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悪魔召喚士
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翌朝、千紘とエイルが朝食前にクエストを確認するために掲示板を見ていると、部屋のドアが勢いよく開き、一人の若い騎士が駆け込んできた。
「レバノン所長、緊急クエストの発注です!
内容は北の森から湧き出てくるジャイアントオーグの撃退、並びに城門の防衛。
人手が足りない状況の為、ランクは不問。
防衛戦の参加であれば、1人につき、5000zの支給。
討伐戦の参加は、基本報酬なし。
特別報酬で ジャイアントオーグ1体につき 8万z
群れのボスであるブラックアイズに 500万z。
すでに各ギルドから傭兵や冒険者たちが集結しています。
召喚士の方々も、是非、防衛線に参加するように促して下さい。
以上!」
若い騎士が説明を終えると、冒険者ギルド出張所の所長をしているレバノンは、その内容を書き出した紙を掲示板に張り出した。
そして、千紘とエイルに声をかけてきた。
「君たちも依頼を受けておいた方がいいぞ。
今回の防衛線は、うまくいけば戦わなくてすむからな。」
千紘とエイルは、お互いに顔を見合わせて同時に口を開く。
「千紘、防衛戦に参加しよう。」
「ねえ 討伐戦に参加しましょう。」
「・・・?
千紘、何て言ったの?」
「だから、討伐戦に参加するのよ!
だってランク不問だし、私も魔法が使えるようになったし、ここでレベルアップをしておかなくっちゃ先に進めないわ。」
「・
・
・
いや、千紘が使える魔法って、超接近戦用のファイヤーボールでしょ?
ちょっと戦えるレベルじゃないと思うよ。
それより、防衛戦に参加して、町のみんなを救おうよ。」
「だけど・・・。」
千紘は不満があるのか、エイルの意見に渋い顔を見せる。
そんな千紘に、レバノンも声をかけてきた。
「そうじゃぞ。
討伐戦は早すぎる。
無計画に 我が身を危険にさらしても得るものも少ないじゃろう。
それよりも防衛戦で無難に経験を積む方が大事じゃろうて。」
「でも・・・。」
千紘は反論しようと考えたが、それに見合う実力もなく、反論する言葉が浮かんでこない。
そんな千紘に エイルが声をかける。
「千紘、頑張って生き延びれば チャンスは たくさんやってくる。
でも死んでしまったらチャンスも訪れないし、結果的に何も残らない。
今回は防衛戦の参加で経験を積むのもいいんじゃないかな?
それにチャンスも訪れるかもよ。」
「・
・
・
それもそうね。
君たちの言う通り、防衛戦で経験を積みましょう。
それに、防衛戦でもチャンスが来るかもしれないからね。」
千紘とエイルは、レバノンにクエストの受注を伝え、指定された場所へと移動していった。
「レバノン所長、緊急クエストの発注です!
内容は北の森から湧き出てくるジャイアントオーグの撃退、並びに城門の防衛。
人手が足りない状況の為、ランクは不問。
防衛戦の参加であれば、1人につき、5000zの支給。
討伐戦の参加は、基本報酬なし。
特別報酬で ジャイアントオーグ1体につき 8万z
群れのボスであるブラックアイズに 500万z。
すでに各ギルドから傭兵や冒険者たちが集結しています。
召喚士の方々も、是非、防衛線に参加するように促して下さい。
以上!」
若い騎士が説明を終えると、冒険者ギルド出張所の所長をしているレバノンは、その内容を書き出した紙を掲示板に張り出した。
そして、千紘とエイルに声をかけてきた。
「君たちも依頼を受けておいた方がいいぞ。
今回の防衛線は、うまくいけば戦わなくてすむからな。」
千紘とエイルは、お互いに顔を見合わせて同時に口を開く。
「千紘、防衛戦に参加しよう。」
「ねえ 討伐戦に参加しましょう。」
「・・・?
千紘、何て言ったの?」
「だから、討伐戦に参加するのよ!
だってランク不問だし、私も魔法が使えるようになったし、ここでレベルアップをしておかなくっちゃ先に進めないわ。」
「・
・
・
いや、千紘が使える魔法って、超接近戦用のファイヤーボールでしょ?
ちょっと戦えるレベルじゃないと思うよ。
それより、防衛戦に参加して、町のみんなを救おうよ。」
「だけど・・・。」
千紘は不満があるのか、エイルの意見に渋い顔を見せる。
そんな千紘に、レバノンも声をかけてきた。
「そうじゃぞ。
討伐戦は早すぎる。
無計画に 我が身を危険にさらしても得るものも少ないじゃろう。
それよりも防衛戦で無難に経験を積む方が大事じゃろうて。」
「でも・・・。」
千紘は反論しようと考えたが、それに見合う実力もなく、反論する言葉が浮かんでこない。
そんな千紘に エイルが声をかける。
「千紘、頑張って生き延びれば チャンスは たくさんやってくる。
でも死んでしまったらチャンスも訪れないし、結果的に何も残らない。
今回は防衛戦の参加で経験を積むのもいいんじゃないかな?
それにチャンスも訪れるかもよ。」
「・
・
・
それもそうね。
君たちの言う通り、防衛戦で経験を積みましょう。
それに、防衛戦でもチャンスが来るかもしれないからね。」
千紘とエイルは、レバノンにクエストの受注を伝え、指定された場所へと移動していった。
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