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第18話 俺、怪しい奴に会う
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「はぁー、どこですかー?ここはー?」
「れい兄が分からなかったら、私にも分からない」
「ですよねー」
俺と日向はどこか知らない山の中をウロウロしている。
周りは木、木、木、木…しかねぇーどこを見渡しても木だけ。俺の頭がおかしくなりそう。
「どこ行ったら出れるんだ?」
「さぁ…ん?なんかいる?」
「どこだ?」
「あそこ…」
日向が指を指した先を見ると、何か動いているものがいた。
「え、何あれ?」
「分かんないけれど…嫌な予感がする」
「だな…」
俺たちは少しずつ近づいていった。すると…
ガチガチガチガチ…変な音が聞こえてきた。
「ん?まさか…」
ぐぎゃぁぁぁぁああああ!!!
3体の小型クラムが襲いかかってきた。
「待て待て待て待て、クラムなんて聞いてねぇーーーー!!!」
「やばい!急いで逃げないと…!!」
俺と日向は無我夢中で走った。
「はぁ…はぁはぁ…はぁ…ふぅーこりゃやべぇーな」
「はぁはぁ…う…うん、ここクラムばかりいるかも?」
俺たちはクラムが大量にいる森に飛ばされたのかもしれない。
「クラムしかいない森って何だよ…気色悪いー早く抜けねぇと」
「うん」
俺たちはさらに歩いて行くことにした。
「はぁはぁはぁ…これで何回目だよ!クラムに会うのは…」
「分かんないけれど…結構遭遇してる…」
森の中でクラム達から逃げ回ったが、次から次へとクラムに遭遇していた。
「はぁ、仕方ない、少し能力出そう」
「だねー、これじゃあ、埒が開かないから。」
「来い!影織(かげおり)!!」
「おいで!黒蓮(こくれん)!!」
俺と日向は武器を呼び出した。俺は自分の影を2本のダガーに変えた。黒く光るダガーを手に握った。
日向は、黒色の日本刀を生み出した。刃先から炎が現れ、剣を包み込んでいた。
「日向はそっちにしたのか」
「うん、この方が近距離で倒しやすいし、これ、炎が出るから、暗くなっても灯りがわりになるしね?」
「武器を松明がわりかよ!笑笑」
「いいでしょ?!てか、れい兄はダガーか」
「ああ、これならクラムに忍び寄ってちょこっとこれで刺せば、一瞬で倒せるからな、あんまり動きたくない」
「楽しようとしてるー」
「体力温存しないと何が起こるか分かんないだろ?!」
「そうだけれど…まあいいや、とっとと倒して帰るよー」
「ああ!」
俺たちはクラム討伐を開始した。
ザクッ、ブシュッ、ザンッ、ドゴッ…
次々とくるクラムを倒していった。
「これ、いつまで続くのー?」
「さあな、とりあえず、倒しまくるぞ」
クラム達は小さいものばかりで、簡単に倒せた。
「なんか、おかしいな」
「れい兄もそう思う?」
「ああ、クラムがこんなに大量にしかも小さいやつしか来ないなんて、多分…大物がどこかにいる」
「だね、探そう!」
俺たちは、大物を探した。
「ねぇ!れい兄!あっちの方、変な感覚する」
「ん?どこだ?」
「あっち!」
「あっち?」
「うん!」
「ふーむ…確かに変な感じするなぁ、ちょっと行くか?」
「大丈夫なの?」
「多分?」
俺たちは怪しい場所へ向かおうとした。すると…
「はぁぁぁあああ!!」
「「なっ…!!」」
俺と日向は間一髪、その攻撃を避けた。
顔を上げて、襲ってきた奴を見ると…
黒い服に顔中を包帯で巻いた人がいた。
「何だこいつ!」
「嫌な予感するんだけれど!」
その人は、立ち上がると俺たちを見ていた。そして…
「実に面白い……この私の攻撃を避けるとは……あなた方のことが知りたくなりましたよ」
「「きゅ、急に喋ったーーー!!」」
人が話し始めたのだ。
「お前、誰だよ!」
「私ですか…私はヴォイド…皆さんは私を『虚空の番人』と呼んでいます。ぜひ、お見知りおきを」
ヴォイドと名乗る人物は、手に鎌を持っていた。
「何で俺たちを襲ってくるんだよ!」
「あなた方がカルムとお見受けしたからです。では、死んでください」
そういうと、ヴォイドは襲いかかってきた。
キーンッ!ギギギギギギッ…
俺のダガーとヴォイドの鎌がぶつかり合う。
(こいつ、強い……!!!)
俺はダガーをしっかり握り、鎌の攻撃を受け流して行く。
「流石ですね…これほど楽しませてくださるとは…ふっ!」
「そりゃあどうも!楽しんでいただけて何よりだよ!はぁぁぁぁあああ!!」
ガキッ!ガンガン…ドンッ!ガッ!!
さらに激しくなっていった。
(そろそろか?)
俺はヴォイドに切り掛かった。
「くっ…いいですよ」
「随分余裕ですね」
「ええ、あなたは少し強いぐらいですから、でも、私には勝てませんよ?」
「ふっ…勝つつもりはないんで…俺はね?」
「何?……!!」
その時俺の後ろで黒蓮を構える日向が、黒蓮を振り下ろした。
「はぁぁぁぁああ!無影炎(むえいえん)!!!」
黒い炎が俺とヴォイドに向かって襲ってきた。
俺は当たる寸前で避けて、黒い炎がヴォイドに直撃するようにした。
「くがぁぁぁぁああああ!!……くっくっくっ…お、面白いですね…ごふっ…」
無影炎を喰らったはずだが、まだ、立っていた。
「おいおい!あれ喰らってまだ、立ってんのかよ」
「タフだね、もう一発いっとく?」
「ふっふっふっ…あーっはははは!!!実に楽しいよ!これほどまでに楽しませてくれるとは……今までのカルムは、弱かったからなー」
「今までのカルムだと?」
「他のカルムに会ったのね。その人たちをどうしたのよ!」
「殺したさー弱かったからねー」
「お前ーーー!!!」
俺がもう一度斬りかかろうとすると…
「いやはや、これ以上戦うと困りますから、退散させてもらいますねー[クラウド・オブ・デリュージョン]」
俺がヴォイドに到達する前に、ヴォイドが黒い霧に覆われて消えていった。
「クソ!逃げやがった。」
「まーた、めんどくさいことになりそうだね」
「ああ、気を引き締めねーとな」
俺たちは森を進んで行くことにした。
「はぁ、出口だ」
「な、長かった……」
俺と日向は何とか森を抜け、京都に戻ってきた。因みに[テレポート]を使って京都まで戻ってきたのだが、何故か森を抜けたら使えた。
森の中では[テレポート]が使えなかった。
今は京都駅にいるのだが、蓮斗達の姿はなかった。
「みんなどこいるんかな?」
「探さないとねー」
俺たちは[サーチ]を使って、蓮斗達を探した。
「うげっ!あいつら、帰ってね?」
「うそ?!どこいるの?」
俺は日向に蓮斗の居場所を伝えた。
「うぇぇぇ!!帰ってるよこれ!やばい戻らないとー!!」
俺たちは急いで学園に戻った。
その後、学園に着いた俺たちは先生に見つかり、めちゃくちゃ怒られた。蓮斗達は俺と日向の怒られている姿を見て、笑っていた。
ちくしょーーーー!!!散々な校外学習だーーーーーー!!!!
※あとがき
みんなー日向だよー
れい兄達と校外学習行ってきたよー
なんか、敵っぽいやつ出てきましたねー、あれは一体何だったのでしょうか?私には分かりませんでしたが、とりあえず、なんとかなってよかったです!
次回、第3章 唸る海水
定期試験!!
お楽しみにー
「れい兄が分からなかったら、私にも分からない」
「ですよねー」
俺と日向はどこか知らない山の中をウロウロしている。
周りは木、木、木、木…しかねぇーどこを見渡しても木だけ。俺の頭がおかしくなりそう。
「どこ行ったら出れるんだ?」
「さぁ…ん?なんかいる?」
「どこだ?」
「あそこ…」
日向が指を指した先を見ると、何か動いているものがいた。
「え、何あれ?」
「分かんないけれど…嫌な予感がする」
「だな…」
俺たちは少しずつ近づいていった。すると…
ガチガチガチガチ…変な音が聞こえてきた。
「ん?まさか…」
ぐぎゃぁぁぁぁああああ!!!
3体の小型クラムが襲いかかってきた。
「待て待て待て待て、クラムなんて聞いてねぇーーーー!!!」
「やばい!急いで逃げないと…!!」
俺と日向は無我夢中で走った。
「はぁ…はぁはぁ…はぁ…ふぅーこりゃやべぇーな」
「はぁはぁ…う…うん、ここクラムばかりいるかも?」
俺たちはクラムが大量にいる森に飛ばされたのかもしれない。
「クラムしかいない森って何だよ…気色悪いー早く抜けねぇと」
「うん」
俺たちはさらに歩いて行くことにした。
「はぁはぁはぁ…これで何回目だよ!クラムに会うのは…」
「分かんないけれど…結構遭遇してる…」
森の中でクラム達から逃げ回ったが、次から次へとクラムに遭遇していた。
「はぁ、仕方ない、少し能力出そう」
「だねー、これじゃあ、埒が開かないから。」
「来い!影織(かげおり)!!」
「おいで!黒蓮(こくれん)!!」
俺と日向は武器を呼び出した。俺は自分の影を2本のダガーに変えた。黒く光るダガーを手に握った。
日向は、黒色の日本刀を生み出した。刃先から炎が現れ、剣を包み込んでいた。
「日向はそっちにしたのか」
「うん、この方が近距離で倒しやすいし、これ、炎が出るから、暗くなっても灯りがわりになるしね?」
「武器を松明がわりかよ!笑笑」
「いいでしょ?!てか、れい兄はダガーか」
「ああ、これならクラムに忍び寄ってちょこっとこれで刺せば、一瞬で倒せるからな、あんまり動きたくない」
「楽しようとしてるー」
「体力温存しないと何が起こるか分かんないだろ?!」
「そうだけれど…まあいいや、とっとと倒して帰るよー」
「ああ!」
俺たちはクラム討伐を開始した。
ザクッ、ブシュッ、ザンッ、ドゴッ…
次々とくるクラムを倒していった。
「これ、いつまで続くのー?」
「さあな、とりあえず、倒しまくるぞ」
クラム達は小さいものばかりで、簡単に倒せた。
「なんか、おかしいな」
「れい兄もそう思う?」
「ああ、クラムがこんなに大量にしかも小さいやつしか来ないなんて、多分…大物がどこかにいる」
「だね、探そう!」
俺たちは、大物を探した。
「ねぇ!れい兄!あっちの方、変な感覚する」
「ん?どこだ?」
「あっち!」
「あっち?」
「うん!」
「ふーむ…確かに変な感じするなぁ、ちょっと行くか?」
「大丈夫なの?」
「多分?」
俺たちは怪しい場所へ向かおうとした。すると…
「はぁぁぁあああ!!」
「「なっ…!!」」
俺と日向は間一髪、その攻撃を避けた。
顔を上げて、襲ってきた奴を見ると…
黒い服に顔中を包帯で巻いた人がいた。
「何だこいつ!」
「嫌な予感するんだけれど!」
その人は、立ち上がると俺たちを見ていた。そして…
「実に面白い……この私の攻撃を避けるとは……あなた方のことが知りたくなりましたよ」
「「きゅ、急に喋ったーーー!!」」
人が話し始めたのだ。
「お前、誰だよ!」
「私ですか…私はヴォイド…皆さんは私を『虚空の番人』と呼んでいます。ぜひ、お見知りおきを」
ヴォイドと名乗る人物は、手に鎌を持っていた。
「何で俺たちを襲ってくるんだよ!」
「あなた方がカルムとお見受けしたからです。では、死んでください」
そういうと、ヴォイドは襲いかかってきた。
キーンッ!ギギギギギギッ…
俺のダガーとヴォイドの鎌がぶつかり合う。
(こいつ、強い……!!!)
俺はダガーをしっかり握り、鎌の攻撃を受け流して行く。
「流石ですね…これほど楽しませてくださるとは…ふっ!」
「そりゃあどうも!楽しんでいただけて何よりだよ!はぁぁぁぁあああ!!」
ガキッ!ガンガン…ドンッ!ガッ!!
さらに激しくなっていった。
(そろそろか?)
俺はヴォイドに切り掛かった。
「くっ…いいですよ」
「随分余裕ですね」
「ええ、あなたは少し強いぐらいですから、でも、私には勝てませんよ?」
「ふっ…勝つつもりはないんで…俺はね?」
「何?……!!」
その時俺の後ろで黒蓮を構える日向が、黒蓮を振り下ろした。
「はぁぁぁぁああ!無影炎(むえいえん)!!!」
黒い炎が俺とヴォイドに向かって襲ってきた。
俺は当たる寸前で避けて、黒い炎がヴォイドに直撃するようにした。
「くがぁぁぁぁああああ!!……くっくっくっ…お、面白いですね…ごふっ…」
無影炎を喰らったはずだが、まだ、立っていた。
「おいおい!あれ喰らってまだ、立ってんのかよ」
「タフだね、もう一発いっとく?」
「ふっふっふっ…あーっはははは!!!実に楽しいよ!これほどまでに楽しませてくれるとは……今までのカルムは、弱かったからなー」
「今までのカルムだと?」
「他のカルムに会ったのね。その人たちをどうしたのよ!」
「殺したさー弱かったからねー」
「お前ーーー!!!」
俺がもう一度斬りかかろうとすると…
「いやはや、これ以上戦うと困りますから、退散させてもらいますねー[クラウド・オブ・デリュージョン]」
俺がヴォイドに到達する前に、ヴォイドが黒い霧に覆われて消えていった。
「クソ!逃げやがった。」
「まーた、めんどくさいことになりそうだね」
「ああ、気を引き締めねーとな」
俺たちは森を進んで行くことにした。
「はぁ、出口だ」
「な、長かった……」
俺と日向は何とか森を抜け、京都に戻ってきた。因みに[テレポート]を使って京都まで戻ってきたのだが、何故か森を抜けたら使えた。
森の中では[テレポート]が使えなかった。
今は京都駅にいるのだが、蓮斗達の姿はなかった。
「みんなどこいるんかな?」
「探さないとねー」
俺たちは[サーチ]を使って、蓮斗達を探した。
「うげっ!あいつら、帰ってね?」
「うそ?!どこいるの?」
俺は日向に蓮斗の居場所を伝えた。
「うぇぇぇ!!帰ってるよこれ!やばい戻らないとー!!」
俺たちは急いで学園に戻った。
その後、学園に着いた俺たちは先生に見つかり、めちゃくちゃ怒られた。蓮斗達は俺と日向の怒られている姿を見て、笑っていた。
ちくしょーーーー!!!散々な校外学習だーーーーーー!!!!
※あとがき
みんなー日向だよー
れい兄達と校外学習行ってきたよー
なんか、敵っぽいやつ出てきましたねー、あれは一体何だったのでしょうか?私には分かりませんでしたが、とりあえず、なんとかなってよかったです!
次回、第3章 唸る海水
定期試験!!
お楽しみにー
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