新世界 ~龍慶日記~

黒山羊

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【おまけ】

アナに学ぼう! 魔法講座

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【あなたもすぐできる!アナの魔法講座~念波で届け~】



アナ「あの、私が主役みたいですけど、本当に大丈夫ですか?」

スタッフ「・・・。」

アナ「えっ!もう始まってるの!マイク入ってる?」




アナ「みなさん!おはようございます。初めまして。司会と講師をさせていただきます。アナです。

よろしくお願いします。

今日お送りする念波番組は、【あなたもすぐできる、アナの魔法講座~念波で届け~】です。」






アナ「今日の内容は、1・魔法とは、2・魔法の種類、3・魔法の詠唱、以上3点になります。まだまだ修行中で、説明も長くなるかもしれませんが、居眠りせずに聞いて下さい。それでは、講義スタート!」




~講義~


では、1つめの魔法とは、について説明しますね。

 魔法とは、いまから500年ほど前から使われ始めた便利能力のことです。魔法は血で唱えると言われています。血の力を使い、大気中に浮遊する精霊に魔法を使いたいーって思いながら、お願いするんです。
でも、ただお願いするだけだと魔法は、使えません。精霊にお願いのしかたもあります。それを魔法の詠唱と呼びます。でも、詠唱を覚えても最後は魔法の血の力だったりするので、魔法が使えない人は一生使えないそうです。みなさんにも、適性があればいいんだけど・・・。

 はい、つぎ行きますよ!

 世界には、元々6系統の魔法がありました、しかし失われた魔法もあるため、世界に伝わっているのは5系統のみです。5系統の種類は【火、水、風、土、天】以上5系統が伝わっています。失われた6系統目は、【星】この魔法は、グランツ王国の王族のみ使うことができたと言われてます。しかしグランツ王国は50年も前に衰退し滅びたため、いまでは失われてしまった魔法になるんです。・・・残念ですね。




では、2つめの魔法の種類について、それぞれの系統の話をしますね。


 まずは、【火】最初に人類が手に入れた魔法と言われていて、物を燃やしたり、明かりを灯したり、暖をとったり、体を温めたり、物騒な詠唱に似合わず、お役立ち魔法だと私は思います。


 次は、【水】喉が渇いたときに水を出す魔法ですね。一度見た上級魔法使いは、干上がった湖を複数の魔法使いが集まり水でいっぱいにするのを見たことがあります。


 次は【風】私が得意な魔法ですね。この魔法は敵を切り裂いたり、遠くの物を動かしたり、料理の際、火力を上げたい時なんかにも使える超便利魔法です。最近練習中ですが、空を飛ぶことも訓練次第ではできそうです。
・・・スカートで訓練しないようにして下さいね。恥ずかしい思いをしますよ。


 次は【土】よくわからない分類ですけど、壁を作ったりしてるのを見たことがあります。他は、畑の土を肥やしたりとかですかね。


 最後は【天】この魔法は凄まじい威力で、雨雲を呼び寄せ、風を起こし雨を降らせ、雷を落とす魔法なんです!

でも前見たときは、当たってなかったみたいですけど。命中力に難ありなんでしょうか。




最後に、3・魔法の詠唱講義を始めます。


 魔法には、通常詠唱と短文詠唱があります。と言うより通常詠唱だけ覚えれば問題ないですよ。短文詠唱は、現在存在しない詠唱で、その存在自体、間違えであったと認められています。
ただ、詠唱だけでは魔法は発動しません。詠唱、イメージ、呪文、この3つがそろって初めて効果を発揮します。
では、どんどん行きますね。


 まずは、【火】
竜神の父にして竜神の王よ、その力の一片を、只一時、我に貸し与えたまえ。
全てを生みだす破壊の炎、いま一度、人の手に。燃えよ小宇宙。


 つぎに、【水】
不変なる流水の竜神、オティエクよ、我に力を貸し与えたまえ。
天地神明の理にのっとり、その力、正しき道を進むためにのみ使う。

 それから、【風】
偉大なる暴風の竜神、アミュールよ、我に力を貸し与えたまえ。
天地神明の理にのっとり、その力、正しき道を進むためにのみ使う。

 でもって、【土】
不変なる大地の竜神よ。永遠の眠りから目覚め、我に力を貸し与えたまえ。
天地神明の理にのっとり、その力、正しき道を進むためにのみ使う。

 最後は、【天】
1000年の眠りから目覚め、その力、只一時、我に貸し与えたまえ。
因果応報、悪因悪果。裁きの光で悪を打つ、迅雷風烈。


以上です。



あと、一応、短文詠唱も教えますね。


【全魔法共通】
我、魂に命じる。


ね、短文でしょ。

以上、【あなたもすぐできる、アナの魔法講座~念波で届け~】でした。



ご清聴ありがとうございました。







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