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49.棒人間の俺が笑う
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「棒人間っていうのは、極端にデフォルメして、頭を丸で手足を線で描いた人間のことなのよ」
リナはさらさらと棒人間の絵を描いてみせた。
「おお!」
「これで人間を表しているの。この手足を曲げたように描いたり、角度を変えたりすることで、動きが出るでしょ?」
「確かに!」
「はじめはみんな、こうやって棒人間を描くの。丸の中に、表情を描くだけで、また感じが違うでしょ?」
「本当だ!」
「面白いでしょ?」
「辞書みたいな厚い本があれば、パラパラ漫画も描けるけど、多分この世界だと、本は貴重品だろうから、無理かな~」
「あっ!!」
「何?ママ!急に」
「わら半紙!わら半紙作ろうと思ってたんだった」
「あぁ、確かにそんなこと言ってたね。すっかり忘れてた」
「わら半紙って何?母さん」
「わら半紙っていうのはね、藁を使って作った紙のことなのよ」
「そんなものも『日本』にあったの?」
「あったのよ!私が子どもの頃は。学校のプリントは全部わら半紙でね。消しゴムで消そうとすると、汚くなるし破けるしでさ。懐かしいな~」
「で、そのわら半紙は、どうやって作るかママは分かるの?」
「藁の繊維で和紙と同じように作るはずなのよ。確か」
「和紙か~道具がまず無さそうだもんね」
「そうなのよ…東の国にはありそうだけどね~」
「わら半紙はそのうちにだね、ママ」
「早く作りたいな~トイレ用に使いたい!」
「そうよ!早く作って欲しい!」
ロナとリナがトイレットペーパーについて熱く語る横で、テオは棒人間を描いていた。
これは俺
身分も何もない俺
でも丸の中に描き込めば
俺が笑ってる
リナはさらさらと棒人間の絵を描いてみせた。
「おお!」
「これで人間を表しているの。この手足を曲げたように描いたり、角度を変えたりすることで、動きが出るでしょ?」
「確かに!」
「はじめはみんな、こうやって棒人間を描くの。丸の中に、表情を描くだけで、また感じが違うでしょ?」
「本当だ!」
「面白いでしょ?」
「辞書みたいな厚い本があれば、パラパラ漫画も描けるけど、多分この世界だと、本は貴重品だろうから、無理かな~」
「あっ!!」
「何?ママ!急に」
「わら半紙!わら半紙作ろうと思ってたんだった」
「あぁ、確かにそんなこと言ってたね。すっかり忘れてた」
「わら半紙って何?母さん」
「わら半紙っていうのはね、藁を使って作った紙のことなのよ」
「そんなものも『日本』にあったの?」
「あったのよ!私が子どもの頃は。学校のプリントは全部わら半紙でね。消しゴムで消そうとすると、汚くなるし破けるしでさ。懐かしいな~」
「で、そのわら半紙は、どうやって作るかママは分かるの?」
「藁の繊維で和紙と同じように作るはずなのよ。確か」
「和紙か~道具がまず無さそうだもんね」
「そうなのよ…東の国にはありそうだけどね~」
「わら半紙はそのうちにだね、ママ」
「早く作りたいな~トイレ用に使いたい!」
「そうよ!早く作って欲しい!」
ロナとリナがトイレットペーパーについて熱く語る横で、テオは棒人間を描いていた。
これは俺
身分も何もない俺
でも丸の中に描き込めば
俺が笑ってる
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