42 / 58
大魔王
039・第二次 天魔大戦
しおりを挟む
魔界評議会から数日、魔王城の前に魔界の戦士たちが集結していた。
この数日で世界樹を奪取する作戦が練られていた。
その作戦は・・・。
【目的】
世界樹の奪取、及び、天使長(大魔王)ベルゼブイの討伐。
【部隊編成】
(世界樹奪取部隊)
1、美少女魔界天使ジャス、混血のノーサ、暗黒騎士ドン・キホーテ
2、白狛犬の獣人 イヌ、炎を纏った鳥 キジ、赤い顔の夜叉 サル
(ベルゼブイ討伐部隊)
3、大魔王ロロノア、魔戦長ベッチ
4、魔王マダム・オカミ、黒い巨人 ゴリアテ、青き狼ジョチ
(戦闘部隊)
5、魔王ドライン、魔王シゼット、魔王バベル
6、魔王ミセリア、魔王シューヘルト、魔王シベリアス
7、魔王ネルロペス、魔王ダーバッハ、魔王ピポリウ
8、魔王ファングファングファンゴ、魔王アルグレア、魔王ミリアス
9、魔王テプラ、魔王バリアドス、魔王アクセル
以上、26名の将校と、戦闘部隊に100人程の悪魔の戦士を配備した部隊編成。
【作戦】
1、ベルゼブイ討伐部隊と戦闘部隊による先制攻撃による正面突破からの開戦となる。
2、ベルゼブイ討伐部隊と世界樹奪取部隊は、速やかに 世界樹が保管されていると思われるベルゼブイタワーへと進入を開始し目的を達成させる。
3、ベルゼブイ討伐部隊は、ベルゼブイを消滅、もしくは捕縛する。
世界樹奪取部隊は 世界樹を見つけ次第、指標玉を起動して魔王城へと帰還し世界樹を持ち帰る。
以上!
悪魔らしいシンプルな作戦だが、悪魔たちは 個々の戦闘力で悪魔1人に対して天使10~20人程度の力量の差があり、戦い方は連携を取らない戦いの為、下手な小細工を行うより正面突破が確実な作戦となったようだ。
もちろん、魔王クラスの悪魔になれば、天使兵50~60名程度と同等の戦闘力もあり、大魔王ロロノアや魔王マダム・オカミに至っては、他の魔王の10倍程度の相手でも問題なく戦える戦闘力があるからであるからである。
~魔王城 城門前~
集結した悪魔の戦士たちにジャスが、透き通った声で号令をかける。
「みなさん、いまから作戦を決行します。」
「「「ウオォォォ!」」」
「私から一つだけ お願いがあります。
この戦いは 殺戮をするための戦いではありません。
抵抗しない天使への攻撃はやめてください。
それは 私たち、悪魔も天使も使い魔も人間も みんな手を取り合って生きていけるからです。
この戦いは、間違った道へ進んでしまった天使を元に戻すための戦い、天魔界を一つの世界にするための戦いでもあります!
さあ、武器を取りましょう!」
「「「ウオォォォ!」」」
「天魔界を一つの世界に、差別のない世界を築きましょう!」
ジャスの号令に呼応し、集結した悪魔たちも 一斉に声をあげる!
「「「天魔界を一つの世界に!
差別のない世界を!」」」
「「「天魔界を一つの世界に!
差別のない世界を!」」」
「「「天魔界を一つの世界に!
差別のない世界を!」」」
「さあ、わしに続け!!
天魔界を一つの世界にする為に立ち上がるぞ!」
悪魔たちの気持ちが最高に高まった時を見て、大魔王ロロノアがジャスに無言で合図を送り、戦闘開始の号令をかけ飛竜に乗り込んだ。
大魔王ロロノアに続き、ベルゼブイ討伐部隊が一斉に空へと舞い上がる。
ジャスは飛び立つ飛竜を見上げていた。
そんなジャスにノーサが声をかける。
「ジャス、何を考えてるの?」
「あ、あの・・・。
いえ、別に何も・・・。」
「ジャスが 何も考えてないわけないじゃない。」
「・・・。」
「ジャス、マリーなら きっと賛成すると思うの。
きっとマリーだってそうしたわ。」
「本当は、私はマリーさんを助けたかっただけなのに、戦争とかになってしまって・・・。」
「仕方がないの。
先に仕掛けてきたのは、ベルゼブイなの。
ベルゼブイを倒さなければ、天使も悪魔も・・・。
ジャスやマリーだって幸せになれないの。
自分を信じて バカバカしく行動すればいいの。
ノーサもマリーも、ジャスの味方だから。」
「・
・
・
ノーサさん、ありがとうございます。
そうですよね。バカバカしく行動しましょう!
だって、私も魔界天使に生まれ変わったんですから。」
ノーサの一言で ジャスも気持ちの整理がついたのだろうか、ジャスも魔王城を見つめると 飛竜に乗り込み天界を目指し 空へと舞い上がっていった。
→040へ
この数日で世界樹を奪取する作戦が練られていた。
その作戦は・・・。
【目的】
世界樹の奪取、及び、天使長(大魔王)ベルゼブイの討伐。
【部隊編成】
(世界樹奪取部隊)
1、美少女魔界天使ジャス、混血のノーサ、暗黒騎士ドン・キホーテ
2、白狛犬の獣人 イヌ、炎を纏った鳥 キジ、赤い顔の夜叉 サル
(ベルゼブイ討伐部隊)
3、大魔王ロロノア、魔戦長ベッチ
4、魔王マダム・オカミ、黒い巨人 ゴリアテ、青き狼ジョチ
(戦闘部隊)
5、魔王ドライン、魔王シゼット、魔王バベル
6、魔王ミセリア、魔王シューヘルト、魔王シベリアス
7、魔王ネルロペス、魔王ダーバッハ、魔王ピポリウ
8、魔王ファングファングファンゴ、魔王アルグレア、魔王ミリアス
9、魔王テプラ、魔王バリアドス、魔王アクセル
以上、26名の将校と、戦闘部隊に100人程の悪魔の戦士を配備した部隊編成。
【作戦】
1、ベルゼブイ討伐部隊と戦闘部隊による先制攻撃による正面突破からの開戦となる。
2、ベルゼブイ討伐部隊と世界樹奪取部隊は、速やかに 世界樹が保管されていると思われるベルゼブイタワーへと進入を開始し目的を達成させる。
3、ベルゼブイ討伐部隊は、ベルゼブイを消滅、もしくは捕縛する。
世界樹奪取部隊は 世界樹を見つけ次第、指標玉を起動して魔王城へと帰還し世界樹を持ち帰る。
以上!
悪魔らしいシンプルな作戦だが、悪魔たちは 個々の戦闘力で悪魔1人に対して天使10~20人程度の力量の差があり、戦い方は連携を取らない戦いの為、下手な小細工を行うより正面突破が確実な作戦となったようだ。
もちろん、魔王クラスの悪魔になれば、天使兵50~60名程度と同等の戦闘力もあり、大魔王ロロノアや魔王マダム・オカミに至っては、他の魔王の10倍程度の相手でも問題なく戦える戦闘力があるからであるからである。
~魔王城 城門前~
集結した悪魔の戦士たちにジャスが、透き通った声で号令をかける。
「みなさん、いまから作戦を決行します。」
「「「ウオォォォ!」」」
「私から一つだけ お願いがあります。
この戦いは 殺戮をするための戦いではありません。
抵抗しない天使への攻撃はやめてください。
それは 私たち、悪魔も天使も使い魔も人間も みんな手を取り合って生きていけるからです。
この戦いは、間違った道へ進んでしまった天使を元に戻すための戦い、天魔界を一つの世界にするための戦いでもあります!
さあ、武器を取りましょう!」
「「「ウオォォォ!」」」
「天魔界を一つの世界に、差別のない世界を築きましょう!」
ジャスの号令に呼応し、集結した悪魔たちも 一斉に声をあげる!
「「「天魔界を一つの世界に!
差別のない世界を!」」」
「「「天魔界を一つの世界に!
差別のない世界を!」」」
「「「天魔界を一つの世界に!
差別のない世界を!」」」
「さあ、わしに続け!!
天魔界を一つの世界にする為に立ち上がるぞ!」
悪魔たちの気持ちが最高に高まった時を見て、大魔王ロロノアがジャスに無言で合図を送り、戦闘開始の号令をかけ飛竜に乗り込んだ。
大魔王ロロノアに続き、ベルゼブイ討伐部隊が一斉に空へと舞い上がる。
ジャスは飛び立つ飛竜を見上げていた。
そんなジャスにノーサが声をかける。
「ジャス、何を考えてるの?」
「あ、あの・・・。
いえ、別に何も・・・。」
「ジャスが 何も考えてないわけないじゃない。」
「・・・。」
「ジャス、マリーなら きっと賛成すると思うの。
きっとマリーだってそうしたわ。」
「本当は、私はマリーさんを助けたかっただけなのに、戦争とかになってしまって・・・。」
「仕方がないの。
先に仕掛けてきたのは、ベルゼブイなの。
ベルゼブイを倒さなければ、天使も悪魔も・・・。
ジャスやマリーだって幸せになれないの。
自分を信じて バカバカしく行動すればいいの。
ノーサもマリーも、ジャスの味方だから。」
「・
・
・
ノーサさん、ありがとうございます。
そうですよね。バカバカしく行動しましょう!
だって、私も魔界天使に生まれ変わったんですから。」
ノーサの一言で ジャスも気持ちの整理がついたのだろうか、ジャスも魔王城を見つめると 飛竜に乗り込み天界を目指し 空へと舞い上がっていった。
→040へ
5
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
【完結】剣の世界に憧れて上京した村人だけど兵士にも冒険者にもなれませんでした。
もる
ファンタジー
剣を扱う職に就こうと田舎から出て来た14歳の少年ユカタは兵役に志願するも断られ、冒険者になろうとするも、15歳の成人になるまでとお預けを食らってしまう。路頭に迷うユカタは生きる為に知恵を絞る。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる