爽と現れた、兄、零!!
やっぱり、このコンビはいいですねー
さて、次回、お兄ちゃん、自意識過剰先輩に遭う
お楽しみにー
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