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帝国十二覇人 魔導麗人2
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城に侵入者があったとの報告が、あの奇妙な男から報告があった
あの男がやっていることは知っている
どう考えても異常で最悪だが、それが皇帝の意志ならば私は・・・
頭を振る
「何か気になるぅううことでもぉ??」
「いやなんでもない。報告ご苦労」
「ではわたぁくしはこれでぇ!」
あの男は好きじゃない
名前は分からずただプロフェッサーと呼ばれる男
やつは数年前に帝国の研究室所長になった男で、それまでの経歴は一切不明
だが皇帝が信頼を置いているということだったので誰も口出しできなかった
思えばあの男が来てからおかしくなったような
あの時、私はなぜ反対しなかった?
今となっては分からない
私もまた、他の兵士や騎士と同じくおかしくなっているのかもしれない
帝国民が、あのような非道な実験や改造を受けているのに、私は何とも思わないのだから
数日後、私達十二覇人に招集がかかった
全員集まるのはおよそ一年ぶりだ
彼らは今の帝国をどう思っているのだろうか?
それぞれが単独で動き、自我が強い私達が共に行動することはない
しかし帝国を思う気持ちは同じなはずだ
招集に応じ、私は会議室へとやってきた
一番奥に皇帝のカルヴェラン・ラーゾリア様
そのすぐ横にプロフェッサーがおり、円卓状の机に十二覇人が着く
私は王に近い右隣だ
左隣には赤の騎士バン・ヴィート・ヴェートという男
その横に皇子ドミトリ・ラーゾリア様。私と共に育った幼馴染でもある
私の横には光聖剣士アムル・クロフト
その他の十二覇人もそうそうたる面々
彼らがいれば万が一にも帝国に負けはないと言われている
それぞれが勇者に匹敵する力を持っているだろう
かく言う私も魔法の実力なら勇者になど負けない自信がある
だがあの少女。アルト村にいた少女は私と同じかそれ以上の化け物になる可能性があった
なんとしてもあの少女を手に入れ、我が弟子に
そんなことを考えていると皇帝が口を開いた
「なぜ、勇者は未だ生きて、おる。殺せ、殺せコロセコロ、セェエエ」
明らかに様子がおかしいが指摘する者は誰もいない
ああやはり、十二覇人もダメ、なのか
だれもこの違和感に気づかないのか
何故私は違和感を、感じて・・・?
「カルヴェラン様ぁ? 彼らならきっと殺してぇくれますよおおおお? 大丈夫ですぅ」
「ああ、ああそうだな。お前たち、任せ、たぞ? 失望、させるな」
全員が恭しくお辞儀をし、会議は終わった
私は去り行く皆を見、その内の一人、以前から温和で争いごとが嫌いな聖女、サンディエナ・ミナンシェを捕まえ、今の皇国の状況についてどう思っているか聞いてみた
「フフ? 何がですか? いたって普通。何もおかしいことないじゃないですか? 民の命は皇帝のもの。その命をささげるのが民の務めではございませんか? おかしいですか?」
・・・。まさかこの子までおかしく
あれだけ人の命を慈しんでいた彼女が
だめ、違和感が、確信に
私は、なんでこんな
頭が痛い
疑問は膨れ上がり、プツンと頭の中で何かが弾けた気がした
そうだ。帝国は、壊れてる!
そう思い始めてから私はいても経ってもいられずに、帝国を飛び出した
あの男がやっていることは知っている
どう考えても異常で最悪だが、それが皇帝の意志ならば私は・・・
頭を振る
「何か気になるぅううことでもぉ??」
「いやなんでもない。報告ご苦労」
「ではわたぁくしはこれでぇ!」
あの男は好きじゃない
名前は分からずただプロフェッサーと呼ばれる男
やつは数年前に帝国の研究室所長になった男で、それまでの経歴は一切不明
だが皇帝が信頼を置いているということだったので誰も口出しできなかった
思えばあの男が来てからおかしくなったような
あの時、私はなぜ反対しなかった?
今となっては分からない
私もまた、他の兵士や騎士と同じくおかしくなっているのかもしれない
帝国民が、あのような非道な実験や改造を受けているのに、私は何とも思わないのだから
数日後、私達十二覇人に招集がかかった
全員集まるのはおよそ一年ぶりだ
彼らは今の帝国をどう思っているのだろうか?
それぞれが単独で動き、自我が強い私達が共に行動することはない
しかし帝国を思う気持ちは同じなはずだ
招集に応じ、私は会議室へとやってきた
一番奥に皇帝のカルヴェラン・ラーゾリア様
そのすぐ横にプロフェッサーがおり、円卓状の机に十二覇人が着く
私は王に近い右隣だ
左隣には赤の騎士バン・ヴィート・ヴェートという男
その横に皇子ドミトリ・ラーゾリア様。私と共に育った幼馴染でもある
私の横には光聖剣士アムル・クロフト
その他の十二覇人もそうそうたる面々
彼らがいれば万が一にも帝国に負けはないと言われている
それぞれが勇者に匹敵する力を持っているだろう
かく言う私も魔法の実力なら勇者になど負けない自信がある
だがあの少女。アルト村にいた少女は私と同じかそれ以上の化け物になる可能性があった
なんとしてもあの少女を手に入れ、我が弟子に
そんなことを考えていると皇帝が口を開いた
「なぜ、勇者は未だ生きて、おる。殺せ、殺せコロセコロ、セェエエ」
明らかに様子がおかしいが指摘する者は誰もいない
ああやはり、十二覇人もダメ、なのか
だれもこの違和感に気づかないのか
何故私は違和感を、感じて・・・?
「カルヴェラン様ぁ? 彼らならきっと殺してぇくれますよおおおお? 大丈夫ですぅ」
「ああ、ああそうだな。お前たち、任せ、たぞ? 失望、させるな」
全員が恭しくお辞儀をし、会議は終わった
私は去り行く皆を見、その内の一人、以前から温和で争いごとが嫌いな聖女、サンディエナ・ミナンシェを捕まえ、今の皇国の状況についてどう思っているか聞いてみた
「フフ? 何がですか? いたって普通。何もおかしいことないじゃないですか? 民の命は皇帝のもの。その命をささげるのが民の務めではございませんか? おかしいですか?」
・・・。まさかこの子までおかしく
あれだけ人の命を慈しんでいた彼女が
だめ、違和感が、確信に
私は、なんでこんな
頭が痛い
疑問は膨れ上がり、プツンと頭の中で何かが弾けた気がした
そうだ。帝国は、壊れてる!
そう思い始めてから私はいても経ってもいられずに、帝国を飛び出した
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