39 / 57
Case04.
5.グリズリーから救出されたのに、また遭遇
しおりを挟む
パトリックさんによって、無事に救出され、厨房に戻ることが出来た私。
パトリックさん!本当に感謝です♡
「一体、何個の芋を洗っていたの?」
と呆れる主任に
「これです」
とパトリックさんが桶を見せる。
主任は更に呆れてため息をついた。
「洗い場には、どうやって持っていったの?」
「その……ですね……その……マイケル様が……」
「マイケル様?」
主任が怪訝な顔をする。
「スミス様です。マーガレット様の護衛騎士の……」
「彼がどうして?」
言えない。
マイケル=グリズリーに根掘り葉掘り、主任のことを訊かれていたなんて……
まるでストー◯ー行為
「マーガレット様のことで、お話があったみたいで……その……ついでに……」
嘘では無いけど、嘘だよな。
その話されたの、今日じゃないし。
「マーガレット様のこと?ですか?」
主任は疑い深い顔で訊いた。
「はっはい。また小説の感想を話しましょうとのことで……悪役令嬢物の……」
「……悪役令嬢……」
主任は一瞬表情を無くしたが、すぐにいつもの主任に戻って、仕事に戻って行った。
「良かったな。怒られずに済んで」
とパトリックさんが言ったので、
「迎えに来てくれて、ありがとうございました」
と私はお礼を言った。
その後、
いつものように食堂にやって来てはイチャイチャしているアレクに呼び出され、
今度マーガレット様と一緒にプリンを作ると報告され、
空返事をしていたら、『友だちなのに!ちゃんと話を聞いてくれない!』と拗ねられ、
「ごめん。今度そのプリンを作った時の話を聞かせてね」
と言って、機嫌を直してもらったのだった。
面倒くさくね?まぁいいんだけどさ。
婚約者同士、仲良くしてくれるのがね、国民にとってもね、良いことだから。
そんなこんなで、1日を無事に過ごした私は、町の図書館に行き、新しい本を探して、1週間の貸出予約を入れて、マリアさんのお店へと向かった。
晩御飯はマリアさんのお店で食べよう。
そう思って、お店の中に入ると、そこにはマイケル=グリズリー=スミス様がいた。
そのクマのような巨体は、このお店には似合いません!
マリアさんはらマイケル=グリズリーを見て固まってしまった私に気付くと
「あ!ジェシカ!いらっしゃい♪」
と、私のところにやって来た。
「今日は?晩御飯食べてく?」
「う、うん……」
私はマリアさんに返事をした後、声をひそめて
「マイケル様、どうしたの?」
と訊いた。
マリアさんも声をおとして
「別に大したことじゃないから。大丈夫」
と言った。
マイケル様は、私に頭を下げた後
「コーヒー、美味かった」
と言って帰って行った。
パトリックさん!本当に感謝です♡
「一体、何個の芋を洗っていたの?」
と呆れる主任に
「これです」
とパトリックさんが桶を見せる。
主任は更に呆れてため息をついた。
「洗い場には、どうやって持っていったの?」
「その……ですね……その……マイケル様が……」
「マイケル様?」
主任が怪訝な顔をする。
「スミス様です。マーガレット様の護衛騎士の……」
「彼がどうして?」
言えない。
マイケル=グリズリーに根掘り葉掘り、主任のことを訊かれていたなんて……
まるでストー◯ー行為
「マーガレット様のことで、お話があったみたいで……その……ついでに……」
嘘では無いけど、嘘だよな。
その話されたの、今日じゃないし。
「マーガレット様のこと?ですか?」
主任は疑い深い顔で訊いた。
「はっはい。また小説の感想を話しましょうとのことで……悪役令嬢物の……」
「……悪役令嬢……」
主任は一瞬表情を無くしたが、すぐにいつもの主任に戻って、仕事に戻って行った。
「良かったな。怒られずに済んで」
とパトリックさんが言ったので、
「迎えに来てくれて、ありがとうございました」
と私はお礼を言った。
その後、
いつものように食堂にやって来てはイチャイチャしているアレクに呼び出され、
今度マーガレット様と一緒にプリンを作ると報告され、
空返事をしていたら、『友だちなのに!ちゃんと話を聞いてくれない!』と拗ねられ、
「ごめん。今度そのプリンを作った時の話を聞かせてね」
と言って、機嫌を直してもらったのだった。
面倒くさくね?まぁいいんだけどさ。
婚約者同士、仲良くしてくれるのがね、国民にとってもね、良いことだから。
そんなこんなで、1日を無事に過ごした私は、町の図書館に行き、新しい本を探して、1週間の貸出予約を入れて、マリアさんのお店へと向かった。
晩御飯はマリアさんのお店で食べよう。
そう思って、お店の中に入ると、そこにはマイケル=グリズリー=スミス様がいた。
そのクマのような巨体は、このお店には似合いません!
マリアさんはらマイケル=グリズリーを見て固まってしまった私に気付くと
「あ!ジェシカ!いらっしゃい♪」
と、私のところにやって来た。
「今日は?晩御飯食べてく?」
「う、うん……」
私はマリアさんに返事をした後、声をひそめて
「マイケル様、どうしたの?」
と訊いた。
マリアさんも声をおとして
「別に大したことじゃないから。大丈夫」
と言った。
マイケル様は、私に頭を下げた後
「コーヒー、美味かった」
と言って帰って行った。
23
あなたにおすすめの小説
聖女じゃなかったので、カフェで働きます
風音悠鈴
恋愛
光魔法が使えず「聖女失格」と追放された大学生・藍里。
聖女じゃないと城を追い出されたけど、実は闇属性+女神の加護持ちのチートだった⁉︎
望みはカフェでのスローライフだけ。
乙女ゲーム世界の歪みから大切な日常を守ります!
全30話予定
(本編完結)無表情の美形王子に婚約解消され、自由の身になりました! なのに、なんで、近づいてくるんですか?
水無月あん
恋愛
本編は完結してます。8/6より、番外編はじめました。よろしくお願いいたします。
私は、公爵令嬢のアリス。ピンク頭の女性を腕にぶら下げたルイス殿下に、婚約解消を告げられました。美形だけれど、無表情の婚約者が苦手だったので、婚約解消はありがたい! はれて自由の身になれて、うれしい! なのに、なぜ、近づいてくるんですか? 私に興味なかったですよね? 無表情すぎる、美形王子の本心は? こじらせ、ヤンデレ、執着っぽいものをつめた、ゆるゆるっとした設定です。お気軽に楽しんでいただければ、嬉しいです。
ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…
ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。
一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。
そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。
読んでいただけると嬉しいです。
可愛らしい人
はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」
「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」
「それにあいつはひとりで生きていけるから」
女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。
けれど、
「エレナ嬢」
「なんでしょうか?」
「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」
その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。
「……いいえ」
当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。
「よければ僕と一緒に行きませんか?」
円満離婚に持ち込むはずが。~『冷酷皇帝の最愛妃』
みこと。
恋愛
「あなたと子を作るつもりはない」
皇帝シュテファンに嫁いだエリザは、初夜に夫から宣言されて首をかしげる。
(これは"愛することのない"の亜種?)
前世を思い出したばかりの彼女は、ここが小説『冷酷皇帝の最愛妃』の中だと気づき、冷静に状況を分析していた。
エリザの役どころは、公爵家が皇帝に押し付けた花嫁で、彼の恋路の邪魔をするモブ皇妃。小説のシュテファンは、最終的には運命の恋人アンネと結ばれる。
それは確かに、子どもが出来たら困るだろう。
速やかな"円満離婚"を前提にシュテファンと契約を結んだエリザだったが、とあるキッカケで彼の子を身ごもることになってしまい──?
シュテファンとの契約違反におののき、思わず逃走したエリザに「やっと見つけた」と追いすがる夫。
どうやら彼はエリザ一筋だったらしく。あれ? あなたの恋人アンネはどうしたの?
※小説家になろう様でも掲載しています
※表紙イラスト:あさぎかな先生にコラージュアートをいただきました
※毎朝7時に更新していく予定です
剣士に扮した男爵令嬢は、幽居の公子の自由を願う
石月 和花
恋愛
両親が亡くなって男爵家を叔父に乗っ取られた令嬢のアンナは、騎士だった父から受けた手解きのお陰で、剣を手に取り冒険者として日銭を稼ぎながら弟を育てていた。
そんなある日、ひょんな事から訳ありそうな冒険者ルーフェスと知り合ったのだった。
アンナは、いつも自分の事を助けてくれるルーフェスに、段々と心が惹かれていったが、彼女にはその想いを素直に認められなかった。
何故ならアンナの目標は、叔父に乗っ取られた男爵位を取り返して身分を回復し、弟に爵位を継がせる事だったから。この願いが叶うと、冒険者のルーフェスとは会えなくなるのだ。
貴族の身分を取り戻したい気持ちと、冒険者としてルーフェスの隣に居たい気持ちの間で悩み葛藤するそんな中で、アンナはルーフェスの重大な秘密を知ってしまうのであった……
##
ファンタジー小説大賞にエントリーしています。気に入って頂けましたら、応援よろしくお願いします!
##
この話は、別タイトルで小説家になろうでも掲載しています。
追放された王女は、冷徹公爵に甘く囲われる
vllam40591
恋愛
第三王女エリシアは、魔力も才覚もない「出来損ない」として、
婚約破棄と同時に国外追放を言い渡された。
王家に不要とされ、すべてを失った彼女を保護したのは、
王家と距離を置く冷徹無比の公爵――ルシアン・ヴァルグレイヴ。
「返すつもりだった。最初は」
そう告げられながら、公爵邸で始まったのは
優しいが自由のない、“保護”という名の生活だった。
外出は許可制。
面会も制限され、
夜ごと注がれるのは、触れない視線と逃げ場のない距離。
一方、エリシアを追放した王家は、
彼女の価値に気づき始め、奪い返そうと動き出す。
――出来損ないだったはずの王女を、
誰よりも手放せなくなったのは、冷徹公爵だった。
これは、捨てられた王女が
檻ごと選ばれ、甘く囲われていく物語。
お兄ちゃんは、ヒロイン様のモノ!!……だよね?
夕立悠理
恋愛
もうすぐ高校一年生になる朱里には、大好きな人がいる。義兄の小鳥遊優(たかなしゆう)だ。優くん、優くん、と呼んで、いつも後ろをついて回っていた。
けれど、楽しみにしていた高校に入学する日、思い出す。ここは、前世ではまっていた少女漫画の世界だと。ヒーローは、もちろん、かっこよくて、スポーツ万能な優。ヒロインは、朱里と同じく新入生だ。朱里は、二人の仲を邪魔する悪役だった。
思い出したのをきっかけに、朱里は優を好きでいるのをやめた。優くん呼びは、封印し、お兄ちゃんに。中学では一緒だった登下校も別々だ。だって、だって、愛しの「お兄ちゃん」は、ヒロイン様のものだから。
──それなのに。お兄ちゃん、ちょっと、距離近くない……?
※お兄ちゃんは、彼氏様!!……だよね? は二人がいちゃついてるだけです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる