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番外編 キュロとルベル
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懐かしい夢を見た。
ルベルと初めて出会った時の夢だ。
まだ魔王軍に所属したばかりで、偵察任務の一つもマトモにこなせなかった俺は案の定人間に見つかって襲われた。
アイツらは弓も剣も、道具ばら使えるもの全てで殺そうとしてきた。鈍い切れ味の刃はよく切れる剣よりずっと痛々しい傷をつけてくる。身体中の広がる痛みからは逃れられない。
治癒魔法は魔族の中でも使えるものは限られている。
植物系統の魔族は再生力と似た治癒魔法を得意とするものも多いが、俺は該当しなかった。
太陽の光を使ってもなお、完全な回復は出来ない。
赤く重くなった全身を何とか引き摺って、見える範囲で一番生命力のある木に背を置く。
「ごめんね」
幹に蔓を巻き付けて上へ上へと伸ばす。
元気なやつから生命力をじわじわ分けてもらうくらいしか、生きながらえる方法がない。それでも今人間に見つかれば終わりだ。
そうしたら、この行為ですら無駄になってしまう。
「......っつぅ」
早く、早く。早く、動けるようにならないと。
俺が急いでも、魔法の速度は上がらない。分かっているのに。
目蓋を閉じて遠くから聞こえる人の騒めきに耳を傾ける。心なしか段々近くなってきているような気がした。
「痛いのか?」
たった一人の声に心臓が跳ねる。
足が震えて、立ち上がれない。このまま殺されるのかと身じろいだ瞬間、血が染みた眼球に太陽より輝く明るい髪が映る。
知らない誰かがそこにいる。
「逃げないで。痛いんだろ」
両腕足に大きな枷をつけた少年は小さく深呼吸してまっすぐ俺を見つけてきた。
「俺はルベル。怖くないよ、キミに危ないことしない」
ほら大丈夫、と俺より少し小さな手で俺の手を包む。
「......けて」
何を血迷ったのか、人間の子供の腕に蔦を絡めた。攻撃の為じゃない、ただ縋った。身体中を駆け巡る痛みが、脳の動きを鈍くしたせいだ。普通なら絶対やらない。
ぼやける視界でルベルと名乗った少年の顔を見上げると、大きく潤んだ瞳から大粒の涙が一つ俺の顔に落ちる。
「......分かった、助けてやる!」
ルベルの顔は涙を溢しながらも笑みを浮かべていた。
ぱっと見何も持っていないくせに何が出来るんだろう。意識が揺らいで冷たくなる指先に右手を絡めて、俺と少年は額をコツンと合わせた。一瞬感じた魔法の気配。
よし、と少年は変わらず笑顔で呟いた。
繋いでいない逆の手に小型のナイフが握られている。そしてその手に握ったナイフを目の前の少年は自分の腹部へ振り下ろした。溢れる血液が俺の服を濡らす。今にも死にそうなほど青い顔をしているのに、腕、足とザクザク刺していく。初めてみた自傷行為はトラウマになりそうだった。
崩れない破顔と増えていく傷。何も言えないまま、何も出来ないまま少年の自傷を見続ける。目を逸らす余裕はない。淡々と行われる異様な行動に、俺は嗚咽すら漏らせぬままだった。
「......ら、ぃ...ぁ」
力無く俺に倒れかかってくる少年を受け止める。自分の身体にじわじわと染みていく血液、肌の中に詰められていた肉は柔らかい。けれど風に当てられ冷めていく。握っていた片手はピクリとも動かない。声にならない悲鳴をあげる。震えて動かない腕はただ自分より傷だらけの少年を抱き留めていた。
助けてやる。そういった途端の出来事に脳が追いつかない。洗い呼吸を繰り返していると、少年が薄く光出した。
「ち、ゆ」
息を吐く度痛みが引いて、斬られた蔦が再生していく。
身体の傷が全て綺麗に塞がったと思えば、それは少年も同じだった。
治癒魔法だ。それもおそらく魔族の使うものより高度な。
先程まで流れていた血は生きているかのような動きで彼の中に戻っていく。裂かれた皮膚は塞がり、瞼をぱちりと大きく開けた少年がじーっと俺の瞳を覗いてきた。
「もう痛いところなさそうだな‼︎」
「う、うん。それより今のって」
人間が使える治癒魔法は、せいぜい軽い切り傷を治せる程度だと聞いていた。重傷を癒せる魔法をなぜこんな少年が持っているのか、それだけでも分かれば成果になる。何も成せていない俺はそれだけを考えて少年に言い寄っていた。
「どうやったの、あんな酷い傷で」
「治癒魔法だろ?いやオレ自分が同じくらいの怪我しないと治せないんだ。お前たくさん蔦あるし手足と腹で足りてよかった」
「......助けてくれて、ありがとう」
同等の怪我を自らも負えばどんな重傷でも治せる。試してはいないけれどそう思った。もし、その考えが正しければ人間にとっても魔族にとっても危ない存在じゃないか。
よく見ると裸足の首には枷だけでなく何かロープのようなものが絡んでいる。俺を襲ってきた人間と同じ場所に暮らしていたのなら、薄く汚れところどころ破れている服からどういった扱いを受けていたか想像出来た。
「ルベル、俺はキュロ。魔物、魔族だけど、俺もルベルは傷付けない。そもそもここには戦う為に来たんじゃない」
「キュロ‼︎キュロか~‼︎呼びやすくていいな‼︎」
「話聞いてる?」
「呼びやすいのはいい‼︎覚えやすいから‼︎
「......そう」
褒められたことのない理由で褒められた。人間の中では変わり者なのかもしれない。
「あっ俺急いでるんだった。ごめんなキュロ。そろそろ行かないと」
「あの村の人間達から逃げてるの?」
「に、逃げてるわけじゃ......いや逃げてはいるのか。うーん?」
頭を捻って首を傾けるルベルの服の袖を掴む。
「じゃあ、お礼。今度は俺が助ける番」
「えっ?キュ、ロ......な...に?」
自分がアルラウネでよかったと心底思う。
睡眠を誘発する効果のある水蒸気を出す植物が近くに生えていたのも幸運だ。嗅がせすぎると毒になるから、程々の量に調節して少年を眠らせる。
人間に見つかる前に鏡を見つけて魔王城に戻らないと。傷が治った今ならさっきよりも正確に植物を動かせる。木の幹に巻きつけていた蔓を解いて、礼を言った後、少年を抱えて立ち上がった。
正直、この場所を訪れた時よりずっと調子がいい。今なら人間が襲ってきても怯むことなく戦える。
「魔王様に、お願いしないと」
自分を削って俺を助けた目の前の少年に、俺は惚れ込んだ。
ルベルと初めて出会った時の夢だ。
まだ魔王軍に所属したばかりで、偵察任務の一つもマトモにこなせなかった俺は案の定人間に見つかって襲われた。
アイツらは弓も剣も、道具ばら使えるもの全てで殺そうとしてきた。鈍い切れ味の刃はよく切れる剣よりずっと痛々しい傷をつけてくる。身体中の広がる痛みからは逃れられない。
治癒魔法は魔族の中でも使えるものは限られている。
植物系統の魔族は再生力と似た治癒魔法を得意とするものも多いが、俺は該当しなかった。
太陽の光を使ってもなお、完全な回復は出来ない。
赤く重くなった全身を何とか引き摺って、見える範囲で一番生命力のある木に背を置く。
「ごめんね」
幹に蔓を巻き付けて上へ上へと伸ばす。
元気なやつから生命力をじわじわ分けてもらうくらいしか、生きながらえる方法がない。それでも今人間に見つかれば終わりだ。
そうしたら、この行為ですら無駄になってしまう。
「......っつぅ」
早く、早く。早く、動けるようにならないと。
俺が急いでも、魔法の速度は上がらない。分かっているのに。
目蓋を閉じて遠くから聞こえる人の騒めきに耳を傾ける。心なしか段々近くなってきているような気がした。
「痛いのか?」
たった一人の声に心臓が跳ねる。
足が震えて、立ち上がれない。このまま殺されるのかと身じろいだ瞬間、血が染みた眼球に太陽より輝く明るい髪が映る。
知らない誰かがそこにいる。
「逃げないで。痛いんだろ」
両腕足に大きな枷をつけた少年は小さく深呼吸してまっすぐ俺を見つけてきた。
「俺はルベル。怖くないよ、キミに危ないことしない」
ほら大丈夫、と俺より少し小さな手で俺の手を包む。
「......けて」
何を血迷ったのか、人間の子供の腕に蔦を絡めた。攻撃の為じゃない、ただ縋った。身体中を駆け巡る痛みが、脳の動きを鈍くしたせいだ。普通なら絶対やらない。
ぼやける視界でルベルと名乗った少年の顔を見上げると、大きく潤んだ瞳から大粒の涙が一つ俺の顔に落ちる。
「......分かった、助けてやる!」
ルベルの顔は涙を溢しながらも笑みを浮かべていた。
ぱっと見何も持っていないくせに何が出来るんだろう。意識が揺らいで冷たくなる指先に右手を絡めて、俺と少年は額をコツンと合わせた。一瞬感じた魔法の気配。
よし、と少年は変わらず笑顔で呟いた。
繋いでいない逆の手に小型のナイフが握られている。そしてその手に握ったナイフを目の前の少年は自分の腹部へ振り下ろした。溢れる血液が俺の服を濡らす。今にも死にそうなほど青い顔をしているのに、腕、足とザクザク刺していく。初めてみた自傷行為はトラウマになりそうだった。
崩れない破顔と増えていく傷。何も言えないまま、何も出来ないまま少年の自傷を見続ける。目を逸らす余裕はない。淡々と行われる異様な行動に、俺は嗚咽すら漏らせぬままだった。
「......ら、ぃ...ぁ」
力無く俺に倒れかかってくる少年を受け止める。自分の身体にじわじわと染みていく血液、肌の中に詰められていた肉は柔らかい。けれど風に当てられ冷めていく。握っていた片手はピクリとも動かない。声にならない悲鳴をあげる。震えて動かない腕はただ自分より傷だらけの少年を抱き留めていた。
助けてやる。そういった途端の出来事に脳が追いつかない。洗い呼吸を繰り返していると、少年が薄く光出した。
「ち、ゆ」
息を吐く度痛みが引いて、斬られた蔦が再生していく。
身体の傷が全て綺麗に塞がったと思えば、それは少年も同じだった。
治癒魔法だ。それもおそらく魔族の使うものより高度な。
先程まで流れていた血は生きているかのような動きで彼の中に戻っていく。裂かれた皮膚は塞がり、瞼をぱちりと大きく開けた少年がじーっと俺の瞳を覗いてきた。
「もう痛いところなさそうだな‼︎」
「う、うん。それより今のって」
人間が使える治癒魔法は、せいぜい軽い切り傷を治せる程度だと聞いていた。重傷を癒せる魔法をなぜこんな少年が持っているのか、それだけでも分かれば成果になる。何も成せていない俺はそれだけを考えて少年に言い寄っていた。
「どうやったの、あんな酷い傷で」
「治癒魔法だろ?いやオレ自分が同じくらいの怪我しないと治せないんだ。お前たくさん蔦あるし手足と腹で足りてよかった」
「......助けてくれて、ありがとう」
同等の怪我を自らも負えばどんな重傷でも治せる。試してはいないけれどそう思った。もし、その考えが正しければ人間にとっても魔族にとっても危ない存在じゃないか。
よく見ると裸足の首には枷だけでなく何かロープのようなものが絡んでいる。俺を襲ってきた人間と同じ場所に暮らしていたのなら、薄く汚れところどころ破れている服からどういった扱いを受けていたか想像出来た。
「ルベル、俺はキュロ。魔物、魔族だけど、俺もルベルは傷付けない。そもそもここには戦う為に来たんじゃない」
「キュロ‼︎キュロか~‼︎呼びやすくていいな‼︎」
「話聞いてる?」
「呼びやすいのはいい‼︎覚えやすいから‼︎
「......そう」
褒められたことのない理由で褒められた。人間の中では変わり者なのかもしれない。
「あっ俺急いでるんだった。ごめんなキュロ。そろそろ行かないと」
「あの村の人間達から逃げてるの?」
「に、逃げてるわけじゃ......いや逃げてはいるのか。うーん?」
頭を捻って首を傾けるルベルの服の袖を掴む。
「じゃあ、お礼。今度は俺が助ける番」
「えっ?キュ、ロ......な...に?」
自分がアルラウネでよかったと心底思う。
睡眠を誘発する効果のある水蒸気を出す植物が近くに生えていたのも幸運だ。嗅がせすぎると毒になるから、程々の量に調節して少年を眠らせる。
人間に見つかる前に鏡を見つけて魔王城に戻らないと。傷が治った今ならさっきよりも正確に植物を動かせる。木の幹に巻きつけていた蔓を解いて、礼を言った後、少年を抱えて立ち上がった。
正直、この場所を訪れた時よりずっと調子がいい。今なら人間が襲ってきても怯むことなく戦える。
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