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決戦16
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アラマキ、ビイ、グルリシア、そしてほくほく顔、ぶかぶか服の少女ゴルグガンは魔神のいる方向へと走っていた
どうやらゴルグガンが魔神たちの居場所を知っているようで、彼女に案内してもらう形で進む
「それにしてもごつい名前でござるな。なんでそんな名前何でござるか?」
「知らないぞ。俺が気づいた時はもうこの名前だった。誰がつけたかは分からん」
「そうでござるか、じゃあ生まれ変わった記念に拙が名前をあげるでござる」
「ほんと!?」
目を輝かせるゴルグガン
「うむ、ハナコと言うのはどうでござるか?」
「・・・」
「いやでござるか。どうも拙はそう言ったことが苦手でござるな。では、うーむ、そうさなぁ・・・。銀鎧、銀・・・。おおそうだ、シロガネ、シロガネなどどうでござるか?」
「シロガネ?」
「うむ、銀の鋼と言う意味でござる。元銀鎧という二つ名にふさわしいでござらぬか?」
「シロガネ、シロガネ・・・。うん! 俺その名前がいい!」
元魔王とは思えないほど少女らしいシロガネ
彼女は元々魔王と言われてはいたものの、人を殺したりしたことはなかった
向かて来る者、勇者などを返り討ちにしたことはある。街を壊したこともある
だが決して誰かを死に至らしめることはなかった
そのためか、当時彼女を倒した勇者は彼女を封印するにとどめたのだろう
「シロガネ、シロガネ」
自分の名前をかみしめるように何度も口に出す
アラマキはそんな彼女を愛おしく見つめた
自分を拾ってくれたトガツメヒメもこのような気持ちだったのかもしれないと思いながら
そこに、突如剣が飛んできて、シロガネの胸を正確に貫いた
「カフッ」
決して油断はしておらず、常に警戒をしていたはずだった
その警戒の目を潜り抜けての一撃
シロガネはその一撃で瀕死の重傷を負っていた
鎧を着ていればまだ防げていただろう
しかし鎧のないシロガネは多少強い少女でしかない
剣の幅は広く、シロガネの内臓を激しく傷つけていて、出血も酷い
「誰でござるか!」
気配が一瞬した方向を斬るアラマキ
そこに現れる忍のような魔神
「あれは、透明の魔王オヌ。気配すら透明にしてしまう隠密に特化した魔王!」
オヌは背中の剣を抜き、アラマキに向けた
どうやらゴルグガンが魔神たちの居場所を知っているようで、彼女に案内してもらう形で進む
「それにしてもごつい名前でござるな。なんでそんな名前何でござるか?」
「知らないぞ。俺が気づいた時はもうこの名前だった。誰がつけたかは分からん」
「そうでござるか、じゃあ生まれ変わった記念に拙が名前をあげるでござる」
「ほんと!?」
目を輝かせるゴルグガン
「うむ、ハナコと言うのはどうでござるか?」
「・・・」
「いやでござるか。どうも拙はそう言ったことが苦手でござるな。では、うーむ、そうさなぁ・・・。銀鎧、銀・・・。おおそうだ、シロガネ、シロガネなどどうでござるか?」
「シロガネ?」
「うむ、銀の鋼と言う意味でござる。元銀鎧という二つ名にふさわしいでござらぬか?」
「シロガネ、シロガネ・・・。うん! 俺その名前がいい!」
元魔王とは思えないほど少女らしいシロガネ
彼女は元々魔王と言われてはいたものの、人を殺したりしたことはなかった
向かて来る者、勇者などを返り討ちにしたことはある。街を壊したこともある
だが決して誰かを死に至らしめることはなかった
そのためか、当時彼女を倒した勇者は彼女を封印するにとどめたのだろう
「シロガネ、シロガネ」
自分の名前をかみしめるように何度も口に出す
アラマキはそんな彼女を愛おしく見つめた
自分を拾ってくれたトガツメヒメもこのような気持ちだったのかもしれないと思いながら
そこに、突如剣が飛んできて、シロガネの胸を正確に貫いた
「カフッ」
決して油断はしておらず、常に警戒をしていたはずだった
その警戒の目を潜り抜けての一撃
シロガネはその一撃で瀕死の重傷を負っていた
鎧を着ていればまだ防げていただろう
しかし鎧のないシロガネは多少強い少女でしかない
剣の幅は広く、シロガネの内臓を激しく傷つけていて、出血も酷い
「誰でござるか!」
気配が一瞬した方向を斬るアラマキ
そこに現れる忍のような魔神
「あれは、透明の魔王オヌ。気配すら透明にしてしまう隠密に特化した魔王!」
オヌは背中の剣を抜き、アラマキに向けた
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