指揮官フィオナの重責

ホルモンヤん

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シャリシャリ、シャリ……

はあ゛………♡ンんんんう゛ぅん……♡もう、ぃ……イきたぃ……♡♡♡


ジジジジという機械音が無機質な部屋の中に響き渡る。シャカシャカ動くブラシが、ベットに横たわる女性の全身を撫でまわす。

女性の口からは喘ぎ声が漏れ、その刺激の強さを物語っていた。

もう何時間たったのか、今が夜なのか朝なのか感覚がない。

永遠に思える時間を、ただひたすら無機質に動く機械で責められ続け、女性の、フィオナの精神はもう限界に達していた。


なぜこんな目に合わなければいけないのか。
あいつさえいなければ。この地下の部屋へと置き去りにし、今もこうして機械で私を責め立てている、私の部下。
エドガー。あいつが、わたしを……。


***


「素晴らしい成果だなフィオナ。これであの地域の軍勢は優位に傾いた。後でいくらでも褒美を取らすぞ?」
「ありがとうございます、閣下。まだまだこれからでございます」

つい最近の戦闘で私の部隊は大きな負傷者もなく、相手にダメージを与えることができた。

上層部からの評価は上々だ。女性の身でありながら男社会ともいえるこの軍でとうとうここまで来た。
……いや、来てしまった。

 
5年前、親も親戚もいない10代の私は軍役こそなかったものの、隣国との戦争に駆り出さた。

本来であれば補給係がであったところを戦場での被害が内部まで及び、武器を握らされた。

大した武器もない中で、前線で運よく銃弾も当たらなかった。周囲は壊滅状態。味方も誰も生き残っていない。

その激しい戦で生き残った唯一の人間が私だった。ただ生き残った、それだけで新設された小規模のD部隊へと配属されたのだ。

その後、紆余曲折あり私が指揮官となったD部隊は、相手国との小競り合いがありながらも、今は優勢を保っている。

このまま続ければ目的の地域を奪還することはたやすいはずだ。

(次の作戦を考えねば...。相手も焦っているはずだ、悠長にしている暇はない)

「次も期待しているぞ」

上層部の方々にぴしりと姿勢を正して敬礼し、フィオナは部屋を後にする。


黒く長い髪をたなびかせてカツカツと廊下を進むと、パタりとフィオナはある男と視線が合う。

——ジョージだ。

「これはこれはご機嫌麗しゅう、指揮官殿。俺も上層部に媚び売って出世したいものだな」

「ジョージ。お前はいつも通りだな。そのくだらない皮肉も、いい加減聞き飽きたぞ?」

こいつは私と同時期に軍へと配属されたジョージ、D部隊の兵士の一人であり、私の部下だ。
同時期で配属されたとあり同期とも言え、ある程度皮肉を言う理由がわかる。

ぱっとでの女が出世して指揮官となり、命令を下す私を苦々しく思っているのだろう。

「まぁその大層な体を使えば、上層部すら陥落できるだろうよ。本当に、大した実力もないのに目障りな奴だ」

そういってジョージはフィオナを睨みつけ去っていた。
あいつはいつもそうだ。何かにつけ体で相手を陥落しただのなんだの文句を吹っかけてくる。


(はぁ。今日は早いところ執務室で休憩をとるか)

執務室のドアを開け、指揮官にふさわしい、優雅な格調高い椅子を見おろす。
フィオナはそれが、とても身分不相応に感じていた。

小さくため息も落として呟く。

「大した実力もない、か…」

ジョージの言うとおりだ。自分に実力はない。戦の才能なんてものもない。指揮官でありたいという興味すらなかった。

戦場での経験から私は指揮官という立場がどれだけ辛いものか、痛感していた。

しかし、私がどんなに力不足でも、私の、「指揮官」の命令が必要とされ、逃げたくても逃げられないことが辛かった。

友人も死んだ。親も死んだ。自分の周囲で生き残った者などいなかった。

目の前で人が死ぬのを見て、正気でいれるはずもない。早く軍から逃げ出したい。

しかしその方法もなく、ただ地位だけが上がっていく。

正直言って……疲れ切っていた。

もちろんただの小娘の私に指揮官の才覚がないのはわかっている。しかし私には成果があった。

その成果はすべてあいつが——

暗い表情でフィオナは椅子に腰かけると、コッコッとノックの音が響いた。

「フィオナ指揮官。補佐官のエドガーです」
「入れ」
「失礼します、先の戦闘についてご相談が」

こいつは私の補佐官のエドガーだ。情報の精査、計画、頭の良さ、戦闘能力、その全てがD部隊だけでなく、軍でも随一と言ってもいい。

正直なぜこいつが私の部下の補佐官という立場でいるのか不思議で仕方がない。

今もこうして軍隊の補給、相手の計画、兵士の導線、すべてを把握し、私に伝えている。

こいつがいたから、こいつのせいで、私はこの場に、

私は指揮官になることを望んでいなかった。ましてや戦場に立ちたいわけでも。こうしてここにいるのは、「成果」があったからだ。

それもこれもこいつの。こいつはそのすべての成果を私に渡した。

何を企んでいるか、何のつもりなのかまったくわからない。
いくら断ってもその姿勢は変わらなかった。

「お前、いい加減上層部に掛け合って他の軍のリーダーを担ってみたらどうだ?私の代わりはもちろん、他の部隊でいくらでも歓迎されるだろう」

「おや、お邪魔ですか?」

「そういう訳ではなく、指揮官を、私ではなくお前がっ……!」

「私は気に入ってこの立場にいるのでお気になさらず」

そういって恭しくエドガーが礼をする。

早く指揮官を辞めたくてたまらないのに、なにもかもが上手くいかない。
苦々しく歯を食いしばり俯いていると、

「指揮官!大変です!」
あわただしく部下の1人が入ってきた。

「なんだ?一体」
「相手の軍に、我が部隊の兵が5人連れ去られました」
「なんだと?どうしてそんなことになった!?」

「現在調査中ですが突然侵入されたと……相手は『指揮官のフィオナ指揮官と一対一で対話したい』…そして、『今夜の22:00に指定の場所へ来なければ人質を全員殺す』とも言っているそうで…」

どこから軍部に潜入し、しかも人質をとったのか、何が目的か、そもそも相手のこの要求は聞くべきものか。そんなことを考えていても、自分の部下を見捨てられるわけがない。

フィオナが俯き考えていると、エドガーが淡々と述べた。

「ほっておけばいいのでは?」
「何を言うんですか!エドガー補佐官!」

「指揮官との対話と言っても命の保障はないでしょう。兵士の融通は利きますが、指揮官であるあなたがいなくなればD部隊は機能しません。指揮官、行く必要はありません」

エドガーの考えは理解できる、そして合理的だ。
さらに人質となっている者の中には私に敵意を抱いていたあの同期、ジョージもいるようだ。

しかし、ここで見捨てては...いや?これはチャンスなのか?

ここで失態を犯せば、指揮官の座も、もしかしたら軍も追放という形で抜けられる可能性があるかもしれない。
大きなケガを負うことも、死ぬこともあるかもしれないがそれでいい。

もう、ここから、この立場から抜け出せるのなら——


「分かった。相手の要求を呑もう」
「フィオナ指揮官!」
「そう案ずるなエドガー。何とかなるさ、話をするだけだ」

フィオナはエドガーに軽く微笑む。

もちろん一人で行って無事であるはずがない。
失敗しても構わない。死んでも構わない。

正直、もう戦での指揮官という立場、その重責に疲れ切っていた。

エドガーは作戦も何もないフィオナを冷たい目で見据えるだけで、何も言わなかった。


***


予定の時刻が迫り、フィオナは相手に指示された場所へ向かった。

相手の指定した目印でフィオナが待機していると、少し遅れて人質となっていた部下たちが敵軍とともに姿を現した。

その中には——ジョージの姿もあった。

「無事だったようだな、ジョージ」
声をかけるフィオナに対し、ジョージは不敵な笑みを浮かべた。

「ああそうだな。お前が部下想いで安心したよ。だが残念だフィオナ。お前の大切な部下も、D部隊もすべて終わりだ」
突然銃声が鳴り響き、フィオナの脚を銃弾がかすめる。

「くッ!」
小さくうめき声をあげて相手を睨みつけた。
撃ったのはジョージだ。

「ハハハハ!いいざまだなぁフィオナ。こちらの隊長は話が分かる人で俺の境遇を話したら同情して、こっちの部隊に来いと勧誘してくれたよ。金も、権力もくれる。その代わり、『D部隊の指揮官を差し出せ』とさ」

「他の兵士もこちらの味方だ。人質なんて、どこにもいなかったんだよ。」
「だからフィオナ、こちらに来てもらうぞ」

銃口をフィオナに向ける。

人質のはずだった、かつて味方だった兵士たちがフィオナに迫り、彼女の動きを封じようとするその瞬間——

「行け…!!」
エドガーが大きな声で合図を送った瞬間、フィオナの周囲から部隊が素早く現れた。

敵兵は不意の攻撃に耐えられず撤退したようだ。

ジョージも、部下も、すべて裏切った、やはり私は指揮官には……

フィオナは怪我をした脚の痛みでなく、ジョージと複数人の部下に裏切られた衝撃で顔を歪めた。
  
混乱の中、エドガーがフィオナのもとに駆け寄り、冷静に周囲に指示をし、フィオナを治療室へと運んだ。

エドガーのその素早い判断で無事に脱出することとなった。

人質となっていた部下とジョージは逃すことになったが…。


...なぜ助けた、なにがしたいんだエドガー

***

後日、フィオナは執務室にエドガーを呼び出した。

「お前のおかげで命拾いをした。恩に着るよ」と淡々と形だけの感謝を告げるフィオナに対し、エドガーは表情を変えず、冷たい空気を漂わせながら述べた。

「恩、ですか…」
「何が欲しいんだ?」
「…あなた、死んでも構わないと思ってましたね?」

…バレていたか。まぁバカではない。普通に考えればわかることだ。ましてや頭脳明晰なエドガーなら尚更。

「疲れたんだよエドガー、この立場でいることにな。なんなら指揮官を変わってくれると嬉しいんだが」

「...それはできません」

「っ、なんなんだ一体お前は…!以前からすべての盤面をみて命令を間接的に下しているのはお前だろ!前の戦も、今回の事態もそうだった」

「なぜ指揮官にならない、なぜ私が指揮官であることに固執する!?」
エドガーはフィオナの激昂を前にしても態度を変えない。

「あなたが軍を辞めたがっているのは随分前からわかっています。だからこそ地位があって辞められない指揮官に選ばれるようにしました。着々と手柄を与えて辞めさせられないように...」
「でもまさか死ぬのも構わず、易々と敵地に行くとまでは思いませんでしたがね」

「はっ、くだらない嫌味だな。なら今回のは一体なんなんだ。お前ならもっと前から相手の計画を知っていてもおかしくない。私が一人で行くのにもなんら反論しなかった。なぜだ」

「確かめたかったんです。最近のあなたは不安定でした。そんなあなたがこれからどう動くのかを。」

「ですが死ぬと分かっていて作戦もなく人質のもとに行くとは思いませんでした。あなただけでなく、その人質の命も確かではないのに」

「あなたにとって、指揮官という立場もD部隊の部下たちも、もう軍にいる理由にはなりえないのですね」

「...分かったならもういいだろう。指揮官の座はお前にやる。私は一兵士として戦うことにするさ」

「そして...どうするんですか? あなたは指揮官だからこそD部隊で無事でいられると分かっていますか?」

「どういう意味だ、エドガー?」
エドガーは目を細め、冷えた目でわたしを見据える。

無事でいられる?どういう意味だ?

疑問を持った眼差しで見つめるもエドガーは何も発しなかった。

「わかりました、指揮官には私がなりましょう。そして、部下のあなたには言うことを聞いてもらいます」
「は?何を言ってるんだ?」
「ですから、指揮官の私が部下であるフィオナに『指導』をするってことですよ」
「それでどうする?訓練でもつけて叩きのめすのか?」

冷たいほほえみを浮かべ、エドガーは言った。

「まさか。女性であるあなたが、今まで『無事だった理由』を教えるだけです」


***


「~~~っっ」
「もう我慢の限界ですか??あの気高い指揮官殿はどこへ行ったのか……」

「指導をする」、そういってどこか地下のような空間に連れていかれた。今まで私の見たこともない場所だ。
冷えた空気が体を突き刺し、足音だけが響く。
地下の道をただひたすら進んでいった。

嫌な予感がする。
しかしもう指揮官を辞めると決めたのだ、次の上官となるエドガーには従うしかない。

「なんだ?指導と言って拷問でもするつもりか…?」
「いいえ?…ああ、いや、もしかしたら、あなたにとってはそうなるかもしれませんね」

ある部屋の前でエドガーが足を止める。
「あなたは指揮官を辞める…それでいいんですね?」

くどい。何度確認するのか。
正面からエドガーの目を見つめ、はっきりと頷く。

エドガーは小さくため息をつき、「あまりこういうことはしたくなかったんですけどね」とつぶやいた。


***


「ごでっっ、や~~♡、やめでぇッッ~~~♡♡」
「まだクリトリスを挟んでいるだけですよ?すごいですよね、これ」

そういって「あるもの」で私を弄ぶ。

「今戦っている敵国の内通者からおもしろいものがあるって融通してもらったんです。正直いらないと思って捨てかけましたがあなたにこんなによろこんでもらえるならとっといてよかったです」

ロープでベッドに両腕をつながれた私は、振動するピンクのクリップのようなもの、エドガー曰く『ローター』で陰核を責め立てられていた。

かつて指揮官であった証明である指揮官服ははだけ、フィオナは責め苦に耐え切れず息を荒げていた。
フィオナはこの部屋に通されたことを思い返す。


地下の部屋に通されたとき、最初に目にしたのは簡易的なベッドだった。
これを見れば今から何が起こるかなんて馬鹿でもわかる。
「な、なにを考えている!」

「女性で、指揮官で、今まで何の反発もないと本当に思っていましたか?指揮官という立場上ある程度の制御が効きました。けれどあなたはもう一兵士になるという」
「つまり、今までの部下たちに襲われてもおかしくない訳です」

は……、もちろんその可能性を考えていなかったわけではない。
しかし、まさか、本当に自分がこんな目に?

「指揮官を続けますか?それならあなたの周囲を含めて今まで通り、サポートしますよ」
「っっうるさい!もう決めたことだ!」

エドガーは氷のような目で私を見据え、力強く手首を握った。
「いッ」
「なら、もうあなたを好きにしていいですよね」

***

「いぃ♡ぃ♡ギぃ、うう~~♡」
「ああ、もうこんなにもシーツを濡らしてしまって、まだ始まったばっかりですよ」
先につけられた機械が私をひたすら責め立てる。腹の底から甘い刺激がピリピリとこみあげてくる。

「今回は初めてですからね。本番はしません。ゆっくりと快感を得ることから始めましょうね」

こいつッ……、ゆっくりも何も最初から……♡

「あ゛あ゛あ゛~~~いぎゅッ♡♡」
エドガーがボタンをカチカチと操作すると、機械の振動がさらに強くなる。

ビリビリッと体を走る強い快感に耐え切れず、腰がガクンと跳ねる。揺れる腰が止められない。

快感の波に襲われながらも敏感な部分に留められた機械が常に動き続け、フィオナを責め立てる。

 「も゛ぅッ……やっやめ゛でっ♡♡……イっでるぅぅぅ♡」
 「もう降参ですか?でも上官でもないあなたの命令はきけませんね。」

 「それとも指揮官に戻りますか?いいですよ私はそれで。 ああでもこんな淫靡な姿を見せられたら凛々しい指揮官服のあなたをみても、みだらな姿を思い出してしまいそうです」
ククッとエドガーは冷たい笑みでフィオナの痴態を眺める。
 
クソっ、指揮官には、もう、戻らない!
あの重責から逃れ、自分の身だって守れるようになる!と必死に耐える。

 重い快楽の波を逃そうと必死にシーツにしがみつき、腰を高く上げた。
 
 パシンッ
 
「んぇ゛♡♡♡なにぃ゛ぃ...?」
「ええ、なにやら叩いてほしそうなお尻でしたので。でもそうやってせっかく気持ちいいのを逃すのはもったいないですよ」

力強く握るシーツから手を外され、固定される。
ロープでベッドに腹部を括り付けられ、フィオナは完全に身動きが取れなくなってしまった。

「やっやめ゛でっ♡♡……イっでるぅぅぅ♡」
「あなたが指揮をしていた後ろ姿を眺めるの、私は好きでしたが……こういうのも悪くないですね」

薄い笑みを浮かべたエドガーはフィオナを苦しめる機械を外し、何かの液体で浸したガーゼのようなものを取り出す。

「な、なにをするつもりだっ? ガーゼを貼るようなケガなんてしていないぞ」
不安、何が起こるかわからなくて混乱に陥る。

「いいえ、こんなに真っ赤になって可哀想なところがあるじゃないですか。しっかりと消毒しないといけないですよ」
そういって、ずっとずっと苛められていた陰核にガーゼをそっと乗せる。

「あ゛っ………♡」
「何をされるかわかりましたか?」

ビクッッ!!と足が震える。ざらざらとした生地が敏感なところにあたり、この後どんな目に遭うかという想像で頭がいっぱいになる。

「ヤ、やめっ!!~~~~~~~~あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!!!」
私の静止の声を完全に無視し、ゴシゴシッとこすりつけた。ヒリヒリとさらに陰核の感度が増していく。イくのが止められない。

  「まっっでぇ♡まだイったばっかりぃぃぃ♡♡そこばっかり責めないでっおかしくなるぅぅぅ」
  「もうおかしくなってもいいじゃないですか。指揮官でないあなたは軍の慰み者にしかなれませんよ」
  
  「あ゛~~~~~~……♡♡♡んひッ、~~~ッ♡」
  イってもイってもエドガーは手を止めない。むしろ力強く陰核にこすりつける。
  ヒリヒリと痛むと同時に、なにか液体がしみ込み、熱くなるのを感じる。

「なっ、これ、何をぬったッッ!!!」
「ああ、これね、あなたにより楽しんでもらおうと特殊なお薬を用意しました。イけばイくほど体が敏感になる代物です」
くすりと場にそぐわない微笑みを浮かべ、私を見下ろして言った。

「いいんですか?この薬でずっと続けたら、一生このままかもしれませんよ?これは一過性ではないですからね」

一生このまま……陰核の刺激を受けて敏感なままで過ごすのか……

愕然と言葉を失うフィオナに目もくれず、エドガーはガーゼの動きを再開した。
  「ゆるじでッ♡♡もう死のうなんてしないっ!指揮官でもなんでもやるがらっ~~あ゛あ゛あ゛ぁぁッ♡」
  「本当ですか!…良かったです」

そういってエドガーはそっとガーゼを外し、フィオナは、ふぅと一息つく。
それでもなお、敏感になった陰核はピクピクッと冷たい空気にすら反応する。

ふぅぅぅ♡んん♡とフィオナが快感に耐えていると…

「けど、また同じことを繰り返すかもしれません。念のため、もう二度とないようにあなたには罰を与えます」

罰?もうとっくに罰は受けたではないか。今までのが罰でなかったのなら……???

エドガーは金属のTの形をしたものを取り出し、私の陰部にカチリと鍵をかけ、取り付けた。

「これは……」
「貞操帯ですよ、初めて見ましたか?」
「こんなのっ、こんなもの付けたらトイレもなにも…!」
「取り外すにはこの鍵が必要です。つまり、あなたは自慰もトイレも、私の監視下で行ってもらいます」

これが…罰…?すべてを監視下に置かれるのが?
こんなもの私の人権もなにもあったものではないっ!?

「ッッふざけるな!何を考えているんだ!お前の望み道り、私は指揮官に戻る、何が不満だ!」

「あなたの、無防備さと、勝手さと、意志の強さが、好ましくあると同時に私は憎らしいのです」
「でも安心してください。これをつけていれば、誰かに襲われて挿入されることもなくなりますから」

エドガーは貞操帯をつけたフィオナの拘束を解くことなく、男らしい節のある手をフィオナの体に沿わせた。
  「~~~~♡♡♡」
ゾクゾクっと体に刺激が走る。

そのまま乳首や陰核などの性感帯にふれることなく、爪が、指が、皮膚を撫でていく。
  
「でも、確かにそうですね。あなたが指揮官に戻ったら、私が許可をもらわなくてはならない」
  
エドガーは少し考え、わざとらしい動作でこぶしを手のひらにポンとあてる。
「ではこうしましょう。あなたが『貞操帯で私を管理してほしい』といったら、このままつけてもらうようにしましょうか」

は……そんなこというわけがない。このまま我慢していればきっと外してくれる…

「一応言っときますね。私は明日明後日も休暇を申請しましたので、時間はいくらでもありますよ」

…この状態を何時間も……?
不安と焦りでフィオナの目の前が暗くなる。

エドガーはローションのようなものを取り出し、フィオナの体の上にとろりとかけて体全体を濡らしていった。
「あっ……♡」
ローションの冷たさすら刺激となり、とくとくとくと愛液がもれる
  
さっきまでキツイ刺激を受けていた陰核がピリっと疼きながらも、それ以上の快感を求めることができない。
そのままエドガーの爪の先がツンっと胸の先にふれる。

「ああ……あっうぅ」

そのままふにふに、時折ギュっと乳首をつぶす動作でフィオナを弄ぶも決定的な刺激を与えない。

もどかしい……お腹の下にジクジクとした快楽の渦が溜まっていく。
まるで寸止めされているような気持ちでフィオナは足をこすり合わせた。

「ふふふ、分かりますか?たとえ拘束を外しても、あなたは直接クリトリスに触ることはできない。乳首も今はイくほどの刺激ではないでしょう。」

そういって脇や腹、足の付け根を指で撫ぜていく。
まるで何時間もたったかのように長い時間に感じられた。
ひたすら手のひらで撫でられ続け、フィオナの体全体が絶頂を求めてピンク色に染まっていった。

「っ、っ、ッ~~~~♡♡♡ ふぅんん♡ あああぁ♡♡」
「限界ですか……?」
「ちがッ、まだッ」
「それはよかった。まだ10分しかたってないですからね。このまま続けるのはわたしも大変ですから、ここからはあの子に任せましょう」

そういって部屋の外に出ると、ブラシが何本もついた大きな機械をガラガラと部屋に運び入れた。

「この子が手伝ってくれます。大丈夫ですよ。痛くないよう繊細な素材を使って、肌が傷つかない絶妙な力加減で触ってくれますからね♡」

そういってブラシを私の性感帯である胸だけでなく、脇、お腹、内もも、足裏にまで固定していく。さわりとした感覚で背筋が凍りつく。

「やっやめ!!  っっあ゛♡」

ブィーーーーンという音とともに大型の機械がけたたましく音を鳴らしブラシが私の体を這っていく。まるで人間のように首から下のすべてを、足の裏まで、まるでそこがもとから性感帯であったかのように触れたところを敏感にしていく。

「あっあっ♡♡、んんん、んう♡、はぁぁぁ♡♡♡」

「では私は少し資料を片付けてきますね。また明日お会いしましょう指揮官フィオナ様」


***


あ゛、あんっ♡、んんん…んうぅ♡
い゛い゛ぃ♡♡♡、いやっ♡ もう♡ げ、げん、か……

もう何時間たっただろうか。窓もなく日が照ることもない地下の部屋は、孤独で、フィオナの精神を不安定にした。
いつまで、いつまで、このままで、

無機物であるブラシは、フィオナの状態など何も考えずただ音を立てて体を快楽で蝕んでいく。
本来ならわずかな刺激でしかないが、先刻激しく責めたてられたばかりのフィオナにとって十分な快感を得るものとなっていた。

ローションでとろりとした感覚と、しっとりと滑らかな材質のブラシがすりすりと体をもてあそぶ。

貞操帯で閉ざされた陰部からは体液がしたたり、フィオナがもうすでに限界なのは明らかだった。

思わず瞳に集まる涙がこぼれかけたとき、


かちゃっ


扉が開く音がした。フィオナはバッと、希望をもって扉にいるエドガーを見つめた。

「フィオナ指揮官、どうですか調子は?」
「エドガー、ああ♡、もう、限界だ、う゛ぅ、私をいくらでも管理していいから、あ゛♡、もう、開放してくれ、、、あ゛あ゛ぁ♡♡」

ふふふ、と笑みを浮かべたエドガーは鍵を取り出した。
これでやっと終わる……そう安心しきっていた…しかし、

「では、約束通り貞操帯を外します。けどここまで寸止めされた体をそのまま一回イかせるだけではつまらないですよね」

まだ、なにかするつもりなのか……

不安を募らせエドガーを見つめると、最初にフィオナを責め立てたあのピンクの機械をエドガーは握っていた。

「せっかく体が発情しきった指揮官殿は一回イって終わり何てことはないはずです。さっそく10回、その溜まった快楽を存分に味わってくださいね♡」

「やっ、やだッ、そんなにムリ、ムリだからッ、んんん、あ~~~~~♡♡」

私の静止をものともせず貞操帯を外した陰核にギュッとピンクのローターを押し付けた。
「あ゛あ゛あ゛~~~~♡♡♡!!!」
ビクンと体が跳ねる。
「まず1回目ですね」
「まっ~~~♡♡」

ジジジと音を鳴らすローターを押し付けるだけでなく、濡れそぼった膣の中にエドガーは指を入れた。解さなくても十分な快楽でほぐれていた膣内を、くちゃくちゃと音を立ててかきまぜた。

「んんんんう゛♡♡、やめでぇ~~~~♡」
1回目から時間も空けず、ギューと膣がエドガーの指を締め付ける。

「まだ2回目ですよ?もっとイけるはずです」
そういってエドガーはローターを陰核に紐のようなもので括り付け、開いた手で陰核の先をカリカリと爪で刺激した。

「ぐぅッ!はぁんん♡♡、も、やめでぇ♡♡」
ガクガクと腰が震え、プシャッと膣から液が噴き出す」

「2回連続でイって潮も吹いたんですか?まだ処女なのに淫乱とは恐れ入りました。その調子であと6回頑張りましょうか」

あと6回……!?無理に決まってるッ

「もぅ、や♡、やめ、何でも言うこと聞くから♡♡」
「おや、そんなことを言ってはダメです。あなたはD部隊のトップですよ?トップが弱音を吐かないで」

わざとらしいため息をつきながら、あのフィオナを苦しめた、ブラシの機械を起動させた。

「あ゛あ゛あ゛あ゛♡♡♡」
「これだけではまだまだ足りないですよね」

そう淡々と告げ、エドガーは凹凸のある黒く光るディルドを取り出し、躊躇いなくフィオナの膣に突き刺した。
「やああ゛あ゛ぁ!!」

ディルドの先が、なにか膣の先のような部分にあたる。
「わかりますか?これが子宮口ですよ。まだ快感は薄いかもしれませんが、今のうちに開発しておきましょうね♡」

そういってエドガーが抉るようにディルドを子宮口に当てていき、無遠慮に膣を暴いていく。

「もちろん、これも振動するんですよ」
ディルドがブブブブと揺れ、子宮全体に刺激が広がる。
「はぁんッ♡♡~~~~うううう、は♡、はぁ♡」
子宮一杯に燃えるような暑さが広がり、フィオナは刺激に耐え切れずさらに声を荒げた。

「今のでまた2回イったので、あと4回ですね」
「ぐっ!エド、ガー、もう充分だろぅっ!」
「まだそんな口を利く元気があってよかったです。まだまだ終わりではないですから」

エドガーはそういってゴム手袋のようなものを装着した。
「こんなにゆるいブラシの刺激だけでは、真っ赤でかわいいフィオナ指揮官の乳首も満足できないですよね、しっかりと触って差しあげないと」

先ほどまでしっとりとしたブラシの方向を変更し、ゴム手袋でフィオナの女房を揉みしだいた。
「な、なん、ぼこぼこがッ♡、刺激がぁぁぁんっ♡」
ゴム手袋は普通のものでなく、表面にざらざらとした突起のある特殊なものだった。

乳房の形を変えるくらいの力でゆっくりと揉みしだき、時折乳首をコリコリと刺激していく。
「アア゛♡……んんんんう゛♡」
「これで7回目ですね」
陰核、膣、乳首、複数の性感帯に同時に刺激を与えられ、もうフィオナの息は絶え絶えだった。

「ラストスパートに向けて、少し趣向を変えましょうか」
そういうとエドガーはローター、ディルド、ブラシ、全体の刺激を弱め、胸を中心に虐め始めた。

コリッコリコリコリ

胸だけでイけるはずがない。昨夜もずっとその刺激だけで耐えていたのだ。
しかしエドガーがギュっギュっと乳首の先を摘まんでいくと、確かに快感が募る。
まさか、本当に胸だけで……?!

ギュ、ギュ、ギュムー♡

刺激は強くないものの、確かな高まりを感じる。昨夜と違うのは少しではあるが陰核と膣も刺激されていること。
しかし、それでも乳首の快感が確かに高まっているのが分かった。

~~~~~んんんんむぅ♡♡

反応をこらえていても、エドガーはひたすら指でフィオナを弄ぶのをやめない。
ギュッと目をつむって耐えると突然、

ごりぃぃぃ

なんの前置きもなくエドガーはフィオナの乳首を力強くひねり上げた。

ビクビクんッ♡♡♡
「ヅっ、あ゛あ゛あ゛♡♡」
フィオナは乳首で絶頂を迎えてしまった。

「はぁ、はぁ♡、ん♡♡」
「もうだいぶ高ぶっているみたいですね。本当に限界のようですので後2回のつもりでしたが、1回で終わりにしましょう」

はぁ、はぁ、やっと……おわる?

そう安堵していると、エドガーはフィオナの下腹のあたりをギュムギュムと押し始めた。
「な、なにを、そんなところを押して何になるっ?」
まぁまぁとフィオナを宥めながら、エドガーはローターとディルドをゆるく振動させた。

片手で乳首を刺激し、そしてもう片方で下腹、子宮の当たりを押し始めた。

「あと1回なんだろう?さっさと終わればいいだろうっ」
「いいえ、最後だからこそ最高の刺激を味わってもらいたいのです」

ゆるい刺激を与え続け、まるで昨夜味わったかのようなじっくりと、ねっとりとした感覚をフィオナは味わう。
そう、まるで、子宮に何か熱がこもるような。

ディルドがその子宮の入り口を振動させ、さらに熱が積もっていく。
「あ゛っ、あ゛あ゛……♡」
「わかってきましたか?最後はココであなたはイくんですよ…?」

乳首をひねられても、陰核をローターで揺らされても、ディルドでゆるく子宮口を揺らされても、決定的な刺激にならずに子宮そのものに熱が篭っていく。

愛液がとくとくとあふれ出ながら、全身がさらに敏感になるのを感じる。
エドガーの熱を帯びた眼差しがさらにフィオナの体を熱くさせる。

さわさわ、さわっ
ときに下腹部をさすられる

はぁ♡♡んんんはぁ♡♡

ゆさゆさゆさ
子宮そのものを揺らされる感覚

んん♡うううぅん♡は♡は♡

ギュ、ギュ、ギュ、
押され、子宮を潰される

んんんんん゛……♡♡!も、もぅ限界……!!


ごりっぐりぃぃぃ!

「あ゛あ゛ッ~~~♡♡♡、んんん゛んん゛♡♡、うぅうんあ゛あ゛あ゛♡♡♡」

プシャーーと大きく潮を吹き、フィオナは激しく絶頂した。そのまま高みから降りられず、全身でその快感を味わい、目の前がピンクに染まる。

すでにエドガーはすべての機械を止めた。
なにも動いていない。
何の刺激もないはずなのに、フィオナはその苛烈て全く引く気配のない絶頂の余韻でディルドを締め付け、自分が生み出したその刺激からまたぴくぴくっと甘イキを繰り返す。

はんッ♡♡んんんん♡♡あっ♡

もう何も考えられず、ただその快楽にフィオナは浸る。


これからどうなっていくのか。私はまた指揮官として、本当にやっていけるのか。
そしてエドガーは私をどう思っているのか……

「これからもあなたが指揮官です。また身を危険にさらしたら、同じように罰を与えます」
そう冷たく、非道な言葉を告げられる。

精神も体力もとうとう限界に達し、フィオナは静かに目を閉じた。


気絶したその姿を眺め、ゆっくりとフィオナの頬に手を添わせエドガーは言った。
「これからもずっと、変わらないあなたの姿を見せてくださいねフィオナ」
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