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第七章 ユーリと氷の女王
1
「・・・何で?」
鏡を見た私はポカンとした。
シェラさんと面会した日から数日が
経ち、いまだに私は奥の院から外には
出ていない。
そんなある朝、目覚めてシンシアさんと
挨拶を交わしたら目を丸くされて驚かれた。
「ユーリ様、鏡をご覧になって下さい!
大きくなっておられます‼︎」
慌てて鏡の前に立ってみれば、
確かに今までよりも頭2つ分ほど
背が伸びている。
顔立ちも、どことなく幼さが抜けて
少女らしさが増していた。
髪の毛も背中の中ほどまでだったのが
腰に近いところまで伸びている。
全体的に2、3歳ほど成長した感じだ。
着ているものも昨日の夜までは確かに
足首位の長さまであったはずなのに、
それが今はふくらはぎの中ほどに
なっている。
ハッとして胸をぺたぺた触る。
うっすらと膨らんでいるような・・・?
祝・つるぺた脱却である。
間違いなく成長している。
そういえばシェラさんに会った日の朝も
少し大きくなっていませんか?って
シンシアさんに聞かれたっけ。
ほんの数日で突然こんな
成長の仕方をするとか普通じゃない。
人間というよりまるで
タケノコみたいな育ち方だ。
「癒し子様と言うのは私達とは
違う成長をされるものなんでしょうか」
お召し物はいかがいたしましょうね?と
シンシアさんが困惑している。
「ええ・・・?急に小さくなったから、
急に大きくなるとか?」
謎である。成長したのは嬉しいけれども。
とりあえず今の身長に似合いそうな
ドレスをシンシアさんが急いで
準備してくれたので、それを着て
朝食の席へ向かう。
「ユーリ、一体どうしたの⁉︎」
案の定リオン様に驚かれた。
その後ろに控えているレジナスさんも
呆気に取られて私を見ている。
「朝起きたら大きくなってました・・・」
なんだそれ。自分で言ってて意味不明だ。
そして2人に食い入るようにまじまじと
見つめられ、気恥ずかしくなって俯く。
「もっと近くに来て顔をよく見せて」
リオン様にそう言われて側へ行く。
座っているリオン様の前に立つと、
頬に手を添えられて見つめられた。
「顔立ちが少し大人びたね。
ちょっとだけあの大きく成長した姿の
面影がある。ふふ、かわいいユーリも
いいけど、美人さんになったね。」
そう言って、朝から輝くような
眩しい笑顔を見せると
私に寄せた手が優しく頬を撫でた。
「ね、君もそう思うでしょ?」
リオン様にふられたレジナスさんが、
はっと我に返ったように数回目を瞬くと
「はい、そうですね。かわいらしさは
そのままに、そこに更に美しさが
加わったと思います。」
真面目な顔をしてそう頷いた。
やめて欲しい。
あの独白を思い出して顔が赤くなる。
「2人にそんな風に言われると
恥ずかしいのでそこまでにして下さい!
あっ、あとこの大きさだともう
子ども扱いはダメですよ⁉︎
縦抱っこも膝抱っこも、卒業ですっ‼︎」
小学生女児のサイズから
中1女子程度には成長したのだ、
さすがにもう大きいからやめて欲しい。
特に、レジナスさんの気持ちを
知ってしまった今となっては
縦抱っこされ続けるのは
いくら何でも私が気まずい。
そしたら、両脇に手を入れられて
そのレジナスさんにひょいと
持ち上げられてしまった。
ぷらんと足が宙に浮き、
高い高いをされたように私は
レジナスさんを
見降ろす形になってしまう。
「レジナスさん⁉︎」
「まだ全然軽いぞユーリ。遠慮するな、
俺に気を使うことはない。」
違う、気なんか使ってない。
私が恥ずかしいからやめてって
言うだけなんだけど!
そんな私にお構いなしで、
レジナスさんはそのまますとんと
リオン様の膝の上に横座りに
なるような形で座らせた。
ひえっ、やっぱり少し大きくなった分
リオン様の膝の上を狭く感じる。
バランスが取りづらい・・・っていうか
お尻が少し大きくなったのか、
膝からはみ出しそうだ。
仰向けにひっくり返りそうになったので
慌ててリオン様の胸元の服を掴んで
つかまると、リオン様もしっかりと
私の背中を支えてくれた。
「こうしてみると大きくなったって
よく分かるね。ユーリの方から
僕に掴まってきてくれるのは嬉しいな」
いつも膝の上に座らせられる時よりも
近いところからリオン様の声がする。
ふと見れば、ものすごく近い距離に
リオン様の綺麗な顔があった。
長いまつげに透き通るように綺麗な
青い瞳をこんなに近くで見たのは、
リオン様の目を治そうとその瞼に
口付けた時以来だ。
あと少し顔を近付けられでもしたら、
お互いの唇が触れてしまいそうなほどの
距離の近さに驚いてしまう。
そうか、成長して座高も高くなったのか。
「ち、近っ‼︎いくら何でも近いし
大きくなった分、やっぱり
不安定だと思います、降ります‼︎」
「うーん。でもまだまだ、このままで
ユーリにご飯を食べさせてあげられるよ?
それにほら、ユーリがこんな風に
僕に掴まってくれれば全然問題ない。」
そう言って、リオン様の胸元に
掴まる両手を首に回すようにされた。
結婚式とかで新郎にお姫様抱っこで
抱き上げられている新婦さんの、
あの抱きつき方だ。
そうすると、自然と私の胸元と
リオン様の上半身がぴったりと
くっつくようになって、
今までよりも更に体が密着する。
いや、おかしい。確かにこの体勢は
座り方は安定するけど、
何かを食べるどころではない。
そもそも私の両手はリオン様の首に
回されているのだから。
「あれ、ドキドキしてる?」
リオン様が面白そうに、それでいて
何だか少し嬉しそうに笑って
私の瞳を覗き込んで来た。
そりゃそうだ、こんな目にあって
動揺しない方がおかしい。
密着することによって、リオン様の
広くて意外にしっかりとした厚い胸板を
嫌が応にも感じて意識してしまう。
そう言えばリオン様はこう見えて
毎日剣の鍛錬を欠かさない、
剣術の達人だった。
筋肉質なわけである。
普段は優しげに柔らかく微笑んでいて
どちらかと言えば女性的な
雰囲気なだけに、
こうして男性的なところを
突然意識させられてしまうと
そのギャップに狼狽えてしまう。
私の心臓がドコドコいっているのが
自分でも分かった。
「当たり前ですよ!そもそも
この体勢でご飯は食べられません!
お腹がすいたので早くご飯にしましょう‼︎」
膝から降ろして欲しいという意味を
込めて声を上げる。
気恥ずかしさを誤魔化そうとしたら
自然と大きな声になってしまった。
「そうか、それもそうだね。
ふざけるのもここまでにしようか。」
そう頷いたリオン様は首に回していた
私の手を外させる。
そのまま膝から降ろしてくれるのかと
ほっとしたら、横座りになっていた私は
くるりと半回転させられた。
私の背中がリオン様のがっしりした
胸板にぴったりと寄りかかる。
・・・あれ?
ついさっきまではリオン様の閉じた
膝の上に横座りになっていたのが、
今はその開いた膝の間にすっぽりと
挟み込まれるように座らされて
リオン様に体を預け寄りかかっている。
まるで手品のように鮮やかな手付きでの
一瞬の出来事にびっくりする。
「はい、それじゃあ食事にしようか。」
ひと口大の小さなジャム入りパイを
口元に寄せられた。
えっ、このサイズに成長しても
まだ食べさせられるの⁉︎
リオン様の両膝の間に挟み込まれて
ガッチリと抱え込まれるように
なってしまい、更には私の背中は
リオン様に預けるように
もたれかかっているために、
むしろただ膝の上に座らされていた
今までよりも密着度合いが増している。
どうしてこうなった。
また私は気付かない間に何か
墓穴を掘ったのだろうか。
それとも、私の言葉の揚げ足を
取られた?
どちらにしても恥ずかしいのに
変わりはない。
「ユーリの言う通り、今までの体勢だと
少し食事は取りづらいからね。
今のサイズに合わせた新しい座り方と
食事の取り方にしようか。
早く慣れようね、ユーリ。」
私のすぐ後ろから、吐息が耳を
掠めるようにして嬉しげな
リオン様の声がする。
あ、これは完璧に墓穴を掘ったわ。
恥ずかしさに身をすくませながら
私は悟った。
鏡を見た私はポカンとした。
シェラさんと面会した日から数日が
経ち、いまだに私は奥の院から外には
出ていない。
そんなある朝、目覚めてシンシアさんと
挨拶を交わしたら目を丸くされて驚かれた。
「ユーリ様、鏡をご覧になって下さい!
大きくなっておられます‼︎」
慌てて鏡の前に立ってみれば、
確かに今までよりも頭2つ分ほど
背が伸びている。
顔立ちも、どことなく幼さが抜けて
少女らしさが増していた。
髪の毛も背中の中ほどまでだったのが
腰に近いところまで伸びている。
全体的に2、3歳ほど成長した感じだ。
着ているものも昨日の夜までは確かに
足首位の長さまであったはずなのに、
それが今はふくらはぎの中ほどに
なっている。
ハッとして胸をぺたぺた触る。
うっすらと膨らんでいるような・・・?
祝・つるぺた脱却である。
間違いなく成長している。
そういえばシェラさんに会った日の朝も
少し大きくなっていませんか?って
シンシアさんに聞かれたっけ。
ほんの数日で突然こんな
成長の仕方をするとか普通じゃない。
人間というよりまるで
タケノコみたいな育ち方だ。
「癒し子様と言うのは私達とは
違う成長をされるものなんでしょうか」
お召し物はいかがいたしましょうね?と
シンシアさんが困惑している。
「ええ・・・?急に小さくなったから、
急に大きくなるとか?」
謎である。成長したのは嬉しいけれども。
とりあえず今の身長に似合いそうな
ドレスをシンシアさんが急いで
準備してくれたので、それを着て
朝食の席へ向かう。
「ユーリ、一体どうしたの⁉︎」
案の定リオン様に驚かれた。
その後ろに控えているレジナスさんも
呆気に取られて私を見ている。
「朝起きたら大きくなってました・・・」
なんだそれ。自分で言ってて意味不明だ。
そして2人に食い入るようにまじまじと
見つめられ、気恥ずかしくなって俯く。
「もっと近くに来て顔をよく見せて」
リオン様にそう言われて側へ行く。
座っているリオン様の前に立つと、
頬に手を添えられて見つめられた。
「顔立ちが少し大人びたね。
ちょっとだけあの大きく成長した姿の
面影がある。ふふ、かわいいユーリも
いいけど、美人さんになったね。」
そう言って、朝から輝くような
眩しい笑顔を見せると
私に寄せた手が優しく頬を撫でた。
「ね、君もそう思うでしょ?」
リオン様にふられたレジナスさんが、
はっと我に返ったように数回目を瞬くと
「はい、そうですね。かわいらしさは
そのままに、そこに更に美しさが
加わったと思います。」
真面目な顔をしてそう頷いた。
やめて欲しい。
あの独白を思い出して顔が赤くなる。
「2人にそんな風に言われると
恥ずかしいのでそこまでにして下さい!
あっ、あとこの大きさだともう
子ども扱いはダメですよ⁉︎
縦抱っこも膝抱っこも、卒業ですっ‼︎」
小学生女児のサイズから
中1女子程度には成長したのだ、
さすがにもう大きいからやめて欲しい。
特に、レジナスさんの気持ちを
知ってしまった今となっては
縦抱っこされ続けるのは
いくら何でも私が気まずい。
そしたら、両脇に手を入れられて
そのレジナスさんにひょいと
持ち上げられてしまった。
ぷらんと足が宙に浮き、
高い高いをされたように私は
レジナスさんを
見降ろす形になってしまう。
「レジナスさん⁉︎」
「まだ全然軽いぞユーリ。遠慮するな、
俺に気を使うことはない。」
違う、気なんか使ってない。
私が恥ずかしいからやめてって
言うだけなんだけど!
そんな私にお構いなしで、
レジナスさんはそのまますとんと
リオン様の膝の上に横座りに
なるような形で座らせた。
ひえっ、やっぱり少し大きくなった分
リオン様の膝の上を狭く感じる。
バランスが取りづらい・・・っていうか
お尻が少し大きくなったのか、
膝からはみ出しそうだ。
仰向けにひっくり返りそうになったので
慌ててリオン様の胸元の服を掴んで
つかまると、リオン様もしっかりと
私の背中を支えてくれた。
「こうしてみると大きくなったって
よく分かるね。ユーリの方から
僕に掴まってきてくれるのは嬉しいな」
いつも膝の上に座らせられる時よりも
近いところからリオン様の声がする。
ふと見れば、ものすごく近い距離に
リオン様の綺麗な顔があった。
長いまつげに透き通るように綺麗な
青い瞳をこんなに近くで見たのは、
リオン様の目を治そうとその瞼に
口付けた時以来だ。
あと少し顔を近付けられでもしたら、
お互いの唇が触れてしまいそうなほどの
距離の近さに驚いてしまう。
そうか、成長して座高も高くなったのか。
「ち、近っ‼︎いくら何でも近いし
大きくなった分、やっぱり
不安定だと思います、降ります‼︎」
「うーん。でもまだまだ、このままで
ユーリにご飯を食べさせてあげられるよ?
それにほら、ユーリがこんな風に
僕に掴まってくれれば全然問題ない。」
そう言って、リオン様の胸元に
掴まる両手を首に回すようにされた。
結婚式とかで新郎にお姫様抱っこで
抱き上げられている新婦さんの、
あの抱きつき方だ。
そうすると、自然と私の胸元と
リオン様の上半身がぴったりと
くっつくようになって、
今までよりも更に体が密着する。
いや、おかしい。確かにこの体勢は
座り方は安定するけど、
何かを食べるどころではない。
そもそも私の両手はリオン様の首に
回されているのだから。
「あれ、ドキドキしてる?」
リオン様が面白そうに、それでいて
何だか少し嬉しそうに笑って
私の瞳を覗き込んで来た。
そりゃそうだ、こんな目にあって
動揺しない方がおかしい。
密着することによって、リオン様の
広くて意外にしっかりとした厚い胸板を
嫌が応にも感じて意識してしまう。
そう言えばリオン様はこう見えて
毎日剣の鍛錬を欠かさない、
剣術の達人だった。
筋肉質なわけである。
普段は優しげに柔らかく微笑んでいて
どちらかと言えば女性的な
雰囲気なだけに、
こうして男性的なところを
突然意識させられてしまうと
そのギャップに狼狽えてしまう。
私の心臓がドコドコいっているのが
自分でも分かった。
「当たり前ですよ!そもそも
この体勢でご飯は食べられません!
お腹がすいたので早くご飯にしましょう‼︎」
膝から降ろして欲しいという意味を
込めて声を上げる。
気恥ずかしさを誤魔化そうとしたら
自然と大きな声になってしまった。
「そうか、それもそうだね。
ふざけるのもここまでにしようか。」
そう頷いたリオン様は首に回していた
私の手を外させる。
そのまま膝から降ろしてくれるのかと
ほっとしたら、横座りになっていた私は
くるりと半回転させられた。
私の背中がリオン様のがっしりした
胸板にぴったりと寄りかかる。
・・・あれ?
ついさっきまではリオン様の閉じた
膝の上に横座りになっていたのが、
今はその開いた膝の間にすっぽりと
挟み込まれるように座らされて
リオン様に体を預け寄りかかっている。
まるで手品のように鮮やかな手付きでの
一瞬の出来事にびっくりする。
「はい、それじゃあ食事にしようか。」
ひと口大の小さなジャム入りパイを
口元に寄せられた。
えっ、このサイズに成長しても
まだ食べさせられるの⁉︎
リオン様の両膝の間に挟み込まれて
ガッチリと抱え込まれるように
なってしまい、更には私の背中は
リオン様に預けるように
もたれかかっているために、
むしろただ膝の上に座らされていた
今までよりも密着度合いが増している。
どうしてこうなった。
また私は気付かない間に何か
墓穴を掘ったのだろうか。
それとも、私の言葉の揚げ足を
取られた?
どちらにしても恥ずかしいのに
変わりはない。
「ユーリの言う通り、今までの体勢だと
少し食事は取りづらいからね。
今のサイズに合わせた新しい座り方と
食事の取り方にしようか。
早く慣れようね、ユーリ。」
私のすぐ後ろから、吐息が耳を
掠めるようにして嬉しげな
リオン様の声がする。
あ、これは完璧に墓穴を掘ったわ。
恥ずかしさに身をすくませながら
私は悟った。
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