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133.自分を感じる
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「例えばね、りんごとオレンジと、どっちを食べたい?」
「……出された方を食べます」
アリシアは答えた。
「どっちか1つアリシアさんが選んでと言われたら?」
「オレンジを食べます」
「どうして?」
ロナは訊いた。
「どうして……?」
アリシアは考え込んだ。
「……オレンジが食べたいかなと思ったので……」
自信が無さそうに言うアリシア。
「食べたいというのは、あなたの気持ちでしょ?あなたが選んだの」
ロナは微笑んだ。
「なんだって、自分で選んでいいのよ。もちろん、選んだことを得られない時もあるわよ?その時は、またその時選べばいいでしょ?人生は選択の連続よ。森の中から抜け出す選択をしたから、アリシアさんは今ここにいる」
「……はい」
「選択をする時に、自分はどうしたいのか、ちゃんと自分に向き合ってね。本当は自分はどうしたいのかを。自分の気持ちを見ずに、他人のことばかり考えていたら、自分のことが分からなくなっちゃうのよ」
「……はい……」
「梨奈がアンドレと友だちでいたいのも、梨奈の気持ち。片想いでいたいのも、梨奈の気持ち。好きにしたらいいわ」
「ママ!私のことはいいじゃん!!」
リナがアリシアの陰から不満の声をあげる。
それを聞いて笑うロナ。
「私が一番に願うのは、子どもの幸せよ。梨奈とテオが幸せになって欲しい。本当にそれだけよ」
「……子どもの幸せ……?」
アリシアはロナに訊いた。
「……そう……子どもたちが……幸せに……なって……わら…………」
その後は聞こえなくなった。
「あーぁ。ママ、寝ちゃったわ」
リナは笑った。
「ロナさんは、いつもこんな風なのですか?」
「ん?喋ってる途中で寝ちゃうこと?」
「好きに選べって……」
「ん~基本的にはそうかな?そりゃあやらなければならないことは、嫌なことでもやらされるよ?でも、嫌だと思ってもいいし、嫌だと言ってもいいんだよ」
「ちょっと、言っていることが……」
「そうだな~汚れた服は洗うでしょう?でも、大変だし、面倒くさいでしょ?嫌だな~やりたくないな~って思うでしょ?でも、洗わないと服は汚いまま。汚いままを選ぶのか、汚れを落としてキレイにするのを選ぶのか。キレイな方がいいけど、洗うのは嫌だ。そしたら、あー嫌だ嫌だと言いながら、洗うのよ」
「洗うんですか?」
「汚いままではいられないでしょ?でも、洗うことを楽しいと思う必要も無い。あー嫌だなーと思いながら、洗えばいいの」
「嫌だと思っていいんですか……」
「そりゃあ、思うのは自由だもの」
「……自由……」
「そうよ?アリシアさん。あなたも自由なのよ?森を出た時から、もう、あなたは自由を手に入れたの。おめでとう」
リナはアリシアに微笑んだ。
「……出された方を食べます」
アリシアは答えた。
「どっちか1つアリシアさんが選んでと言われたら?」
「オレンジを食べます」
「どうして?」
ロナは訊いた。
「どうして……?」
アリシアは考え込んだ。
「……オレンジが食べたいかなと思ったので……」
自信が無さそうに言うアリシア。
「食べたいというのは、あなたの気持ちでしょ?あなたが選んだの」
ロナは微笑んだ。
「なんだって、自分で選んでいいのよ。もちろん、選んだことを得られない時もあるわよ?その時は、またその時選べばいいでしょ?人生は選択の連続よ。森の中から抜け出す選択をしたから、アリシアさんは今ここにいる」
「……はい」
「選択をする時に、自分はどうしたいのか、ちゃんと自分に向き合ってね。本当は自分はどうしたいのかを。自分の気持ちを見ずに、他人のことばかり考えていたら、自分のことが分からなくなっちゃうのよ」
「……はい……」
「梨奈がアンドレと友だちでいたいのも、梨奈の気持ち。片想いでいたいのも、梨奈の気持ち。好きにしたらいいわ」
「ママ!私のことはいいじゃん!!」
リナがアリシアの陰から不満の声をあげる。
それを聞いて笑うロナ。
「私が一番に願うのは、子どもの幸せよ。梨奈とテオが幸せになって欲しい。本当にそれだけよ」
「……子どもの幸せ……?」
アリシアはロナに訊いた。
「……そう……子どもたちが……幸せに……なって……わら…………」
その後は聞こえなくなった。
「あーぁ。ママ、寝ちゃったわ」
リナは笑った。
「ロナさんは、いつもこんな風なのですか?」
「ん?喋ってる途中で寝ちゃうこと?」
「好きに選べって……」
「ん~基本的にはそうかな?そりゃあやらなければならないことは、嫌なことでもやらされるよ?でも、嫌だと思ってもいいし、嫌だと言ってもいいんだよ」
「ちょっと、言っていることが……」
「そうだな~汚れた服は洗うでしょう?でも、大変だし、面倒くさいでしょ?嫌だな~やりたくないな~って思うでしょ?でも、洗わないと服は汚いまま。汚いままを選ぶのか、汚れを落としてキレイにするのを選ぶのか。キレイな方がいいけど、洗うのは嫌だ。そしたら、あー嫌だ嫌だと言いながら、洗うのよ」
「洗うんですか?」
「汚いままではいられないでしょ?でも、洗うことを楽しいと思う必要も無い。あー嫌だなーと思いながら、洗えばいいの」
「嫌だと思っていいんですか……」
「そりゃあ、思うのは自由だもの」
「……自由……」
「そうよ?アリシアさん。あなたも自由なのよ?森を出た時から、もう、あなたは自由を手に入れたの。おめでとう」
リナはアリシアに微笑んだ。
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