【本編完結】異世界再建に召喚されたはずなのになぜか溺愛ルートに入りそうです⁉︎【コミカライズ化決定】

sutera

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第十二章 癒し子来たりて虎を呼ぶ

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夢の話やグノーデルさんからの頼み事のことを
リオン様にどう伝えようか?

悩みながら起き上がった私を見て、リオン様が
首を傾げた。

「ユーリ・・・そのチョーカーの真ん中の石に、
なんだか傷がついてない?昨日まではそうじゃ
なかったよね?」

その言葉にはっとする。最後にグノーデルさんは
私の首元に前足を伸ばして、ガリッていう鈍い音を
聞いた。もしかして石を傷付けたんだろうか?

急いでベッドから降りて鏡を見る。

チョーカーに嵌まっているヨナスの瞳の色をした
あの赤い石に三日月みたいな曲線が一本入っていた。

グノーデルさんの爪跡だ。あれが夢の中の話だけじゃ
なくて本当のことだということを、グノーデルさんは
伝えたかったんだろうか。

そこでリオン様に夢でグノーデルさんに会った事と
頼まれごとをされたことを話した。

「にわかには信じがたい話だけど、昨日までは
なかったチョーカーの傷が出来ていることは事実
だしね・・・。それにしても勇者様愛用の小刀か。
考えられる場所は国内でグノーデル神を祀る大きな
神殿か勇者様ゆかりの地だとして、小刀の特徴は
分かる?」

「それが、聞こうとしたところで目が覚めてしまった
ので・・・」

ふーん。と考え込んだリオン様だったけど、次の
瞬間にはパッと顔を上げた。

「うん、ユーリ。やっぱりあの羊は邪魔だよ。
今夜は羊を取り払って、最初から僕にくっついて
寝てみて。」

「突然なんなんです⁉︎」

「だって僕と一緒に寝ていたからグノーデル神様の
夢を見たんでしょう?だから朝起きた時にユーリの方
から僕に抱きついていたんだろうし。ということは、
二人の距離が近いほど神託のようなその夢を見る
可能性が高いんじゃないかな?」

そう言われればそんな気もする。だけど私の方から
リオン様にくっついて寝るとかはずかしくて無理だ。

狼狽えていたら、

「ユーリは何にもしなくていいよ。僕が勝手に
抱き締めて寝るだけだから。」

にこりと微笑まれた。うう、その笑顔が物凄く
輝いていて、私にくっついて眠るいい口実を
手に入れたと物語っている。

そうしてその夜は最初から、陛下の羊さんは私から
遠く離れたベッドのはじに追いやられた。

恨みがましくそれを立ったまま眺めていると、

「おいでユーリ。」

そう言ったリオン様がベッドの上に座り、布団の上
をぽんぽんと叩いて待っている。

いや、なんか・・・おいでとか改まって言われると
羞恥心が増すんですけど・・・。

何をされるわけでもない、ただ抱き締められるだけ
だから!と自分に言い聞かせていつもよりものろのろ
とベッドへよじ登るとぐいと手を引かれた。

「わっ!」

そのままぽすんとリオン様の胸へ飛び込むような形に
なると、ぎゅっと抱き締められて耳元で捕まえた、と
囁かれる。

変なムードを出さないで欲しい。眠れなくなる。

「おどかさないで下さい‼︎」

「耳が赤くなってるよ、かわいいね。」

なぜ人の話を聞かないのか。上機嫌なリオン様は
抱き締めながら私の耳たぶを撫でている。

「あんまり変なことしないで下さい、眠れなくて
グノーデルさんに会えなくなっちゃいますよ⁉︎」

「あはは、ごめんね。」

見上げて注意してもまだ笑っていて楽しそうだ。

まったくもう、とぷりぷり怒っている私には
お構いなしでまた背中をポンポンと赤ちゃんを
あやすように優しく叩かれる。

「まあまあ、そんなに興奮しないで。ほら、目を
閉じてゆっくり深呼吸をしてご覧?大丈夫、すぐに
眠くなるよ。」

人を動揺させた張本人が何を言うのか。

でも、早く眠らなければグノーデルさんには
会えない。

リオン様の言う通り、目を閉じて深呼吸をすれば
一定のリズムで背中を優しく叩かれるその振動と
リオン様の体温で体が暖かくなってきて睡魔に
襲われる。いくらなんでもチョロすぎるでしょ⁉︎
と思っているうちに、私は意識を手放した。

「ユーリ‼︎」

グノーデルさんの大きな声にハッとする。

気が付けば、またグノーデルさんのお腹に寄りかかり
座っていた。グノーデルさんはその尻尾で私の
頬を撫でていて、それがちょっとだけくすぐったい。

「あ、あれ⁉︎」

「あのレンの子孫は寝かしつけがうまいな‼︎
おかげで昨日よりも早くお前に会えたぞ‼︎」

子供が出来ればきっといい父親になるに違いない、
と妙なところでリオン様を褒めている。

「昨日は肝心なところを伝える前にお前の意識を
留めておくことが出来ずに帰してしまって悪かった、
夢ではこうしてレンの子孫を介してしか会えない
ところを見るとやはりまだまだ俺の力は戻っていない
ことを痛感させられたぞ。」

「そんな事ないですよ、今までどうやっても傷一つ
付けられなかったチョーカーにグノーデルさんは
傷をつけたじゃないですか。」

その言葉に上機嫌でグノーデルさんはグルグルと
喉を鳴らした。うーん、大きい猫って感じで可愛い。

「ユーリを地上に送り出したあの時に、だいぶあの
クソ女の力を削いでやったからな。あいつが人型を
保てなくなるくらい痛めつけてやったわ‼︎」

「ええ?」

私が頭からスライディングを決めて召喚されていた
あの時に、天上ではそんなことになっていたんだ。

「おかげで俺の自慢の毛並みにもハゲが出来たが、
あいつは黒いキツネの姿に変化して逃げていったわ。
だからこれ以上あのクソ女が新たに地上へ災いの種を
ばら撒くことは出来ん。この先数百年はそんな事が
出来ないくらい力を削いでやったからな!」

嬉しそうにグノーデルさんが笑うと周りにはガラガラ
と雷のような音が響いた。笑い声なのかな?

「だから気を付けなければいけないのは元々地上に
遺されているヨナスの力がこもった物や、すでに
ヨナスの力を体に取り込んでしまっている魔物達だ。
俺の加護があれば大丈夫だろうが気を付けろよ。」

器用に尻尾で頭をぽんぽんされる。

「分かりました。それで、昨日グノーデルさんが
言いかけていた勇者様の小刀なんですけどどこに
あるんですか?」

そうだった、とグノーデルさんは頷いた。

「ユーリが今いる場所から南東に行った所にアドニス
という町がある。そこの神殿の中にあるはずだ。
折り畳み式で、畳んだ状態での大きさは手の平に
ちょうど乗るくらいだ。柄のところには水竜の涙と
呼ばれる魔石が嵌まっている。」

「へえ、なんだか素敵な名前の石ですね。」

「うむ、レンが戦った悪竜を泣かした時にこぼした
涙が結晶化したものだ!確かそれを倒した記念に
作った小刀で、あいつはそれをよく野営料理で愛用
していたものだ、懐かしいな。」

・・・魔石の名前の由来が全然素敵じゃなかった。
まさかそんな攻撃的な由来を持つ品だとは。
そこでふと気になったことがあってグノーデルさんに
尋ねる。

「愛用の品と言えば、ダーヴィゼルドのあの山に
グノーデルさんの加護がついたかどうかを調べるのに
どこかの神殿から借りてきた短剣がありましたけど、
あれじゃダメなんですか?」

そう。ユリウスさんが持参して、ユリウスさんごと
大きな雷を落とされたあれだ。

確かあの短剣はその後、元からそれを勇者様の遺物
として祀っていた神殿へ戻されていた。

「ああいう短剣の類いは沢山ある。ある程度使って
綻びたあたりで、その地の者達に勇者様が訪れた記念
にくれと言われてレンはそういったものをよく
分け与えていた。だが、あの小刀はレンが王の座に
つくまで長い間愛用していたものだ。それがどこを
どう巡ったのか、なぜか今は王都から遠く離れた
アドニスの地にあるがな。」

そう言ったグノーデルさんは懐かしそうにその
青い瞳を細めた。

「あの小刀で作った料理を食べに、他の人間達に
見つからないようにこっそりレンの元を訪れたことも
あるぞ。だからあれはレンの私物の中でも俺とあいつ
の縁が深い品物で強い加護を付けやすいのだ。」

話しながらどこか遠い目をしたグノーデルさんは
勇者様の事を思い出しているようだ。

二人の思い出の品ってことかぁ。なるほど、それなら
強い加護がつくに違いない。

「分かりました、リオン様に話してみます!えーと、
アドニスという町にある小刀で、折り畳み式。
大きさは手の平に乗るほどで柄の部分に水竜の涙
っていう青い石が嵌まっているんですね。」

「頼んだぞ。取り寄せてもいいが、出来ればユーリが
直接その地を訪れて欲しい。レンの遺物がある町に
イリューディアの加護を持つお前が訪れてくれれば
そこには更に強い加護が付くだろう。ダーヴィゼルド
の山とちょうど逆だな。」

ガラガラとまた大きな笑い声が辺りに響く。

「それから、どうしても困ったら俺を呼べ。あの地は
今は平穏だが、昔はよくヨナスの影響を受けた魔物が
出たりしていた。レンの遺物である小刀もあるから
それを媒介にして今の俺なら少しの間なら直接力を
貸せるかも知れない。」

「えっ、出てこられるんですか⁉︎」

「よほどの事があればな。その時は派手に暴れて
やろう。どーん、ガラガラ!だ‼︎」

またあの大きな雷でも落とすつもりだろうか。
さすが戦いと破壊の加護の神様というか、どーん
ガラガラ、と言ったグノーデルさんはすごく楽しそう
にしている。

「それなら私はイリューディアさんにも会えると
嬉しいんだけどなあ。お元気なんですか?」

「うむ。お前をヨナスとのいざこざに巻き込んで
不完全な状態で地上に送り出したことを残念がって
いたが元気だぞ。ただ、イリューディアが地上に
降りて顕現するために必要な媒介する物がこの地上に
ないのだ。だから直接会うことは難しいだろう。」

すまないな、とグノーデルさんが言った。

「もしイリューディアに会いたければ姫巫女と共寝を
するがよい、そうすれば俺のようにイリューディアも
お前を自分の世界に呼べる。」

そう言って顔をペロリと舐められた。

「・・・そろそろ時間だな。ユーリ、お前の中には
俺とイリューディア、それにあのクソ女の3つの力が
複雑に絡み合ってしまっている。偶然の出来事とは
いえすまないことをした。それでもヨナスの力は
確実に弱まってきている。今のように悪夢に苦しむ
事も少しずつなくなってくるはずだから、心を強く
持って頑張れよ。俺とイリューディアはいつもお前を
見守っているからな。」

お前は神の癒し子だが同時に俺とイリューディアの
愛し子でもある。

そう言ったグノーデルさんは別れを惜しむように
その大きな頭をすりすりと私の頬に擦り付けてきた。

「気にしないで下さい!私の周りの人達はみんな
優しいし、ルーシャ国は素敵な場所がたくさんあって
ここに来られて本当に良かったと思っていますから。
心配してくれてありがとうございます!」

そのもふもふを堪能しながら、感謝を込めて私も
グノーデルさんの首に両腕を回してしっかりと
抱き締めた。
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