【本編完結】異世界再建に召喚されたはずなのになぜか溺愛ルートに入りそうです⁉︎【コミカライズ化決定】

sutera

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番外編

二虎が追う者一兎を逃さず 4

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オレも混ぜてくださいと言ったシェラさんはしかし、そこであっと何かを思い出したかのように少しお待ちくださいねと言うと一度部屋を出て行った。

かと思うとすぐに戻って来て片手には衣服を、もう片方の手にはお盆に乗せた水差しや小さな器などを持っている。

「オレとしたことが早くユーリ様の元へ急ぎたいがためにせっかく準備したものを忘れるところでした」

そう言うと持って来たものを置く。

「こちらはユーリ様やシグウェル殿の着替えです。それからこちらは水分補給。どうぞ」

そう言ってベッドサイドに置いたお盆の上からコップをシグウェルさんに、小さな氷のかけらを私の口の中へ入れた。

口の中で転がすそれは、淡いピンク色でほんのり甘くて冷たくておいしい。あれ、この味って・・・。

「いかがです?リーモの果汁とハチミツから作った氷菓子です。たまには果実水でなくこういうのもいいでしょう?身体もかなり火照っていると思うので。もちろん、いつもの果実水もありますよ」

リーモ味の氷を堪能する私を見てシェラさんはにこにこしている。

ちらりとベッドサイドのお盆を見れば、その氷が入っている容れ物はリオネルの町にも持って来ていた氷瀑竜の小物入れだ。

隣には果実水に足す用なのかハチミツの小さな器もある。

で喉が渇いたらオレが口移しでまた氷を差し上げますからね」

その言葉にハッとして、横にあったお盆からいつの間にかベッドの向こうの正面に立っていたシェラさんに視線を移した。

シェラさんは話しながら服を脱いでいて、律儀にも脱いだものもきちんと畳んでいる。

そしてあっという間に全裸になるとぎし、とベッドを軋ませながら上がって来て四つん這いになり私に近付いて来た。

暗い中にその金色の瞳だけが鮮やかに色めいて輝いている。その瞳といいしなやかな体躯で四つの手足で近付いて来る様子といい、まるで品の良いネコ科の獣に迫られているみたいだ。

シェラさんが現れた時に裸の体を隠そうとして胸の前にかき抱いたシーツを私はぎゅっと握りしめて、思わず座ったまま後ずさろうとする。

だけど私の背中はシグウェルさんに預けたままで逃げ場はない。

背後からシグウェルさんも、

「なぜ逃げる?」

と私の両肩に手を回して抱きしめながら首筋に口付けながら言っている。

「あ、あの!シェラさんも混ぜるって何の話です?まさか」

「ああ、彼にも実験の協力を頼んでいた。あまりに遅いのでもう来ないのかと思っていたが。」

当たり前のようにそんな事を言いながらまだ後ろからシグウェルさんは私の耳たぶやうなじに口付けを落としている。

たまに強く吸われたりして、段々と背中がむずむずするような感触に襲われてくる上に、背中に感じているシグウェルさんのモノもいつの間にかまた屹立してきていた。

ああー・・・、これはまずい。本気で二人がかりでやるつもりだ。

嫌な予感と裏腹に、徐々に私の身体もシグウェルさんの口付けに反応し出す。

ん・・・っ、とピクリと身を震わせる私のすぐ目の前で

「ユーリ様と翌日もゆっくりするために休みを取ろうと次の日の分まで前倒しで仕事をし、部下に引き継ぎもしてきたので遅くなったんですよ。ですがおかげで気兼ねなく明日の朝までじっくりとユーリ様を愛することができます。シグウェル殿の実験にも最後までお付き合いしますよ。」

・・・そういえばいつの間にかこの二人、お互いの名前を呼ぶ時につけていた仕事上の敬称が取れている。

シェラさん、そのうち騎士団を辞めるって言ってたしだからなのかな?

現実逃避をするようにどうでもいいことを考えていたら、

「ユーリ様、何を考えています?今からたっぷりとオレの愛情を差し上げるのですから、きちんと集中してそれをしっかり受け取っていただきませんと。」

とシェラさんは両手を私の両脇についてそのまま鎖骨に強く吸い付いてきた。

「ひゃんっ・・・!」

突然の強い刺激にびっくりして小さく身体が跳ね、胸元にシーツを寄せた手が動いた。

するとシェラさんはその隙を見逃さずに、さっと私の両手を取って指を絡めると両脇に縫い止めてしまう。

そのまま二度、三度と鎖骨から徐々に下の方へ口付けを落としていかれるとシーツは滑り落ちて私の胸が露わになった。

シェラさんは自分の前に差し出されたような格好になった私の胸をまじまじと見つめると一段と妖しい笑顔を見せる。

「ふふ、まだ触れてもいないのにもう乳首が立っていますよ。とっても可愛いらしいですね。」

そう言って乳首そのものには触れずにゆっくりとその周りにだけ舌を這わせた。

「んくっ・・・‼︎」

まるで飴を転がすようにくるりくるりと円を描いて両方とも丁寧に舐めるけど、絶対に乳首には触れない。

焦らされているようなそんな緩い刺激の合間にシェラさんは話す。

「シグウェル殿の実験の話を聞いて思ったのですが、仮にユーリ様がオレ達の愛情で成長したり魔力量が戻るとしたらそれはただ一方的に愛するだけでは駄目だと思うのです。」

「ほう」

私の後ろでシグウェルさんがそれに応えているけど、私の耳を攻めているその行為は休むことがない。

いつの間にか耳の中にまでその舌が時折り入り込んで舐められていて、その刺激にも身体が震える。

「ユーリ様が成長されたのはオレ達の愛情を受け入れ、そのお心を傾けてくださったからです。であれば今回も、ユーリ様がオレ達の愛情から来る行為に素直になり受け入れてくださることが肝要かと。」

そんな事を言いながらシェラさんは一度私の胸から口を離してまじまじとそこを見つめて来た。

「・・・うん、だいぶ赤く色付いて来ましたね。胸の先もさっきよりもずっと固く尖っているようです。まるでおねだりをするみたいにぷっくりと膨らんでオレを誘っていますよ。触れて欲しいですか?」

シグウェルさんと言いシェラさんと言い、どうしてこう人に恥ずかしいことを言わせたがるのか。

私の中で羞恥心と気持ち良さを求める気持ちの両方がせめぎ合って何も言えないでいると、

「ユーリ様に最善のご奉仕をするためにはどうして欲しいのか言っていただくのが一番なんですが・・・。言っていただくまでずっとこのまま続けますがよろしいですか?」

そう言ってシェラさんはまた私の乳首だけを避ける愛撫を再開した。

なっ、なんて意地悪な・・・!

ふぅっ、ふぅっ、と歯を食い縛って涙の滲んだ目で胸元を見下ろせば、乳首だけでなくずっと愛撫され続けていた乳輪もその周りよりもふっくらと腫れ上がったように膨らんでしまっている。

まるで熟れた果実みたいに赤く色付いたそこと白い乳房の色のコントラストが我ながら何だかすごくいやらしく見えて、かあっと頬が熱を持った。

私が見下ろしているのに気付いたシェラさんはそれまで攻めていた片方の胸からちょっとだけ顔を上げると

「・・・まだ我慢しますか?そろそろ別の刺激が欲しくなってきませんか?」

と言うとほんの少しだけ掠めるように乳首をさっとその舌先で触れる。

「やっ・・・!」

たったそれだけの、薄く撫でたような刺激だったのに私の身体はびくんと揺れた。

「なんでぇ・・・っ」

なんでこんなにも自分の身体は敏感なのか。

「ね?気持ち良いでしょう?もっと気持ち良くなりたくありませんか?オレももっとユーリ様にご奉仕したいですから、どうか言ってください」

その言葉と乳首に与えられた刺激に羞恥心が負けた。

「さ、触って欲しいです・・・」

「どこに?」

「む、胸の先っぽ・・・さっきみたいに・・・」

「あんな風に少しだけでよろしいですか?」

シェラさんはどうしても私にどうして欲しいか言わせたいらしい。

「や・・・もっと強く・・・」

「こんな風にですか?」

言うが早いかシェラさんはカリッ、と片方の乳房の先・・・乳首に軽く歯を立てその舌先は乳首の先端を強く押し込むように刺激した。

「~~ッ・・・‼︎」

突然の強い刺激に思わずのけぞって、後ろにいるシグウェルさんの肩先に強く頭を押し付けてしまう。

体育座りのように膝を立てて座っていた内腿を不随意運動のようにぎゅっと締め、足の指先が丸まってひくひくした痙攣がおさまらない。

信じられない。こんな風にほとんど胸の先を触られないままイってしまうとか、本当に私の身体はどうかしている。

「・・・君、いくらなんでも刺激に弱過ぎるだろう。そんな風でこの先大丈夫か?まだ何もしていないようなものだぞ?」

背後のシグウェルさんの声がなぜか呆れている。

「だっ・・・だってシェラさんがぁっ・・・んあっ⁉︎」

息も絶え絶えに何とか話していたら、また突然胸に刺激を感じた。原因はシェラさんだ。

「お話の途中に失礼。あまりにも扇情的にオレの前へ胸を差し出されて揺れていましたので。オレには構わず続けて下さい。」

そんな事を言いながら片方の乳房へ吸い付き乳首を強く吸い上げ歯を立てられて、もう片方は形の良い指先できゅっと摘み上げクリクリと転がされた。

「ひぃん・・・っ!」

この状態で会話をしろとかどうなっているのか。出来るわけがない。

「さっきよりも声が甘いな」

シグウェルさんも話を続けるつもりはないらしく、後ろからぐっと自分のモノを私のお尻のあたりに当てたまま・・・ていうか、わざと擦り付けるようにしながらまたうなじに口付けるとのけぞった私の喉元を優しく撫でた。

その指の腹の柔らかな手触りや、尾てい骨のあたりに感じる熱い塊にまたきゅうっと内腿が引き絞られる。

「またイかれますか?いいですよ、もっと気持ち良くなりましょうね。」

私の胸に顔を埋めたままのシェラさんが微笑んで、その金色の瞳と視線がかち合う。

するとこれ見よがしに私の乳首を口の中に含んで転がし、もう一方は強く引っ張り上げながらしこしこと上下に擦り上げられた。

後ろからはシグウェルさんが更に熱くて硬い塊を私のお尻の間に挟み込むように押し当てて来て、はぁっと小さく悩ましげな吐息を漏らしている。

前にも後ろにも逃げられない快楽地獄だ。しかもまだ始まったばかり。

え・・・?これ、一体どうなっちゃうの?

すでに訳の分からない気持ち良さに呑まれ始めながらまたびくんと身体が跳ねる。

触れられてもいない下腹部からはすでにトロトロととめどなく蜜が溢れ始めていて、身体は無意識のうちに淡く金色に輝くと過ぎた快楽をやり過ごそうとしていた。







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