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5章 運命
荒野の門
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オステリィアの荒野に足を踏み入れてからというもの、ミエラたちの旅は決して順調とは言えなかった。かつては喜びに満ちていた荷馬車の存在も、今となっては重荷でしかなかった。整地された街道を進んでいたオーデントの旅とは異なり、荒れた地形は車輪を大きく跳ねさせ、ガタガタと振動が全身を揺さぶった。
さらに、三頭いた馬のうち一頭は、すでに魔物の襲撃によって命を落としていた。残された二頭の馬に過度な負担をかけまいと配慮してはいるが、結果として荷馬車に揺られることができるのはミエラだけだった。アーベン、ロスティン、アイリーンは徒歩で進み、しかも襲撃に備えて荷馬車や馬の動向にも気を配らなければならない。体力の消耗は全員にじわじわと蓄積していた。
そしてミエラは、揺れ動く荷馬車の上で、精密な結界魔法を維持するという過酷な役割を担っていた。昼間は絶えず警戒しながら結界を展開し、夜は他の者たちの眠りを守るために火の番を買って出る。結果として、彼女自身は日中の荷馬車の揺れの中でしか眠ることができず、疲労は日に日に増していった。
そんなミエラの様子を見て、アイリーンが申し訳なさそうに声をかける。
「ごめんね、ミエラちゃんばかりに無理させて……」
ミエラは疲労を隠すように微笑み、首を横に振った。
「気にしないで。無事にオステリィアに辿り着くのは、皆の目的だから。」
そう言いながらも、内心では限界が近いと自覚していた。視界の端に映る荒野の地平線は、いつまでも変わらず続き、目的地が近づいている気配すら感じられない。
「なぁ、オステリィアはまだかかりそうか?」と、ロスティンが疲れを隠さず問いかける。「道はある程度俺も知ってるが、こんなに時間かかる印象はなかったぞ。」
その声に応えるのはアーベンだった。馬の手綱を軽く引きつつ、変わらぬ落ち着いた声で答える。
「オステリィアは“閉ざしている”。その意味を考えると、魔法使いたちが都市を守ろうとするなら、最も効率的なのは……“見えなくする”ことだろうね。あるいは、“辿り着けなくする”何らかの魔法を張っているのかもしれない。」
ミエラは首を傾げた。
「でも、それだと不都合が出るのでは? ベン、あなたのようにかつて王子だった方にも何の通達もないのですか? 他国の使者が来た時、どうなるんでしょう……」
アーベンは肩をすくめた。
「元々、連絡は伝書鳥でのやり取りが主だったからね。それに閉ざしているとは聞いたが、見つからないとは聞いてない。でも……防衛策はその時々で変わる。今、私たちがこうして辿り着かないということは、その対策がすでに講じられているということさ。」
「うそでしょ……」アイリーンが眉をしかめる。「ここまで来て、入れないなんてこと、あるの?」
アーベンは、さも楽しげに肩をすくめてみせた。
「まぁ、可能性は否定できない。オーデントが落ちる直前に向かった使者からも便りはなかった。だから、無事に入って出られなかったか、あるいは途中で倒れたか……でも、ついていれば中に入ることができるはずさ。特に――君がいる。」
その言葉にミエラは驚いた。
「私ですか……?」
「そう。」アーベンは軽く微笑む。「魔法使いというのは、血縁や国籍よりも、“同じ力を持つ者”への独特の尊重がある。君が魔法使いである限り、少なくとも“排除”はされないと思うよ。」
「でも……それだと他国の魔法使いも簡単に入れるってことでは?」
その問いに、アーベンは満足げに手を叩いた。
「いい着眼点だね。だが君自身が前に話していただろ? オステリィアは魔法使いの素質がある者を、各国から受け入れてきた。」
彼は楽しそうに語りを続けた。
「魔法使いは育てられ、オステリィアの所属にはなるが、必要であれば故郷に派遣される。その制度によって、オステリィアは“力”を示し、他国は“利益”を得る。そうして両者は均衡を保ってきた……今までは、ね。」
「へぇ~。じゃあ、街の人たちは皆、魔法使いってわけ?」
アイリーンの問いに、アーベンは首を横に振る。
「まさか。国を閉ざす以前のオステリィアは開かれていたし、魔法使い以外にも多くの者が住んでいたよ。魔法に挫折した者、自ら別の生き方を選んだ者……オステリィアは魔法だけでは語れない、街なのさ。」
その言葉に、ミエラはふと、母・アルミラの面影を思い出した。
「しかし、このままただ駄弁りながら歩いても、いずれは国境を越えるか、また魔物に襲われるだけの日々なんだがな……」
ロスティンが荒野を見渡しながらぼやいた。その声は、風に混じってどこか乾いていた。
すると、唐突にアイリーンが声を張り上げた。
「誰かー! いませんかーっ!?」
その無防備な呼びかけに、ロスティンは驚き呆れ、振り返る。
「おい、何やってんだ! 結界があるとはいえ、魔物が寄ってこないだけで、音や気配には反応するんだぞ! わざわざ気づかれることすんなよ!」
アイリーンははっとして、悪戯が見つかった子どものように肩をすくめた。
「……ご、ごめん、うっかりしてた……」
そのやり取りにミエラは乾いた笑みを浮かべつつ、周囲に目をやった。そして――ふと、違和感に気づく。
見渡す限り続くはずの荒野。その中に、それはぽつんと、まるで唐突に現れたかのように、立っていた。
「……門……?」
それは確かに“門”だった。建物も塀もない荒野に、ただその一点だけが異質にそびえている。周囲には何もない。門の奥に見えるのは、相変わらず広がる荒野と、どこまでも続く空だけ。
「さっきまで、あれ、なかったよね……?」
ミエラが言うと、他の三人も門の存在にようやく気づき、一斉に顔を強張らせた。
「うそでしょ……なにあれ? 門よね? まさか魔物の一種じゃ……?」
アイリーンが警戒の色を浮かべつつも呟く。
「先ほどまでは確かになかった。だとすれば、今この瞬間に“現れた”ということになるだろう。状況を考えると……私たちには、喜ばしい兆しかもしれない」
アーベンが静かに微笑んだ。
それを聞いたロスティンとアイリーンは目を見合わせ、そして声を揃えて叫んだ。
「オステリィアか!」
ミエラも安堵の色を浮かべる。だがその一方で、唐突に現れた“門”に不気味な違和感も覚えていた。だが期待の方が勝っていた。この荒野に、ようやく終わりが近づいているのだ。
四人は足を早めて門へと向かった。
ロスティンが門の前に立ち、手をかざして呼びかけた。
「……誰かいるかー!?」
だが、返事はない。門もまた、沈黙を保ったままだった。
「よし、押してみるか」
そう言ってロスティンが門に手をかける。ミエラも、アイリーンも加わって押し始めたが、びくともしない。まるで岩のように動く気配がない。
そのとき、アーベンがふと門の背後に回り込んだ。そして何かを発見したように、声を上げる。
「……見てみたまえ、不思議なことだ」
訝しげに三人も後ろに回り込むと――そこにあったのは、何の変哲もない荒野。門の裏側には、ただ風に揺れる草と広がる空しかなかった。
「これ、もしや……開いても、こっちの景色が見えるだけってこと?」
アイリーンがぽつりと呟く。
「いや、違うだろ。魔法だよ、魔法。中に入れば別の世界が開ける仕組みなんだろうが……開かないんじゃ、どうしようもねえな」
ロスティンがため息をつきながら言った。
「しゃーない。緊急事態ってことで、ミエラ、一発ぶちかましてやれ。雷でも風でもいい、開けてくれ」
ミエラは苦笑いを浮かべ、困ったように手を振った。
「それは最終手段にしたいです……開いたとして、歓迎されるとは限りませんし」
「最終? もう十分最終だろ……」
そのやりとりのさなか、アーベンがふと門の方を指差して言った。
「――必要なさそうだ」
その瞬間、誰もが気づいた。
門の表側に戻ってみれば、無言のまま、ギィィ……と軋んだ音を立てて、門がゆっくりと開かれていた。
風が吹き抜け、埃が舞う。その先に――人影が、ひとつ。
門の向こうに立っていたのは、長く淡い水色の髪をたたえ、深い蒼のローブを纏った一人の女性だった。
彼女の瞼は閉じられていた。いや、正確には“二つの目”が閉じられ、“額にあるもう一つの目”だけが開かれていた。
その不思議な女性は、ゆっくりと歩み出ると、静かに立ち止まり、柔らかく膝を折って一礼した。
「――お待ちしておりました。私はシーラと申します。運命の子……そして、ミエラ様」
その額の目でまっすぐミエラとアイリーンを見据えながら、澄んだ声で告げた。
さらに、三頭いた馬のうち一頭は、すでに魔物の襲撃によって命を落としていた。残された二頭の馬に過度な負担をかけまいと配慮してはいるが、結果として荷馬車に揺られることができるのはミエラだけだった。アーベン、ロスティン、アイリーンは徒歩で進み、しかも襲撃に備えて荷馬車や馬の動向にも気を配らなければならない。体力の消耗は全員にじわじわと蓄積していた。
そしてミエラは、揺れ動く荷馬車の上で、精密な結界魔法を維持するという過酷な役割を担っていた。昼間は絶えず警戒しながら結界を展開し、夜は他の者たちの眠りを守るために火の番を買って出る。結果として、彼女自身は日中の荷馬車の揺れの中でしか眠ることができず、疲労は日に日に増していった。
そんなミエラの様子を見て、アイリーンが申し訳なさそうに声をかける。
「ごめんね、ミエラちゃんばかりに無理させて……」
ミエラは疲労を隠すように微笑み、首を横に振った。
「気にしないで。無事にオステリィアに辿り着くのは、皆の目的だから。」
そう言いながらも、内心では限界が近いと自覚していた。視界の端に映る荒野の地平線は、いつまでも変わらず続き、目的地が近づいている気配すら感じられない。
「なぁ、オステリィアはまだかかりそうか?」と、ロスティンが疲れを隠さず問いかける。「道はある程度俺も知ってるが、こんなに時間かかる印象はなかったぞ。」
その声に応えるのはアーベンだった。馬の手綱を軽く引きつつ、変わらぬ落ち着いた声で答える。
「オステリィアは“閉ざしている”。その意味を考えると、魔法使いたちが都市を守ろうとするなら、最も効率的なのは……“見えなくする”ことだろうね。あるいは、“辿り着けなくする”何らかの魔法を張っているのかもしれない。」
ミエラは首を傾げた。
「でも、それだと不都合が出るのでは? ベン、あなたのようにかつて王子だった方にも何の通達もないのですか? 他国の使者が来た時、どうなるんでしょう……」
アーベンは肩をすくめた。
「元々、連絡は伝書鳥でのやり取りが主だったからね。それに閉ざしているとは聞いたが、見つからないとは聞いてない。でも……防衛策はその時々で変わる。今、私たちがこうして辿り着かないということは、その対策がすでに講じられているということさ。」
「うそでしょ……」アイリーンが眉をしかめる。「ここまで来て、入れないなんてこと、あるの?」
アーベンは、さも楽しげに肩をすくめてみせた。
「まぁ、可能性は否定できない。オーデントが落ちる直前に向かった使者からも便りはなかった。だから、無事に入って出られなかったか、あるいは途中で倒れたか……でも、ついていれば中に入ることができるはずさ。特に――君がいる。」
その言葉にミエラは驚いた。
「私ですか……?」
「そう。」アーベンは軽く微笑む。「魔法使いというのは、血縁や国籍よりも、“同じ力を持つ者”への独特の尊重がある。君が魔法使いである限り、少なくとも“排除”はされないと思うよ。」
「でも……それだと他国の魔法使いも簡単に入れるってことでは?」
その問いに、アーベンは満足げに手を叩いた。
「いい着眼点だね。だが君自身が前に話していただろ? オステリィアは魔法使いの素質がある者を、各国から受け入れてきた。」
彼は楽しそうに語りを続けた。
「魔法使いは育てられ、オステリィアの所属にはなるが、必要であれば故郷に派遣される。その制度によって、オステリィアは“力”を示し、他国は“利益”を得る。そうして両者は均衡を保ってきた……今までは、ね。」
「へぇ~。じゃあ、街の人たちは皆、魔法使いってわけ?」
アイリーンの問いに、アーベンは首を横に振る。
「まさか。国を閉ざす以前のオステリィアは開かれていたし、魔法使い以外にも多くの者が住んでいたよ。魔法に挫折した者、自ら別の生き方を選んだ者……オステリィアは魔法だけでは語れない、街なのさ。」
その言葉に、ミエラはふと、母・アルミラの面影を思い出した。
「しかし、このままただ駄弁りながら歩いても、いずれは国境を越えるか、また魔物に襲われるだけの日々なんだがな……」
ロスティンが荒野を見渡しながらぼやいた。その声は、風に混じってどこか乾いていた。
すると、唐突にアイリーンが声を張り上げた。
「誰かー! いませんかーっ!?」
その無防備な呼びかけに、ロスティンは驚き呆れ、振り返る。
「おい、何やってんだ! 結界があるとはいえ、魔物が寄ってこないだけで、音や気配には反応するんだぞ! わざわざ気づかれることすんなよ!」
アイリーンははっとして、悪戯が見つかった子どものように肩をすくめた。
「……ご、ごめん、うっかりしてた……」
そのやり取りにミエラは乾いた笑みを浮かべつつ、周囲に目をやった。そして――ふと、違和感に気づく。
見渡す限り続くはずの荒野。その中に、それはぽつんと、まるで唐突に現れたかのように、立っていた。
「……門……?」
それは確かに“門”だった。建物も塀もない荒野に、ただその一点だけが異質にそびえている。周囲には何もない。門の奥に見えるのは、相変わらず広がる荒野と、どこまでも続く空だけ。
「さっきまで、あれ、なかったよね……?」
ミエラが言うと、他の三人も門の存在にようやく気づき、一斉に顔を強張らせた。
「うそでしょ……なにあれ? 門よね? まさか魔物の一種じゃ……?」
アイリーンが警戒の色を浮かべつつも呟く。
「先ほどまでは確かになかった。だとすれば、今この瞬間に“現れた”ということになるだろう。状況を考えると……私たちには、喜ばしい兆しかもしれない」
アーベンが静かに微笑んだ。
それを聞いたロスティンとアイリーンは目を見合わせ、そして声を揃えて叫んだ。
「オステリィアか!」
ミエラも安堵の色を浮かべる。だがその一方で、唐突に現れた“門”に不気味な違和感も覚えていた。だが期待の方が勝っていた。この荒野に、ようやく終わりが近づいているのだ。
四人は足を早めて門へと向かった。
ロスティンが門の前に立ち、手をかざして呼びかけた。
「……誰かいるかー!?」
だが、返事はない。門もまた、沈黙を保ったままだった。
「よし、押してみるか」
そう言ってロスティンが門に手をかける。ミエラも、アイリーンも加わって押し始めたが、びくともしない。まるで岩のように動く気配がない。
そのとき、アーベンがふと門の背後に回り込んだ。そして何かを発見したように、声を上げる。
「……見てみたまえ、不思議なことだ」
訝しげに三人も後ろに回り込むと――そこにあったのは、何の変哲もない荒野。門の裏側には、ただ風に揺れる草と広がる空しかなかった。
「これ、もしや……開いても、こっちの景色が見えるだけってこと?」
アイリーンがぽつりと呟く。
「いや、違うだろ。魔法だよ、魔法。中に入れば別の世界が開ける仕組みなんだろうが……開かないんじゃ、どうしようもねえな」
ロスティンがため息をつきながら言った。
「しゃーない。緊急事態ってことで、ミエラ、一発ぶちかましてやれ。雷でも風でもいい、開けてくれ」
ミエラは苦笑いを浮かべ、困ったように手を振った。
「それは最終手段にしたいです……開いたとして、歓迎されるとは限りませんし」
「最終? もう十分最終だろ……」
そのやりとりのさなか、アーベンがふと門の方を指差して言った。
「――必要なさそうだ」
その瞬間、誰もが気づいた。
門の表側に戻ってみれば、無言のまま、ギィィ……と軋んだ音を立てて、門がゆっくりと開かれていた。
風が吹き抜け、埃が舞う。その先に――人影が、ひとつ。
門の向こうに立っていたのは、長く淡い水色の髪をたたえ、深い蒼のローブを纏った一人の女性だった。
彼女の瞼は閉じられていた。いや、正確には“二つの目”が閉じられ、“額にあるもう一つの目”だけが開かれていた。
その不思議な女性は、ゆっくりと歩み出ると、静かに立ち止まり、柔らかく膝を折って一礼した。
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