29 / 175
29.おにぎり屋フジヤマ開業計画-2
しおりを挟む
「じゃあ、マルタンさんにメニューの作成を依頼しましょう!」
「米の取引もお願いしなくちゃでしょ?先立つものもないのに、『今まで通りにタダで稲を下さい!それで商売しますので!』ってわけにいかないじゃん!」
「そ、そうね。梨奈、あなた意外に常識人なのね。見直したわ」
「ママが適当なんじゃん!適当ってのは、相応しいって意味で言ってるんじゃないからねっ!」
「まずは趣旨を伝えることよね。この村の教育環境の向上と、文化交流、経済の活性化」
「どっかの自治体のハコモノ行政の言い訳みたいに聞こえるね」
「娘がいじわる言う…」
「マルタンさんに、『村民が字を読み書きできるようにしたいので協力して下さい。そのために食堂を開こうと思っているから、稲を安く譲って欲しいです。お願いします』って言えばいいんだね」
「テオ!」
「お兄ちゃん!」
「「優秀~!」」
「望みに対してはまっすぐにそれを願えば良いのです」
「何それ?ママ」
「自分がどうしたいのか、どう在りたいのか。それを決めたら、ただまっすぐにそれを願うこと。小細工なし。まっすぐにそれを欲することが大事なんですよ?」
「何か良く分からないけど、すごく良いことを言ってる気がするよ、母さん。ありがとう」
「どういたしまして」
「米の取引もお願いしなくちゃでしょ?先立つものもないのに、『今まで通りにタダで稲を下さい!それで商売しますので!』ってわけにいかないじゃん!」
「そ、そうね。梨奈、あなた意外に常識人なのね。見直したわ」
「ママが適当なんじゃん!適当ってのは、相応しいって意味で言ってるんじゃないからねっ!」
「まずは趣旨を伝えることよね。この村の教育環境の向上と、文化交流、経済の活性化」
「どっかの自治体のハコモノ行政の言い訳みたいに聞こえるね」
「娘がいじわる言う…」
「マルタンさんに、『村民が字を読み書きできるようにしたいので協力して下さい。そのために食堂を開こうと思っているから、稲を安く譲って欲しいです。お願いします』って言えばいいんだね」
「テオ!」
「お兄ちゃん!」
「「優秀~!」」
「望みに対してはまっすぐにそれを願えば良いのです」
「何それ?ママ」
「自分がどうしたいのか、どう在りたいのか。それを決めたら、ただまっすぐにそれを願うこと。小細工なし。まっすぐにそれを欲することが大事なんですよ?」
「何か良く分からないけど、すごく良いことを言ってる気がするよ、母さん。ありがとう」
「どういたしまして」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
84
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる