【完結】初恋の味

yanako

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新事業立ち上げと責任者

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仮契約書を交わして商会に戻った

父は仮契約書のサインを見て
「ん?ジュール・ボーヴォ?ボーヴォ男爵家のジュール様のサインがなんで書いてあるんだ?」
と言った

そうだよね?僕もよく分からないうちにジュール様が出てきて、相槌うっているうちに、サインを書いていたんだから


「まぁ、まぁいいか」
父が仮契約書に目を通す。

「鶏レバーの味付けまでは男爵領の方で行って、その後をこちらの商会でペースト状に加工、瓶詰め、出荷、販売ということだな」
「はい。男爵領の方では加工する工場も作業員も確保が困難だということでして」
「小さい領地だからな。分かった。新事業として立ち上げよう。責任者はお前だ!」
「はっ、はひ」

「正式な契約は後日、改めて私とお前で伺うことにしよう」


なんだか大きなことになっちゃったな
けど、これもみんな天使のためだ
頑張れ!僕!!

    
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