オタクな母娘が異世界転生しちゃいました

yanako

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123.湖で釣り体験をしてもらうには

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馬車は湖畔に到着した。
リナは馬車から降り、湖を見ると歓声を上げた。

「ママ!凄い!綺麗!」
「本当ね~素敵な所だわ」

「ジュールさん!もっと近づいてもいい?」
「いいよ」
「宗長さん!イザックさん!一緒に行こう!」
リナは宗長の腕を取り、イザックに手を伸ばした。

宗長とイザックはリナと湖の辺際まで歩いて行く。

若者たちを見ながら
「こうやって見ると、まだまだ子どもですね」
とジュールは笑った。
「そうねぇ。フォレールのこと、色々とやってもらってるけど、まだ10代の若者だもねぇ」

リナもテオも、ジャンもアンドレも、宗長もイザックも、日本では中学生や高校生なのだ。

本当によくやってくれているわ
ロナはつぶやいた。

「どうかしましたか?」
「ここではニジマスが獲れるのよね?漁業権とか必要なのかしら?」
「いえ。ただ、魚を獲る時にはきまった箱の分量しか許可されません。腐らせるだけだと分かっているのに、無駄に獲って、魚がいなくなってしまっては困るので……」

「そう。観光客がここで釣りを楽しむためには、どうしようかしら……釣った魚をお客様に買い取ってもらえばいいかしらね。1匹いくらとかで……それを塩焼きにして、提供するとか」
「その場で食べるんですか?」
「その場で食べないなら、引き換え券を渡して加工品と交換してもいいし、宿泊時の夕飯のおかずにしてもいいじゃない?」
ロナの提案にジュールは驚いた。

「釣りをして、その魚にお金を払いますかね?逆に買い取れ!って言われませんかね?」
「ん~そしたら、30銅貨で釣り体験をしませんか?3匹まで釣っていいですよ。って言うでしょ?それで、釣れなかった人には、残念でしたね。って20銅貨返すのよ。
1匹しか釣れなかった人には15銅貨返して、2匹だった人には10銅貨返すの」

「返しても受け取らないのが貴族ですよ?プライドがありますから」
「そしたら、ありがとうございましたでいいじゃない?参加費15銅貨、魚1匹5銅貨の計算ね」
「なるほど」

「代金の設定は、後でちゃんと計算しましょう。利益が出るように。観光客が払ってくれる金額にしなくちゃね」


「ママ~」
ジュールとロナが釣り体験のプランを考えていると、リナが呼んだ。
「なぁ~に?」

「キャンプ場があればいいね?」
「テントがないんじゃない?」
「じゃあ……ロッジ?」
「いいわね?」

リナとロナの会話を聞いていたジュールは
「また、何かひらめいたんですか?」
と笑った。

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