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第4話 不思議なスキルの正体
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西の森を抜けた夕暮れ、ようやく人の営みの匂いがした。遠くには畑が広がり、小川沿いに小さな村がぽつんと見える。煙突から上がる白い煙が、今日もその村が平和に息づいていることを告げていた。
「ここまで来れば、追っ手もそう簡単には来られないな」
「……ありがとう、レオン。ずっと抱えてくれてたのに」
「気にするな。鍛えただけが取り柄だから」
軽く笑って答えると、リィナもほっと息をついた。顔色はまだ完全には戻っていないが、歩く力は取り戻している。森の冷えた空気にも、もう怯えた様子はなかった。
村に入ると、素朴な家々と通りの人々が俺たちをちらりと見る。旅人自体は珍しくないようだが、リィナの外套に付いた血の跡と俺の粗末な装備は、明らかに訳ありに見えただろう。
「宿を探そう。休まなきゃ」
「うん」
村の端に古びた宿屋を見つけ、戸口を叩く。しわの多い老人が顔を出し、怪訝そうに俺たちを眺めたが、銀貨を一枚見せると素直に部屋を貸してくれた。
薄い扉を閉め、安堵して腰を下ろす。窓から差しこむ夕日が部屋の埃を金色に染めていた。
「やっと一息つけたな……」
「そうね。でも、これからどうするの?」
リィナの問いに俺は黙った。旅の行き先はまだない。王都へ戻る気もない。勇者たちの顔など、二度と見たくなかった。
「しばらくはここで様子を見よう。追っ手がどれくらいしつこいか、それを確かめてから決めたい」
「わかった。じゃあ、その間に……あなたのスキルについて、少し試してみない?」
その一言に、俺は思わず顔を上げた。
「試すって……どうやって?」
「私、〈神託の巫女〉として神気を視ることができるの。あなたのスキルは神の領域に触れている。もしかしたら、私の感覚で読み取れるかもしれない」
リィナの瞳が真剣そのものだった。その表情に、俺は頷いた。
彼女はベッドの端に座り、両手を組んで目を閉じる。微かな光が指先に宿り、室内の空気が張りつめた。
「レオン、手を貸して」
言われるままに彼女の掌を握ると、熱が流れ込んできた。心臓の鼓動が妙に速くなる。
「これは……」
「感じる? 私の神気と、あなたのスキルの核が共鳴してる」
彼女の声が微かに震えた瞬間、俺の視界が白く染まる。数えきれない“糸”が四方八方に浮かびあがり、宿の壁も床も透けて見えた。
「こんな……数、初めて見る」
「これが、この世界の因果の流れ……」
リィナは息を呑み、糸のひとつへ手を伸ばした。だが指先が触れた途端、激しい光が弾け、彼女は苦しげに手を引いた。
「リィナ!」
「平気……でも、これは……神でもない人間が弄っていい力じゃない」
言葉とは裏腹に、その瞳は興奮で輝いていた。
「あなた、本当に神の寵愛を受けている。女神の印を宿す人間は稀なの。あなたが触れる“因果”は、世界そのものの運行を変えることができるわ」
「そんな大層なもんじゃない。俺には意図した通りに動かせるわけでも――」
「いずれ出来るようになる。あなたのスキルは“起源神”の加護。世界の理を紡ぐ力……因果交錯は、神々に並ぶ存在の証よ」
にわかには信じがたい話だった。けれど、実際この力で俺は死を回避し、リィナを救った。それを思えば否定できなかった。
沈黙を破るように、リィナが穏やかに笑う。
「ねえ、レオン。あなたがこれからこの力をどう使うか、考えてる?」
「自分でもわからない。ただ……人を守るために使いたいと思ってる」
「なら、それでいい。神が望む結果より、人が願う結果の方がずっと価値があるわ」
その言葉の重みに、胸の奥が少し熱くなる。
***
夜更け、リィナは先に眠りについた。静かな寝息を聞きながら、俺は窓辺に座って外を見た。村の灯が遠くでまたたき、虫の声が微かに響く。
ふと、目の前の空中に糸が一本だけ浮かんだ。金色に光る、それはどこにも繋がっていない。
(……何だ? 夢でも見てるのか?)
触れようと手を伸ばす。指先がかすかに温かく、そこから別の情景が流れ込んできた。
無数の人々が戦場で剣を交える。黒い旗と炎。崩れ落ちる城。女神の像が砕け、天に裂け目が生じる。
あまりの衝撃に手を離すと、糸は音もなく消えた。胸いっぱいに冷たい汗が滲む。
「あれは……未来?」
この力は、因果を改変するだけではない。流れを“視る”こともできるのだ。
だが、見た未来が本当に訪れるのか、それとも俺が見たから生じるのか――その違いさえわからない。
ベッドで眠るリィナがかすかに寝返りを打つ。その穏やかな横顔を見ているうちに、さっきの恐怖が少し和らいだ。
「……守るって決めたのに、情けないな」
自嘲するように笑って、瞼を閉じた。
***
翌朝。外では鶏の鳴き声が響いていた。戸口を叩く音で目が覚める。
「開いてる」
ドアの隙間から、村長らしき男が顔を出した。
「旅のお方、兵士が村を回っておりましてな。東の城から特使が来ているとかで、通行証の確認をしておる。できれば滞在の理由を聞かせてもらいたいのですが」
リィナと顔を見合わせる。胸が波立つ。――まさか、もう追っ手が?
「わかった。すぐ行く」
村長が去ると同時に、リィナが小声で言った。
「間違いない。あの紋章……教団のものだった」
「くそ、早すぎる」
逃げる準備をする俺の手を、リィナが掴んだ。
「大丈夫。今度は、私も戦う。あなたにだけ背負わせない」
決意に満ちた瞳。その瞳に押される形で、俺は頷く。
扉の外には、黒い外套を纏った兵が三人。杖の先に見覚えのある紋章が輝いている。
「泊まり客、レオン=アークライトだな。女を引き渡せ」
冷たい声が室内に響く。俺は一歩前に出た。
「悪いが、断る」
指先が自然と光った。視界に幾重もの糸が現れる。今回ははっきり見えた。彼らの攻撃、その命の流れ。
黒い剣が抜かれる音。魔法の詠唱。全てが遅く感じる。一本の糸をつまみ、静かに交錯させる。
次の瞬間、彼らの足元が爆ぜ、床ごと押し上がった。驚愕の叫びとともに三人が吹き飛ぶ。力を抑えたつもりでも、すさまじい衝撃波だ。
リィナが呟く。
「……これが、因果を操る力……」
「いや、まだ制御できてない。けど十分わかった。これは、俺一人のものじゃない」
俺はリィナを振り返り、微笑んだ。
「行こう。南へ抜けよう。あいつらがどんな因果を背負ってようと、俺が変えてみせる」
外の陽光が差し込み、二人の影が重なる。
その瞬間、運命の糸が新たに結ばれるように金色の光がゆらめいた。
(第4話 了)
「ここまで来れば、追っ手もそう簡単には来られないな」
「……ありがとう、レオン。ずっと抱えてくれてたのに」
「気にするな。鍛えただけが取り柄だから」
軽く笑って答えると、リィナもほっと息をついた。顔色はまだ完全には戻っていないが、歩く力は取り戻している。森の冷えた空気にも、もう怯えた様子はなかった。
村に入ると、素朴な家々と通りの人々が俺たちをちらりと見る。旅人自体は珍しくないようだが、リィナの外套に付いた血の跡と俺の粗末な装備は、明らかに訳ありに見えただろう。
「宿を探そう。休まなきゃ」
「うん」
村の端に古びた宿屋を見つけ、戸口を叩く。しわの多い老人が顔を出し、怪訝そうに俺たちを眺めたが、銀貨を一枚見せると素直に部屋を貸してくれた。
薄い扉を閉め、安堵して腰を下ろす。窓から差しこむ夕日が部屋の埃を金色に染めていた。
「やっと一息つけたな……」
「そうね。でも、これからどうするの?」
リィナの問いに俺は黙った。旅の行き先はまだない。王都へ戻る気もない。勇者たちの顔など、二度と見たくなかった。
「しばらくはここで様子を見よう。追っ手がどれくらいしつこいか、それを確かめてから決めたい」
「わかった。じゃあ、その間に……あなたのスキルについて、少し試してみない?」
その一言に、俺は思わず顔を上げた。
「試すって……どうやって?」
「私、〈神託の巫女〉として神気を視ることができるの。あなたのスキルは神の領域に触れている。もしかしたら、私の感覚で読み取れるかもしれない」
リィナの瞳が真剣そのものだった。その表情に、俺は頷いた。
彼女はベッドの端に座り、両手を組んで目を閉じる。微かな光が指先に宿り、室内の空気が張りつめた。
「レオン、手を貸して」
言われるままに彼女の掌を握ると、熱が流れ込んできた。心臓の鼓動が妙に速くなる。
「これは……」
「感じる? 私の神気と、あなたのスキルの核が共鳴してる」
彼女の声が微かに震えた瞬間、俺の視界が白く染まる。数えきれない“糸”が四方八方に浮かびあがり、宿の壁も床も透けて見えた。
「こんな……数、初めて見る」
「これが、この世界の因果の流れ……」
リィナは息を呑み、糸のひとつへ手を伸ばした。だが指先が触れた途端、激しい光が弾け、彼女は苦しげに手を引いた。
「リィナ!」
「平気……でも、これは……神でもない人間が弄っていい力じゃない」
言葉とは裏腹に、その瞳は興奮で輝いていた。
「あなた、本当に神の寵愛を受けている。女神の印を宿す人間は稀なの。あなたが触れる“因果”は、世界そのものの運行を変えることができるわ」
「そんな大層なもんじゃない。俺には意図した通りに動かせるわけでも――」
「いずれ出来るようになる。あなたのスキルは“起源神”の加護。世界の理を紡ぐ力……因果交錯は、神々に並ぶ存在の証よ」
にわかには信じがたい話だった。けれど、実際この力で俺は死を回避し、リィナを救った。それを思えば否定できなかった。
沈黙を破るように、リィナが穏やかに笑う。
「ねえ、レオン。あなたがこれからこの力をどう使うか、考えてる?」
「自分でもわからない。ただ……人を守るために使いたいと思ってる」
「なら、それでいい。神が望む結果より、人が願う結果の方がずっと価値があるわ」
その言葉の重みに、胸の奥が少し熱くなる。
***
夜更け、リィナは先に眠りについた。静かな寝息を聞きながら、俺は窓辺に座って外を見た。村の灯が遠くでまたたき、虫の声が微かに響く。
ふと、目の前の空中に糸が一本だけ浮かんだ。金色に光る、それはどこにも繋がっていない。
(……何だ? 夢でも見てるのか?)
触れようと手を伸ばす。指先がかすかに温かく、そこから別の情景が流れ込んできた。
無数の人々が戦場で剣を交える。黒い旗と炎。崩れ落ちる城。女神の像が砕け、天に裂け目が生じる。
あまりの衝撃に手を離すと、糸は音もなく消えた。胸いっぱいに冷たい汗が滲む。
「あれは……未来?」
この力は、因果を改変するだけではない。流れを“視る”こともできるのだ。
だが、見た未来が本当に訪れるのか、それとも俺が見たから生じるのか――その違いさえわからない。
ベッドで眠るリィナがかすかに寝返りを打つ。その穏やかな横顔を見ているうちに、さっきの恐怖が少し和らいだ。
「……守るって決めたのに、情けないな」
自嘲するように笑って、瞼を閉じた。
***
翌朝。外では鶏の鳴き声が響いていた。戸口を叩く音で目が覚める。
「開いてる」
ドアの隙間から、村長らしき男が顔を出した。
「旅のお方、兵士が村を回っておりましてな。東の城から特使が来ているとかで、通行証の確認をしておる。できれば滞在の理由を聞かせてもらいたいのですが」
リィナと顔を見合わせる。胸が波立つ。――まさか、もう追っ手が?
「わかった。すぐ行く」
村長が去ると同時に、リィナが小声で言った。
「間違いない。あの紋章……教団のものだった」
「くそ、早すぎる」
逃げる準備をする俺の手を、リィナが掴んだ。
「大丈夫。今度は、私も戦う。あなたにだけ背負わせない」
決意に満ちた瞳。その瞳に押される形で、俺は頷く。
扉の外には、黒い外套を纏った兵が三人。杖の先に見覚えのある紋章が輝いている。
「泊まり客、レオン=アークライトだな。女を引き渡せ」
冷たい声が室内に響く。俺は一歩前に出た。
「悪いが、断る」
指先が自然と光った。視界に幾重もの糸が現れる。今回ははっきり見えた。彼らの攻撃、その命の流れ。
黒い剣が抜かれる音。魔法の詠唱。全てが遅く感じる。一本の糸をつまみ、静かに交錯させる。
次の瞬間、彼らの足元が爆ぜ、床ごと押し上がった。驚愕の叫びとともに三人が吹き飛ぶ。力を抑えたつもりでも、すさまじい衝撃波だ。
リィナが呟く。
「……これが、因果を操る力……」
「いや、まだ制御できてない。けど十分わかった。これは、俺一人のものじゃない」
俺はリィナを振り返り、微笑んだ。
「行こう。南へ抜けよう。あいつらがどんな因果を背負ってようと、俺が変えてみせる」
外の陽光が差し込み、二人の影が重なる。
その瞬間、運命の糸が新たに結ばれるように金色の光がゆらめいた。
(第4話 了)
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