1 / 1
嗚呼あはれなり。
しおりを挟む
あったけぇなぁ。
今日は特段あったけぇなぁ。
人ってこんなにあったけぇのかなぁ。
こいつはまた俺を騙そうとしてんじゃねぇのかなぁ。
けど、あったけぇのは変わりねぇなぁ。
あったけぇなぁ。
今日もなかなかあったけぇなぁ。
お日様ってこんなにあったかかったかなぁ。
こいつもまた燻るんじゃねーだろうなぁ。
けど、あったけぇのには変わりねぇなぁ。
あったけぇなぁ。
今日もまあまああったけぇなぁ。
水ってこんなにあったかいっけなぁ。
19度ってあったかかったっけなぁ。
けど、あったけぇのには変わりねぇんだよなぁ。
あったけぇなぁ。
今日は若干寒いっけなぁ。
俺ってこんな冷たい人間だったかなぁ。
最近思考がまとまんねぇんだよなぁ。
けど、俺はやっぱ変わりねぇよなぁ?
あったけぇなぁ。
今日は特段あったけぇなぁ。
病院ってこんなにあったけぇとこだっけなぁ。
そば枕ってあったけぇんだなぁ。
けど、なんで俺はこんなとこ居るんだろうなぁ?
あったけぇなぁ。
今日はなかなかあったけぇなぁ。
病院食ってこんなにあったけぇもんだったかなぁ。
お粥がうめぇよ、白い粥が。
けど、なんも覚えてねぇんだよなぁ。
あったけぇなぁ。
今日はまあまああったけぇなぁ。
人ってこんなにあったけぇもんだったかなぁ。
こいつはまた俺を閉じ込めようとしてんじゃねーだろうなぁ。
けど、あったけぇのには変わりねぇんだよなぁ。
あったけぇなぁ。
今日は特段あったけぇなぁ。
石の壁ってこんなにもあったけぇもんだったかなぁ。
ここには前にも来たことがある気がすんなぁ。
覚えてねーや、わかんねぇな。
けど、あったけぇのは変わりねぇなぁ。
あったけぇなぁ。
今日は若干寒いっけなぁ。
ひでぇよみんな。俺の事見下しやがって。
俺が何したって言うんだよなぁ。
バレねぇからって殴りやがって...ぜってー許さねぇかんなぁ。
でも、血ってこんなにあったかかったっけなぁ。
あったけぇのには、変わり、ねぇのよなぁ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「せんぱ~い、今日はヤケに暖かいですねぇ。
もう冬だってのに、めっちゃ日照ってて!
ヒートテックの極暖とタートルネック着てきた俺がバカみたいじゃないすか!」
「笹山、今日もえらい元気な事で。
彼女できたって言ってからえらい浮かれてんなぁ」
看守の二人が話を弾ませながら見回りをしている。
「そらそーでしょ!マジで可愛いんすよ俺の彼女!
ちっちゃくて~、髪の毛綺麗で~、オマケに優しくて!」
「はいはいそーですか。……全く、リア充様はお気楽だな。
俺も彼女のひとりやふたりくらい居ればなぁ……」
ある独房に先輩と呼ばれた方の目が止まった。
「ん?先輩、どうしたんですか、いきなり固まって……」
笹山と呼ばれた方もつられて視線を飛ばす。
「……え、嘘でしょ………………」
「いや、別に刑務所内じゃそんな変わった話でもねーけど……」
血の散乱した独房内を見て二人は絶句していた。
「流石に………………これは…………………………」
笹山が口元を抑えてえづき始めた。
笹山の苦しそうな声と涙、血生臭い空気が入り交じった空間には、嘘ではないかと思う程の暖かい日が差していた。
今日は特段あったけぇなぁ。
人ってこんなにあったけぇのかなぁ。
こいつはまた俺を騙そうとしてんじゃねぇのかなぁ。
けど、あったけぇのは変わりねぇなぁ。
あったけぇなぁ。
今日もなかなかあったけぇなぁ。
お日様ってこんなにあったかかったかなぁ。
こいつもまた燻るんじゃねーだろうなぁ。
けど、あったけぇのには変わりねぇなぁ。
あったけぇなぁ。
今日もまあまああったけぇなぁ。
水ってこんなにあったかいっけなぁ。
19度ってあったかかったっけなぁ。
けど、あったけぇのには変わりねぇんだよなぁ。
あったけぇなぁ。
今日は若干寒いっけなぁ。
俺ってこんな冷たい人間だったかなぁ。
最近思考がまとまんねぇんだよなぁ。
けど、俺はやっぱ変わりねぇよなぁ?
あったけぇなぁ。
今日は特段あったけぇなぁ。
病院ってこんなにあったけぇとこだっけなぁ。
そば枕ってあったけぇんだなぁ。
けど、なんで俺はこんなとこ居るんだろうなぁ?
あったけぇなぁ。
今日はなかなかあったけぇなぁ。
病院食ってこんなにあったけぇもんだったかなぁ。
お粥がうめぇよ、白い粥が。
けど、なんも覚えてねぇんだよなぁ。
あったけぇなぁ。
今日はまあまああったけぇなぁ。
人ってこんなにあったけぇもんだったかなぁ。
こいつはまた俺を閉じ込めようとしてんじゃねーだろうなぁ。
けど、あったけぇのには変わりねぇんだよなぁ。
あったけぇなぁ。
今日は特段あったけぇなぁ。
石の壁ってこんなにもあったけぇもんだったかなぁ。
ここには前にも来たことがある気がすんなぁ。
覚えてねーや、わかんねぇな。
けど、あったけぇのは変わりねぇなぁ。
あったけぇなぁ。
今日は若干寒いっけなぁ。
ひでぇよみんな。俺の事見下しやがって。
俺が何したって言うんだよなぁ。
バレねぇからって殴りやがって...ぜってー許さねぇかんなぁ。
でも、血ってこんなにあったかかったっけなぁ。
あったけぇのには、変わり、ねぇのよなぁ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「せんぱ~い、今日はヤケに暖かいですねぇ。
もう冬だってのに、めっちゃ日照ってて!
ヒートテックの極暖とタートルネック着てきた俺がバカみたいじゃないすか!」
「笹山、今日もえらい元気な事で。
彼女できたって言ってからえらい浮かれてんなぁ」
看守の二人が話を弾ませながら見回りをしている。
「そらそーでしょ!マジで可愛いんすよ俺の彼女!
ちっちゃくて~、髪の毛綺麗で~、オマケに優しくて!」
「はいはいそーですか。……全く、リア充様はお気楽だな。
俺も彼女のひとりやふたりくらい居ればなぁ……」
ある独房に先輩と呼ばれた方の目が止まった。
「ん?先輩、どうしたんですか、いきなり固まって……」
笹山と呼ばれた方もつられて視線を飛ばす。
「……え、嘘でしょ………………」
「いや、別に刑務所内じゃそんな変わった話でもねーけど……」
血の散乱した独房内を見て二人は絶句していた。
「流石に………………これは…………………………」
笹山が口元を抑えてえづき始めた。
笹山の苦しそうな声と涙、血生臭い空気が入り交じった空間には、嘘ではないかと思う程の暖かい日が差していた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる