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第2話 仲間からの追放と絶望
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夜の森は重く、冷たかった。湿った土の匂いが鼻を刺す。その中で、俺は焚き火の前に座り込み、倒れていた少女──リィナと名乗った彼女の額に濡れ布を置いていた。体温はまだ下がったままで、呼吸も浅い。
「このままじゃ危ないな……」
薬草を探すため立ち上がる。辺境の森は凶暴な魔物の巣窟だというのに、引き返す気は起きなかった。捨てられて、笑われて、何も持ってない俺だが──それでも、他人を見捨てるなんてできなかった。
***
「裏切ったな、お前!」
耳の奥に、あの日の怒号が蘇る。あの戦闘の最中、アレンの剣が傷ついた仲間を庇った瞬間、罠が発動した。地面が弾け飛び、俺は吹き飛ばされ、意識を失った。目を覚ませば、辺りには炎と悲鳴。
「俺が……間違えたのか……?」
違う、と今なら言える。あの罠は誰でも避けられなかった。だが、彼らは俺を“便利な scapegoat”にした。英雄アレンの名誉を守るための、都合のいい犠牲。それを理解しても、怒りより先に虚しさが来た。
ガイが俺を地面に叩きつけた瞬間の、石の感触。
メリアが冷たく吐き捨てた「どうせ何もできないくせに」の声。
頭の中で、何度も何度も再生される。俺の居場所は、もうどこにもなかった。
そうして始まった放浪の日々。陽は昇り、沈み、腹は減り、力が尽きるまで歩き続けた。食料を拾い、川の水をすすり、夜は獣の遠吠えを数えて眠った。
それでも、生きる理由を見つけたかった。
俺は己に言い聞かせるように呟く。
「俺のスキルは……本当に、無意味だったのか?」
その問いに答える者は誰もいない。ただ、あの女神の声だけが胸の奥で微かに残っていた。
『いずれ見える。繋がりの理を』
***
リィナの呼吸が、わずかに荒くなる。額の汗を拭うと、彼女の唇が掠れた声をこぼした。
「……お願い……逃げて……」
「夢を見てるのか?」
「“教団”が……くる。私を……見つけたら……」
「教団?」
問い返す間もなく彼女の体が震えた。黒い紋章が再び光を帯び、周囲の空気が揺れる。
ただの呪いじゃない。これは──誰かの意思が介在している。
その時だった。ガサリ、と茂みの向こうで何かが動く音がした。俺は咄嗟に手を伸ばし、木の棒を構える。
「……誰だ!」
返事の代わりに響いたのは低い唸り。黒い霧をまとった狼のような魔物が一歩ずつ姿を現した。瞳は血のように赤く、牙の先からは紫色の毒液が滴っている。
「魔狼……かよ」
本来なら中級冒険者が二、三人で挑む相手だ。武器も装備もない俺に勝てる見込みはない。それでも、リィナを置いて逃げるわけにはいかなかった。
「来いよ。どうせ俺なんて、死んだ方がマシな“役立たず”だろ……!」
心の奥で、何かが弾けた気がした。視界の端に、糸のようなものが見える。金と黒が絡まり、狼の動きと俺の動きを繋げるように揺らめいていた。
『因果を交わすか……?』
あの日の声が頭の中に流れる。考えるより先に、俺の右手が糸を掴んだ。
瞬間、世界の音がすべて止まった。
灰色に染まる視界の中で、狼の動きが静止している。息も、風も、落ち葉も動かない。
「……時間が、止まってる?」
違う。止まったのは“因果の流れ”だ。俺は理解できたわけじゃない。ただ、本能で分かった。
黒い糸を軽く引いた瞬間、絡まった線がほどけ、狼に繋がっていた“攻撃の原因”が霧散した。
次の瞬間、時間が戻り、狼の体はずるりと崩れ落ちた。心臓を刺してもないのに、命の糸が切られたように。
「……今の、俺が……?」
手のひらが震える。怖いほど静かだった。燃え残る焚き火の音が世界に戻ってくる。
リィナはまだ眠ったまま。だが、肩を撫でると少し安らいだように眉を緩める。その横顔を見つめながら、俺は小さく息をついた。
「この力……人を守れるなら、使う価値はあるかもしれない」
しかし安心したのも束の間だった。森の奥から、複数の気配が近づいている。靴の踏み鳴らすような足音、騎士の金属音、低く呟く祈りのような声。
「“教団”か……!」
茂みの向こうに現れたのは、黒いローブをまとった三人組の男たちだった。顔の下半分を布で覆い、手には奇妙な魔道具を握っている。
「女はこの辺りに倒れていたはずだ。死体でも構わん、連れ帰れ」
「はい、司祭殿」
「まずは跡を探せ。血の痕が残っているかもしれん」
彼らはリィナを追っている──間違いない。俺は焚き火を素早く消し、少女を抱え直す。森の地図を思い浮かべ、南西の方角へ走り出した。
木々の間を抜けるたび、枝が頬を掠める。息が荒れ、足が滑る。それでも止まらない。背後では、追っ手の声が大きくなっていた。
「いたぞ! 二つの影だ!」
「あの男、誰だ!?」
「構うな。女を奪え!」
リィナの体が腕の中で小さく震える。熱がまだ下がらない。追っ手をまくため、俺は崖の近くまで進んだ。足元の岩が脆く、下は暗い渓谷が広がっている。
逃げ場はない。だが、立ち止まるよりはましだった。
俺はリィナを抱いたまま、崖の縁に足をかけた。
「ちくしょう……いい加減、俺を放っておけよ!」
叫んだ瞬間、もう一度あの“糸”が視界に現れる。無数の因果が煌めき、俺とリィナと、追ってくる者たちの未来を結んでいる。
手を伸ばした。何本かの糸が指先に絡みつく。選んだのは──“落下の運命を生還に変える線”。
“恐怖の結果”を、“生への導き”と交差させた。
次の瞬間、足元の地面が崩れ、俺とリィナの体は宙に投げ出された。
落下の途中、光が包む。風が消え、次に見えたのは、柔らかな青い湖面。
濁流に飲み込まれる代わりに、俺たちは静かに湖の中央へと降り立っていた。
「死な……なかった……?」
リィナの胸の上下を確かめ、俺は息を吐き出す。追っ手の姿はもうない。崖の上からも声が届かなかった。
やがて、彼女がかすかに目を開けた。
「……あなた、どうして助けてくれたの?」
「助けたかっただけだ。それじゃ、理由にならないか?」
リィナは一瞬きょとんとした表情を見せ、それから小さく笑った。
「不思議な人。こんな世界で、そんな言葉を言える人がいるなんて」
「それ、褒め言葉か?」
「ええ、たぶん」
月が水面を照らしていた。波がきらきらと光り、風が頬を撫でる。追放され、すべてを失った俺が、初めて心の底から“これから生きたい”と思った夜だった。
ただ──まだこの時の俺は知らなかった。
リィナが世界の“因果の中心”に立つ存在であり、俺の運命そのものが、彼女と結ばれることで再び動き出すことを。
そして、この夜を境に、誰もが“無価値”と笑った男の名が、やがて世界中に響く日が来ることを。
(第2話 了)
「このままじゃ危ないな……」
薬草を探すため立ち上がる。辺境の森は凶暴な魔物の巣窟だというのに、引き返す気は起きなかった。捨てられて、笑われて、何も持ってない俺だが──それでも、他人を見捨てるなんてできなかった。
***
「裏切ったな、お前!」
耳の奥に、あの日の怒号が蘇る。あの戦闘の最中、アレンの剣が傷ついた仲間を庇った瞬間、罠が発動した。地面が弾け飛び、俺は吹き飛ばされ、意識を失った。目を覚ませば、辺りには炎と悲鳴。
「俺が……間違えたのか……?」
違う、と今なら言える。あの罠は誰でも避けられなかった。だが、彼らは俺を“便利な scapegoat”にした。英雄アレンの名誉を守るための、都合のいい犠牲。それを理解しても、怒りより先に虚しさが来た。
ガイが俺を地面に叩きつけた瞬間の、石の感触。
メリアが冷たく吐き捨てた「どうせ何もできないくせに」の声。
頭の中で、何度も何度も再生される。俺の居場所は、もうどこにもなかった。
そうして始まった放浪の日々。陽は昇り、沈み、腹は減り、力が尽きるまで歩き続けた。食料を拾い、川の水をすすり、夜は獣の遠吠えを数えて眠った。
それでも、生きる理由を見つけたかった。
俺は己に言い聞かせるように呟く。
「俺のスキルは……本当に、無意味だったのか?」
その問いに答える者は誰もいない。ただ、あの女神の声だけが胸の奥で微かに残っていた。
『いずれ見える。繋がりの理を』
***
リィナの呼吸が、わずかに荒くなる。額の汗を拭うと、彼女の唇が掠れた声をこぼした。
「……お願い……逃げて……」
「夢を見てるのか?」
「“教団”が……くる。私を……見つけたら……」
「教団?」
問い返す間もなく彼女の体が震えた。黒い紋章が再び光を帯び、周囲の空気が揺れる。
ただの呪いじゃない。これは──誰かの意思が介在している。
その時だった。ガサリ、と茂みの向こうで何かが動く音がした。俺は咄嗟に手を伸ばし、木の棒を構える。
「……誰だ!」
返事の代わりに響いたのは低い唸り。黒い霧をまとった狼のような魔物が一歩ずつ姿を現した。瞳は血のように赤く、牙の先からは紫色の毒液が滴っている。
「魔狼……かよ」
本来なら中級冒険者が二、三人で挑む相手だ。武器も装備もない俺に勝てる見込みはない。それでも、リィナを置いて逃げるわけにはいかなかった。
「来いよ。どうせ俺なんて、死んだ方がマシな“役立たず”だろ……!」
心の奥で、何かが弾けた気がした。視界の端に、糸のようなものが見える。金と黒が絡まり、狼の動きと俺の動きを繋げるように揺らめいていた。
『因果を交わすか……?』
あの日の声が頭の中に流れる。考えるより先に、俺の右手が糸を掴んだ。
瞬間、世界の音がすべて止まった。
灰色に染まる視界の中で、狼の動きが静止している。息も、風も、落ち葉も動かない。
「……時間が、止まってる?」
違う。止まったのは“因果の流れ”だ。俺は理解できたわけじゃない。ただ、本能で分かった。
黒い糸を軽く引いた瞬間、絡まった線がほどけ、狼に繋がっていた“攻撃の原因”が霧散した。
次の瞬間、時間が戻り、狼の体はずるりと崩れ落ちた。心臓を刺してもないのに、命の糸が切られたように。
「……今の、俺が……?」
手のひらが震える。怖いほど静かだった。燃え残る焚き火の音が世界に戻ってくる。
リィナはまだ眠ったまま。だが、肩を撫でると少し安らいだように眉を緩める。その横顔を見つめながら、俺は小さく息をついた。
「この力……人を守れるなら、使う価値はあるかもしれない」
しかし安心したのも束の間だった。森の奥から、複数の気配が近づいている。靴の踏み鳴らすような足音、騎士の金属音、低く呟く祈りのような声。
「“教団”か……!」
茂みの向こうに現れたのは、黒いローブをまとった三人組の男たちだった。顔の下半分を布で覆い、手には奇妙な魔道具を握っている。
「女はこの辺りに倒れていたはずだ。死体でも構わん、連れ帰れ」
「はい、司祭殿」
「まずは跡を探せ。血の痕が残っているかもしれん」
彼らはリィナを追っている──間違いない。俺は焚き火を素早く消し、少女を抱え直す。森の地図を思い浮かべ、南西の方角へ走り出した。
木々の間を抜けるたび、枝が頬を掠める。息が荒れ、足が滑る。それでも止まらない。背後では、追っ手の声が大きくなっていた。
「いたぞ! 二つの影だ!」
「あの男、誰だ!?」
「構うな。女を奪え!」
リィナの体が腕の中で小さく震える。熱がまだ下がらない。追っ手をまくため、俺は崖の近くまで進んだ。足元の岩が脆く、下は暗い渓谷が広がっている。
逃げ場はない。だが、立ち止まるよりはましだった。
俺はリィナを抱いたまま、崖の縁に足をかけた。
「ちくしょう……いい加減、俺を放っておけよ!」
叫んだ瞬間、もう一度あの“糸”が視界に現れる。無数の因果が煌めき、俺とリィナと、追ってくる者たちの未来を結んでいる。
手を伸ばした。何本かの糸が指先に絡みつく。選んだのは──“落下の運命を生還に変える線”。
“恐怖の結果”を、“生への導き”と交差させた。
次の瞬間、足元の地面が崩れ、俺とリィナの体は宙に投げ出された。
落下の途中、光が包む。風が消え、次に見えたのは、柔らかな青い湖面。
濁流に飲み込まれる代わりに、俺たちは静かに湖の中央へと降り立っていた。
「死な……なかった……?」
リィナの胸の上下を確かめ、俺は息を吐き出す。追っ手の姿はもうない。崖の上からも声が届かなかった。
やがて、彼女がかすかに目を開けた。
「……あなた、どうして助けてくれたの?」
「助けたかっただけだ。それじゃ、理由にならないか?」
リィナは一瞬きょとんとした表情を見せ、それから小さく笑った。
「不思議な人。こんな世界で、そんな言葉を言える人がいるなんて」
「それ、褒め言葉か?」
「ええ、たぶん」
月が水面を照らしていた。波がきらきらと光り、風が頬を撫でる。追放され、すべてを失った俺が、初めて心の底から“これから生きたい”と思った夜だった。
ただ──まだこの時の俺は知らなかった。
リィナが世界の“因果の中心”に立つ存在であり、俺の運命そのものが、彼女と結ばれることで再び動き出すことを。
そして、この夜を境に、誰もが“無価値”と笑った男の名が、やがて世界中に響く日が来ることを。
(第2話 了)
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